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疑惑
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疑惑の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.34pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 1~20 1/2ページ
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テレビドラマで、田村正和、沢口靖子、小林稔侍の各氏の版が、うまい演出とともにひかっていました。 お話のなかの聴衆が、事件の謎に直面しなくてはならず、ちょっとした事実の加除で、社会心理は動揺します。そこに眼をつけていた著者の勘は、充分に働いていたといえます。 | ||||
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期待通り | ||||
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原作を読んでみたいと思ったのは、尾野真千子主演のものと沢口靖子主演のもののドラマ「疑惑」を見たからだ。しかしながらこの二つのドラマは、無罪を証明していく弁護士の手法が違っていた。一体どちらが原作に忠実なのだろうかと。 原作を読むと、二つのドラマとは違う結末が待っていた。原作の解釈でドラマの脚本を書いた人の想像力のふくらみが、異なったドラマが出来上がったのだろう。原作のラスト、迫りくる危機感の迫力も魅力があると思うのだが……。 | ||||
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先に松本清張もかかわったとされる映画をみたが、この原作の小説は映画ほどの出来ではなかった。その理由は、映画が事件にかかわる多数の人物を描いているのに対して、原作の小説はほぼ新聞記者の弁護士に対する「恐れ」に特化しているから。「対決」ではない。「恐れ」である。それも新聞記者の書いた「見込み記事」が誤りで「記者生命を断たれる」ということではなく、「見込み記事で有罪と断定した容疑者」に「本当に殺される」という恐怖である。 よく考えれば、いくら署名入り記事で「毒婦」のように罵倒されても、元容疑者が手下を引き連れて「撲殺」しようと押し掛けることはあるまい。すぐに「足が出る」から。 この小説は、「誤った正義感」で一線を越えた新聞記者が、「お礼参りで殺される」という「強迫観念」で「殺人もいとわない」という状態に追い込まれる話。 確かに新聞記者の心理は良く描かれている。それ以上でも以下でもない。 | ||||
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注文してから、2日で届きました。しかも大変きれいでした。ありがとうございました。 | ||||
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テレビで上映されると聞き、改めて読み直しました。 全てのプロットが最後の一行のために敷かれていると感じました。 小説の方がやはり、筋書き・展開どれをとっても一枚も二枚も上のような気がします。 テレビはあくまでも今一番売れっ子の二人を登用しテレビ士立てにうまくできていましたが・・・ 清張作品は、いつの次代にも古くならない。 | ||||
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今から37年前に観た野村芳太郎監督、岩下志麻と桃井かおりのW主演の原作です。 先程読み終えました。結構映画と原作が異なるなと思って読んでました。登場人物のキャラも違うし、主人公が原作は弁護士では無かったのは驚きでした。映画の方は、意識して華やかな女優対決を前推ししてたようですが、原作の方が地味です。けれど絶対にこの原作の方が面白いです。そしてラストが戦慄でした! 併載の「不運な名前」は、明治時代に濡れ衣を着せられた教職者の話です。私には特に面白い作品だと思いませんでした。ちょっと難しかったかな? | ||||
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桃井かおりが演じた「疑惑」と藤田組贋札事件を描いた「不運な名前」の併録。 いまや色々なトリックを使った小説があるけれど、当時は靴とスパナもとてもトリッキーに感じだなつかしさもあるけれど、併録されている「不運な名前」は秀逸。昭和史発掘よろしく、関係者への取材や膨大な史料を駆使して描いているのは想像に難くないが、出色なのは小説の形式で松本清張自身の推論を述べている点。 今更ながら、流石としか言いようがない。 | ||||
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最初から最後まで研ぎ澄まされた計算されたストーリーでした。 是非読んでみてください。 | ||||
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女の名前は鬼塚球磨子。 今の時代だと少し陳腐だが、名は体を表すように犯罪の匂いがプンプンする迫力満点の女だ。 高額な保険金に入った夫と車に同乗し、車は雨の港で海中へ転落し夫は死んだ。 球磨子をセンセーショナルに書き立てた記者は、球磨子が無罪に傾きかけた時に球磨子の自分への復讐に怖れ慄き、行動を起こす。 | ||||
