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霧の旗
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【この小説が収録されている参考書籍】
霧の旗の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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松本清張モノは映画やテレビとタイアップして読むことが多く、原作より優れているか否かを見定めるのが楽しいですね。ストーリーも脚色によって随分異なった内容にもなったり、端折られたモノもありなかなか原作を越えたモノを見ることは少ないですね。 | ||||
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清張作品としては、どうにも少々結末が妙な方向へ行ってしまったの感があります。真犯人を突きとめ、それを追及する方向に行くと見せながら、途中から主人公の女性の弁護士に対する怨恨が中心になってしまい、犯人の追及と逮捕はどこかへ行ってしまいます。キーマンである雑誌編集者などはその存在意義が無くなってしまい、弁護士とその愛人も、真犯人と思われる人物と友人の間も、なんだか何の為に登場し、筋を展開して来たのかと思わされるのは自分だけでしょうか? なんだか、作者が強引に展開の方向を変えてしまった、主人公の女性の異常性格の方に総ての比重をかけてしまったようで、どうにも無理があります。なんとも尻切れトンボ、あれあれと言う読後感です。 解説の大衆文学評論家の尾崎秀樹氏などは、そこに無気味さと恐怖感を感じると賞賛しているようですが、この人はなんでも褒める方向での解説が多いので、あまり信用出来ません。 | ||||
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久しぶりに松本清張を読んだ。有名どころ以外にも読んでみようと思い、手に取った。 名作と言われてる作品に比べたら、主題も、展開も、登場人物もちょっと弱いかなあ。 金がなくて冤罪で死刑となった兄のために復讐したいのはわかるが、その相手がそもそも 的外れというか逆恨みだし、その為、主人公に感情移入できない。 小倉の殺人事件と東京の殺人事件の犯人は同一だと匂わせているが、動機もろくに描かれてない為、 消化不良の読後感、めくるページがどんどん少なくなり、どんな結末なのかと思いきや、 スッキリしない結末。女性誌連載ということで、あんな内容になったのかなあ。 他の読んでみます。 | ||||
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松本清張のこの作品はかなり暗い印象を持ちます。桐子の大塚弁護士に対する復讐には少なくとも私にとっては残酷な感覚があります。しかしもし自分がそういう立場また自分が女性であったなら・・・?と考えざるを得ません。男である自分はなぜか大塚弁護士に同情してしまいます。ただ、この松本作品の本質は日本の法律制度に強く疑念と懐疑を示したものであると言われています。また、ある一方の見方しては復讐を作り出す「悪」が本来なければいいのだが、とも・・。 | ||||
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松本清張のこの作品はかなり暗い印象を持ちます。 桐子の大塚弁護士に対する復讐には少なくとも私にとっては残酷な感覚があります。 しかしもし自分がそういう立場また自分が女性であったなら・・・?と考えざるを得ません。男である自分はなぜか大塚弁護士に同情してしまいます。 ただ、この松本作品の本質は日本の法律制度に強く疑念と懐疑を示したものであると言われています。 また、ある一方の見方しては復讐を作り出す「悪」が本来なければいいのだが、とも・・。 | ||||
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