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容疑者Xの献身



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【この小説が収録されている参考書籍】
容疑者Xの献身
容疑者Xの献身 (文春文庫)

容疑者Xの献身の評価: 4.19/5点 レビュー 891件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.19pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全891件 841~860 43/45ページ
No.51:
(5pt)

よく出来ていると思う

殺人事件の主犯隠しをめぐる頭脳戦。
実際に本作品のトリックを使う人はいないと思いますが
浅はかな思い込みを見事に裏切る話の作り方には脱帽。
伏線の張り方も巧妙で単なる風景描写が実はそれであったり…
ラストはかなり感動的。
東野作品ならではの魅力溢れる1冊。
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No.50:
(4pt)

想いは人を強くする

人を想う力。
それが人をどこまで強くさせるか。
そして、そのことだけにどれだけ没頭してしまうのか。
主人公は、倫理観や道徳観を強く兼ね備えているはずなのに、
そんな 「想い」 がストッパーを乗り越えてしまった。
さらに、自分の持つ能力を全力で 「想い」 に傾けてしまった。
そんな主人公の能力と警察との頭脳的攻防。
ページをめくるたびにはらはらさせられる展開。
これは面白い。
ただ、展開が急すぎて話に重みが若干無いかなと思います。
もう少し重厚感をストーリーに含むことができれば
もっと面白かったかなと思いました。
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No.49:
(5pt)

広く読者を獲得しうる一冊

 世にミステリーファンは多い。本作は本格的ミステリーであり、伏線も謎解きも、探偵役のキャラクターも申し分ない。飛躍しすぎて作者のひとりよがりに陥ることなく、みえみえでもなく、安易でもない絶妙な難度のトリック。
 また、優秀な頭脳を持った犯人と探偵役とのセリフのやりとりがいい。短く、示唆に満ちている。言葉少ないやり取りの中に、心情の深みを感じさせる。ただ、やはり犯罪はどこか汚れているものだ。探偵役のいう「歯車…」のセリフに、どんなに美しいトリックや心情が背景にあろうとも、曇りのない犯罪などないと思い知らされる。
 更に、ボリュームの適度さ。東野ほどの作者ならば、それぞれの人物を掘り下げて描写し、緊迫感のある場面描写を書き込んで2〜3倍のボリュームにすることもできたはず。
 だが、あえて一つの事件の謎に焦点を絞り、手に取った者を読ませる気にさせる。そんなそぎ落とされた完成度を感じる。
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No.48:
(4pt)

悲しい話

このミス1位ということで、読んでみました。
評判では、深い純愛とのことだったし、タイトルから推察して、だいたいの結末はなんとなく予想はしていました。ラストのどんでん返しまでは想像できなかったので、さすがにびっくりしました。これほど深い純愛があるのか・・・・
ただ、純愛純愛という割には、なかなかXの秘めたる深い思いは通じてきませんでした。ラストにその経過がちょっとだけ書いてはありましたが、それでここまでのことができるのか・・・?!
また、このミスの1位ってことは当然ミステリーなんですが・・・ミステリーとしては今一歩かな?もちろん面白かったけど、もっとびっくりしたかったです。
わたしがこの小説でもっとも感じたことは、純愛的な要素やミステリー的な要素よりも、湯川氏の苦悩やラストのそれぞれの苦悩がひしひしと伝わってきて、こちらも非常に切なく、苦しく、悲しかったということです。ここに関しては、すごくよく書けていると感じました。
最後のページは、あともう1ページ分くらいあるかな?って感じがしてたんですが、唐突に終わった印象を受け、違和感を感じました。例えて言えば、静かに舞台の幕が降りるというより、テレビの電源をブチっと切ったかんじ。
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No.47:
(2pt)

これで「このミス」1位?

