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容疑者Xの献身



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【この小説が収録されている参考書籍】
容疑者Xの献身
容疑者Xの献身 (文春文庫)

容疑者Xの献身の評価: 4.19/5点 レビュー 856件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.19pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全856件 601~620 31/43ページ
No.256:
(4pt)

トリックが最後まで分からなかった

天才数学者「石神」のトリックが最後まで分からないようになっており、事件の真相が分かるまで目がはなせない展開だった。警察が事件の真相を追究するのと同時に、石神の同級生の天才物理学者「湯川」も独自の手法で事件の真相に迫っていくやり方もおもしろかった。ただ、湯川が事件の真相に気付くには少しヒントが少なかった気がした。また、靖子が想いを寄せている男性の間で、靖子をめぐりやりとりがもう少しあってもよかったと思う。
容疑者Xの献身Amazon書評・レビュー:容疑者Xの献身より
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No.255:
(4pt)

純粋な男の犯罪

数学者である石神は、思いを秘めた女性が殺人を犯した現場に遭遇し、彼女と彼女の一人娘を救うためにトリックを仕掛ける。
そのトリックは誰も想像し得なかったもので、警察も読者も事件の重要な部分をだまされたままラストへ向かう。
湯川は、友人である数学者と刑事の間で気持ちを揺り動かされていた。しかし、単独で徐々に真実に近づく。
石神は、全てを完璧に仕組んでいた。アリバイというのは嘘を組み込んで作り上げるものだが、彼は真実を組み上げて作っていく。そして、それらは決して破綻しないのだが、湯川によって真実が暴かれそうになると、全てを覆す最大のトリックを仕掛ける。
しかし、それは、彼の純粋な愛を貫くがための行動だと湯川も驚くしかなかった。
事件の全容をひっくり返すトリックは驚きだけでなく、読者の涙を誘わずにはいられない。
作者も決して華美な言葉、大げさな言葉は使わない。警察の捜査も地味に進むが、進展しているようで、進展しない。意外とゆったりと時間が進んでいた。
しかし、不意に時間が速度を増す。そこからは夢中で読んだ。それまで霧の中をさまよっていたが、晴れたところに出る。それは最良の決断であり、最悪の場所だった。
最後の決意を知ると、秘めた思いの大きさがじんわりと心を打つ。
短編集を読んだあとだと、全体が流すぎるんじゃないかとは思う。
でも、あのゆったり感があってのラストの慌ただしさと、感動が味わえるのだろう。
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No.254:
(5pt)

天才数学者の大掛かりな数式

読了後、面白かったでは無く読めて良かったと感じました。
天才数学者である石神が仕掛けた数式は、彼の全ての行動はその証明に必要なピースであり、不必要な式は一切無い物と理解した時の爽快感は素晴らしいものでした。
個人的には本格ミステリ物では東野圭吾の最高傑作だと思います。
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No.253:
(5pt)

湯川のライバル登場

探偵ガリレオ、予知夢を読んだ後にこの本を読みました。
前2作はそれぞれの事件が短編でしたが、今回は一冊まるごと1つの事件です。
最初に犯人は分かるのですが、後半予想外の展開となります。
また、湯川助教授の大学時代の好敵手であった人物との友情物語もあり、今までのガリレオシリーズとは一味違うように感じられました。
このシリーズは、長編で読んでも面白いです。
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No.252:
(5pt)

かくも悲しい物語・・・

「探偵ガリレオ」、「予知夢」に続く作品。
前者二作は短編で奇想天外なトリックを草薙、湯川のコンビで解いていく。
本作はこのシリーズで長編にあたり、物語そのものの厚みが出ている。
今までの化学や物理を用いるようなトリックは使われず、あくまでも登場人物である数学者の論理的ロジックを軸に話は進む。
すべては計算通り、湯川学が彼の友人であったこと以外は。
この手の物語では珍しく物的な証拠から物語の結末を引き出さない。
すべてはひとを思いやる気持ちから始まり、そして無残に終わる。
その気持ちが常識的尺度では測れないほど強いものだから、余計に悲しく感じる。
読み応えはあるものの、前半は昼メロや2時間ドラマものの体裁、その点、読者を引き込むものは少ない。
ここは草薙と湯川の間に生じる今までとは違ったアプローチを楽しむものだと感じた。
これを映画化するならば、キャスティングによる原作とは違った演出が必要だろう。
でなければ、観るものの感動はきっと引き出せない。
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No.251:
(5pt)

ただ、ただ号泣!!

