■スポンサードリンク
ハイペリオン
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ハイペリオンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全91件 21~40 2/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この魅力を、どう表現すれば良いのか。。。 まず、小説として面白いです。 色々オマージュ。オタク的知識あれば語る事に事欠かない模様。 センス・オブ・ワンダーの宝庫にして、技法に富んだ多様な物語が楽しめる。 カンタベリー物語的に、枠物語の中に、6つの全く雰囲気の異なるお話が短編的に入っていて。この一つ一つがまたべらぼうに面白い。 で、それぞれの物語の主人公、6人が、それぞれの事情を抱えて、一緒に対決に向かう。。。 で次作ハイペリオンの没落へ。。。ここで止まらんですよ。即、ポチりました。 学者の物語:シーユーレイターアリゲーター、フォーアフォアイルクロコダイル。涙ちょちょぎれる事必至。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いつまでたってもシュライクの謎・存在理由が解けないまま引っ張り廻され、シリーズ全巻を中古で買ってしまったが、少しずつ明らかになる答えにちっとも納得できず、モヤモヤしたまま読了。 過去のSFで登場したガシェットを、リスペクトも無いまま拝借し、半値8掛けの大安売り。 「ハイペリオン」だけならば、強烈なイメージで提示される数々の謎自体のオモシロさに対し、4つくらいは☆を付けたいが、巻を進めるごとにストーリーは陳腐になり、明かされる謎の答えに一つ一つガッカリしつづけなければならない。こんなものに少々のカネと膨大な時間を掛ける不幸の連鎖は、ここでとめなければならない、という義憤にかられ☆ひとつ。 細かく言えば「ハイペリオン」☆☆☆☆ 「没落」☆☆ 「エン」☆ 「覚醒」中古でよかった、新品だったらカネ返せ ってところか。ヒューゴ賞の審査員も続編にはガッカリしているんじゃないかしらん。 SF=サイエンス・フィクションがフィクションとして成立するためには、架空の世界の構造がもっともらしく強固に構築されていなければならない。SFに限らず、指輪物語でもハリポタでも、その世界の内部では矛盾が無いよう、細部まで造り込まれたピースが強固に隙間無く積まれていなければたち網現実世界に引き戻されてしまう。ハリボテで出来た舞台セットでも、美しく組み建てることによりプロセニアムアーチのように我々の眼前に迫り、展開するストーリーの起承転結の滑らかな連続サイクルが疑問を感じさせずに受け手に届くことによって、我々はその世界に意識ごと没入ことができる。謎が大きければ大きいほど、必ずその世界での理によって消化分解され、破綻無く論理的に解明されなければならない。全ての物語が宝探しならば、お宝が向こうから歩いてきたり、終幕にゼンマイ仕掛けで吊られて登場してはダメなのである。ヨシャバテ! ハイペリオンシリーズは壮大なスペース「オペラ」ではある。読後に溜飲できない気持ち悪さを例えるまらば、「魔笛」や「トゥーランドット」のまとめストーリーだけを読み、なんじゃそのオチわッって突っ込みたくなる気分と似ている。鳴り響く未来世界のイメージに幻惑され続けることは、スペースオペラの鑑賞方法として多分正解なのだろう。しかし、この作品オペラであってもはSFではない。 サイエンスと表することができるような、科学的・工学的ガシェットを使いこなすことも出来ず、フィクションをノンフィクションと錯覚させる、隙の無い緻密な世界観を提示することも出来ず。 これはSFではない。サイエンス・フィクションではない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
描写の文字は多いが、構成が絶妙なので苦もなく読める。映画でも観てきたような情景が記憶に残る。温かく感じる話。最近ティプトリーやルグウィンを読んで、SFってこんなに読むのが苦痛でつまらんものだったかと思ってたところに、久々にSFの壮大な楽しさを感じる作品に出会えてよかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ダンシモンズさんの作品は初見となりますが 非常に、群像劇としてまとまっていて ワクワクします。 ただ、登場人物の会話が ハイペリオンは中心なので ちょっと映像化が難しそうなのと ちょっと年齢層高めの狙いのような気はします。 ただ、これぞSF!といった要素が満載です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
風呂敷の広がり方にゼノサーガのような雰囲気を感じるときがある。ゼノサーガが影響を受けているのかしら。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あらゆるジャンルから燃えるシチュエーションを引っ張って、タイムリミットを設定。 これって、根っこの部分は 『宇宙戦艦ヤマト』と同じだな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