「警部、解剖からの報告ではガイシャはひどくやせていたそうです。
まるで何日もモノを食べていない栄養失調状態だったそうです。
あ、そうそうそれとガイシャの靴のサイズなんですが、奥さんからの話では・・・」
「ば、ば、ばかやろう!小説の中では俺たちはそんなことにも気づかない
ボンクラ刑事ってことになってんだ。でなきゃミステリにならないだろうが!」
以前、桐野夏生の「OUT」の世評を読んで手に取ったが、最後は火サスと同じ現実離れしたドタバタ劇になってしまってがっかりした。
最近の推理小説はこの程度かと、それ以来「このミス」推薦は読んでなかったが、正月休み用にと久しぶりに読んだミステリー1位にまた裏切られた。
文章が無意味に長くて、緊張感ない展開がダラダラ続くし、その割には最後の娘の唐突な行動など描写不足、意味不明な部分がある。
登場人物たちを天才、天才と書いてもさっぱり天才が感じられない。
例えばF・フォーサイス「戦士たちの挽歌」の緊張感あふれるストーリーテリング、鮮やかなエンディングを日本の作家に見習ってほしい(無理?)
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No.46:
(3pt)

東野圭吾としては中ぐらい

東野圭吾としては初の「このミス1位」だが、
これが彼の代表作とはとうてい思えない。
「秘密」や「白夜行」のほうがはるかに傑作だし、
「宿命」や「どちらかが彼女を殺した」にすら劣っていると思う。
ストーリーは相変わらず面白い。
読み始めたら一気に読んでしまう。
ただ、それはこれまでの東野作品すべてにいえることで、
その点でとりたてて本作が特別優れているわけではない。
メイントリックも確かに鮮やかに決まっているが、驚愕するほどでもない。
いちばんの問題点は、動機の薄さだろう。
容疑者が献身する「心の動き」がどうしても伝わってこなかった。
こういう形の愛があることもないとはいえないが、
いくら小説とはいえ現実離れしているし、
それが異常者の行動というならまだ納得もいくが、
天才数学者の発想とはどうしても思えないのだ。
ただ誤解しないでほしいのは、本作が決して駄作というわけではなく、
そもそも東野圭吾の小説はどれもこれもレベルが高く、
その中では中程度の出来であるというだけで、
他の作家の作品と比べればやはり完成度はかなり高い。
評価も、東野圭吾としては☆3つという意味である。
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No.45:
(2pt)

何故これが?

 世評を見ると、何だか叱られそうな雰囲気なんですが、・・・。
 正直に言って、この作品のどこが傑作なのか、とんとわかりません。トリックは全て作品の相当早い段階から見えていますから、ラストのどんでん返し、と言うほどのことでもないですし、人物造形は型にはまった作り方で全然内面に深まって行かない。だから決して物語が読者の胸を打つことも無い。スリリングにハラハラ、ドキドキという展開も、皆無です。
 「かつて、これほど純粋な、深い愛情があっただろうか」という宣伝文句なんですが、・・・。「悲しい」と何十回書いても読者にはその悲しさは伝わらないように、「これほどの深い愛情」とどれほど繰り返してもそれは伝わりません。そんな言い回しを多用するんじゃなくて、ちゃんと伝えて欲しいなあ。
 第一、僕にはそれが深い愛情になんか思えなかった。ただ思い込みの激しい人ならこういうこともするんだろうけど。それを純粋だと言って喜ぶのが本当かなあ。そうじゃないんじゃないの?。そう思いました。
 そしてまた、決定的なのが、何よりも大切な「石神の絶望」という前提が、単純な設定のみで、まるであらすじだけ書いておしまい、みたいな書かれ方でしかないこと。そこが説得力を持てば、この物語はもう少し読み手の心に迫って来たろうに・・・。
 凡庸なトリックに、深まらない人物描写、説得力を持たない登場人物の深い内面的苦しみというもの。
 すいません。僕は全然感心しないです。
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No.44:
(5pt)

ある数学者の純愛

小川洋子の「博士の愛した数式」(新潮文庫)を読んだときにも思ったけれど、数学者とは独特な世界観を有している方である。本書に登場する数学者にもある種の美学を感じた。「白夜行」「幻夜」(共に集英社)で東野圭吾氏による緻密なプロットには常々敬服していたが、今回もすごかった。小出しに小出しに真相らしきものが提示されるので、心の準備というか、ある程度の予備知識を持って、クライマックスに直面した。それでもちゃぶ台をひっくり返されるような衝撃を喰らう。信じられない思いと理解力不足がない交ぜとなって、何度もページもめくり直してしまった。著者が描く「真実」の引き出しはとても深い。そしてなんとも切ない。「名探偵ガリレオ」シリーズの一冊。
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No.43:
(5pt)

天才東野の真骨頂!!

