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宇宙の戦士



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宇宙の戦士の評価: 4.20/5点 レビュー 70件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全70件 61~70 4/4ページ
No.10:
(5pt)

現代では全く違和感なし

右翼的だとかファシズムだとかよく書かれているのだが、あまりに普通なので拍子抜けしたぐらいだ。逆に、あとがきにグダグダ書かれている昭和40年代の読者評の方がよっぽど不気味である。ほんの30年前、日本人はここまでバカだったのか??と驚いた。現代日本の読者ではイラク戦争に賛成であろうが、反対であろうが、この本に書かれていることに拒否反応を示すのはごく少数だろう。
ストーリーらしいストーリーはなく、組織内での地位に求められる責任がひたすら説かれている。軍隊を会社に置き換えてもほとんど通用する内容であろう。そこには単細胞的な押しつけはなく、あくまでも理詰めである。若者よりも、ある程度人生経験を積んだ人、何らかの管理者的役割をになう人に必読の書である。
宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))Amazon書評・レビュー:宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))より
4150102309
No.9:
(3pt)

なぜユートピアを描いたのか?

P.バーホベンによる映画や、『ガンダム』に影響を与えたという話等から、派手なSFアクションをイメージしがちですが、実際にはこの作品で最も重点が置かれているのは主人公リコが一人前の軍人(=成人)になるまでに受けた訓練、なかんずく「歴史と道徳哲学」と呼ばれる思想教育の描写です。そしてその授業では20世紀の教育思想、社会主義は勿論のこと民主主義、つまりハインラインが生きている世界までもが繰り返し否定されています。
なぜハインラインは当時最隆盛を誇っていたアメリカの民主主義を否定しなければいけなかったのでしょうか?なぜユートピアとして軍国主義とも受け取られかねない世界を描いたのでしょうか?それは恐らくハインラインが自分の今いる社会に対して危機感を抱いていたからではないでしょうか。犯罪の増加、低年齢化、一般市民のモラルの低下、と言った現象が作品中で何度も述べられています。こういった危機感に対してどうすれば良いのか、幼稚とも危険ともいわれながらもハインラインなりに出した答がこの『宇宙の戦士』だったのではないか、そう思われてなりません。
ハインラインの感じた危機感は今や日本を含めて世界的に現実のものとなりつつあります。ハインラインの出した答には賛否が分かれると思いますが、この作品に描かれた危機感が身近なものとなった今、この作品は現代の読者に新たな問題を投げ掛けうるものと思います。
もっともエンタテインメントとしても充分楽しめますが。
宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))Amazon書評・レビュー:宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))より
4150102309
No.8:
(4pt)

あまり 堅く考えないで (ガンダム世代では無い読者)

どうもこの作品は軍国主義的、スーパーライト(と書くと煙草みたいだな「極右」か)、ファシズムといった形容詞で語られるのですが、私には特に違和感はありませんでした。戦争は狂気であり、勝つための軍隊には単純で明確な信念がなければいけないのは古今東西古来からの常識であり、戦争道具の軍隊をどういう立場に立って描くのかが作家の視点。ハインラインが極右でないことはその後の作品を読めばわかることだし、この作品で戦争を肯定的に描いているのも、「必要悪」に対して考えるチャンスを作家という職人の立場から与えたものと考えれば良いと思う。
そんな言い訳っぽいことより、単純で幸せだった昔のエンターテイメントとして読んでも良しです。
宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))Amazon書評・レビュー:宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))より
4150102309
No.7:
(1pt)

退屈でしかないその世界観。やはりハインラインだな。

軍国主義に傾倒した問題作としての批評を見かけるが。軍国主義でもファシズムでも何でもない。著者の信じる幼稚な、精神的な神としての国家に対する愛国心を、この物語で叫んでいるだけだ。その程度の頭脳しかないという点で見事に漫画化しているSF小説だといえる。ハインラインは人間性の正体について、特にその闇の部分を一度も探求していない、珍しいSF作家で、それを発見しようとする努力をも拒否している姿勢は、アングロサクソン人にもかかわらず、極めて例外的だといえる。その意味でこの作家がある意味『ファシスト』だとも解釈できるが、ファシストにしても実に大甘で、楽観的なその世界観と教条主義的選民思想は、まじめに議論する程度ですらない。この作品は、正に神の如く君臨する軍隊の物語であり、軍隊の教本を読むようで実に退屈だ。『夏への扉』の様な娯楽作家として見れば及第点だが、SF作家としてみた場合には、その手腕に疑問がある作家だといえる。『ガンダム』の方が、よほど出来が良いだろう。49点。
宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))Amazon書評・レビュー:宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))より
4150102309
No.6:
(4pt)

何を得る?

