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あなたが消えた夜に
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あなたが消えた夜にの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全50件 1~20 1/3ページ
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第一部•第二部は極上のミステリ。第三部は純文学の趣きがあり、ドストエフスキーの「罪と罰」に登場するラスコーリニコフの独白を聴いているような気分にさせられる。ところで中島刑事のトラウマについては、どうなったんでしたっけ? | ||||
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途中まではハラハラさせられましたが、ページが文字で覆い尽くされるほど長い 独白が出てきた辺りから読み疲れました。 スリや王国のほうが圧倒的に面白いです。 | ||||
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めちゃくちゃやられた面白い 持ってかれる | ||||
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最初、ミステリーだと思って読み始めたら、警察内部のヘゲモニー争いが登場して「おや、これは警察-組織を描く小説なのか」と思ってさらに読むと、最後の3分の1は登場人物の独白で、そこには無意識やら洗脳やら人間の本性やら贖罪やら復讐やら神やらが登場する。 そういう構成を「面白い」と思うか「破綻している」とみるかは人それぞれだろう。私は、面白くないこともないが、独白がしつこ過ぎてバランスを欠くと感じた。 主役(?)である「所轄」と捜査一課の刑事コンビは魅力的。 | ||||
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この作者の作品は『教団X』から立て続けになる。 前作もそうだったが、この作品も不思議な読後感がある。 ジャンル的には警察小説になるのだろうが、登場する男女2人の刑事の会話が、斜めにずれている感じが不思議だ。 どんでん返しがかなり錯綜して織り込まれているし、一時流行ったメタミステリーのようでもあるし、心理ミステリーのようでもある。 刑事のトラウマが頻繁に出てくるが、最後にはあまり関係なくなってしまう。 収束しているのに拡散していく・・・。 読後感としては、そんな表現になる。 そんなところが、この作家が世界で注目されている理由なのかもしれない。 | ||||
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珍しく自我を抑えた文章だと思いました。どこかに宮部みゆきさんを意識したような構成かな。 彼が描く残虐性にはいつも戸惑ってしまうところがあります。 | ||||
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作者の作品は初期のものを何作か読んでいて、ミステリを書くなんてどんなものなのかと最初は二の足を踏んでいた。読み始めると主人公の刑事と女刑事がギャグっぽい会話をするから「え、これ本当に中村文則?」とびっくりしてしまうし。しかし読み進めていくとやはり中村作品というか、賛否両論あるようではあるけれど、自分は人間の暗い面をこれでもかと掘り下げていく後半の展開は胸に響いて印象的だった。人間はどこまで落ちることができるのか、踏み外すとどこまで狂ってしまうのか、その先には破滅しかないのか、まったく救いはないのか、そういうことが追求されている感じがして自分は傑作と思った。「あなた」はきっと登場人物それぞれに存在するんだろう。 | ||||
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二部まで名作で三部が超駄作という稀な作品。 一部と二部は主人公と相棒のキャラや時間の、複雑さに吸い込まれスイスイ。三部は主人公そっちのけでダラダラと手記。読むのも苦痛で流し読み。 久しぶりに読み応えのある本に出会ったかと思いきや、まさかの『なんじゃそら』な超駄作でした。 ここまでの急降下は中々味わえません。その意味で貴重な体験がしたい貴方にはおすすめできる一冊です。 | ||||
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文則さんの作品なので、基本的に暗い雰囲気の流れており捻くれた作品です。(そこが好きなのですが) 最初の辺りで連続的に起きる事件は複雑で、頭の整理をして読まないと関係性が分かりにくいですが、後半での回収はしっかりしていて美しいのでよく構想が練られたストーリーであると感じました。後半に行けば行くほど面白いので、1日の読書時間は徐々に増えたほどです。 彼の作品を全て読んだわけではないですが、個人的に1番楽しめた作品でした。というか、ここ数年で読んだ書物の中で最も個人的にドンピシャでした。 | ||||
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出て来る人間たちがいざとなると豹変しわざとらしくありえない様な説明的な言動や会話が繰り返されるのは、笑っちゃいましたが、良く思うとギリシャ劇のコロスになれば良いのに、そういう展開工夫がなされていないでただ流している。器用さの罠か?あなたについてはよくある話でつまらなかったけど、よじれた愛と贖罪の物語としての深い要素は、特に3部に込められているのに、筆力過信のせいか薄っぺらさが付いて回るのが残念でした。なにより影のヒロインのサガが浮かび上がってこないのは、ストーリーを上手いこと流した罰かな。才能の無駄使い作なんでしょうね。読ませちゃうけどね。一部二部は簡潔に三部は深みへとなれば良いけど、残念です。 | ||||