三冠の冠にふさわしい作品です。
作品のストーリーと本格ミステリーの融合が、これほど成功した作品は、かつてなかったと思います。小説が好きだけど、本格のトリックとか受け付けない、という体質の方でも、じゅうぶんに、楽しめます。それほど、小説としての完成度が高い作品です。登場人物の書き込みにも力をいれており、これが本格ミステリーであることさ忘れてしまうほどです。
そして、もう手垢まみれになったトリックを、ここまで鮮やかににみせる技は、感服するしかありません。
この小説のテーマである『純愛』なのですが、果たしてこれが『純愛』なのかどうかは、読む人によって、意見が分かれるところだと思います。ぜひ、この本を読んで、『真の愛とは』ということを考えてみてはいかがでしょうか。
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No.42:
(3pt)

ナンバーワン?

1位になったというので久々に東野作品を読んでみた。
☆を4つ、まさか5つもあげるワケには行かないと思った。
それが素直な感想だ。
(ということは他のミステリーはもっと下だったということなのか?)
☆が3つなのは「トキオ」や「秘密」や「幻夜」や「白夜行」などに比べて劣ると思ったからだ。
東野作品が好きでたくさん読んで来たが、本作品は上記4作品に及ぶものではなかったので☆は3つにした。
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No.41:
(3pt)

悲しすぎる

見事なトリックです。
一気に読めます。
そして、なんとも切ないラストです。
悲しすぎます。
著者渾身のトリックをより現実的な、リアルな、感動的な物語に仕立てるために、
このラブストーリーが存在したのでしょうか。
そして、このラブストーリーの度が過ぎて受け入れがたく感じるのは、
私だけでしょうか。
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No.40:
(5pt)

隣にこんな人がいたらどうする?

と、大好きな上司に言われました。バツイチでも子持ちでもなく,厄介な前夫もいないので何とも言えないのですが、こんな想われたらうざいかもしれないけれども、でもやはり嬉しいかなと思います。東野圭吾さんの謎解きの面白さもさることながら、数学一筋できた天才教師が鏡に写った自分の姿を恋してから気にしだすところがかわいいなと思います。そんな小さな心理描写を書ききる東野圭吾はやはりすごい!
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No.39:
(4pt)

想定内と想定外の結末。

東野圭吾の一級のエンタメ作品。胸張って、推薦します。
今回の話のミソはズバリ犯行日時。
読者も騙されますが、勘のいい人なら中盤で気づくかもしれません。
しかし、終盤の怒涛のサプライズは、さすが東野圭吾、と感心するばか
りです。
私がひとつだけ、引っ掛かったのは、天才数学者って、ふつう世事には
うといんじゃない?ってことかな。
数式の世界に浸っている人間が、警察事情に詳しかったり、人の行動心
理や内面にとんでもない洞察力を発揮するなんて。
・・・まあ、これもステレオタイプ的な見方ですけど。
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No.38:
(5pt)

文字の力

この作品は文字の力が大きい。最後の最後になってその力の凄さを実感した。読者はその限定された表現の中に埋没して、他の世界が見えないままに見えている世界を信じることになる。
最後のトリックは論理の外側にある優しさや辛さがもたらしている。これは傑作だと思う。
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No.37:
(5pt)

至上の純愛小説

正直な話、話題先行だろうと然して期待せずに読み始めました。
期待は見事に裏切られました。無論、良い意味で、であります。
よく考えられたトリック、最後に来ての逆転の発想は推理小説としても勿論、出色の出来。淡白な印象を受ける文章ですが読めば読む程に惹き込まれ、一気に読み切ってしまいました。
ですが何よりも主人公(?)の石神の献身、その無償の愛には驚嘆、感動です。一般的な恋愛小説に於ける下心丸出しの登場人物が何と醜く見える事か。途中、石神の人格を疑ってしまうようなシーン(無論フェイクですが)が挿入される演出も心憎い。
ただ泣けるかと言うと微妙ですね。涙腺の緩さには自信の有る私ですが、泣けませんでした。結びがやや救われないラストですので。
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No.36:
(5pt)