この作品、「強化服」の魅力にやられた方も多いと思います。
現在のものはカバーイラストが変わったんですね。
作品自体、映画「トップガン」と同じく、アメリカ軍のプロパガンダ作品
です。(しかも「トップガン」では、「海軍全面協力」のコピーさえ有りました)作品に初めて触れた時、私は13歳の「ガンダム小僧」でしたので、
この作品が「戦意高揚作品」だとは考えもしませんでした。
異星人=侵略者=ソビエト連邦と気付いたのは恥ずかしながら、
成人後読み返した時でした。
敵を「クモ」と表現するのは、何もこの本だけでは無く、
日本でも、古事記日本書紀に記されている通り、地方の対立する「種族」に
対し、「土蜘蛛」と呼称(蔑み、と共に)した事実に鑑みても、「あからさま」ですよね。
機動歩兵=海兵隊の図式が成り立つように、物語自体は(映画「フルメタル・ジャケット」の前半のような)新兵訓練モノ+ソ連軍殲滅+そのための暴力肯定、という「SFバイオレンス」にカテゴライズされる、と考えます。
今現在の「戦争は限りなくフィクション」と、考える事さえも出来ないヒト
達はこの本から、一体何を汲み取るのか。
蛇足ですが、映画の方はP・バーホーベン監督と聞き、「CGで強化服」を期待してた方には、「そりゃないよー」でしたね。(私もその一人です)
宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))Amazon書評・レビュー:宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))より
4150102309
No.5:
(5pt)

ガンダムやボトムズといったアニメに影響を与え、映画にもなりました

機動戦士ガンダムのモビルスーツの元ネタとなったことで有名。登場するパワードスーツはモビルスーツよりむしろ、装甲騎兵ボトムズにでてくるアーマードトルーパー(AT)風の兵器(この印象は大部分、スタジオぬえによる日本版の表紙・イラストのせい。アメリカ版小説イラストのパワードスーツの絵なんて宇宙服に毛が生えた程度のひどいものです)。ヴァンホーヘンの手により映画になったが、映画では装甲服は出てこず生身の人間対昆虫軍団というマゾヒスティックな展開になっていた。
未来の地球、兵役を経ないと参政権が得られないという世界を背景に、主体性をもたないまま(女の子にいい顔したいと思いから)軍隊に志願するリコ。彼が配属されたのは機動歩兵。衛星軌道上の宇宙船から惑星上に降下、地表の制圧を行う最も危険な最強の兵種であった。多くの脱落者と少なくない死者を出す過酷な訓練を耐え抜き兵隊となるが、地球はクモ戦争と言われる異星生物との戦争に突入していた。
思想的な背景のため毀誉褒貶も激しい作品であるが、随所に現れる戦闘シーンは今読んでもぜんぜん古びていないし、魅力。
本作を読むのであれば、あわせて右傾的な本作のアンチテーゼとしてベトナム戦争期に書かれたSF作品で本書と同じく星間戦争での機動歩兵が登場するジョーホールドマンの「終わりなき戦い」も薦めたい。
宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))Amazon書評・レビュー:宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))より
4150102309
No.4:
(5pt)

古代ローマ市民との類似性

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宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))Amazon書評・レビュー:宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))より
4150102309
No.3:
(4pt)

次が見たい

映画を踏まえつつ原作に近づけた作品です。ケチつけようと思えばいくらでもつけれますが、元々ディズニーアニメではないからみんな見るとも思えない。まあ、好きな人は好きでしょう。
 気に入った所、1バイオ兵器としてのバグがよく表現されています。2テレビアニメだから人が死にません。(それだけにキャラの役割も出てくるし)3訓練時代の話の持ち込み方。4他の軍との連携。5降下シーン(これは最高のお気に入り)
 注意点、これで完結ではなくつづきがあるみたいです。
宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))Amazon書評・レビュー:宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))より
4150102309
No.2:
(4pt)

よくも悪くもアメリカのSF

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宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))Amazon書評・レビュー:宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))より
4150102309
No.1:
(4pt)

スターシップトゥルーパーズとはちがうよ

ちょっと前に、アメリカで公開されたスターシップトゥルーパーズというSF映画の原作と言われていますが、スターシップトゥルーパーズは映画的に駄目でもありますが、こちらとは全然ちがう話なので勘違いしないようにしましょう。こちらの方がかっこいい話です。主人公が戦場を通じて新米から成長していくお話ですが、降下するときの心理描写などおもしろいシーンがたくさんありました。
宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))Amazon書評・レビュー:宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))より
4150102309

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