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毎回のことですが、事件の犯人が疑惑を調査することによってどんでん返しが起こるのは何とも言えなく、一気に読みました。 | ||||
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著者:松本清張(朝日新聞広告部で就業中に芥川賞を受賞) 発行:1085.3.25、2012.10.10 第26刷 読了:2014/11(156/08)★3.6 本書には『疑惑』の他に『不運な名前』も収録された全二部構成。 『不運~』よりも『疑惑』の方がミステリっぽくて楽しめた、かな。 (『不運~』は書き下ろすための下調べが徹底していて圧巻だった) 『疑惑』に関しては、内容としては保険金殺害モノで、しかし、容疑者である“稀代の悪女鬼クマ”は一環として容疑を否定する。 世間はもう犯人は鬼クマムード一色なのだが、国選弁護人だけは事件の奇妙な点に固執し、何年間も調査に調査を重ねてある仮設をたてる。 トリックは“コナン的”というか、物語の真意が見えたころには「なるほどね!」という感じで、前に読んだ松本清張の作品がものすごく固かったので、それに比べたらちょっと拍子抜けしてしまったほど。 最初に「保険金殺害モノ」と書いたが、正確にはムニャムニャ…。 | ||||
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ガキの頃観た、桃井かおり主演の映画で思い出して、読んでみました。 | ||||
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ドラマを見てからの読書で、もっと長編かと思ったが、意外と短い中篇ぐらいのさくひんだつたので、おもしろくて、スラスラと読み終えてしまった。 | ||||
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スピード感があり、冴えわたる推理が楽しめます。 何よりも思い込みから始まったマスコミの風潮が最後に当の新聞記者を狂わせます。 記者の心理描写が巧みに表現されていて、読み手も同様な恐怖感を味わえます。 最後の場面は本当に怖いです。 もう一作品は、過去の封印された歴史を紐解く歴史ミステリー。 明治時代の混沌とした時代の中、このような罪なき人の犠牲はたくさんいたのかもしれません。 切なさを感じます。 | ||||
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桃井かおり主演の映画を小さいころに観て、強烈に覚えていた。 映画はけっこう長いのに、原作は中編で、 一体どんなふうに違うんだろう…と思っていたのだが、 なるほど、そうきたか。 いや、この原作を得て、映画のほうがそうきたか、というべきだろう。 映画と小説は「似て非なるもの」だが、どちらもわるくない。 映画は映画でいいなあ、と思わせるし、 一方、小説は小説で、映画ではあまり出てこない地方紙の新聞記者が かなり大きな役回りを振られていて、 映画とは違ったスリリングな面白さがある。 併録の『不運な名前』は、 明治時代の贋札事件を扱った、いわば歴史ミステリ。 こちらは可もなく不可もなし。 | ||||
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著者の「推理もの」としては珍しく、常識範囲内の地道な証拠集めと演繹的推理の積み重ねによる予想外の真相の究明は傑作に値する。 正義漢ぶり、執拗に容疑者を犯人に仕立て上げるべく世論誘導記事を書くことに酔いしれる新聞記者が、自らの破綻を知り、来るべきその代償の大きさに耐えがたい恐怖を感じてとる行動は? 「松本サリン事件」で「農薬を混ぜてサリンを製造した」と吹聴した新聞記者らは、12年前に書かれていた本書を読んでいなかったのか? | ||||
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ドラマで疑惑をしり、小説を購入しました。 表紙から恐ろしさが伝わります。ネタバレになるので余り言えませんが、悪女の事件で人はこんな事もしてしまうのかと恐ろしくなりました。 ミステリー小説は初めて読みましたが、面白かったです。 | ||||
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『疑惑』はテレビや映画で何度もやっているが、本当に怖いのは原作の小説 雨の夜に夫婦が海に車ごと飛び込み、女性だけが助かる 死んだ旦那に多額の保険金がかけられ、オニクマこと妻のクマ子が疑われる。 車中のスパナはなんの為に? そして1人の弁護士が一つ一つ謎を解決していくが、ラストに身震いする位怖い衝撃的な事件が起こる。 何度読んでも『疑惑』は怖いです。 あのラストの怖さは他の小説にはないです。 | ||||
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個人読書履歴。一般文学通算205作品目の読書完。1983/10/10 | ||||
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