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アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
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【この小説が収録されている参考書籍】
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全247件 61~80 4/13ページ
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映画の原作と言っても、小説の展開とは、まるで異なっています。注目したかったのは、アンドロイドに対するディックの哲学がどう表現されているか。残念ながら、つかむ事はできませんでした。感情移入度テストを、人間であるはずの主人公が申し入れるシーンは、盛り上がったのですが。全体を通じて、鬼才ゆえにアクが強くトリッキーな感じがします。 | ||||
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同じ存在への嫉妬や殺される恐怖を持つアンドロイドに対して 必要とされたから彼らを慕おうとする人類とはみなされていない人間もいれば 欲しいもののための生贄としてしか見ない主人公もいます。 生命の尊厳だなんだ言うものの、「機械」は感情のない無機物という人間の意識は今もあるわけです。 近未来ではなく、今現代にも通ずる話ではないでしょうか。 | ||||
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中2の息子の夏休みの読書感想文用に買いました。普段本を読まない息子が面白かったとすぐに読み終えました。 | ||||
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映画ブレードランナーとは全く違うことを買う前に知っておいた方がいいです。 解釈が分かれるほど暗喩的な舞台装置が多いですが、映画より深くアンドロイドという異質な存在との関わりが描かれていると思います。映画と同様、ただただアンドロイドを排除していくアクション小説ではありませんが、もちろん、そこに見どころがあるのです。 | ||||
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SF作品全般に言えますが、「もし本当にこうなったら??」と考えると楽しいです。この作品は特に深く考えさせられます。 | ||||
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ジョージオーウェルが描く社会ほど支配的でなく ギブスンが描くほどワイルドでもない | ||||
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新品同様の状態で届きました。 ページの折れもなくしっかり読めると思います。 | ||||
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初めての一冊として最高だと思います。 この時代にかかれた小説か疑うレベルで素晴らしいです。 はじめの一冊にどうぞ | ||||
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"『動物を飼わない人間がどう思われるかは知っているだろう?不道徳で同情心がないと思われるんだよ。』"1968年発刊の本書は映画ともまた違う、人間とアンドロイドの差異を共感をテーマに、自分と世界の内面的揺らぎを描くニューウェーブ小説としての"心地よい混乱"『ディック感覚』をもたらしてくれます。 個人的にはリドリー・スコット監督によるハリソンフォード主演の1982年の映画化作品『ブレードランナー』そしてライアン・ゴズリングを主演に迎えてのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の2017年公開の続編『ブレードランナー2049』と、どちらの映画も楽しく鑑賞させてもらったものの、古典SFの不朽の名作原作として、また印象的なタイトルが何度も数多くのパロディ作品を生んだ事でも知られる本書を未読であった事から今回手にとりました。 さて、本書は火星から地球に逃亡した8体のアンドロイド、早々に処理された2体を覗く【残り6体を賞金稼ぎが追い詰めていく】といった全体の構成こそ映画とほぼ同じなのですが、映画ではハリソンフォードが演じる賞金稼ぎ、リック・デッカードの『人間側、体制側』視点が全編で孤独かつハードボイルドに展開しているのに対し、本書では『アンドロイド側、非体制側』としての対照的な立場の特殊者、ジョン・イシドアの視点も含めた【複数視点での展開】またデッカードの未来の姿を暗示するベテランの冷酷な賞金稼ぎフィル・レッシュ、『神』を代表する新興宗教マーサー教の教祖、ウィルバー・マーサーといった登場人物たちもストーリー上で大きく絡んでくる事から【全体の印象としては映画と大きく異なる】より複雑な魅力に溢れている事に驚かされます。(あと、割と映画と違いアンドロイド達があっさり、淡々と殺されていくのにも。。) また"『人間たちには、とても奇妙でいじらしいなにかがあるのね。アンドロイドなら、ぜったいにあんなことはしないわ』『まず、彼女といっしょに寝てー』『それから殺すんだ』『どうして四本じゃたりないの?ためしに四本切ってみたらどう?』『あなたはわたしよりもその山羊を愛してるのね。たぶん、奥さん以上に。』次第に【感情が大きく変化していく】デッカード(やイシドア)に登場人物たちが投げかけてくるセリフの数々も秀逸かつ効果的で【人間とアンドロイドの違い】である共感や感情移入といったテーマを軸にしつつも、現実世界や擬似世界の境界線が溶けていくような独特の心地よさを感じさせてくれました。 映画とはまた違う魅力を感じたい未読な誰かへ。またAIやロボット、VRと益々【生物と非生物の境界が揺らぐ】今に色々と考えてしまっている誰かへ、あるいは無駄な部分が削ぎ落とされた素晴らしい小説を探す誰かにもオススメ。 | ||||
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SF小説始めて買いましたが、そこそこ有名な本ってこと知らなくてなんか恥ずかしくなりました。ブレードランナーは今のところ見る予定はありません。読破してからこの本で完結しておきたい気持ちになったからです。映画でブレたくないんで、そんくらい良い本です | ||||
