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宇宙の戦士
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宇宙の戦士の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全70件 1~20 1/4ページ
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愛、規律、組織が、何から育まれ築かれるものか?本能や自由への自然な要求からだけでは生まれないことを学べる良い本でした。 | ||||
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連日の戦争報道に接していて、ふと思い出した本。 私たちは何のためなら、命を投げ出して戦うのだろうか。 そのような状況や場面では、小賢しい理屈や空疎な大義は、不毛なだけである。 そんなもので、私たちは動いたりしない。 本作は、宇宙空間を舞台に、偶然の成り行きから軍隊に入り、教育訓練を受け、熾烈な戦闘を繰り返す主人公の物語である。 著者の実際の軍務経験がいかんなく活かされているため、絵空事ではない、リアルな特訓風景、戦闘風景が描かれている。 (新訳版もあるが、当訳者が軍務経験者であることからもこちらを推したい) 必ずしも、SF的な設定が特に必要でもない内容だが、広大な宇宙を舞台にすることで、多少だが、人間という虚構が浮かび上がることにもなっている(原著者が狙ったかどうかは不明だが)。 本書は、戦争賛美の本でも、軍国主義賛美の本でもない。 ただ、私たちが、誰のためのためなら命をかけて戦えるのかということについて考えさせてくれる優れた本である。 | ||||
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ウィキペデイアによれば、ハインライン自身が若い時にアメリカ海軍で働いてきたので、かなりリアリティーがある。海軍を一度辞めた後第2次世界大戦が起きその時は技術士官として復帰したそうでミリタリーSFのアイデアの発想もうまくまとめられてるのだと思う。 仲間の命がかかっている中で仕事で結果を出すためにはどうすればよいかといった極限状態でのリーダーシップとかチームの在り方は参考になると思うが、指導や教育において罰としてむち打ちとか暴力的なのでそこは明らかに現代ではNGだからそのまま実社会で真似てはダメですよ(笑) いちいち説教くさい小説なのでちょっとした犬の躾の話にも説教的な解説が出てくるが、犬のしつけに暴力を使うのは当たり前で絶対必要な事だ、という様な語りがあるがこれはリアルの現代では、完全に間違いです。 科学的な実験とかで証明されていることとして、犬のしつけは、報酬を得られる、褒美を与えるようなしつけは問題ないらしいですが、罰を与えるようなしつけは、犬のストレスが高くなって不健康になるようです。 子供の教育に関しても世界的には「体罰はダメが正しい」という見解です。 あくまでも小説の中の架空の世界の物語なのでエンターテイメントとしてわかっていればいいのですが、なかなか迫力のある描写が多いので、熱くなってこういう暴力的な面までマジで真に受けてリアルライフで使わないようにしたいですね。スポーツ指導者のオジサンとかやってしまいそう。 自分は、1990年頃学生の時にはじめてこの本を読み、自衛隊や防衛関連とかは就職先として全く気にも留めていませんでしたが、防衛関係で働いたら自分が成長できそうだ、と思うようになりました。当時は強く印象に残る作品でしたよ。良い意味で参考になりましたね。 もう50代ですが、読み返してます。色々な映画やドラマを散々見てきたし人生経験も積んだので読もうと思っても眠くなるというか、なかなかページが進みません。読み返してふとカウンター当ててツッコミたいと思ったのは上記の犬のしつけの話のところです。 | ||||
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正に現代の自由主義が抱える問題点を的確に言い当てている。 そして、その解決策のヒントすらね。 そもそも対話が成立しお互いが相手の力を見誤なければ争いは起こらない。 主義主張その物には実は全く価値がない。 誰が主張しているかが問題なのだ。 この本を理解できる資質のある者は実際に限られているが、自分の道に迷ったら是非とも読んで見てほしい。 | ||||
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「夏への扉」に次に読んだハインライン作品でした。 最近、ジョン・スコルジーの「老人と宇宙」を読み懐かしくなって読み返してしましました。 (こちらもおすすめです) 内容には賛否はあるのでしょうが、中学生のころ読んだ気持ちは単純ですが「面白い」でした。 映画にもなりましたが、書籍という形で是非読んでいただきたい作品です。 | ||||
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Kindle版特有の問題 スタジオぬえ制作によるデザイン、イラストが大判で見られるかと思い購入したが 図画の類は一切無かった | ||||
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矢野さんの訳者後記に全てが凝縮されます。後書きで感動する書は全てが名著です。kindle版にはないのですね。ではそちらを購入された方は矢野さん版の紙も読まないと大損ですので、ぜひお買い求めください。 | ||||
