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疑惑
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疑惑の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.34pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全38件 21~38 2/2ページ
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ドラマを見てからの読書で、もっと長編かと思ったが、意外と短い中篇ぐらいのさくひんだつたので、おもしろくて、スラスラと読み終えてしまった。 | ||||
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スピード感があり、冴えわたる推理が楽しめます。 何よりも思い込みから始まったマスコミの風潮が最後に当の新聞記者を狂わせます。 記者の心理描写が巧みに表現されていて、読み手も同様な恐怖感を味わえます。 最後の場面は本当に怖いです。 もう一作品は、過去の封印された歴史を紐解く歴史ミステリー。 明治時代の混沌とした時代の中、このような罪なき人の犠牲はたくさんいたのかもしれません。 切なさを感じます。 | ||||
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桃井かおり主演の映画を小さいころに観て、強烈に覚えていた。 映画はけっこう長いのに、原作は中編で、 一体どんなふうに違うんだろう…と思っていたのだが、 なるほど、そうきたか。 いや、この原作を得て、映画のほうがそうきたか、というべきだろう。 映画と小説は「似て非なるもの」だが、どちらもわるくない。 映画は映画でいいなあ、と思わせるし、 一方、小説は小説で、映画ではあまり出てこない地方紙の新聞記者が かなり大きな役回りを振られていて、 映画とは違ったスリリングな面白さがある。 併録の『不運な名前』は、 明治時代の贋札事件を扱った、いわば歴史ミステリ。 こちらは可もなく不可もなし。 | ||||
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著者の「推理もの」としては珍しく、常識範囲内の地道な証拠集めと演繹的推理の積み重ねによる予想外の真相の究明は傑作に値する。 正義漢ぶり、執拗に容疑者を犯人に仕立て上げるべく世論誘導記事を書くことに酔いしれる新聞記者が、自らの破綻を知り、来るべきその代償の大きさに耐えがたい恐怖を感じてとる行動は? 「松本サリン事件」で「農薬を混ぜてサリンを製造した」と吹聴した新聞記者らは、12年前に書かれていた本書を読んでいなかったのか? | ||||
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ドラマで疑惑をしり、小説を購入しました。 表紙から恐ろしさが伝わります。ネタバレになるので余り言えませんが、悪女の事件で人はこんな事もしてしまうのかと恐ろしくなりました。 ミステリー小説は初めて読みましたが、面白かったです。 | ||||
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『疑惑』はテレビや映画で何度もやっているが、本当に怖いのは原作の小説 雨の夜に夫婦が海に車ごと飛び込み、女性だけが助かる 死んだ旦那に多額の保険金がかけられ、オニクマこと妻のクマ子が疑われる。 車中のスパナはなんの為に? そして1人の弁護士が一つ一つ謎を解決していくが、ラストに身震いする位怖い衝撃的な事件が起こる。 何度読んでも『疑惑』は怖いです。 あのラストの怖さは他の小説にはないです。 | ||||
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個人読書履歴。一般文学通算205作品目の読書完。1983/10/10 | ||||
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じっくり読める人ならば、断然に疑惑は本の方のが面白いです。保険金絡みの偽装事故なのか?単なる事故なのか?どちらが運転していたのか?この記事を書いた記者の運命は?。見かけより有能な弁護士によっそ真相がだんだん分かり・・・・・・。物事の考え方の基本が読みながら理解できる、面白いストリーサスペンスでお勧めです。 | ||||
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状況証拠だけで人を有罪にできるかどうか?最後の一文を読むまで結論はわからない。 | ||||
