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容疑者Xの献身
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容疑者Xの献身の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全856件 641~660 33/43ページ
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殺人事件が起きて、自主か隠ぺいかを迫られた母娘2人家族。突如現れた、隣に住む男性がこう呟く「隠ぺいするつもりならお手伝いします。」女は、娘を見つめる・・。 結末は、圧巻です。毎度のことですが、今回は一味違っていました。何気ない風景が、最後に登場する。まさにここに東野圭吾有り!という完成度の高さです。しかも、結末部分も今回は長めで、それが またいいんです。読み終わった後、久しぶりに余韻が残りました。ありえない、だけど・・・ありえる。それは筋が通るからです。話の終え方は、私は好きです。 殺人は、言い訳出来ません。俺が犯したなら自首します。俺が人を殺すとき、自分を殺している事と変わりません。だからーーー なるべくいい環境で生活しまーす^^。 | ||||
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本格ミステリー業界にかなりの物議を醸し出した問題作。 トリックはたいしたことはないのに、直木賞はおろか本格専門誌での人気投票でまで 最大の評価をもらったことが原因らしいです。 東野さんは本格生まれの人だけど、それ以外のものも書ける。 それが本格でずっとやっている人には、 一種の二足のわらじとして映ってしまうのかもしれません。 ある種の軽薄さや、問題点、議論になっていることも含めて、 面白い作品には違い在りません。 | ||||
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果たしてここまで行き過ぎた献身を、単純に「深い愛情」と評していいものか。 ある意味、ストーカーよりも性質が悪い物を感じる。 そこは、解釈それぞれだろうけど。 ただ、もう一つの殺人を知らない美里が、自殺未遂をはかったというくだり。、 彼の献身は、真相が露見するにしろしないにしろ、破綻が約束されていたことになる。 それは、間違いなく彼の献身とやらの結果なのだから。 そして、彼に本当の気遣いがあれば、想定できたはずの結果でもある。 純粋というよりは、狭隘で狂愛的な人間の献身に、母子ともども流されるままに 悲劇にいたる。違和感と後味の悪さの残る話だった。 読みやすく面白かったけれど。 | ||||
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東野圭吾のネームバリューに期待しすぎて読むとちょっと肩透かしかもしれません。 でも現代社会の悲しみ・寂しさ・葛藤などがじわじわ伝わる作品です。 好きなことを追求して生きることのできない現実生活や絶望の中でみつけるささやかな希望の光がひとそれぞれであること、過去と決別したくても簡単にはできないこと、そして友達の大切さ。 通勤や就寝前の時間でサラリと読める本ですが、後からいろいろ考えさせられる本ではありました。 | ||||
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大学での研究を断念した高校教師の数学者、石神。 復縁を迫った元夫を殺害してしまったアパートの隣の部屋の母娘。 その母親にひそかに思いを寄せる石神は遺体を処理し、母娘のアリバイ工作をする。 遺体発見から身元を突き止めた警察が母娘の取り調べをはじめたが。。。 いかにも崩せそうで崩せないアリバイに警察は翻弄される。 偶然再会した大学時代の同期である物理学者湯川がアリバイトリックに気付き、石神を疑い始める。 親友である石神を犯罪者にしたくないと思う湯川の苦悩。 冒頭から静かで坦々とした文章なのに、すーっと引き込まれてしまうのはさすが東野圭吾。 殺人犯になってしまった母娘。 警察に捕まって欲しくないと、やるせ無い気持ちで読み進むのは 私だけではないはず。 人はそこまで無償の愛で献身出来るのか。 石神が選んだトリックの理由には唖然とさせられる。 | ||||
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一点だけ、ロジックに気になる点がありました。この物語で実は一番不幸であろう人物についての事ですが、この人物には過去がなかったのでしょうか・・ユビの事なんですけど・・全くの無駄な行為になった可能性もあるのではないかと・・それも覚悟の上だったのでしょうか・・。それだけが最後まで引っ掛かってしまいました。一読しただけですので見当違いでしたらすみません。色々書きましたが、あまりミステリ好きでもなく、東野氏の特別なファンでもない私ですが、充分に楽しめました。私と同じ様な読者にはお勧めできると思います。 | ||||
