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落差
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【この小説が収録されている参考書籍】
落差の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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主人公は社会的地位もあり、顕示欲も強い人物であるが、組織の人間に対しては、傲慢な態度をとる。人間関係では、自己中心的である。。特に女性に対しては、見下したものの、言い方考え方を持っているので読んでいて腹が立ってきた!こーゆー人間は、社会的制裁を受けるべきだと思った | ||||
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期待を少し裏切られたみたいです。 | ||||
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全部合わせてのレビューです。 合わせて900ページ近い大作だ。推理小説ではなく、社会小説である。 文章が達者なので退屈ではないが、長すぎる。半分の量で書けるだろう。 歴史学者・島地章吾は、教科書の監修に名を連ねるほど有名だが、金に汚く女漁りが大好きな俗物だ。 戦中は大政翼賛会、戦後は進歩的文化人の仲間入り、文部省から圧力がかかると右旋回をやってのける定見の無さ。島地にとって学問は金儲けの手段なのか。 島地はどうしようもないゲス野郎だが、この男の行動を通して60年代の日本社会がありありと描き出される。 「戦前は大臣並みの価値があった大学教授は、今は会社課長程度だ」。学問に取り組む人は貧乏になるという状況は、今も変わっていない。教科書セールスに関わる贈賄は、教師が薄給であることに加えて、子供の数が多く莫大な利権が生まれたからだ。最近そういう話を聞かないのは、教育が「儲からなくなった」せいだ。 ダム建設に伴う立ち退き騒動は、いかにも高度成長期らしい。 二度とこういう風景は見られないだろう。飲酒を強要する下劣な習慣は、今も健在かな。 楽しい小説ではないし、ストーリーテリングが鮮やかなわけでもないが、昭和の世相を記録した近代歴史小説としては価値がある。島地に下る罰は、もっと強烈でも良かった気がする。 | ||||
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1960年台の教科書採用をめぐる出版社、監修を担当する教授、教科書採用を決める学校側の結構わかりやすい欲望を描いている小説。前回読んだ「けものみち」もそうだけど、言い方悪いがいわゆるスケコマシと言えるような好色かつ身分も優れた大学教授の傍若無人ぶり。エンタメ感があってどんどん話は進めるのだけどずっと小説の帰着が気になっていた。が、まさかの本書題名を小説ラストパートであそこまで露骨に使用するとは笑 700ページの大作だけど、最後もう少しちゃんと書いてくれても言いような。総じて楽しめたのは間違いなし! | ||||
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