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蒼い描点
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蒼い描点の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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細かいトリックのようなものは少しこじつけのように感じなくもないが、読んでいる時間は夢中になってしまう。 ずいぶん昔に書かれたようだけど、旅行気分が味わえるし、時代を感じられるのも面白い。 | ||||
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亡くなった母が好きだった松本清張。その母とたった一度だけでしたが二人旅で訪れたのがこの本の舞台となった宿でした。今は休館中とのことですが、その時の事を思い出しながら読み返しました。 | ||||
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今住んでいる場所では、温泉に行こうと思えば、歩いても行ける。 午後になってハタと思いつき、慌てて出掛けても、温泉につかり、飲んで食べても、夜には帰宅できる。 しかし、そんな味気ないことはしたことない。 温泉はそれなりの心構えをして、ワクワクして行くものと心得ている。 この地の菊池温泉などは、無色透明の湯で、ツルスベ系を通り越して、ニュルニュル系だが、肌触りがよい。 温泉を出ると、サラり、スベスベである。 この地では、ここ掘れワンワンと掘ってみれば、深く掘れば、どこからでも温泉は出るような気がする。 温泉は、ヤッパ、苦労して出掛ける所に有り難味がある。 箱根、宮の下の早川の川沿いの『対星館』には、また行ってみたい。 新宿からロマンスカーに揺られ、紅茶でも飲み、箱根湯本に出る。 箱根湯本で、早川が流れる湯本橋を渡って、『はつ花』で日本酒とザルを食す。 満席なら、お向かいの『知客茶家』で麦とろを食べるのも悪くない。 腹ごなしに、ブラブラと宮の下まで歩く。 どうでもいいけれど、今もあるのかしらん。 旅館専用のケーブルカーで山の斜面を下って、早川の谷底の宿に着く。 まずはヤレヤレと、茶菓子などボリボリ齧る。 じゃあ、湯につかりますかと、大浴場に向かう。 このマがなんというか、満を持してなのだが、あくまでもさりげなく、事々しくなくよそおうのが大切である。 湯につかり、あ~ヤレヤレ。 いや~ヤレヤレ。 う~ん、極楽極楽っていうのが温泉の醍醐味である。 『対星館』は、松本清張の『蒼い描点』の舞台の宿だ。 朝もやの謎めいた風景や夜遅くにケーブルカーが動く時のチンという音など、高校生の頃に読んだのに今も憶えている。 夜遅くなって、布団にもぐり、手元灯で文庫本など繰ると、遠く瀬音が聞こえる。 じゃあ、そろそろ寝るか。 いや~、よいですなぁ。 命の洗濯である。 してみると、温泉は遠きにありて想うものが王道かもしれない。 | ||||
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松本清張氏の初期作品としては「影の地帯」と並ぶ長尺の社会的なテーマを扱っていない通俗路線サスペンス作品として有名な一作。 松本氏の作品郡の中ではかなりライトタッチの作風なのが最大の特徴。 かなりの長編だが、事件の真相などはかなりシンプルかつスケールも小さいのであまり本格推理的趣向を求めると肩すかしだが、男女主人公のかけあいで進行するストーリーは軽快で、最後まで飽きさせずに読ませるのはさすが清張作品である。 | ||||
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個人読書履歴。一般小説通算11作品目の読書完。1973/01/05 | ||||
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読むきっかけは、この本が書かれた箱根の部屋に泊まったことです。泊まった部屋にこの本が置いてあり、当にその部屋で松本清張氏が執筆していたのだそうです。 箱根で起きた編集者の墜落死をきっかけに起こる不可思議な事件を、居合わせた女編集者が同僚と共に追いかけてゆきます。 女編集者と同僚がディスカッションしながら事件を整理し、数々の謎や秘密を明らかにして行くのは読者にとっても頭を整理しやすくありがたいです。 ただ同僚の男性編集者の大胆な推理は少々突飛でしょう。 犯人の手記による事件の謎解きは説明的に過ぎてそれまでの物語のおもしろさが最後に削がれてしまっているようです。 一つの事件に端を発し次々と起こる出来事を螺旋のように紡いでゆく様子は楽しめます。また自分が泊まった旅館が舞台の一つだと云うことを差し引いても、箱根周辺の夏の様子が音や臭いとなって漂ってくるようです。謎解きが説明的(括弧書きが多いのがそれをよく表しています)だったのが星マイナス一です。 | ||||
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読むきっかけは、この本が書かれた箱根の部屋に泊まったことです。泊まった部屋にこの本が置いてあり、当にその部屋で松本清張氏が執筆していたのだそうです。 箱根で起きた編集者の墜落死をきっかけに起こる不可思議な事件を、居合わせた女編集者が同僚と共に追いかけてゆきます。 女編集者と同僚がディスカッションしながら事件を整理し、数々の謎や秘密を明らかにして行くのは読者にとっても頭を整理しやすくありがたいです。 ただ同僚の男性編集者の大胆な推理は少々突飛でしょう。 犯人の手記による事件の謎解きは説明的に過ぎてそれまでの物語のおもしろさが最後に削がれてしまっているようです。 一つの事件に端を発し次々と起こる出来事を螺旋のように紡いでゆく様子は楽しめます。また自分が泊まった旅館が舞台の一つだと云うことを差し引いても、箱根周辺の夏の様子が音や臭いとなって漂ってくるようです。謎解きが説明的(括弧書きが多いのがそれをよく表しています)だったのが星マイナス一です。 | ||||
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「殺人現場検証ツアー」と称し、7名で箱根旅をしてきました。松本先生初期作品を皆で熟読し、その登場人物に各自なりきりの宴旅です。 | ||||
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「殺人現場検証ツアー」と称し、7名で箱根旅をしてきました。松本先生初期作品を皆で熟読し、その登場人物に各自なりきりの宴旅です。 | ||||
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