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容疑者Xの献身
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容疑者Xの献身の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全891件 861~880 44/45ページ
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| それにしてもとても、ミステリーとだけでは片付けられない作品です。人生の目標を失いつつある人物へ唯一つの生きがいが存在したとき。じぶんがもしも、このような境遇に出会ったらどうなるのだろうって、頭をめぐらせることをそうぞうさせた作品です。後味も良くて、ありがとうって感じです。そしてとっても読みやすいので本当にお勧めの一冊です。 | ||||
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| 登場人物も最小限に留めて小気味よいテンポで進んでいきます。 事件としては全く単純ですが、ここまで魅力的にするとは、流石です。 もちろんミステリーですからちゃんとしたオチも用意してありますが、 それ以外の部分も素晴らしい。特に最後は感動必至です! ミステリーばかり読んでいたので久しぶりにグッと(←感動のグッ)きた一冊です。 | ||||
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| 今まで極力感情を抑えてきた石神が、最後の最後で、背を向けまるくなり、いつまでも慟哭する姿。 私たち読者のココロを、二度と戻ることがないかのように、くしゃくしゃにする瞬間であった。 どうして、こんな数式を東野はつくれたのだろう。人を惑わすだけではない。人を、究極的に悩ませ、心をしめつける方程式を。 上っ面の男女関係を、SEXを交えて書かれたそんじょそこらの恋愛小説すべてが、まったく陳腐にみえる。それほどの引力を秘めた作品だった。 「秘密」「白夜光」「分身」そして「容疑者Xの献身」……。 東野の新作が出るたびに悩むことがある。 彼の最高傑作を、一つに絞れなくなることだ。 | ||||
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| かねての評判の通りの傑作でした。「このミス」でも1位を獲った事といい年明けの「白夜行」のドラマ化といい東野さん大活躍でしたね。 石神の行動の成功率に多少の疑問は残る部分はあるものの(詳しくはネタバレになるが)、 情と理のバランスが取れていることから東野氏のファンのどの層にも受け入れられると思います。ただ、泣けるかは疑問ですがね。 | ||||
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| 本書は’東野圭吾がデビュー20年にして書き上げた、卓抜なトリックを使った「本格パズラー」と哀しくも美しい「純愛小説」が融合された傑作である。 読者は容疑者Xの企てた罠に見事にはまり、著者が展開する物語世界のミスディレクションにまんまとだまされる。少なくともメイントリックは相当のミステリーファンでも10人中10人があっと驚くのではないだろうか。 そもそもこの物語は、著者が生み出した石神という、これ以上ないほどに純粋な天才数学者なくしては成り立たない。彼の存在とキャラクターが、この作品では本格パズラーとしてのトリックそのものであり、この純愛物語の核である。 天才数学者石神に対抗し、すべての謎を解明できるのはこれまた天才と称される人物だけである。ここでかつて二つの短編集『探偵ガリレオ』と『予知夢』で活躍した帝都大学物理学科第十三研究室助教授、湯川学が登場する。彼は石神のトリックを見破るが、かつての同窓生である彼を熟知しているがゆえに、いつものようにコンビの草薙刑事に全面的に協力してスパッと解決というわけにはゆかず、ひとり悩み苦しむことになる。 ともあれ’05年、数々のミステリーランキングで第1位に輝いた本書からは東野圭吾の若き「本格パズラー」スピリットと最近の円熟したストーリーテラーぶりが充分にうかがえた。 | ||||
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| 愛してやまない相手を必死に庇う数学者の偽アリバイ造り、それに立ち向かう名探偵の名推理。本格ミステリー小説の面白さを基本に、稀代のストリーテラーが描く本作は、まさに痛快である。面白い本格物を読みたい、探している方には、絶対お勧めであろう。 「宿命」「秘密」「白夜行」「時生」「さまよう刃」など等、まさに 東野多重人説。いったいどこにこんな傑作を、連発できるのだろうか? 東野流本格物も、本作でここに極めたり。でも今後もすごい作品を、どんどん書いてくれるのだろうなー。 | ||||
