■スポンサードリンク
疑惑
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
疑惑の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.34pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全38件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ページの中身に数々の折り目、何かが染みついた汚れなどあり、小説の中身が完成された内容だったために残念な気持ち | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
テレビドラマで、田村正和、沢口靖子、小林稔侍の各氏の版が、うまい演出とともにひかっていました。 お話のなかの聴衆が、事件の謎に直面しなくてはならず、ちょっとした事実の加除で、社会心理は動揺します。そこに眼をつけていた著者の勘は、充分に働いていたといえます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ぼんやりと記憶に残っていたのが、いかにも怪しい女が黙秘を貫いていると、女性弁護士が法廷で毅然とした態度を示すという展開だったのですが、これはTVドラマか何かで観たようで、原作の本書では弁護士は男性です。しかも飛び込み自殺の方法に関する謎解きが一致しているだけで、物語はほとんど違っています。正直な所、今回の原作の終盤はただすっきりしない、モヤモヤの残る終わり方をしており、もうちょっとスカッと終わってくれてもよかったんじゃないかと思います。 連載小説だったので、無駄な情報が入っていたり、エピソードが細切れになっている箇所もどうしても散見されます。こういう所も映像化された方のバージョンの方がまとまりが良かったと思います。書いていて思い出しましたが桃井かおりさんが出ているバージョンだったはずですから映画ですかね。でも原作も今では珍しくない社会的な情報、法律に関する知識をうまくパズラー的な推理小説のなかに落とし込み、読ませる仕上がりになっていると思います。 細かいことですが妙に関心をさせられたのが、あの車内に残っていた2つの遺留品、あれらを運転席の某所の下に挟みこんだらどうなるのかというセリフの説明が、文章だけなのに本当に分かりやすい言葉遣いと進行で、ああこういうところが流石名手だなと感じさせられました。実際に法廷なり警察署なりで対面で説明する時には、こんなに文章のみで理解しやすいように喋る必要はないはずですが、そこのところを必要以上に説明口調にすることなく、口語的なセリフの面白味をちゃんと残した上で、分かりやすいセリフにしています。このセリフのおかげで状況が目に浮かびやすくなり、なぜそれら2つの遺留品だったのかも、自然にしっくり来ました。 この本には表題作以外の作品が入っているのですがどちらかと言えばそっちの方がお薦めのように感じました。表題作は長さ的にも中編ですし、小品な感じは否めませんが、光る所も随所にある作品だったと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
期待通り | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
原作を読んでみたいと思ったのは、尾野真千子主演のものと沢口靖子主演のもののドラマ「疑惑」を見たからだ。しかしながらこの二つのドラマは、無罪を証明していく弁護士の手法が違っていた。一体どちらが原作に忠実なのだろうかと。 原作を読むと、二つのドラマとは違う結末が待っていた。原作の解釈でドラマの脚本を書いた人の想像力のふくらみが、異なったドラマが出来上がったのだろう。原作のラスト、迫りくる危機感の迫力も魅力があると思うのだが……。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
内容的に 今一つ面白くなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
先に松本清張もかかわったとされる映画をみたが、この原作の小説は映画ほどの出来ではなかった。その理由は、映画が事件にかかわる多数の人物を描いているのに対して、原作の小説はほぼ新聞記者の弁護士に対する「恐れ」に特化しているから。「対決」ではない。「恐れ」である。それも新聞記者の書いた「見込み記事」が誤りで「記者生命を断たれる」ということではなく、「見込み記事で有罪と断定した容疑者」に「本当に殺される」という恐怖である。 よく考えれば、いくら署名入り記事で「毒婦」のように罵倒されても、元容疑者が手下を引き連れて「撲殺」しようと押し掛けることはあるまい。すぐに「足が出る」から。 この小説は、「誤った正義感」で一線を越えた新聞記者が、「お礼参りで殺される」という「強迫観念」で「殺人もいとわない」という状態に追い込まれる話。 確かに新聞記者の心理は良く描かれている。それ以上でも以下でもない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
松本清張さんの本は大好きで、だいぶいろいろと読んでますけど、これは正直、思ったほどではなかった。 もし、映画「疑惑」を見て、原作を読んでみようと思っているなら、これは別物と思った方がいい。 私は桃井かおりさん&岩下志麻さん主演の映画「疑惑」を何年も前に先に見ていて、すっごい好きで、DVDを買って何度も繰り返し見ている。そういう人にはこの本はおすすめではないかも。なにしろ原作では主人公は新聞記者で、盛り上がりにもかけるし、何より迫力が全然違う。原作と映画は靴とスパナのくだりが同じだけで、ほぼ違う話と言ってもいいくらい、視点も違うし、印象がまるで違う。 ふつう、映画はどうしても原作にはかなわないって事が多いけど、これに関しては、私は映画のほうがずっと面白かった。先に読んでいたら違っていたかもしれないけど。。。う〜ん、でもやっぱり、松本清張の作品にしては、追い詰められ感が足りないかも。期待していた分、ちょっとがっかり。。。かな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