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二十年ぐらい前に初めて読んで、住む場所が変わってもボロボロの表紙を何度も補修しつつ今でも読んでます。 現場の指揮官の重要さが特に説かれ、例え人員不足であり、一人の士官が本来の職務に加えていくつもの業務を 兼任する事になろうとも無駄な士官は増やさない徹底されたリーダーシップ重視は軍隊に限らず官僚社会の無駄が 足を引っ張るのを実際に海軍士官だった作者の体験に裏打ちされた理論なのだとよく伝わりました。 巻末の67年当時のSFマガジンの読者投稿論からの抜粋もこの作品の受け取り方に当時の日本の世相がよく表せており、 今ならネット掲示板でリアルタイムで繰り返される議論がこの頃は毎月一通の手紙でやらねばならないわけだから、送り手も 文と主張を緻密に構成して、今とは比較にならないぐらい隙のない者同士の白熱した議論がなされていて興味深い内容です。 こういった付録も含めてこれからも版を重ねて次の世代にも読まれていく事を望みます。 | ||||
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技術的な話を殆どいれないことで不思議と古臭さを感じず未来を見れる不思議 主人公が後で書き残した書記というスタイルなので細々した話はほっぽり出しているのが読みやすさもある 文面などは素人が語るものはないだろう 中でも一番好きなのが主人公が強化装甲服は大好きで途端、書記の中でも饒舌になるところ 命を預ける相棒の面もあるだろうが機動歩兵たるプライドが感じられる 主人公のビジュアルがイメージしづらい場合はスターシップトルーパーズを見ておくとすんなり入ってくる (ストーリーは別物なのでそちらもそちらで楽しむがよろし) 父親との再開とその後は特に読み応えがあるのでお勧めである ただ難点があるとすれば戦闘描写は全くわからん、多分それ込みでこの作品の魅力なのかなぁと思う | ||||
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言うまでもなく、非常に面白い作品です。新訳版も出てますが、表現が易しくなっており、コレジャない感が多々あります。なので、こちらを購入させていただきました | ||||
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自分の人生の書3冊目。 映画を観て、あまりの物足りなさに本当に久しぶりに読み返したわけだが、本当に読み返して良かった。 全内容が肯定できる。一点たりとも批判の余地はない。 特に今回感じた一節 「かれを正気にすることはできなかった(中略)、それとも治療を受けさせて正気にもどすことができたか、そのどちらかだ。(中略)もしあいつが社会生活をしているだけの正気になれたとしたらーそして自分が、病気だったときにやったことを思い返せばー自殺する以外に、かれにはいったい何を残ってるというのか?どうやって平気で生きていくことができる?」 この言葉を、本能そのままの攻撃性を押さえられずに、高速道路上で子供たちの前で両親を惨殺した男を、少しでも早く社会に復帰するべく努力してる弁護士に問いかけたい | ||||
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まず最初にはっきり書きますが、「蛙飛びは誤訳」などと言われている部分はガンダム以降に時代においては誤訳ではありません。 きっと新訳のとうり原語では「2列で奇数・偶数番号の交互前進」の軍隊用語なのでしょう。 が、ファーストガンダムを見たことがある方ならわかるはずです。 ガンダムが地上戦闘で、バーニャを吹かしてジャンプし空中で敵機を打つ場面。 または、地上でバーニャを吹かしてジャンプ~着地~また吹かしてジャンプしてすばやく移動する場面。 あれですよ!矢野老が読者の脳裏に写し出したかった場面は!! だから声を大にして言いたい! 蛙飛びは誤訳じゃありませ~~ん 内容についても、軍備拡張と戦争を鼓舞する筆致をとやかくも言われますが、著者が描いた状況がすべて著者の個人的主張とは限らない。 映画版「スターシップ・トゥルーパーズ」が壮大な軍隊おちゃらけ芝居であるように、著者も本作でバグに対峙する世界状況一面を切り取って見せただけかもしれませんよ。 | ||||
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戦争を比喩にした社会哲学の本として読めます。が、出版当時の腐ったアメリカ空軍を憂いて「ドクトリン」をダイレクトに綴ったのではと疑っています。 タイトルを読んで「星間戦争に歩兵って...意味ないじゃんw」と誰もが感じる事に本書はそうじゃないぞと反論します。 当時、核だけあれば通常兵力不要じゃんw と言って当時の米空軍には爆撃機と対爆撃機用迎撃機と核ミサイル搭載可能な大型戦闘爆撃機しかありませんでした。F4ファントム、スカイレイダー等全部海軍の飛行機ばかりが頑張って空軍何やってんの状態で、朝鮮でもベトナムでも核は使われず、歩兵が、装甲服もなく航空近接支援との連携も確立されぬまま戦いました。空軍は役立たずのアホ軍隊で、まともな制空権確保用戦闘機&対地支援攻撃機はF-16とA-10が登場するまで無かったのです。そしてF-16とA-10は、嫌われ者が空軍上層部に歯向って作った飛行機なんです。嫌われ者(ジョン・ボイドやピエール・スプレイ)は、宇宙の戦士を読んだ皆がよくぞ言ってくれたと思ってくれた事で活躍できたのかもしれませんし、宇宙の戦士を読んだのかもしれません。そんな事を感じてしまうのです。ジョン・ボイドの軌跡を辿ると。 