SFというジャンルには興味があったもののほとんど触れてこなかったものです。 精々スターウォーズや攻殻機動隊やマトリックスを観たことある程度で、書籍のSFタイトルを読了した経験はありませんでした。 そんな私がこの作品を読了するのは、まーーー、至難でした。 ですが、読み終えたときには「SFってなんてすごいんだ…」と、今までに感じたことのない達成感と、さらなる知的好奇心に満たされていました。 作品としては星5個でも10個でもあげたいほどです。 ですが、初心者という立場の私として言いたいのは、この作品を入門に選んではいけない。ということです。 よほどSFに対して興味関心がある、あるいは書籍を読了するある種の意地的な何かがない限りほぼ確実に途中で読むのをやめます。 事実、私も半年ほどかけて読み終えました。 何故かと言うと、とにかく難しい。これに尽きます。 一般的な書籍ならば知っている知識の中で物語が進むものですから、当然「このセーターというのは、綿で作られた服で…」などという説明は不要です。ですが同時に知らない知識があれば「このセーターは青色で…」と説明が入ります。 そうして活字から脳内にその世界を作り出して、織りなす物語を楽しむわけですが、ことこの作品にはその常識が一切通用しません。 まず、知らない単語をいきなり出しても説明がないことが多い。冒頭も冒頭でまず「ラフマニノフの前奏曲嬰ハ短調を演奏して――」と出てきますが、ラフマニノフも知らなければ前奏曲嬰ハ短調なんて以ての外です。ですが、曲の雰囲気の説明もないままズンズン進んでいきます。 こうした実在するがおよそ普通は知らない。という事柄から「立体映像投影ピットで連邦の首都タウ・ケティ・センターにいるマイナ・グラッドストーンと会話――」というシーンが続いて出てくる。「え?どこ?の誰?と何で会話してるって??」そんな疑問符を他所にやはりズンズン進んでいく。この後マイナ・グラッドストーンもタウ・ケティ・センターも立体映像投影ピットもすぐには説明されない。 また、説明してくれる場合もあるが、またその説明が非常に難解で「北の方からは雷雨の前線が迫りつつある。巨大な裸子植物の森は蒼黒い雲の下に黒々と沈み、荒ぶる点に伸びる層積雲は高さ9キロメートルに達する――」という具合。 だが、こうした疑問符というのがSFのミソで、いわゆる「センス・オブ・ワンダー」と呼ばれるものを感じさせてくれる。 (SF作品などに触れることで起こる謎の感動や心理的感覚を表現する概念、および言葉) 知らない単語が出てくる、その中で自分なりの解釈で世界を形成していく。すると、ある瞬間「ああ!この世界ってこうなんだ!」という謎の納得と言うか、脳みそが広がったような感覚になる。今までの固定観念を破壊され、可能性に対して寛容になり、夢見ることを恐れなくなる瞬間が来る。その瞬間こそがSFにしか与えられないものだと思う。 この作品は、傑作だと呼ばれている。それが何故かと言うと、SFに慣れ親しんだ人間でもセンス・オブ・ワンダーを感じることができるからだ。 つまり、それはある意味ある程度のSF耐性があることを前提にしているとも言える。 センス・オブ・ワンダーを感じるには様々な独特の表現、独自の言葉を独りで黙々と読まなければいけない。 映画なら絵面でごまかしたり、隣りにいる誰かと会話して盛り上がることもできる。 だが書籍ではそれができない。だからこそ、初心者にはあまりおすすめできない。 長々と書きましたが、この作品は間違いなく稀代の傑作で(と言ってもこの作品くらいしか知らないが、そう感じさせる力がある)間違いなく最高に面白い一冊だということだ。 本当ならどんな人にでもおすすめしたい一冊だが、この本を読んで、結果として「SF?なんか難しかったからいいや」となってしまうのはもったいないと思い乱筆ながらも想いを載せました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
聞いたことがない単語が多く、読み始めは入り込みにくかったものの、次第に没頭していきました。あっという間に没落上下まで読み切ってしまいました。面白い本ほど読み終わるのが早くて残念ですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上巻のみのレビューとなります。 辺境惑星の訳あり巡礼者7人の人生譚が語られて行きます。 この巻では、神父、軍人、詩人の3人分です。 何れも、異教の神秘に魅入られた、壮大な法螺話といった案 配でした。 世界がカッチリと構築された中での如何わしさが、何とも 魅力的です。 語りの力が漲ぎっています。 傑作への期待が高まります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
原著もつまらないが、訳はさらに拙く、到底勧められない。どうしても読みたければ原著を読むべきだが、お勧めしない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
原著もつまらないが、訳はさらに拙く、到底勧められない。どうしても読みたければ原著を読むべきだが、お勧めしない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
擬古文風で読みづらい訳文だが、読むに堪えないというほどではない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