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| 数学だけを生きがいにし、恋になど縁のなかった男・石神。 彼はひそかに愛する女性・花岡靖子が殺人を犯してしまったことを知って 協力を申し出、完全殺人を目論む。 犯人である花岡親子が警察に証言することはすべて 石神からの指示による“嘘のアリバイ”。 しかし、か弱い女性・子供であるはずの彼女達は 自信満々と迷うことなく証言する。 それがとても不思議で違和感を感じていたのですが 最後の最後で私達読者もすっかりだまされていたことに気づきます。 石神の緻密なトリック。 「思い込みによる盲点をつく」 完全に思い込んでいました。 これには読者も完敗です。 靖子に対して石神が見せた“気持ち”はあまりにも重い。 靖子は石神を“なぜここまでしてくれるんだろう・・・”と不気味に感じていたはず。 こんな秘密を共有してしまったら どんなに愛を見せても、石神の気持ちが成就する事は決してないのに・・・。 それがとっても切ない。 ミステリーとしても純愛小説としても傑作と呼べる作品です。 | ||||
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| 読み出したら途中では辞められない面白さでした。数学は苦手なのですが、実は数学とはとっても面白いものなんじゃないか?と思いながら読みました。単なる探偵ものとはいえない深さを感じます。石神のような頭の良い人が本当にいたとしたら、やっぱりこんなことではなく、社会のために役立てて欲しいと思わずにいられません。 彼の献身が、あまりにけなげで、ラストは涙しました。論理だけでは解決しない事項は実はたくさんあるのですよね。 東野氏の「湯川シリーズ」、読んでみたくなりました。 | ||||
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| 物語が始まり、あっと言う間に殺人事件が発生する。衝動的に起こしてしまった殺人を隣に住む高校の数学教師が巧妙に隠蔽する。執拗に迫る警察の捜査すべてを計算しきった男を動かすのは純粋な献身だった・・・・。テンポの良さ。ほどよい人物描写。主人公が人生を掛けて守ろうとする女性の風貌も性格も、最小限しか描写されずそれがかえって読者の想像をかき立てます。絶対に映像化されるでしょう。2時間ドラマでなく、ちゃんとした映画で映像化されることを願ってます。 | ||||
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| 無償の愛とは何かを考えさせられ、尚且つ、推理小説としても両立していて、いやいや参りました。弁当屋で働く靖子の元に、別れた夫が訪ねてくる。復縁を執拗に迫る元夫を、はずみで殺害してしまう。靖子に恋心を抱く、さえない数学教師の石神は、靖子が起こした殺人事件を、完全犯罪に仕上げようとする。ラストはこれで良かったんだよね。切ないけど。「さまよう刃」といい、考えさせらますね。 | ||||
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| 大学時、数学の天才として名を馳せた男・石神。運命のいたずらか、ある転機により今は高校の数学教師をしている。数学に人生を捧げていた男石神が愛した女・花岡靖子。女手1つで娘と懸命に暮らす靖子が警察から容疑を掛けられる。石神はどうやって守り抜こうとするのか?崩れそうで崩れないアリバイ。読者である私達にも石神が計画したトリックにかけられる。この本はラストまで読みきることで醍醐味が得られます。愛した女を人生まで捧げ守ろうとする男。トリックの解明と、男の愛に満喫して終わる1冊。 | ||||
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| 私にとって、東野圭吾と言うと、どうしても、まず思い出されるのが、あの切ない“愛”の物語である「秘密」なのであるが、今作は、ミステリーの形を借りた、ストイックで、ピュアな、至上の“愛”が、深く、静かに、描かれる。ミステリーの為、どこまで紹介して良いか難しいが、①登場人物で、悪人は1人しか出ず、冒頭であっけなく殺される、②衝動的に、殺人を犯したのは、彼の元妻と娘である、③隣人の数学教師の石神は、彼女を密かに慕っており、ふたりの窮地を救うべく、かって、数学界の天才と呼ばれたその頭脳を駆使する、④捜査は難航するが、大学時代、石神の同期でお互いを認め合う物理学者の“ガリレオ博士”湯川学が登場し、論理的に構築された犯罪のパズルに挑む、と言う処ぐらいまでは良いだろう。とにかく、緻密に組み立てられたアリバイ・トリックにも唸らされるが、どんな状況に対しても、極めて論理的に冷静に対処出来る石神のキャラクターの造形が見事で、一歩間違えたら、極めつけのストーカーになりかねない処を、善悪を超越し、“無償”の行為を貫徹する一途で孤高な研究者として、説得力ある人物として、描いている。それだけに、終始理知的な彼が、物語のラストに見せる慟哭は、極めて人間的な感情の吐露で、胸を打つが、同時に、あまりに切なくて、涙が出る。 | ||||
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| クライマックスで明かされる緻密に組立てられた主人公の「数学的思考」と湯川が解き明かす「物理的思考」、まるでコンピュータでつくられた推理小説のようです。 推理小説でありながら、これほど感動を与える恋愛小説があるものでしょうか。東野圭吾の衛星のドラマ作品を見て感動し泣いたことがありますが、この作品は、映画化されたらそれ以上の作品になると思います。 | ||||
