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渦
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渦の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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テレビの視聴率の元になっているモニターの数が意外と少ないというのは、何かの雑誌で読んだことがある。 この「渦」はその視聴率調査会社が舞台になっていて、カバーのあらすじには「テレビ界を操る視聴率の怪に、独特の洞察力で挑む長編」とある。 確かに書き出しからすぐ引き込まれる。 古沢啓介が興味を持つのも、客観的には(そこまで調べるか!)と思うはずなのだが、読んでいるものとしては引き込まれてしまって、(そうか、そうか)と読み進んでいく。 だが。 なんか変と思っていたら、中盤の250ページ頃になって、人が死ぬ。続いて誘拐事件も起こり、推理小説らしくなっていく! 引っかけとトリックがこれでもか!というほど盛り込まれていて、松本清張の大サービス。 最後には、意外な結末が! いつもの松本清張の推理小説とはちょっと異なり、読者サービスの多い小説だ。 解説のなかにも、視聴率の誤差の説明があり、「面白くてためになる」を本編も解説も実践している。 こんなエンターティメントもあっていいのかもしれない。 | ||||
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