涼宮ハルヒの憂鬱の中で長門有希がキョンに貸す本として登場するものでしたのでしたのでアニメグッツの1つとして収集。活字が苦手なので読んでないですが存在感はあり。グッツとしては優秀。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
回収されない伏線も多々あるし(続編のエンディミオンでも)、シリーズとしてたくさん出せばよかったのではと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
筆の赴くまま書き連ねていくので、風呂敷を広げたけれどどこで収束させようか迷っている感じ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
カッサードがシュライクとの壮絶な戦いによって絶命する。 フウ(-_-;) もうお腹いっぱいです。 どんどん死滅していく私の脳細胞の許容量を超えてしまっています。 巡礼者達の艱難辛苦の道程、軍部、大統領、側近達、復元者、アウスターetc 登場人物達の視点や主観で語られていく戦争、科学、文化、宗教、喜怒哀楽、絶望と希望、 がないまぜになって展開するストーリーは注意力が散漫になっていると脱線してしまうい、 あれれ、どうなってんだっけこれ?なんてことになってしまう。 まるで満漢全席のようなハイペリオン4部作。好き嫌いを言って決して食べ残してはいけません。 多くの読者が書いているように、この一連の作品は、何度も読み直さないと真髄を極めることは できないでしょうね。私は本作を読み進めていくうちに、「カッサード大佐とシュライク」に視点を あてていくことにしました。そして次に読む機会はレイミアとジョセフに、次は領事とグラットストーン と、そのようにしていかないと各々の同時進行の物語をとても深く味わうことはできません。 さあ、つぎはエンディミオンと覚醒へ。分厚い第三部と第四部が待っているのですね。 ああ、なんて幸せなんだろう、あたし( ̄ー ̄)グヒヒ。 超絶面白い「ペルディード・ストリート・ステーション」は半分まで読んでそのままにしておいて、 エンディミオン方面へ冒険の旅に出るのです (o ̄∇ ̄)/~♪ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ファウンデーションシリーズ、レンズマンシリーズ、火星シリーズ、エンダーゲーム、 リングワールド、にデューン、竜騎士と大作SFシリーズは数えだしたらきりが無いと思うのですが、 叙事詩的で日本人の琴線に触れる作品の筆頭がハイペリオン作品群だと思うのですね。 総論としてSFは科学的な要素と空想世界を表す難解な表現に偏りがちで作者の自己満足、自己顕示 の集約のようになってしまい、「理解できないのは読者が悪いんだろう」と読み手の気持ちなんて一切斟酌しない 傲慢ささえ感じてしまう作品が意外と多いと思うのですね。 出版社側も海外のなんとか賞を沢山とってるんだから、取り敢えず絶賛のオンパレードの帯作って 後書の解説も、絶賛風に書いてもらえばいいだろ。と安易に売り出したりする。 読者もそういう風で、なんとか賞とかの目くらましに騙され、実はちんぷんかんぷんなのに ○○節で傑作です!などと書いてしまったりする。 前置きは長くなりましたが、そういった嫌いが本作には一切無いのです。 簡単に言えば「本物」だと思うのですね。 登場人物の魅力を導く艱難辛苦の経験が実に興味をそそり、点の点の話がやがて線で繋がり 面となり立体となり見事な造形が創られていく。サイドストーリーがメインストーリーを創り上げる ともいうのでしょうか、読者はどんな結末を迎えるのか必然的に期待感に包まれていく。 そんなSF作品は近年稀だと思うのですね。 そして、そう言わせることに何より寄与しているのが酒井 昭伸の訳であることも見逃せません。 本棚に大切に大切に仕舞い、何度も手に取り読み返し、その都度新たな発見があり洞察・感銘を深めていく。 「至宝の名作」の言葉が相応しいでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
マイナー・グラッドストーン。宇宙に飛躍した人類の時代の鉄の宰相。 映画化されて見てみたい。 安もんのCGは要らない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
別世界の描写がリアルで想像力をかきたてられました。 梱包、配達期日に問題ありません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白い小説は、その面白さに魅了されればされるだけラストのカタルシスに向けてページをめくり続け るものだと思います。半分読み進んだあたりで残りのページの厚さを確認して、「このまま一気に読ん でしまおう」なんてことで睡眠不足になったり、同時に読み終わったページの厚さがある種の達成感を 生むのですが、私の場合、一人一人の巡礼の話に入ったあたりで今まで経験したことのない感覚に 囚われました。それは「この小説が永遠に終わらないで欲しい」というものでした。読み終わったページの 厚さに達成感を感じるのではなく残りのページの量に喪失感を感じる、そんな本読みにとって至福の経験 をしたのは今までのところこの小説だけです。ぜひ、読んでみてください。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!