■スポンサードリンク
鴉
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
鴉の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.32pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初の方は面白いかと思ったんですけどね…。 あらすじにも書いてある通り「カインとアベル」の名前を使うだけに兄弟のある目線で書かれています。 そして、兄カインが特殊な村にたどり着き村の独特な風習や事件に巻き込まれていく…。そして結末は驚きの結果に! みたいな。正直読み終わっての感想「は?」ってなりました。最後のトリックが雑というか。え、急にどうした?いやそれは無理があるだろってなりました。あまりミステリが読みなれてないからというのもありましたが、もう少し丁寧な話の締めくくりにしてほしかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
設定が好み&叙述トリックものということで読んだみた。フェアとかアンフェアは置いといて...①トリックに無理がある(殺された弟のくだり) ②何かある感を漂わせる”鴉”が肩透かし ③読後感が悪い など,文字量に見合う読後満足感がとても低い。終盤は「締切に間に合わなくて適当に終わらせた」感がすごい。この作家さんの著作はもう読まないでしょう(笑) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
500ページ越えの大ボリューム。作品によって文体が変わるので本によって読みやすさに波がある作家なのですが、そういう意味で今回はハズレを引きました。読みにくい。とにかく読みにくい。既読の中ではメルカトル最後の事件も苦心した口ですが本作はそれよりも読みにくいです。中ほどまで読んだところでこれがあと半分も続くのか…と疲弊してパラ読みになってしまいました。三つの視点に散らばり話の大筋が掴みにくい上に展開がやたら遅いのでもう限界でした。 結局ネタバレ感想を漁ってストーリーの大枠を知るという反則技を使いましたが、やっぱり麻耶雄嵩だなという感じの大味なトリックが炸裂してました。相変わらず「それはないだろ(笑)」となるような納得しにくい仕掛けを考えますねぇ。普通に考えたらまずありえないけど、絶対ないとは言い切れないギリギリのトリックだと思います。一部のタネについてはある神話を知っていたら一発で見抜けるかもしれません。個人的には都合よく感じて苦手なトリックが一部含まれていたので総合評価は差し引き☆2。文章がもう少し読みやすければおそらく☆3つけたと思います。 兄弟がよく出る話でしたが、序盤の弟に嫉妬する兄のくだりは生々しさがよく出てて面白かった。あるあるこういうこと。たまにハッとするほど人間性溢れるキャラを書くからハズレを引いても作家買いをやめられないんだなぁ。次回作に期待。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まず小説として面白くない。寝食を忘れてとはならない話し運び。 主人公がヨソモノでちょっと精神が変だから、積極的に事件に関われなかったり、 視点変更、特殊設定の村描写の多さなどが原因だろうか・・・。 ミステリとしても微妙。手がかりからアタリをつけても、 あれこれ推理するでなく、村暮らしの生活描写やらでだらだらと 水で薄めたように話を引っ張るので、集中力を維持できなかった。 1つ2つは、構造やトリックとして印象に残るものはあったが、それだけ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
オーダー前の時点で、残すメルカトル物はこれ1つ。 それまであまりフックしなかった作品でしたが、まぁ舞台は面白そうだし、No.1の触れ込みもあるし、とりあえず・・・。 読んでる途中は、一応気になる事象が散りばめられてはいるけれど、寝る時間を惜しむほど先が気になるほどではない。 というか・・・500Pに至らんとしても、全然盛り上がりを感じない。 これほんとにNo.1に選ばれた作品なんだろうか? 話は逸れますが、メルカトル関連の作品でよくあるパターンが、主人公が内省的で、自分探し系な旅をしてること。 如月烏有しかり、種田静馬しかり(これはメルカトルではないが)。 あと作品舞台中、相当な影響力を持っている、独特な教義と伝統ある架空の宗教。 ”和音”教、ヨハネの教、岩屋荘の新興宗教(”かく語りき”収録)、メルじゃないけどスガル(隻眼の少女)にしてもそう。 後者はやはり、事件を起こす舞台とルールが作りやすいからでしょうか・・・。 戻しまして本作での特色は、簡単に人が亡骸になる麻耶作品において、悲しい別れのシーンがあること。 メンタル弱ってたら泣いてたかも知れない。 そして、メルカトルの出生地が明かされ・・・・ あれ?これって今鏡家と整合性とれてる? そこで思いました。メルカトルって、一人じゃなくて、代替わりとかするものなのかも。 500Pあたりでの評価は星3つでしたが、終わりまで読んで変わりました。 大鏡の正体はいいでしょう。 御簾の向こうにヤツが居たのも、「それもあるかも」と予想してたのでいいでしょう。 ちなみに、「女性かも?」という予想もしました。 ただ橘花と櫻花の関係性誤認は必要あったのかな?それも珂充の正体に関係する形で。 んじゃ庚ってなんだったのか・・・。最後に作品を根底からぶち壊してませんかね? 納得いかないので、星は2です~。 そしてやっぱり、どうしてNo.1になったのか、まるっきり分からないのでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
カバー裏の大袈裟な惹句に惹かれて読んでみましたが、正直期待はずれでした。 97年度No.1ミステリとは信じられない内容です。 発端の独特の雰囲気には少し心を惹かれ、小説の展開に期待を持たせるのですが、 読みにくい文章が549ページも延々と続き、長編ミステリに必須の「中盤のサスペンス」が 全く盛り上がって来ません。また気になるのは、読み進めるのに努力を要する程の、 主人公が心寄せる松虫へのロマンチックというより些か自己陶酔的な思い入れです。 それは終盤になるほど酷くなります。それやこれやで相当我慢して結末まで読みすすましたが、 「・・・・何?この不自然極まりない解決は?」との印象しか浮かびませんでした。 少なくとも「本格推理」とは異質の物ですね。笠井潔による噴飯物の解説と共に腹が立ちました。 正直、読んだ時間を返して欲しいです。本来なら★一つですが、独特の村の雰囲気の描写と 一部登場人物(頭儀・蝉子・橘花)等の描写に魅力があるのを考慮して、評価は★★とします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
麻耶さんの作品は初めてです。最後のトリックにはビックリさせられました。しかし、文章が読みにくい、登場人物の名前がややこしい等、小説として楽しめたかどうかというと「否」です。カインとアベルに複雑な漢字を充て、ややこしさに拍車をかけています。メルカトルという奇妙な出で立ちの人物が出てきますが、この人物は著者の他の小説にも出てくるレギュラーのようですね。私は読後にそれを知りましたが、この本を読む前に、メルカトルが出てくる小説を読んでおいたほうが、より理解しやすいかもしれません。が、私は著者の他の作品を読みたいとは思えません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
麻耶さんの作品は初めて読みました。 最後のトリックにはビックリさせられましたが、文章が読みにくい、登場人物の名前がややこしい等、 小説として楽しめたかどうかというと「否」です。 カインとアベルに複雑な漢字を充て、ややこしさに拍車をかけています。 メルカトルという奇妙な出で立ちの人物が出てきますが、この人物は他の作品にも出ているようですね。 私は読後にそれを知りましたが、この本を読む前に、メルカトルが出てくる小説を読んでおいたほうが、 より理解しやすいかもしれません。 が、私は麻耶さんの他の作品を読みたいとは思えませんでした。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!