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| 本書は草薙刑事と湯川助教授が活躍するシリーズ。今回は、いわゆる倒叙式の展開。まず殺人が起きて、犯人がトリックを使って完全犯罪を目論むが、そのトリックを見破られ、追い詰められていくという流れだ。 湯川が大学時代に一目置く存在だった石神は、隣に住む女性に心を奪われていた。そして、ある日、その女性が犯した殺人を目の当たりにした石神は、彼女のために得意とする数学的論理を駆使して殺人の隠蔽工作をする。数学のスペシャリストである石神が創り出す、緻密に練り上げられた犯罪隠蔽の方程式とは!? そして石神を数学者として認めながら、彼が築いた犯罪隠蔽工作をあばいていく湯川の心境や如何に!? | ||||
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| この本は純愛小説だ!下手に純愛をアピールする作品よりぐっとくる。見えてないのに登場人物の表情、風景がリアルに見える、さすが東野先生!! | ||||
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| つきまとう元夫を殺してしまった女性。愛する人を殺人犯にしたくない!その思いから石神は、彼女を守るためにアリバイ工作をする。だが、石神の友人で物理学者の湯川は、確実に真実に迫っていった・・・。おなじみの湯川、草薙シリーズ。 警察の追及をあらかじめ予測して、次々に手段を講じる石神。完璧なアリバイなど作れるはずがないのに、警察は彼女の犯行当時のアリバイを崩すことが出来ない。なぜなのだろうという疑問が最後までつきまとう。だが、そこには驚くべき真実が隠されていた!ミステリーの面白さに加え、人は思いを寄せる人のためにここまで自分を犠牲にできるのか!という切なさも味わえた。最初から最後まで読み手を掴んで離さない、一気読みの作品だった。 | ||||
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| 東野さんの作品は大好きで殆ど読んでいます。いつもいつも奇想天外な発想と人間的な情愛と理数的なトリックの数々にハラハラドキドキしながら楽しんでいます。今回の作品もとても期待していたのでゆっくり読もうと思っていたのですが、その誓いも虚しくあれよあれよと言う間に読み進んでしまって気がついた時は時既に遅しで・・もう読み終わっていました。とても悔しくさえ思っています・・笑石神さんの風貌や情愛の心が哀しくてつらくて最期は涙が止まりませんでした。でも彼なりにとても幸せだったのではないかと思います。だって人生を賭けても惜しくない素敵な女性に出会う事ができたのですから・・東野さんの作品はいつも哀しくても心が清清しくなります。 | ||||
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| タイトルのXは、数学で用いる変数を意味していることに、読み始めてしばらくして、気づかされた。数学の試験で、Xに値を代入して問題が解けた!と、高をくくっていると、後から、もう一つ答えがあったことに気づかされる。そんな小説だった。トリックはもとより、湯川の視点が美しく描かれていて、気持ちよく味わえる物語になっている。後ろにいくほど頁を繰るのがゆっくりになる、読み終えるのが惜しい小説だ。歪んではいるが、純粋という状況を東野は書ききったのだ。 | ||||
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| ご存知、湯川(大学助教授、物理学者)、草薙(刑事)の名コンビシリーズ。「探偵ガリレオ」「予知夢」等で東野作品でおなじみのファンにはなじみの深い二人ですね。 で、この二人のシリーズという事で、またまた妖しげで不可思議なトリックかなと思っていたら、まったくとんでもなく予想を裏切られます。本書にはそんな小手先(決して他作のトリックが面白くないわけではありません、念のため)のトリックは存在しません。それを上回る驚くべき理論で構築された至上の推理トリックが本書には仕掛けられています。この真相にいたったときには、私は鳥肌物でした。 物語りも湯川、草薙、と過去の作品には無いくらいに人物描写が書き込まれており感情移入が大幅にアップ。容疑者が、友達であり好敵手でもあった数学学者とのことで思い悩む湯川にいままでの印象とはまったく違う一面を見れ、ただの推理ドラマではない、人間ドラマも織り込まれているという、まさにシリーズ最高の面白さだと思います。 驚かされる作品が多い東野さんの作品ですが、この作品も大いに驚嘆させられました。とてつもない才能の持ち主だとおもいます。 | ||||
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| 某書評家が直木賞候補だという持ち上げ方をしていたので、あれそっち方向の作品なのかなーと思いきやさにあらず、本格ミステリ的アクロバットが見事に決まった傑作でありました。……正直、本作で用いられるトリックは、「探偵ガリレオ」シリーズということで、私は別のものを想定したんですが、いやーやられました。こういうかたちのミスディレクションもミステリの伝統として、ある。 冷酷さと情熱。理性と感情。針の振れ幅が大きいほど、私たちの想定する「人間」の規格から外れた主体が生起し始める。彼に対して、いかような内省をうながすことができるのか。――そのようにみると、作者が近年追求していると思しきテーマ――「怪物」における「罪と罰」というもんだいが、本作でも深く穿たれているのだ。 | ||||
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