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双頭の悪魔
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双頭の悪魔の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全91件 21~40 2/5ページ
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これが有栖川氏の代表作という印象を持っておりました。なので読んでおこうと。 調べたらシリーズ的には3作目らしいですが、気にしない。 ほぼ隔絶された村の、唯一の橋が落ちて孤立し、さらにはその中にある 鍾乳洞の奥まったとこで発生するという、多重密室とも言えるシチュエーション。 これだけでもうお腹がいっぱいです~~。 まぁ長くて大変でしたが、だいたい始終楽しめました。 ケチをつけるとするならば、ラストの真犯人との対決シーンかな。 なんか、消去法でしぶしぶ認めさせたような印象がイマイチで・・・ ぐうの音も出ない証拠をつきつけて、陥落させて欲しかったかも。 ”オリエント急行”みたいな追い詰め方が理想かなぁ。 | ||||
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初めての有栖川有栖作品 非常に読みやすくて3時間ぐらいで読了しました トリック自体はありふれた物でしたが 楽しく読めました 途中で読者への挑戦がありましたが すぐに解ったので(犯人、トリック) 勝ったという高揚感に浸れました トリックが簡単という事で星4つとさせていただきます | ||||
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状況に対してハラハラしながら、最後は意外な犯人にたどり着くあたり、江神シリーズの醍醐味満載でした。 | ||||
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【注意】「このレビューには本作の内容について触れられていますので、読了されていない方はご注意ください」 有栖川さんの作品は何作品も読み、またご本人にも実際にお会いしたこともあり、たいへん人柄が良い方なので、酷評したくはないのだが、少なくともご本人は、本格ミステリーを標榜される発言を各所でされているので、この人の書く作品が多くの読者にとって【本格ミステリー】のスタンダードだと解釈されては甚だ困るので書かせていただくことにする。 本書で「本格」に値するのはアリスがメモを解読する箇所だけである。この類似性はクイーンの「エジプト十字架の謎」を指摘する人がいるがほとんど関係はない。 それよりも動機や現場の状況や犯人が複数いる点などまったく「本格」の名に値しない。 唯一の犯人指摘の手がかりになる、香水を軸にした謎解きも、他にいくらも解釈が成り立ち、独自性がない。過去に他の作家による類似作品があるのだ。 さきの「エジプト~」も実にくだらない作品であるが、犯人指摘のロジックだけは素晴らしかったので、「本格」の名に値する。 あらためて宣言する。「犯人が誰であるか」のデータを過不足なくあらかじめ読者に知らせておき、結末でいろいろな伏線とともに回収し、意外性を演出するのが「本格」の最低条件である。 横溝正史『本陣殺人事件』 高木彬光『刺青殺人事件』 はその名に相応しい名作である。鮎川哲也先生の諸作もこれに該当する。 有栖川さんには、本格ミステリーを構築するだけの能力があるはずだが、根本的なところで、「本格ミステリー観」は、私とは齟齬があり、なかなか氏の「本格」作品に出会えない。現在のところ、まだ彼の代表作は「ない」と言わざるをえない。しかし、いつか逢えることを期待している。 | ||||
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学生アリスシリーズ三作目。有栖川先生の本格ミステリーです。 今回もお馴染みの読者への挑戦は健在で、何とこの一本の長編の中で三回も挑戦されてしまいます。んーチャレンジャー! 有栖川先生の作品を通して言える事ですが、読者には謎を解くためのヒントが全て提示され、探偵と完全にフェアな状況での謎解き対決が出来ます。私にしても小説を読む時間より、推理する時間のほうが長かったかもしれません。 ただ愚かな私は謎解きが好きなだけで、推理小説を文学として楽しむ事が出来ません。ですから全ての謎が出そろい「さぁここから謎解きだ!」という所までは非常に退屈でした。その一方同シリーズの「女王国の城」は私のようなアホでも冒険小説として終始楽しむ事が出来たので、個人的にはそちらの方をおすすめします。 | ||||