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いつも最後の一文にぞっとします 今回の疑惑もごたぼうに漏れず、ぞっとさせられました 作品としては映画の方がドラマとして面白かったけど、リアル&ホラーな恐怖は原作清張に軍配が上がります これでハマったら黒皮の手帳をどうぞ 同じくらいの、ぞっを味わえます 清張…社会派ミステリーというより、ホラー小説作家みたいです | ||||
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つい一週間ほど前に、この清張の「疑惑」をテレビで見た。田村正和主演のものだった。清張作品は、原作を読めばわかるが、どれも単体では語れないし、それどころか、とんでもないところに、それこそ形而上学的につながっている。例えばこの「疑惑」は、北陸日日新聞というようなことや、能登海岸から海への飛び込み自殺の話題の存在という理由以外にも、「ゼロの焦点」で清張が取材した内容の副産物を利用しているのは、みえみえなのだ。具体的に言えば、どちらもイザナミを追って黄泉の国に行ったイザナキが、約束を違えてイザナミの腐乱した姿を見てしまい、逃げ帰るというあの古事記の物語が伏線になっている。「疑惑」では心中となり、「ゼロの焦点」では冥界に消息をたった夫というふうな象徴に、どちらも男女関係が古事記とは逆転しているものの、基本は同じである。逆転の理由は、現代という時代がそうさせたにすぎない。流石は日本一の古事記の理解者・清張だからできる芸当である。ここからやや手前味噌で超飛躍した話題になるかもしれないが、あの十七世紀、オランダの画家・フェルメールも清張の「疑惑」と見えない糸でつながっている。古事記と今風の殺人事件を並べる清張なのだから、こんなことがあってもちっとも不思議ではない。清張自身がそうしなくてもだ。二つをつなぐキーワードは、奇妙な名前である鬼塚球磨子の「クマ」(熊)と、さらには「オニ」(鬼)によくともなう仮面(鬼の)や、それが登場する舞台(能のような)である。。詳しくは「宇宙に開かれた光の劇場」上野和男・著をご覧いただきたい。 | ||||
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つい一週間ほど前に、この清張の「疑惑」をテレビで見た。田村正和主演のものだった。清張作品は、原作を読めばわかるが、どれも単体では語れないし、それどころか、とんでもないところに、それこそ形而上学的につながっている。例えばこの「疑惑」は、北陸日日新聞というようなことや、能登海岸から海への飛び込み自殺の話題の存在という理由以外にも、「ゼロの焦点」で清張が取材した内容の副産物を利用しているのは、みえみえなのだ。具体的に言えば、どちらもイザナミを追って黄泉の国に行ったイザナキが、約束を違えてイザナミの腐乱した姿を見てしまい、逃げ帰るというあの古事記の物語が伏線になっている。「疑惑」では心中となり、「ゼロの焦点」では冥界に消息をたった夫というふうな象徴に、どちらも男女関係が古事記とは逆転しているものの、基本は同じである。逆転の理由は、現代という時代がそうさせたにすぎない。流石は日本一の古事記の理解者・清張だからできる芸当である。ここからやや手前味噌で超飛躍した話題になるかもしれないが、あの十七世紀、オランダの画家・フェルメールも清張の「疑惑」と見えない糸でつながっている。古事記と今風の殺人事件を並べる清張なのだから、こんなことがあってもちっとも不思議ではない。清張自身がそうしなくてもだ。二つをつなぐキーワードは、奇妙な名前である鬼塚球磨子の「クマ」(熊)と、さらには「オニ」(鬼)によくともなう仮面(鬼の)や、それが登場する舞台(能のような)である。。詳しくは「宇宙に開かれた光の劇場」上野和男・著をご覧いただきたい。 | ||||
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「疑惑」は短編でTVの2時間ドラマとかでも何度か映像になりました。TVは弁護士(岩下志麻)の視点で描かれていて最後にどんでん返しがあり非常に面白く痛快だったのを覚えてます。だから、原作を読んでみようと思い、実際、読んでみるとすらすら一気に読んでしまいました。原作はジャーナリストの視点で描かれていて面白かったです。ラストシーンがまた想像力をかきたてられ怖かったです。夜中に読み終えたのですが眠いのに寝れませんでした。(怖くて) | ||||