遅ればせながら読みました。
あまりのやるせなさに、最後は涙が止まらなかった。
東野圭吾の本の中で、これが一番好きです!
今年の秋に映画化されると聞いて調べたら、
石神役は堤真一とのこと。
丸顔で目が細く、柔道部の顧問でガタイがいい
石神のイメージとはあまりにもかけ離れているので、
いったいどういう風に映画化されるか期待と不安が募ります。
私の頭の中ではドランクドラゴンの塚地さんみたいな人をイメージしながら
本を読んでたんだけど…。
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No.250:
(3pt)

なにはともあれ話題作

序盤で火サスのようなベタな部分があったので、読みすすめる手が止まりそうになりました。
読み終わった後、しっくりこない部分があったので、このレビューをみて納得しました。
確かに好き嫌いが分かれる作品なんだと思います。
東野氏の作品は数冊程度しか読んでいませんが、東野氏のファンの方でも
辛口のご意見があるので、かえって他の作品を読んでみたくなりました。
話題作ほど気をつけて読むべきだと痛感しました。
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No.249:
(3pt)

どうしてこれが直木賞か

東野圭吾の作品には、もっとおもしろいものがたくさんあるのに、なぜこれが直木賞なのか、とても疑問である。出版社の力か。たしかに、トリックは秀逸であるし、石神と湯川の友情はよく描けていると思う。しかし、石神の人物造形がいまいちだし、隣の親子からしたら有り難さよりも不気味さを感じてしまうのが普通ではないだろうか。ホームレスなんて殺してもかまわないという石神の冷徹さにも共感できない。東野作品としてのレベルは低いと思う。もし、これを読んで東野圭吾なんてこの程度かと思ったら、ぜひ他の作品も読んでみてください。
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No.248:
(3pt)

面白いことは面白いが…

稀代のストリートテラーによる作品なだけあって確かに面白い。
そして引きこまれる。
でも最後の数十ページで肩透かしをくらい、結局なんだったんだろう?という読了感が残る。
ここ最近の彼の作品にありがちのパターンのように感じるのだが、本作は正にそんな作品だと思う。
綺麗に話を進めるのが本来あるべき姿なのだろうけど、もう少しザラッとしたものを残すような作品を読みたいし、この人なら間違いなく書けるという次回作への期待をこめて星2つ減点。
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No.247:
(5pt)

ガリレオこと湯川学が挑む、数学の論理と純愛の論理の双対関係!

 探偵ガリレオシリーズの第3弾で初の長編小説。直木賞受賞作としてすでに数多くのファンを獲得しており、それは本書への250件近いレビューからも明らかである。今秋には映画化されるようで、おそらくその前に文庫化されることを想定すれば、本書に対する需要は増し続けるものと思われる。
 平凡な数学教師である石神に届いた「運命のチャイム」。いわば「純愛の論理」を「数学の論理」によって極限まで追い求めた男の心理を、切なさを交えて克明に描いた力作だ。多くのレビューが本書の価値や魅力を書いているであろうから、私が新たに付け加えることは多分ない。是非とも一読していただきたい。あえて印象を述べれば、湯川と石神の出会い・再会を描いた箇所には興味をそそられた。互いに別の道を歩むことになったとはいえ、そして二人の時間的距離がいかに開こうとも、両者の心理的距離は一瞬にして縮小するだけの関係であったことがよく分かる。
 またストーリーに直接的な関係はないが、石神が行った再追試における、答案用紙の裏に今の自分の考え=数学に対する自分の気持ちを書かせるという1シーンも強く記憶に残った。数学の本質なるものを教えようとする石神の教師としての熱意以上に、「数学を勉強することのそもそもの意味」に生徒が少しでも気がつけばそれだけで十分であるという学問論も決して無視できないように思うのだ。生徒が果たしてどのような「気持ち」を書いたのか、本書では描かれていないのが残念であるが、おおよその見当はつく。「数学と純愛」という一般人には似ても似つかないと思われるものの奥深くに潜む真理に私自身は理解が届いていないが、それは「崇高なるもの」の共通性なのであろうか。
 今後のガリレオシリーズにも大いに期待を寄せたいところである。月並みな表現で恐縮だが、いわゆる「美しいものには棘がある」、本書の鮮烈な装丁はそんな内面を物語っているのか・・・。
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No.246:
(4pt)

