メトセラの子ら
- 逃亡劇 (28)
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初版本の表紙を見て安心しました。48年モノは相応の状態ではありましたが、良い方だと嬉しく思います。ありがとうございました。 | ||||
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私見では、ハインラインは短編やジュビナイルに際立ったものが多く、それに反して長編はいまひとつのものが多いように思います。 この作品もファミリーが恒星間宇宙船を奪取するあたりからの展開がかなりおめでたい御都合主義になっており興ざめしてしまいます。 昔の作品だからということで目をつぶるべきでしょうか。 あと、矢野徹の翻訳の酷さにも辟易させられることも付け加えておきます。 | ||||
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この本を読む前に<未来史>シリーズの3冊を読んでいると もしかしたら、 ちょっぴりニンマリとできるかもしれませんよ。 物語としては、 他の人間とは違う、長命の特性を持った人たちが その特性を知られたとたん、 迫害の対象となってしまう悲劇の物語です。 そう、誰しも人間はもてない特性をうらやみ ねたむものです。 そして長命族は苦難の 逃亡劇を繰り広げるのですが 少し残念なのは、 人物描写の緻密さで定評の彼が らしくないのです。 どこか描写が甘いのです。 それが決定付けられてしまうのは エピローグ部分。 読み終えて思うことでしょう、 あれ?なんか満たされないぞ!!って。 決して悪くはない作品なのですが、 詰めが残念なのでこの評価です。 | ||||
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長寿の血統を守ってきたハワード・ファミリーが自分達の存在を明らかにしたとき、 世界は彼等を嫉妬し憎悪するようになる。そして、長寿が単なる遺伝によるという説明を信じず、 秘密を隠蔽しているものだと考え、それを明らかにしようとする。 人々の猜疑心と欲望に蹂躙されることを厭い、ファミリーは最年長者のラザルス・ロングに率いられて 宇宙へと放浪の旅に出立つ。 作品前半では、majorityがminorityを排除へと駆り立てていく社会学的な要因の分析に重点が起かれている。 例えば、「一部の市民が、ほかの市民を排斥するという論争に決意を注ぐときは、つねに事態は、ならず者、 扇動家、野心家たちの好餌になるものである。」とか、社会学的な説明が的確に加えられていき、 個人と集団の行動様式の違いとその影響の分析が非常に興味深かった。 あと、ラザルス・ロングはアメリカ人そのものだと感じた。 まず行動し、その結果を分析し、問題点を拾い上げ、その解決手段を考える。 確かにアメリカ人は未知の危機を管理したり、 それに対してシステム構築していったりする能力が高いんだよね。。 そんなことを感じながら興味深く読んだが、SFとしては意外に劣化しているのでは?とも感じた。 idea等の問題ではなく、長寿族と人類の軋轢や排斥運動等、 あまりにもストレートに、現実のユダヤ人に起きた問題や、minorityの現状を 作品に反映しているのでは無いかなと感じた。 また、後半の展開がご都合主義で、少し興冷めした。 追記: 本文に少し誤植があった点、第一部 8 chapters、第二部 8 chapters、 そして あとがき:未来を発見した男、ハイライン が”目次”に入っていなかったため、 移動できなかった点を指摘しておく。 | ||||
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物語は古びていくかもしれないが、アイデアは優れたSFとして残るべき作品。 物語はよくある話で、秘密の力をもった人々が迫害を逃れ隠れ住んでいるというもの。 その秘密の力というのが、何百歳も生きるほど長命であることなのだが、 この長命種のつくり方が科学的にもしっかりしたアイデアで面白い。 長生きの男女を選び出して交合させ、何代にもわたって長生き遺伝子を強化していくというもの。 こうして生まれた子供の平均寿命はだんだん長くなっていくのだ。 現実の科学では、ハチでの同種の実験は成功しており、科学的に効果が確かめられている。 それを人間で試してしまったという恐るべき人々の子孫が登場人物たちなのだ。 | ||||
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