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「疑惑」は短編でTVの2時間ドラマとかでも何度か映像になりました。TVは弁護士(岩下志麻)の視点で描かれていて最後にどんでん返しがあり非常に面白く痛快だったのを覚えてます。だから、原作を読んでみようと思い、実際、読んでみるとすらすら一気に読んでしまいました。原作はジャーナリストの視点で描かれていて面白かったです。ラストシーンがまた想像力をかきたてられ怖かったです。夜中に読み終えたのですが眠いのに寝れませんでした。(怖くて) | ||||
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文庫本タイトルの「疑惑」と「不運な名前」の2篇を収録(解説はなし)。カバーの絵がイマイチなんだけれど、いずれも「名前」のせいで罪を着せられた被告人をめぐる秀逸な作品です。「疑惑」は、乗用車ごと海に落ちた夫婦の事件。妻には東京でホステスをしていた過去があり、夫との年齢差は15歳、しかも事故で多額の保険金を得ることになった。妻の犯罪だと疑う者が多いなか、マスコミも「悪女」による犯行だ、死刑にせよ、と煽る。一方、裁判で国選弁護人を引き受ける弁護士は、証拠の示す事実を丹念に考えることにより、実際に起こったことの証明を試みる。メディアなどで喧伝されるイメージにまどわされることなく、「見えているもの」をしっかりと見ることはムズカシイものだと痛感します。「不運な名前--藤田組贋札事件」は、北海道行刑資料館(北海道央・空知支庁月形町、最寄駅は岩見沢)が舞台。資料館は、もとは「樺戸集治監」として利用されていた(流刑の重罪囚、刑期20年以上の罪をおかした者などを収監。明治14年設置・大正8年廃監)。展示場には、辞令や寄留戸籍簿などの関係文書やもとは職人だった囚人の作った品々が展示されている。日本画「観音図」を残した画工の囚人もいる。彼が紙幣偽造の罪でここに収監されたのは政治裁判故の冤罪ではないのか? 伊藤博文に命じられ赴任した役人・月形潔(そこで月形町なんですね)の任は、この監獄設置のほかにもあったのではないか? この疑問を、男女3人の会話形式で紐解いてくれます。いずれも読みやすい分量にもかかわらず、いつどこで起こってもおかしくない事件だと考えさせられる2遍でした。 | ||||
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文庫本タイトルの「疑惑」と「不運な名前」の2篇を収録(解説はなし)。カバーの絵がイマイチなんだけれど、いずれも「名前」のせいで罪を着せられた被告人をめぐる秀逸な作品です。「疑惑」は、乗用車ごと海に落ちた夫婦の事件。妻には東京でホステスをしていた過去があり、夫との年齢差は15歳、しかも事故で多額の保険金を得ることになった。妻の犯罪だと疑う者が多いなか、マスコミも「悪女」による犯行だ、死刑にせよ、と煽る。一方、裁判で国選弁護人を引き受ける弁護士は、証拠の示す事実を丹念に考えることにより、実際に起こったことの証明を試みる。メディアなどで喧伝されるイメージにまどわされることなく、「見えているもの」をしっかりと見ることはムズカシイものだと痛感します。「不運な名前--藤田組贋札事件」は、北海道行刑資料館(北海道央・空知支庁月形町、最寄駅は岩見沢)が舞台。資料館は、もとは「樺戸集治監」として利用されていた(流刑の重罪囚、刑期20年以上の罪をおかした者などを収監。明治14年設置・大正8年廃監)。展示場には、辞令や寄留戸籍簿などの関係文書やもとは職人だった囚人の作った品々が展示されている。日本画「観音図」を残した画工の囚人もいる。彼が紙幣偽造の罪でここに収監されたのは政治裁判故の冤罪ではないのか? 伊藤博文に命じられ赴任した役人・月形潔(そこで月形町なんですね)の任は、この監獄設置のほかにもあったのではないか? この疑問を、男女3人の会話形式で紐解いてくれます。いずれも読みやすい分量にもかかわらず、いつどこで起こってもおかしくない事件だと考えさせられる2遍でした。 | ||||
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運転ミスで、海に落ち、自分は助かり運転していた男は死んでしまう。熊本県の球磨川から取った球磨子と言う名の主人公と新聞記者の戦いになるのだが、事故なのか?殺人なのか?清張が描く犯罪の動機が良く現れ、窮地に立たされる新聞記者の心理が理解できました。手に汗握るラストです。 | ||||
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運転ミスで、海に落ち、自分は助かり運転していた男は死んでしまう。 熊本県の球磨川から取った球磨子と言う名の主人公と 新聞記者の戦いになるのだが、事故なのか?殺人なのか? 清張が描く犯罪の動機が良く現れ、窮地に立たされる新聞記者の心理が理解できました。 手に汗握るラストです。 | ||||
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