注文してから、2日で届きました。しかも大変きれいでした。ありがとうございました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
松本清張先生の中では傑作とは言い難い。 主人公は魅力的ではある。悪女の範疇と されるが、そないでもないような…。 女は総体的に恐いからさ〜。知らんけど。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
テレビで上映されると聞き、改めて読み直しました。 全てのプロットが最後の一行のために敷かれていると感じました。 小説の方がやはり、筋書き・展開どれをとっても一枚も二枚も上のような気がします。 テレビはあくまでも今一番売れっ子の二人を登用しテレビ士立てにうまくできていましたが・・・ 清張作品は、いつの次代にも古くならない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今風にいえば後妻業の悪女が、犯人なのかどうかという話だが… 法廷ドラマとしては単純な構成。要するに、検察側の証人が、佐原弁護士の尋問に正直に回答したというだけ。靴とスパナも、トリックというほどではない。自殺する動機も不十分。だいたい、そのアナザーストーリーが真実なら、福太郎の自殺ではなく、球磨子に対する殺人未遂だ。 新聞記者の物語と考えてみても、お礼参りの妄想によって殺人まで思い詰めてしまう心理が理解できない。 概して高評価なのだが、それはおそらく、1982年映画版(キネ旬4位だったらしい)の評価に引っ張られてのものでなかろうか。終わり方も、「ケレン」と捉えるか、映画化に間に合わなくなって放り出したと捉えるか。あまり成功しているとは思えない。 小説単体としてみれば、★2つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今から37年前に観た野村芳太郎監督、岩下志麻と桃井かおりのW主演の原作です。 先程読み終えました。結構映画と原作が異なるなと思って読んでました。登場人物のキャラも違うし、主人公が原作は弁護士では無かったのは驚きでした。映画の方は、意識して華やかな女優対決を前推ししてたようですが、原作の方が地味です。けれど絶対にこの原作の方が面白いです。そしてラストが戦慄でした! 併載の「不運な名前」は、明治時代に濡れ衣を着せられた教職者の話です。私には特に面白い作品だと思いませんでした。ちょっと難しかったかな? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
鬼塚球磨子とその夫は、クルマで海中に転落。夫は死ぬが球磨子は助かる。夫に巨額の保険金が掛けられていたこと、球磨子は大柄で派手で前科があることなどの状況証拠から新聞記者の秋谷は球磨子が犯人であるかのような記事を連投。世間も球磨子が犯人だと思っている。弁護も難しい。弁護士の引き受け手もないので、裁判所は国選弁護人として佐原弁護士を選ぶ。佐原は民事中心の若い弁護士。仕方なしに引受けた佐原だが、佐原は徐々に球磨子が無実ではないかと考えるようになる。佐原は優秀。球磨子が万が一無罪になると、ヤクザともつながる球磨子は秋谷に報復するかもしれない。秋谷は佐原の優秀さが恨めしい。そんな秋谷の心配をよそに、佐原は球磨子の夫は球磨子を巻き添えにして自殺したという説を秋谷に滔々と開陳する(佐原はKY)。この説がもっともらしく、秋谷の不安はピークになり、佐原殺害を計画(したかのような描写)。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
桃井かおりが演じた「疑惑」と藤田組贋札事件を描いた「不運な名前」の併録。 いまや色々なトリックを使った小説があるけれど、当時は靴とスパナもとてもトリッキーに感じだなつかしさもあるけれど、併録されている「不運な名前」は秀逸。昭和史発掘よろしく、関係者への取材や膨大な史料を駆使して描いているのは想像に難くないが、出色なのは小説の形式で松本清張自身の推論を述べている点。 今更ながら、流石としか言いようがない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初から最後まで研ぎ澄まされた計算されたストーリーでした。 是非読んでみてください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
女の名前は鬼塚球磨子。 今の時代だと少し陳腐だが、名は体を表すように犯罪の匂いがプンプンする迫力満点の女だ。 高額な保険金に入った夫と車に同乗し、車は雨の港で海中へ転落し夫は死んだ。 球磨子をセンセーショナルに書き立てた記者は、球磨子が無罪に傾きかけた時に球磨子の自分への復讐に怖れ慄き、行動を起こす。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
毎回のことですが、事件の犯人が疑惑を調査することによってどんでん返しが起こるのは何とも言えなく、一気に読みました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者:松本清張(朝日新聞広告部で就業中に芥川賞を受賞) 発行:1085.3.25、2012.10.10 第26刷 読了:2014/11(156/08)★3.6 本書には『疑惑』の他に『不運な名前』も収録された全二部構成。 『不運~』よりも『疑惑』の方がミステリっぽくて楽しめた、かな。 (『不運~』は書き下ろすための下調べが徹底していて圧巻だった) 『疑惑』に関しては、内容としては保険金殺害モノで、しかし、容疑者である“稀代の悪女鬼クマ”は一環として容疑を否定する。 世間はもう犯人は鬼クマムード一色なのだが、国選弁護人だけは事件の奇妙な点に固執し、何年間も調査に調査を重ねてある仮設をたてる。 トリックは“コナン的”というか、物語の真意が見えたころには「なるほどね!」という感じで、前に読んだ松本清張の作品がものすごく固かったので、それに比べたらちょっと拍子抜けしてしまったほど。 最初に「保険金殺害モノ」と書いたが、正確にはムニャムニャ…。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ガキの頃観た、桃井かおり主演の映画で思い出して、読んでみました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!