サイコー

【このミステリーがすごい!】の1位に輝いた作品なので読んでみたいと思い、手に取りました!すッごく、気に入りました。前半はミステリーにありがちな、多面的な方向から事件に挑んでいます。それで「はい、事件解決!」と、行かない所が本当に読んでいて楽しいです。
殺人を犯し、生きた心地がしない毎日を過ごす女性と、その女性を守るため自らの頭脳を駆使する天才数学者。本当にこの人には数学しかないから、一生懸命、彼女を守るために頑張る姿が実に感動的です!
また、それと同じくして天才物理学者湯川が出てくるのも、読みどころ。そして、彼に敬意を持って取る湯川の行動は「あぁ、こういう人がいなきゃ彼の想いは報われないのよ」と、思わせてくれるはずです。
数学者はそれに似合った行動をとろうとしますが、果たして数学が苦手そうに見える彼女の行動は・・・
本当に読んでよかったと思える本に、出会えました!
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No.35:
(5pt)

なるほど3冠

年の瀬ですね。
という訳で,2005年を振り返るミステリ番付が発表されていますが,
圧倒的な高評価が本書です。
最高の理系頭脳の2人が
誰も解けない問題をつくり
誰も解けない問題を解きます。
一方は守るために,もう一方は明かすために。
詠み終わった次の日は,思い出し泣きができるぐらいに心に物語が深く刺さります。
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No.34:
(5pt)

実によく計算された絶品です!!

いや〜すばらしいの一言です。
理数系作家ならではの実によく計算された(いい意味で)絶品ですね!
手法は「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」のようにはじめに犯人ありきで醍醐味は完璧な犯罪をどう崩して犯人を追い詰めていくかなのです。
謎をとくコロンボ、古畑任三郎役はもちろん東野作品でおなじみの物理学者湯川(大学教授)。
対する犯人は数学者石神(高校教師)。天才対天才しかも両者とも相手の手の内をよく知った同じ大学時代の宿命のライバルなのです。
しかも動機は「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」のような「うらみ」「つらみ」ではなくこれがなんと「無償の愛」なんですよ。
これだけの設定を作り上げただけでもすばらしいのに、それにあの東野圭吾の天才肌の発想と文章が加わったら・・・・・・。
もう言うことは何もありません。皆さんあとは黙って作品を読むだけですよ。
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No.33:
(5pt)

物語の楽しさとミステリーとしての楽しさの両立!

2005年このミスbPに選ばれた本書。
ミステリーとしての展開も緻密にしっかりと読者に提示を行いつつも、そのほかの要素として人としての高い志と人としての心のあり方を描いている点にも注目したい。
ひとつの物語としてじっくりと楽しみたい一冊。
容疑者Xの献身Amazon書評・レビュー:容疑者Xの献身より
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No.32:
(5pt)

最高傑作!

東野圭吾は、多面的な作家だ。
守備範囲が広いし、パターンにはまらない作風だ。
読者に常に新鮮な驚きを与えてくれる稀有な作家だ。
その彼が真正面からのミステリーを書いた。
これは彼の最高傑作だ。
最初は論理だけで押し切るエレガントなミステリーかと思った。
しかし、これは誤解だった。
巧妙に仕掛けられたトラップに、私たちは常識という殻から抜け出られないため、はまっていく。
その嵌っていく謎に加えて、登場人物の、気持ちの動きなどが、
丹念に描かれている。
そして、最後には、究極の献身的な愛とはなにかを教えてくれる、切ないミステリーだ。
途中から、無償の愛について、考えさせられ、目頭が熱くなった。
ラストには、とうとう涙がこぼれてきた。
東野圭吾は一番切ないラストを選ぶ、罪な人だ。
容疑者Xの献身Amazon書評・レビュー:容疑者Xの献身より
4163238603

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