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「教団X」と同時進行で書かれていた新聞連載の作品。 しかも、著者初の警察小説ということで、非常に期待して読み始めた。 本作品においても著者独特の歪んだ愛を持った男を描いており「遮光」と通じるものがある。その狂気は並みの作家では思いつかないような思考と行動を伴い夢中で一気読みした。また、警察の捜査における男女の刑事の会話にはがユーモアがあり、(暗い作品の多い)著者の作品では珍しい。 作品を読了した後には毎度のことながらぐったりするような気持になった。 歪んだ愛の形や想像もつかないような悪意を持った人物を描かせたら著者の右に出るものはいないと思った。 ボリューム感のある作品であったことから読了には3日間程度を要し、その間は他の本は全く読めなくなるような内容であった。 本作品は読み始めたら間をおかずに一気読みしないと、登場人物が多いこともあってストーリーが分からなくなるかもしれない。 著者のファンなら十分満足のいく作品だと思う。 | ||||
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私にとっては、初作家さんでした。帯に惹かれて購入。途中まではとても良かったんです。読むのが止まりませんでした。主人公もヒロイン刑事も良かったのに… 後半の手記からは物語は一変します。えっ?この人誰だっけ?という人の手記で、せっかくの前半のミステリーが台無しに。もったいない、別な展開はなかったのかと。おまけの文章も?で、私にはいまいち理解できませんでした。 | ||||
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惹句に文字通り惹かれて読み始めてすぐに後悔、途中で止めるのも悔しいから読み終わったが、読み終えたことに後悔。 まず第一に日本語がおかしい。毎日新聞は校正したのだろうか?「してる」を使っていいのは会話文のみ!地の文で使ってはだめ。小学生でもわかっていますよ。 第二に、中島と小橋の人物造形がおかしい。ギャグにしたいのか、シリアスにしたいのか?全く魅力のない主役。 他の登場人物の性格付けが曖昧すぎてごちゃごちゃしてとても読みづらい。独りよがりの小説もどき。 もうこの人の小説はけっして読まない。 | ||||
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中村文則さんの本は何冊か読んでいます。 「あなたが消えた夜に」は殺人事件の謎解きが主体の小説なのだろう、そう思って読み進めていたら、犯人の手記が出てきたあたりで、読んでいる自分に犯人の想いが侵食してくるような気分になりました。 ただ謎を解決して終わりという普通の展開ではなく、中村さんらしい人間の心の不安定な部分や闇を、これでもかというほど表現されています。ただ、最後の方はずっと犯人の手記が続くので、もう少し主人公の中島さんを出して欲しかったなと思いました。最後犯人に全部持ってかれれた感じがして、中島さんのそれまでの努力が~!と悔しくなりました。全体的に暗いお話ですが、主人公のパートナー、小橋さんがほんわかした行動や発言をしてくれるので、暗くなり過ぎずバランスが取れていると思いました。世界平和パフェ、食べたいです。 | ||||
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途中までは面白かったんですが、色々な要素を入れてくる割には、みんな似通った家庭環境や生い立ちの不幸の連投で食傷でした。犯人のポエティックな語りで、人の傷にどんどん重みがなくなっていく話でした。 あと、微妙に珍しい含ませる言い回しをした登場人物が居て、後半犯人も同じ言い回しをしていたので、え?なんか関係あるの?と思ったが、単に作者の詩的な言い回しの癖だったようです。なんだかなぁ。 | ||||
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なるほも(あなた)とはそういう意味だったか。長いが挫折しなくてよかった。 前半は二人の刑事コンビが上司との確執の中で超能力?を発揮して核心に迫っていくが真相は不幸な人間たちの中でも途轍もないサイコパスの犯行だった。しかも偶然と人間模様の4方向からの迷彩で刑事との恋愛まである。なんだか書き溜めた複数のプロットを作者が詰め込んだ感じ。 最後にタイトルが二重の意味を持つが異常者の心理をもう少し丁寧に書いて欲しかった。ミステリーとしては一級、ドラマ化が楽しみである | ||||
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ミステリー小説として読むのが正しいのであろうが、殺人の心理に注目すれば純文学作品としても読める。 複数の殺人事件とその関連性が掴みにくい。登場人物の関係性が読んでもよく分からない。本書は少なくとも二度は読みたい本だ。 いまだによく分からないのだが、著者は殺人の動機として、人間本性に根差す「性」を主題にしたかったのではないか? 次回作の『その道の先に消える』に通ずるテーマがこの複雑な内容を持つ作品にあると思われる。疲れるのを覚悟でこの作品を読んでほしい。ファン必読の作品だ。 | ||||
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第二部までは面白かった。でも、第三部で手記になってから、右下がりで面白くなくなってしまった。 手記はもっと短くできたのでは? あんなにまともな文章できちんと状況説明されていては、狂っていく姿が感じられない。過去を背負う中島と小橋も活躍らしい活躍をせず、犯人の手記で種明かしでアッサリ終わるというまさかの展開。 ここのレビューを読んでいたら最初から読まなかったのに。 | ||||
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いく人かの、登場人物が、話の中で、複雑に絡み合う、すこし、難解な、ストリーだが、読み進めるうちに、コートの男が誰か・・・・・・、興味が尽きなくなる、面白さ、物語の複雑さが、作品に、重厚さをつける。 | ||||
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はじめて、この作者の作品を読みました。宣伝文句に惹かれて。 残念ながら、全く感情移入できず、内容も受け入れられず、でした。 主人公の刑事や犯人の描き方があまりに浅い。その他の人物も皆不幸せな境遇の人ばかりで現実味に欠けています。 ひとりの女性に周囲が振り回されるのですが、その女性の魅力が全然わかりませんでした。最後まで読むのが苦痛でさえありました。2度とこの作者の本は読みません。 | ||||
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