Xは数学を意識したものなのだろう・・・

恥ずかしながらつい最近読みました。
読み終わっての率直な感想は、「期待値があまり高すぎた」という事です。
ここ数カ月『東野ジャンキー』と化している私はこの本に対する非常に高い評判から自分の中で勝手に、それこそ「東野作品で一番」と期待していました。
全くの期待外れでもなければ、思っていたほどでもなかった、という事です。
小説自体は決して詰らない話ではないです。
「探偵ガリレオ」「予知夢」の湯川・草薙ペアが、大学時代の同窓生の隠蔽した殺人事件を解明していくというストーリーで、その容疑者の「献身」に当たる部分がきっと高く評価されたのだろうと思う。
従来のガリレオと比較して化学絡みの話という感じは薄いです。
想像すらできなかったトリックや、前述した「献身」には深い衝撃を覚える一方で、「ここまでなんでできるんだ」という気持ちがあるのもまた事実であり、それに、東野作品でもっと面白い本はあるだろう、とも正直思ってしまった。
ただこの話、東野圭吾の中では割と少ない部類に入る「終わり方が暗くない」からこその人気なんだと思った。
だってデビュー作なんて最後主人公車に轢かれて終わったりするし。
そういう意味で異色な気がする。でも読み終わってからも頭から離れなかった。
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No.245:
(5pt)

いあ〜、よく出来ていますね。

そこまでするかという内容ですが、幸せの感じ方は人それぞれですからね。真実を知られたくなかった主人公の”X”と真実をどうしても話したかった科学者の友人。それを聞いたお弁当やさんもやはりその先に人生をノホホンと生きて行けないでしょう。それぞれの立場に立っても納得してしまうのが、東野圭吾の小説の様な気がしますね。
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No.244:
(4pt)

純愛小説

探偵ガリレオ、予知夢とは違いこちらは化学色がない外伝的な作品。
推理小説というよりも純愛小説といった方がいい内容です。
トリック的には目新しいものはなく特に驚くような物ではないのですが、話の構成がしっかりしていて飽きさせないものになっていると思います。
ラストの石神の靖子に対する愛がとても切なく感動できる作品です。
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No.243:
(4pt)

直樹賞を取るだけの作品でしょう、テクニカルにはね。

すごく面白いし、アプローチの仕方の斬新さや、相変わらずの展開力で、これまで培ったテクニックの集大成な作品だけど、「白夜行」「秘密」のように心はえぐられなかった。
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No.242:
(5pt)

容疑者Xは献身的・・・でした

容疑者X(石神)が犯人(愛する女性)を守ろうとするため、完全犯罪をたくらむ話
天才数学者(石神)の考える完全犯罪を大学時代の友人であった物理学者の湯川教授が
解き明かす・・・
石神と湯川教授、湯川教授と刑事の草薙が大学時代の友人という繋がりが時にしがらみとなり、
仕事と割り切ることができずもどかしく切ない。
石神の包み込むような犯人に対する愛情の深さがだんだん明らかになっていくのだが
天才数学者の愛し方は冷静な頭脳でまたは石神の性格のようにあまりに静かで
そして深く、慎み深い、そんな愛し方もあるのだな・・・と、とても切なくなる愛情表現だった
最後に明らかになるトリックは斬新で、推理小説としても面白い1冊だった
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No.241:
(5pt)

