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星読島に星は流れた
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星読島に星は流れたの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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表紙の雰囲気にやられたのと、舞台設定に惹かれて手に取った。 キャラが10人近くいて、アメリカの孤島を舞台としたをクローズドサークルものである。 その孤島が定期的に隕石が落ちてくる島で、曰くのある人物が集まる。 本格推理だとしたら、期待せずにいられない。しかし残念ながら、フェアではないので、推理ものとしては疑問がある。 また、キャラの立て方にラノベの癖があるのを受け入れられるかどうかが、物語の大筋に絡んでくるため、好き嫌いが激しく分かれると感じた。 そして残念なのが、主人公含めほとんど全てのキャラの背景が単なる設定と化していて薄い。 ミステリは、キャラに深みを求める必要はないとしても、その配置に問題があるように思え、人数を出しすぎている感は否めなかった。 文体は読みやすく、すらすらと読み進められる。原稿用紙にして600枚程度あると思われるのだが、なぜここまで内容が薄いのか。 おそらく、作品の中で、葛藤するキャラクターがおらず、犯人の目星も早い段階でついてしまうためか。 孤島という舞台設定も、ほとんど生かされていない。捜査機関を遠ざけるくらいしか機能していないように感じる。 また、悪人として描かれる方が納得できるキャラクターが、そういう風に書かれないので、結末まで違和感が残る。 ラノベハードボイルド?の特徴なのか分からないが、苦悩や悲しみや葛藤ややりきれなさはごっそりとここには『無い』 トリックは主人公のひとり語りで解明されていく。そこにフェアさは微塵も無いので要注意。 どうしてあれがあそこにあって・・・・・・。 クローズドサークルの魅力のひとつであると思われる、全員容疑者という状況も薄味でしか描かれない。 そして、帯に「謎を解く鍵は、最初から目の前にあったんだ」と書かれているが、これの指す作中の部分は、 単に描写がおかしいだけなのかと、何度も行きつ戻りつしてしまう部分であった。 | ||||
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