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軽いものを読みたいときに東野作品はうってつけだ。そういう意味で本書もまぁまぁ面白かった。 が、直木賞を取ったということで、「白夜行」のような比較的重いテーマを扱いながらもエンターテインメントとして成功しているものだと期待して読んでみた。が、それは期待した私が間違っていたようだ。 どうせリアリティがないのなら、徹底して数学者のエキセントリックな部分を深堀してほしかったなぁ。 | ||||
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随分前に理系の数学科を卒業しましたが、そのころを思い出す作品でした。数学を美しい学問と感じていたこともありました。もっとも主人公のような天才のレベルには全くなく、純粋に数学を愛していた、すごく頭の良い人がいたなあといった感じです。一つ言えることは凡人とは感性が違うなと思ったことです。 花岡靖子及び娘の描写で、すごくきれいな人という印象が伝わらないのも、きっと万人受けする美しさではなく、主人公にとって、何らかの観点で、とてつもなく美しく感じる人だったのだろうと感じています。 というのが私の解釈なのですが、もし解釈が的をはずしていないのであれば、読者にこびることなく、自分の描きたい世界を丁寧に描写する作者の勇気に感銘します。売れることだけを考えると、なかなか書けない作品だと思います。更に、数学の世界というとても縁が遠い人間達を、あれだけ読みやすい文書で書くのもすばらしいと感じました。興味がある人は文系理系問わず読んでみてください。 読み終わって、「献身」というのは誰(何)に対する献身なのだろうと少し思いました。読み返してみます。 | ||||
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これが直木賞?って印象です。 おもしろいですが、現実味がないです。 これが純愛だと言われても理解しがたいです。 エンターテイメントとして傑作だと思うが、文学賞を獲得した事実を踏まえて読んでいたのでしっくりこなかった。 | ||||
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事件のトリックは単純だからこそわからない・・・なかなかわからないものでしたまた、登場人物たちの心理描写などもこの作品の味の一つでもあるわねぇそして今までのは短編作品でしたが、今作は長編作品なので読み応えもあります・・・よ!僕がおすすめするこの作品きみたちもぜひ激読してくれ!!!! | ||||
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素直な感想は、良かった。 特に、クライマックスでトリックと真実の全貌が明らかにされるところが 素晴らしかった。 天才数学者の石神哲哉は、年齢は書いていないが40歳前後だろうと思う。 独身で一人暮らしの高校の先生である。 数学は天才であるが、ファッションとか芸術とかには、余り興味はない ようである。 その男が、隣に引っ越してきた花岡靖子に一目惚れをする。 石神先生は、数学に関しては天才であるが、まわりの状況がよく見えて いないし、性格に偏りがあったのだと思う。 靖子さんを好きになったら、もっと積極的にアタックすべきである。 そのアタックが殺人現場で共犯に協力するという形で、靖子に強引に アタックする。 靖子さんが自首すれば、自分の前から彼女がいなくなる。 それを阻止するために、自分の数学の才能を駆使して偽装工作の トリックを考える。 私から言わすと、狂っていると思う。 その後、靖子に自分の思いを話さないで、警察への受け答えを公衆 電話から靖子の携帯に毎日指示する。 石神は、靖子と話せるだけで良かったのだろう。 とても不器用な男だと思って悲しくなる。 石神は自分のトリックを誰も見破ることができないと、そちらに ばかり頭を働かせている。 どうして靖子と娘の美里とを含めた自分達の将来の生活について 優秀な頭脳を使用しないのか不思議である。 それは、女性の気持ちや人間の感情は、数学の方程式では計算でき ないので、それには興味がなかったのかもしれない。 そこに石神の大きな計算ミスと悲劇があったのかもしれないと思う。 | ||||
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最後のどんでん返し。 ああ、やられたなぁって感じ。 確かにすばらしい純愛です。 ねたばれしちゃうので、あまり詳しくかけないけど、 いろいろなことが伏線になっているので、じっくりと読まないと、 感動が薄いかも? すっごく読みやすいので、くどい系の東野圭吾作品が好きな人には、ものたりないかも? | ||||
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う〜ん・・・ 悪くはないけど・・・ 中途半端な「半落ち」って感じかなぁ。。。 確かに東野作品は文学性も娯楽性も兼ね備えていて、 もっとも売れっ子な作家なのは事実ですが。。。 人物描写や人生観・価値観みたいなことを主題にせず、 推理小説としてのプロットに盛り込んだのが「中途半端さ」の理由かと。 でも面白かったですよ!w | ||||
