■スポンサードリンク


匿名者のためのスピカ



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
匿名者のためのスピカ
匿名者のためのスピカ (祥伝社文庫)

匿名者のためのスピカの評価: 3.64/5点 レビュー 11件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.64pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

欲しいものが正しいものとは限らない

島本理生、 最近どんどん変化してますね。
私はデビューしたばかりの頃のピュアな島本理生が好きだから、作風が変わっていくのはさびしい。
幅の広い作家になろうともがいているように見えて、なんだか複雑な気分です。

結局のところ、景織子としては
「自分を愛してくれる人」「必要としてくれる人」「肯定してくれる人」が欲しかったのだと思う。
それが彼女にとっての存在意義。そういう感情はわからなくもない。
エピローグでの景織子の言葉の中に、「どうして正しいものと私が欲しいものはこんなにも違ってしまうのだろう」というのがあったけど、
これに関しては景織子の育った家庭環境に問題があったとか、精神に歪みがあるとかのお話じゃあない。
もう女の本能的な部分での感情だと思う。
笠井くんのような男性に近づいたのも、メスとして鼻が利いたってことだろうな。

恋愛サスペンスとしては中途半端。七澤くんもまだまだ何かありそうな人物なのに、すっきり描かれていない。
読んでいる間中、ずーっとザラっとしたもやもやを抱えていました。 気持ちのいい作品ではなかったです。
匿名者のためのスピカAmazon書評・レビュー:匿名者のためのスピカより
4396634722

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!