予想よりすごかった

僕は日本人じゃないのに、「ガリレオ」のドラマを見た後、原作の本を読むことを決まった。それから、ガリレオ・シリーズの本をすべて買った。「探偵ガリレオ」も「予知夢」もすごかったでも、やっぱり「容疑者Xの献身」は最高だった。
この本のトリックから湯川学の感情まで、すべては予想よりすごかった。他人は涙が溢れ出したってことがあるのに、僕はそうじゃなかった。でも、本当に悲しい物語だ。本をよく分からなかったのためかも、僕は涙が溢れ出すの感じぜんぜんなかった。でも、言ったとおり、僕は日本人じゃなくて、よく分かれなかったからかもね。
僕といったら、この本のことは読みにくいに見えるでも、もう一度読む予定がある。本当に素晴らしい本なんだよ。
もしガリレオ・シリーズの本の一つだけ読んだら、やっぱりこの本は君の一番よい選びなんだ。
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No.240:
(4pt)

物理学者湯川が活躍

『容疑者Xの献身』です。第134回直木賞作品です。他にも諸々の賞を獲得し、5冠作品とも称されるようです。
探偵ガリレオシリーズの第3作ですが、単独でも読めます。
殺人事件が起き、犯人の母娘が当然疑われますが、隣人が庇い、色々な工作で警察の追及をかわしていきます。
一方警察は、時に真相に近付いたり逆に離れたりしながら、捜査を進めます。
両者の駆け引き、っぽい部分が見所、ということになります。
出来事を淡々と語って行くので、キャラの葛藤や心理に関する描写は薄いです。
トリックは、ある程度伏線が読めますが、読者的には犯人探しではなくトリック見破りなので、完全な正解を出すのは難しそうです。
ラストは、落ち着くところにきちんと辿り着いた感じです。
数学の数式のように、かっちりと出来上がっている作品です。良い意味でも悪い意味でも読者が裏切られる、ということは、まず無いと思います。
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4163238603
No.239:
(5pt)

言葉に出来ない

もうただただオススメします!!!読んだのはかなり前ですが、映画化ということで読み返しました。本当にこの本に出合えてよかったと思っています。はじめて小説で泣きました。トリックも見事ひっかかりました!これほどの感動はなかなか味わえないのでは。
実は映画化については反対でした。文字の威力が高すぎて、映像化するとなんか白けそうで・・・。でも、今ではそれなりに楽しみにしてます。石神さんのキャストに作品がかかっているといっても過言ではないとおもいます。ぜひ慎重にお願いします!
容疑者Xの献身Amazon書評・レビュー:容疑者Xの献身より
4163238603
No.238:
(5pt)

純粋に読むと切ない

東野圭吾ファンとすれば5本の指に私は入るかも。
この人の本はぐいぐい引き込まれて、先を早く読みたくなる。
一気読みです。
純粋に読めば切ない。
涙こそ出ないもののこういう恋もあるんだなと。
読んで間違いないお勧めの一冊です
容疑者Xの献身Amazon書評・レビュー:容疑者Xの献身より
4163238603
No.237:
(3pt)

あいかわらず

東野圭吾、物理学者湯川シリーズパート3。
錦糸町、亀戸、篠崎、瑞江、新大橋通り等々、江東区近辺で超最寄りの東京のベットタウンが舞台となっているところも興味深かった。
シリーズ待望(といってもすでに3年前の作品)の長篇作品ということだけあってなかなかの読みごたえだった。なかでも湯川が敬意を表し才能を認めている数少ない数学者の友人との掛け合いも読者を引き込んでいく。ただこのシリーズらしく多くのページを捜査や推理にさいているため容疑者の心理描写を終盤に詰め込みすぎ、やっつけ感もあいかわらずだった。
容疑者Xの献身Amazon書評・レビュー:容疑者Xの献身より
4163238603

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