さてジョン・ボイドは後年戦略家となり、「誰もがアナライズ(分析)は得意だが、シンセサイズ(情報組立・再構築)が不得手だ。シンセサイズこそ重要」旨述べています。これって戦略の真実であり、かつSF小説がなぜ素晴らしいのかをズバリ言い当てた一言になってるんですね。 戦略って、必勝方程式を編み出し言葉にできた時点で陳腐化するのです。まだ見つかってない必勝パターンを、過去の知見をシンセサイズして毎日これから見つけなくてはいけない。ボイドの戦略を理解し湾岸戦争で機動戦を敢行したマクマスターは英雄となり、臆病なフランクスは停止して包囲戦線に穴を開けてしまいました。失敗するかもしれんけど最後は、根拠がなくとも希望を持つ事。希望を持たないと鬱病になります。人間の生存戦略=希望。 ほら「希望」って、夏への扉でも宇宙の戦士のラストでも奏でられるテーマでしょう? シンセサイズが重要で希望を持つ事。 ハインラインって人生訓に見せかけた軍人向けのドクトリンを書いてるみたいなんですよ。なお宇宙の戦士は現在、米海軍指定必読図書なんですって。 | ||||
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この表紙のパワードスーツが、ガンダムのヒントとなったと言われるSF。1959年刊行。 暴力肯定、力による教育等が、議論を呼んだ問題作。 曰く、「むきだしの力、 暴力こそが歴史上、他の何にもまして、より多くの問題を解決してきた・・・・・・。それを否定することは、弱者の希望的観測であり現実逃避でしかない・・・・・・・。」 少年の成長物語であり、パワードスーツが格好良いミリタリー小説でもある。初読は、中学生だったかなー。多分、もう5回は読んでるな。 | ||||
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作者が書きたかったのは、軍隊での鬼軍曹のことと、1959年ヒューゴー小受賞なので、そのころの、世界は俺たちアメリカが守るんだ、維こぜみんな的な感じかなと思いました。 前半は、キューブリックのフルメタルジャケットみたい。 そういえば、最初の所のカプセル降下は、伊藤計劃の「虐殺器官」に同じようなのがあったような。そうだったのか・・・。 実は、私としては、本文より、あとがきの論争の方が面白かったです。難しい言葉がぽんぽん出てきて、SF読んでる人もなかなかレベルが高いんだと思いました。その中で「SF人」というのが出てきて、SFを読んでる人の優越性、特別な感じを語っているような感じがあるのですが、私としては、仮に読書の話になり、どんな分野を読むかと問われて、推理小説はともかく、SFとは、なかなか言い出せないなあと思ってしまっているのです。 こんなところで、なんですが、私は、声を大にして言いたい。おじさんがSFを読んで、悪いか!!おじさんがROCKを聴いて、悪いか!!と。 | ||||
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パワードスーツの原点と作品紹介にあったので、中古本で無いかと探していて購入しました。 商品が到着すると表紙に過去に観たことのある映画「スターシップ・トゥルーパーズ」とあり、 映画の作中にはパワードスーツは登場せず、むしろ生身の兵士と、異星の昆虫型生物「バグズ(Bugs)」 との(グロテスクな)暴力描写が強調されて、SF恐怖映画だったので、一度はがっかりしました。 しかし、原作は内容が作品紹介どおりで、読み応えがありました。 | ||||
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最初から最後まで読み通す、というより部分部分をほじくり出して読む。 そんな本である。 ・田辺聖子の百人一首 ・吾輩は猫である ・宇宙の戦士 この3冊とはそんなつきあい方をしている。 | ||||
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映画化されたのも見ました。 読み進む内に脳内と心に形成される映像の方が断然良くて一気に読んでしまいます。 映画化の出来は50%位でしょうか。 映像化で一番良かったのは「2001年宇宙の旅」位ですね。 今から48年前位の作品ですが高校の授業をサボッテ2回も見に行きました。 | ||||
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内容については、古典的な SF エンターテイメントとしか言いようがありませんので、挿絵についてのコメントします。 早川 SF 文庫は水色と白い背表紙の2種類があり、白い背表紙のものは挿絵が入っていました。 松本零士さんやスタジオぬえなど SF 心をくすぐる画家(?)による挿絵も多く、昔は書店で挿絵を目的に白い背表紙の本から読む作品を選んでました。 この「宇宙の戦士」は、表紙も含めて15点ほどの挿絵が入っており、ご存知のようにスタジオぬえが担当しています。 著名なパワードスーツや母船などのメカニカルな絵もあるのですが、当時は人物がはいいからもっとメカや宇宙人の絵を見せてくれと感じたことを思い出します。 | ||||
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映画を先に観てしまった私としては、原作を後から読むのは結構怖いものですが、読んでよかった!!というのが正直な感想です。 ハインラインの「世界観」や「軍隊観」をデフォルメして調理した結果の映画であることがよく判って、映画を再見したくなりました。 | ||||
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