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映画「ブレードランナー」の原作という事で読んでみましたが、映画とは内容がかなり違っていて、新鮮な気持ちで読めて面白かったです。この本を読んで映画版の偉大さも改めて実感しました。しかし、翻訳がちょっとぎこちない感じが否めませんでした。 | ||||
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「高い城の男」にも扱われている、「偽物と本物」「宗教」のテーマがこの本にも書かれている。 この本は大変読みやすく、私のようなディック初心者にも容易に理解ができたのでオススメです。 ディックの作品は序盤に記述したテーマを扱ったものが多い。それは短編である「パーキー・パットの日々」「ウーブ身重く横たわる」にも表れている。前者は「偽物と本物」、後者は「宗教」のテーマを扱う。 この作品において特に注目すべきなのは、マーサー教の存在である。 元来日本人は宗教に対する忌避が強いが、ディックはキリスト教のグノーシス主義に強い影響を受けている。 グノーシス主義への説明はここでは省くが、聖書を読んだことのある人であれば、なるほどと思うところも散見される。 途中そのマーサー教が虚構であることが暴かれる場面がある。ブレードランナーには省かれたテーマだ。 マーサーは人によっては全く別の姿で現れる。それは人を救う者だったり、アンドロイドを殺せと命じる者であったりさまざまだ。これは宗教を大義として戦争を始める現代社会への皮肉でもある。 しかし宗教そのものが虚構であったとしても、人々の内にある信仰心は真実である。 そして、これは主人公の自己実現の物語ではないだろうか。 | ||||
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SFはあまり読まないのですが、評判が良いので読みました。 設定の作り込みが圧倒的です。 さらにその設定された世界の中で生きる人々の心理描写が深すぎです。 どこか、の想像の域を越えたようなリアリティがあって不気味さすら感じてしまいました。 これがSF小説なのかと勉強になりました。 ただ結構難解です。 特に作中のたびたび登場する、ある独自の宗教についてのくだりはついてゆけませんでした。 丸々全て理解することが難しい作品であるかのようにも思います。 | ||||
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内容に関しは有名なので、特に書くことはない。 評価はされているが、けして完成度は高くない。突き抜けている部分がすごいという印象です。自分的には。 SF映画から最近のライトノベルまで様々な作品に影響を与えていると思われる。 キューブリックのAIのプロットとかって、この作品が無かったら書けないだろうなぁとか想像してしまいます。 映画化されると基本クソになり自分が好きな部分が消されたりするが、この作品は映画化された中で成功したトップ3に入る。 | ||||
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普段本を読まない僕ですが、なんとか無理をして半分くらいまでは読もうとしたら めちゃくちゃ面白くて一瞬で読み終わりました。 こういう世界観がしっかりしたSFは好きです。 | ||||
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タイトルで惹かれて買ったけど少し内容が薄いように感じた 主に心の葛藤面が | ||||
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子供の頃に観た映画『ブレードランナー』の原作なので期待大で読み始め、一気に読み終えた後は、読後の感慨に浸れました。 あえて内容に触れる事は記しません。 映画とは異なる点は多数ありますし、表現方法も異なるため、『小説版ブレードランナー』としては読まない方が賢明かと思います。 ただし、主人公の心理描写やレプリカントとの対話は哲学的で考えさせられます。 映画が好きで原作に興味を持たれた方は、「映画をより深く理解するための原作」として読まれるのはいかがでしょうか。 人間とアンドロイドをテーマにした作品は様々な媒体で続々と表現されていますが、長々と愛されているこの作品と映画は読んで、観て損はないと思います。 そして自分が主人公であったらどのような選択をするだろうかと、読むたびに考えさせられます。 | ||||
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マーサのくだりがなんだかよく分からなくて、もっかい読み返したけど分かったようなわからんような。あとフィルがアンドロイドなのかそうでないのかってとこも若干混乱する。要は描写の視点が完全三人称になりきってなくて、デッカードの視点になるとこと混じるからか?…文学的と言えば文学的。むしろ映画的なのかな。読者にはわりと不親切な書き方だと思う。でも魅力的。 | ||||
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読みやすいです。ルビがふっていたり、 英語などには意味が捕捉されていて親切でした。 | ||||
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アンドロイドは人間そっくりに作られた存在。 一見人間との見分けがつかないが、他者への共感能力が著しく低いので、時折異常な行動をとるがある。 例えば蜘蛛が八本足なのに納得がいかず、四本足でも歩けるはずと考えて、蜘蛛の足を鋏で切り落して実験してみたりする。 まるで幼児のような非人間的な残酷性(実際、アンドロイドの寿命は極端に短く、幼児並みの年齢しか生きていない)。 しかしその一方で、(おそらく嫉妬から)デッカードの山羊を殺したレイチェルのような人間らしさを感じさせるアンドロイドも出てくる。 嫉妬による憎悪は、愛情の裏返しに他ならない。 つまりアンドロイドは冷酷と愛情の両方を兼ね備えた存在だ。 だが、それはつまり人間と同じではないのか? そう考えると、人間とアンドロイドに大した違いはないという事になる。 だからこそデッカードは最後、模造動物に「生命」を感じたのだろう。 肉体の構成素材は問題ではなく、大切なのは他者への共感性であり、それを保ち続ける事が人間の条件だ。 | ||||
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