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三部作をまとめて購入したのが7~8年前です。最近やっと読み終わったのでレビューです。 なんか後回し後回しで他に面白そうなのを購入して読んでいたので。 はなしは良くできていてなるほどと思うのですがなにかなこの感じはなんだろう... そうそう おもしろくない のです。 三部作まとめて買ったのに最近やっと読み終わったのも一冊読み終わると次はまあ後でいいかなと 他の本を読んで他に読む本がなくなってやっと読み始めるからなのです。 読んでいて続きが読みたいとかわくわくするとかあまり思わないんですよ。 読書の楽しみというより 謎解きありき で小説のていをなしてるだけと感じました。 | ||||
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仕方ない事だと思うが章立てで誤魔化しているいるけど、2つの舞台が行き来できる状態にある時間帯が結構長いですよねこれ、 | ||||
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有栖川氏の初期の代表作で大長編の本格ミステリーもの。二つの場所で同時に殺人が起こり、それぞれの場所で謎解きが展開し、最後は一本に収斂する凝ったプロットは読み応えがある。読者への挑戦状を入れた構成のため、論理や伏線を重視した作風のため、やや長い割りに派手さがない地味な作品とも言えるが、文庫本で700ページ弱のボリュームを一気に読ませる力技はさすがである。個人的にはこの時期の長編としてはマジックミラーとかの方が好みではあるのだが。 | ||||
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論理的と絶賛されているが机上のパズルで犯行の実現性に乏しい。 ヒロインの女性に魅力を感じないのも残念。 | ||||
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この舞台状況で、このトリックを使うかとびっくりしました。フーダニットものだと聞いていたので、ロジックに重きが置かれてて、トリックはたいしたことあるまいと思っていたのですが、良い意味で裏切られました。今のところ学生アリスシリーズはこれしか読んでないのですが(火村英生シリーズは5〜6冊)、今まで読んだ有栖川有栖の作品では一番面白いと思いました。 | ||||
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大江健三郎の『燃え上がる緑の木』が四国を舞台にしなければならないか、と言えばそんな根拠は、著者の故郷という以外にはないはずである。本書も、著者の両親の故郷である以上の事が含まれている訳ではないだろうものの、やはり同じ四国の山奥が舞台になっている。本書は『燃え上がる緑の木』よりも前に出ている。 探偵小説、推理小説に詳しい人なら細部のプロットがどれどれから採られているか、それくらいは上げてくれるだろうものの、そんな博識は私にはない。四国の片田舎で横溝正史のようなこんな複雑な殺人事件は起こらないだろうし、ディテクティブとしてさして新しい提起があったとも思われない。奇しくも、新興宗教めいた芸術家たちの孤立した社会を描くことになったのは、文学表現の妙技は通底し得ないものの大江の続編『宙返り』を予言的に含んでいたかのようではある。 敢えて言えば、龍河洞という実在の史蹟があるが、また、スキー場や盲導犬の訓練所は香川県側にあるが、吉野川や大歩危は実在であるのに対して本書の舞台である杉森、夏森や木更という地名は全くの虚構(フィクション)である。冗談で言えば、双頭とは著者と大江のことだったのかもしれない。 | ||||
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有栖川作品の長編には必ず間延びな空間があります。これを有栖川流の様式美ととらえられるかが、有栖川作品を蔵書とできるか、長すぎる作品と感じるかの別れ道と思います。プログレッシヴ・ロックに似てると思います。この作品は新本格と言われる中でも十角館、時計館に並ぶ傑作。 しかし残念ながら有栖川先生の最高傑作です。 | ||||
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シリーズ3部作を読み切りました。 古典ミステリーとしてはいいのかもしれません。 ただ、第1の殺人の謎が生かされていないし、 計画的な設定の割に、婚約から第1の事件までの時間的に無理があるし そもそもヒロインがこの村にとどまった理由もかなり無理がある。 タイトルの割に悪魔的なのはひとりだけ。 登場人物が多いのはいいとして、 学生は今回こんなに必要なかったのでは? 書かれた当時はこれでも皆さん楽しめたのでしょうね。 今ならもっと面白い作品がいっぱいあると思う。 有栖川さんの作品なら児童向けの 「虹果て村の秘密」の方が、無理がなくて素直でとてもよいと思う。 | ||||
