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我が心の底の光
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我が心の底の光の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 21~33 2/2ページ
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晄にはふさわしくない最後の行為に「それは駄目!」と叫びたい。 だから本当は★4にしたかった。 しかし、晄を作り上げたものってこれだったんだ!!と最後の最後、腑に落ちた。 晄の光の存在、それは十分共感できる光だった(行為には反論するが...)。 また、途中で登場する友人、颯太の次の言葉は印象に残った。 「ほんとにいつもそうだった。泣きそうに辛いときでも笑ってれば何とかなるんだ。だからおれ、おふくろのこと恨んでないでむしろ感謝しているんだよね。。。。」皮肉なことだ。 母親と子...これは幸せだったり、不幸を生む場合...いろいろあるよね(-_-;)。 だからって、子供を不幸にしないで!と簡単にはいかない。 弱い生き物故、皆が皆マニュアル通り健全な道を進めるとは限らない。 途中から路線を外れてしまう事も決して他人事ではない。 それぞれのドラマがある親子、きっとそれは太古の昔から永遠なのだろうな。 | ||||
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ラストにささえがなにだったか明らかになった。 ハッピーエンドでないところが現実的でいいが、悲しくもある。 | ||||
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恵まれていない主人公の人生の物語。色々な年齢のときに起こったことが短編のように出てきます。 とにかく一気読みでした。よくある派手に成り上がっていく物語というよりは、裏社会に身を潜めて地味にひっそりと復讐していくというような展開。予想通りに展開が進まないのも面白かったです。ただあまりにも可哀相で暗すぎて、少ししんどくはなりましたが…。 個人的には最後の2行が特に良かったです。 | ||||
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主人公(峰岸晄)は実母を亡くし、父は殺人者。 実母から壮絶な虐待(ネグレクト)を受け、5歳で伯父夫婦に引き取られそこでも不遇な生活を送る。 また、学校でも陰湿ないじめに遭い、心を閉ざす毎日。 そんな暗い少年時代を過ごしていた主人公が年齢を重ね暗い過去の復讐を果たすストーリー。 この著者の作品は、暗いものが多い記憶があるが、本作品も例外ではない。 ただ、虐待され続けた少年が成長するにつれて、(主に裏社会ではあるが)成り上がっていく姿に強く惹かれた。 読了まで一気読みしページを閉じた際には、主人公に共感できる部分と共感できない部分が複雑に絡み合ってかなり複雑な気持ちになった。 貫井さんの作品は、過去に数点読んだが、「症候群シリーズ」など有名なシリーズもあるので読んでみたいと思った。 | ||||
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前半から主人公が、ドンナ人生をおくるのか、どのような、展開で、物語は進んでいくのか、興味シンシンで、読む手が止まらない、そしてラスト悲惨な結末が、 | ||||
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私事ですが、この頃視力が落ちてきて、活字などを読むのが難儀…ましてや小説なんか!という状況なのですが、その大切な目を酷使しながら、夢中になって読み入ってしまった…ほどの名作だった。 惜しむらくは最後の章=29歳のエピソードだ。 この小説は全編通して3人称として書かれているが、当然主人公というか、視点は「胱」として物語は進んでいく。 そのはずなのに、29歳時点になって、急に「あれ?晄ってそういうヤツだっけ?」と違和感を覚える。 だいたいNOIR系と言っても、あまり晄にヤクザの存在は似合わないし、なによりラストの結末に、「そんなのアリ?」と、うれしく思わない読者も少なくないのでは? このままでは「完成度」において、やはり大きく疑問が残りそう。ただ逆に「続編」に上手につなげることで、上記の「違和感」を含めの疑問点は、複線として大いに重要になってくるかもしれない。。。 でも続編、、、作者は書く気 ないんだろうなぁ~ | ||||
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とても考えさせられる本です、周りの友人にも貸して回し読み・・・作者に興味がありますね | ||||
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これは、面白かった…苦しい中を生き抜いてき た少年が大人になった時に、とんな大人に…どんな感情を持つか…もっと違う形で、生きてこれたら…と考えるだけで胸が痛くなるラストシーンでした。 | ||||
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貫井さんの本は最後に予想外の展開を持ってくることが多いですが、今回もそうかと思います。 この小説で書きたかったのは実際にあった虐待と、最後の結末ではないかと。 良い終わり方でした。 | ||||
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余り評価が高くないようですが、私は良かったと思います。 ラストまで読んでタイトルが示すものがわかったし、その光が小さい頃の凄惨な体験をした晄にとって、どれだけ大切なものだったのかが伝わってきました。 文章の巧拙などはわかりませんが、ダレることなく最後まで読めましたし、私が単純なのかもしれませんが、ラスト2ページで涙が出てきました。 次回作にも期待しています。 | ||||
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ひどい境遇の中で育った人間が、どのような軌跡を描いて大人になっていくのか、 細かい描写で書かれていて、読後、深く考えさせられました。 心の闇・・・それはどのようにして広がり、増殖し、精神を蝕んでいくのか。 人間の心理に興味のある人、必読の1冊だと思われます。 | ||||
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男性作家の中ではかなりお気に入りの貫井さんの新刊です。 「晄、十四歳」「晄、十六歳」「晄、十九歳」 「晄、二十一歳」「晄、二十五歳」「晄、二十九歳」の6章で構成されています。 晄(こう)の父親は殺人を犯しそして母親は死亡 5歳だった晄は母の兄である伯父夫婦に引き取られ、中華料理店を手伝いながら暮らして行きます。 「晄、十九歳」の章に描かれている母親からのネグレスト(育児放棄)の場面は壮絶で目を覆いたくなりました。 晄が果たして行く復讐は「悪」ではあるけれど、晄の苦し過ぎた幼少期を考えれば止むを得ない行動にも思えて来ます。 復讐の相手は大方予想は付きましたが、ラストに明らかになる復讐の動機はあまりにも切なすぎて苦しくなりました。 晄と言う名前を付けて貰いながらも晄の心は暗い奥底に置いてきぼりで本当に哀しい物語です。 読後感は決して良いとは言えないけれど、いつまでも深い余韻が残る作品です。 | ||||
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読んでいる間中、ずっと文に心を切り裂かれる様な感覚でした。 最後まで読み続けるためには、私はずっと感情を殺して読まなくてはなりませんでした。主人公の晄のように。 そのせいで、読み終わった後に突然、堰を切ったように涙が溢れて止まらなくなってしまいました。 長い間本を読んできましたが初めての体験でした。 | ||||
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