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東野作品の恋愛小説のひとつとして読みました。 涙しましたし、トリックも見事だと思います。 こんな流れは誰も考え付かないのではないでしょうか? 人物描写も私には十分伝わりましたし、 男性・女性、両面の心理に共感出来ました。 冷静沈着な主人公の彼女を想う気持ちが 最後には相手に伝わって泣き崩れるくだりに、 これは幸せな結末なのかも知れないと思わされました。 推理小説と言うよりは、恋愛小説・・私はそう思ってます。 | ||||
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遅ればせながら、ようやく本書を手に取り読み始めたのが昨日。そして今朝には読み終わりました。東野圭吾作品は大好きです。最初に読んだ「放課後」も新鮮だったし、「白夜行」にはぞくぞくさせられました。「探偵ガリレオ」も印象に残る一冊です。 今回登場人物の描き方について数々のレビューが書かれています。確かに現実味のある人間くささのようなものは感じられないのかもしれません。しかし私は、物語の中で生きる湯川教授をはじめとする人物たちに好感を持つことができました。 そして推理小説として読み進めているところに、突然訪れる不意打ちの「愛」に涙が出ました。人が生きるとは?とか、人を殺してはいけないのか?などと難しいことは考えません。読書の喜びを知る一冊。ただそれだけでも十分ではないでしょうか。 | ||||
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内容的には非常に面白い。練り上げられたプロットと作者の確かな筆力で、結末まで一気に読ませる。 しかし、私の疑問は別のところにある。 なぜこの小説は「探偵ガリレオシリーズ」なのか? このシリーズ初の長編なら、原点に帰って、一見超常現象のような事件(トリック)を、科学的に解明するストーリーにしてほしかった。逆に、この作品の内容なら、シリーズではなく、新しい登場人物で、完全に独立した作品として書かれるべきだったと思う。 「探偵ガリレオシリーズ」として考えると、3作目にして突然、主人公・湯川学に、草薙刑事と同等の親友が登場するのは、フィクションとしては、ルール違反ではないのか? 後から出てきた親友(容疑者)が、草薙と同じくらいつきあいが長いといっても、それは「後付け」の設定にすぎず、シリーズ最初からの読者としては戸惑うしかない。主人公が、後から出てきた親友のために、草薙刑事との友情を捨てる決意さえ示すに至っては(本気ではないにしても)、「フィクションとしてありえない」と思うけれど。 もし、シャーロック・ホームズのシリーズに、ワトスン博士と同等以上の、「ホームズの親友」が、後から登場したら… そしてホームズが、後から出てきた親友のために、ワトスンとの友情を捨てるような言葉を口にしたら… 「容疑者Xの献身」で東野圭吾が書いたことは、それと同じではないか? 私は、東野ファンのはしくれだが、この作品には納得できない。 | ||||
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直木賞受賞作ということで、読んでみました。 簡潔にいうと、 ・トリックはすごい 読んでいて、物語の展開もたしかにうまい。 ただし、作品の登場人物に感情移入できませんでした。 推理小説という枠組みで見れば登場人物に感情移入はあまり必要ないのかもしれません。 ただ、この作品は、最後に読者を感動させたいという作者の意図みたいなものも 感じたので、そういう意味ではもっと感情移入できる人物描写があるといいんじゃないかと おもいました。 うーん、期待したわりにはそれほどでもなかったというのが残念ながら正直な感想でした。 次作に期待です。 | ||||
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久々に「あっ、そういうことだったのか!」と言わしめる作品に出会えました。 このトリックはなかなか見抜けません。 ただ白夜行を読んだ後に本作品を読んだせいでしょうか、登場人物の描き方に ちょっと物足りなさを感じてしまいました。 | ||||
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最初この作品を店頭で手に取った時はまだ自分には早いかなと思いながらも購入しましたが、すぐに話の中に入れました! 文章力も上手で、話の展開も早すぎず遅すぎずでした。 普段本をあまり読まない人でもわかりやすく読めると思います。 流石、東野圭吾さんの作品だけあって主人公の緊張や焦りなどが鮮明に読み手まで伝わってきます・・・。 ですが、勿体ない所が登場人物の存在感ですね。 なんといいますか、靖子の存在が最後まであまり強く感じられなかった所が少し残念でした。 それでも物語は面白いのでイチオシです♪ | ||||
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スルスルと読め、伏線の張り方もお見事で 流石だなーと言った感じでしたが 登場人物、献身を捧げられる肝心の女性に魅力を感じられず どうしても感情移入して読むことができなかった。。。 白夜行が賞を取れず、なぜこの作品が直木賞を取ったのか? 選考委員の爺さん達はヘボですよ | ||||
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