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分厚い本ですが、結構サクサク読み進められました。中々面白いストーリーや設定、学生達のユーモラスな会話や表現などは著者に感謝です。 しかし、本格推理として読むと少々物足りません。有栖川有栖さんということで、期待が大きい部分も当然ありましたが、タイトルや本文中で述べている「悪魔」を連想させるようなトリックや動機、人物像もなく、謎解きも見事な推理小説を読んだときのような、頭の中の霧が晴れたような爽快感もなかったです。 本格推理としてではなく、事件を絡ませた娯楽小説ぐらいの感覚で読めば、推理の方も楽しめるかと思います。 | ||||
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我が国の推理小説を代表する名作の一つです。 内容についてこれ以上何かをいう必要はありません。是非読んでください。 文庫で惜しいのは、単行本のカバーにあったマリア嬢の絵がなくなってしまったことですね。作品から受けるイメージ通りだったのになぁ。江神探偵シリーズに共通した雰囲気を持たせようとしているのもわかりますし、なにげに上手く本編の真相を反映してもいるのですが… (たったそれだけで一点引くのかもまえは) | ||||
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もちろん本書は発売からかなりの年数がたっていますが、 いままで読む機会がなく(本屋でなかなか見つけられなかった)、 ようやく最近になって読むことができました。 多くの方が絶賛されるだけあって、謎解きは緻密ですし、 3回の読者への挑戦もかなり楽しめます。 思わず付箋を貼りながら「読者への挑戦」より前を読み返してしまいました。 本格好きの方は満足できるのではないでしょうか。 | ||||
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もちろん本書は発売からかなりの年数がたっていますが、 いままで読む機会がなく(本屋でなかなか見つけられなかった)、 ようやく最近になって読むことができました。 多くの方が絶賛されるだけあって、謎解きは緻密ですし、 3回の読者への挑戦もかなり楽しめます。 思わず付箋を貼りながら「読者への挑戦」より前を読み返してしまいました。 本格好きの方は満足できるのではないでしょうか。 | ||||
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タイトルが印象的な作品。 作者の最高傑作であると言われているがなるほど頷ける。 道程が断絶された二つの村で同時に起こる殺人事件という設定も魅力的であり、 読者への挑戦状が3つ用意されている為、 長編であるが比較的中だるみする事無く読む事が出来る。 作品の題名や設定から、トリックはアレであると言う事は想像しやすいが、 この作品は其処から更に一歩進んでいる。 ロジック重視の作者にしては割とひらめきが必要な部類であるが、 作中に必要な情報はすべてそろっている。 之から本書を読む方は、是非解答編に行く前に一度立ち止まって、 主人公、江神二郎と共に二つの村に巣食う悪魔に挑んでほしい。 | ||||
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タイトルが印象的な作品。作者の最高傑作であると言われているがなるほど頷ける。道程が断絶された二つの村で同時に起こる殺人事件という設定も魅力的であり、読者への挑戦状が3つ用意されている為、長編であるが比較的中だるみする事無く読む事が出来る。作品の題名や設定から、トリックはアレであると言う事は想像しやすいが、この作品は其処から更に一歩進んでいる。ロジック重視の作者にしては割とひらめきが必要な部類であるが、作中に必要な情報はすべてそろっている。之から本書を読む方は、是非解答編に行く前に一度立ち止まって、主人公、江神二郎と共に二つの村に巣食う悪魔に挑んでほしい。 | ||||
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有栖川有栖さんの作品を読むのは3作目です。川を挟んだ二つの村で殺人が起こるという希有な設定に驚いています。 山奥だが登場人物が多く、だれが犯人か最後まで分からなかった。 月光ゲームや孤島パズルも読もうと思います。 | ||||
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