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双頭の悪魔
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双頭の悪魔の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全64件 1~20 1/4ページ
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細かいところを忘れていて再読。 雰囲気や読みやすさ、驚き、最高。 | ||||
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★★★★★ | ||||
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「月光ゲーム」「孤島パズル」に続いて江神シリーズ3作目を読んだ流れです。 シリーズ通して読むほどには登場人物や著者に好意を抱いていますし、読んでて「どういう事だ?」とか「なんだって!」など思う箇所がいくつもあり、楽しく読めました。 醍醐味である「読者への挑戦」が来ると一旦本を閉じ、誰が犯人なのか黙考したものです。 それ故に、真相が明らかになった時に「本当にそれで犯人特定できるか?」「別の可能性あるくない?」など負け惜しみかも知れませんが、「確かにこの人しかありえないわ!」という完全に腑に落ちるまでは納得しきれなかったのが正直な所でした。 犯行に及ぶまでの経緯とかも少しご都合主義に思う節もあり、シリーズ最高傑作と言われているようですが私の中では孤島パズルの方が面白かったですね。 | ||||
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ミステリなのでネタバレのないよう レビューします 著者の代表作、と言われる作品で このミス Best of Best でも 10周年版、20周年版ともにランクインしてました。 推理小説として面白いです。 シリーズ3作目ですが、この作品から読んでも 大丈夫ですし、面白さや登場人物の理解しやすさから 考えると本作から入るのがベストかもしれません。 というのも、1作目は登場人物が多すぎて 誰が犯人かを考える以前に、誰が誰だかわからないです。 本作では、主人公側のレギュラーメンバーが しっかり分かる形で語られているし、容疑者となる 登場人物も、わかりやすい形で描かれているので すんなり読めるかと思います。 個人的にちょっと・・と思った 私の感想としては2つあります。 1つ目は、これは1作目からなのですが 語り部である主人公(有栖川有栖)が、好きになれない点です。 著者としては大学生の青臭く、ちょっと生意気に描こうとしたのかもしれませんが 読んでて不快になります。 読者が、”この主人公はいい奴だ”といった好意を抱くような行動がない。 一方、話しているときは先輩にさん付けするのに、 心のなかでは(=地の文では)呼び捨てするとか。 *江神さん、以外 今作ではないのですが、前作では発言もKYだったりするので 相変わらず好きになれませんでした。 2つ目は、今作からもうひとりの語り部となったヒロイン(マリア)の 理解し難い行動です。これは他のレビュアの方も書いてましたが、 なぜ芸術家村への滞在を望んだのか、そして許されたのかは語られません。 これは、「本作の最後に事件の謎と関連して明かされるのかな?」と期待してたのですが そういうわけでもなかったです。 期待して読むと肩透かしになるので、事前に心したほうが良いかと思います。 このヒロインは全般的に、表面的には良い子なのですが、根本的なところで わがままぶりがひどいです。一応、前作の事件と関連してそうな言及がありますが 前作知ってても、納得できるほどではないです。 まあ、このことを良心的に解釈すると ”作者がこのヒロインを物語の舞台に引き込むための方便”なのかと思いますが、 もうちょっとマシな理由を考えてあげないと 「表面的にはぶりっ子だけど、すごくわがまま」という最悪なヒロインに思えてしまいます。 おまけにこのヒロインも 話しているときは相手にさん付けするのに、 心のなかでは(=地の文では)呼び捨てする。 *江神さん、以外 著者が意図した演出だとしたら 読者が感情移入して読む、この二人の語り手を好きにはなれないし 読んでいて不快感がずっとあった。 そんなわけで、私は 主人公およびヒロインのどちらも好きになれなかったので 二人の淡い青春描写などは心惹かれるものではありませんでした。 | ||||
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学生アリスシリーズ三冊目。前作よりボリュームも読後の満足感もアップ。 橋の落下により分断された江神たち・アリスたちがそれぞれ殺人事件に巻きこまれていく。 〜以下、ネタバレを含む〜 読者への挑戦状が複数回はさまるという贅沢な造りになっているのもいい。このタイトルがまた秀逸だ。 こんなことを書くと野暮になってしまうが、人間関係・血縁関係が絡みあっている田舎の狭い地域では交換殺人がそもそも成立しないような気もした(本来の交換殺人は全く接点のない人同士でおこなうものでは?)。 | ||||
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作者の小説を初めて読みました。 勝手に著者名でファンタジー小説なのだと勘違いして、 ミステリー作家だとは思っていませんでした・・・。 自分の思い込みにあきれるやら、笑えるやらで情けない気持ちです・・・。 知り合いから「これ面白いよ」っていただいた本がこちらです。 面白く、読みやすく、あっという間に引き込まれて行くストーリーに もっと早くから知り合っていればよかったと思わずにはいられませんでした。 所々に過去の事件が小説の中に描かれておりますので、気になる方は 先に前作を読まれる方が良いかと思いますが、私は気にせず楽しく 読ませていただきました。 ただし、この本を読んでしまうと、前作を読みたくなること請け合いです。 ってことで、 楽しみが1つ増えました。 | ||||
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本書は「学生アリス」シリーズの三作目です。 ”読者への挑戦”が3つ出てきますが、そのどれもが読み返せば納得できる物で、流石の安定感と言った所ですね。 また、名探偵である江神の居ない所でアリスが事件に遭遇し、どう解決するのかとワクワクしました。 680ページ程の大ボリュームですが、読み進める手が鈍ることは殆ど無く、個人的には作家力の向上を感じました。 | ||||
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探偵江神&学生アリスのシリーズ第3作。 お約束の、クローズドサークル。閉ざされた山奥の村。 山奥の閉鎖された芸術家の木更村と、川を挟んだ手前の夏森村、2つの村の出来事が並行する。木更村へは、夏森村からかかる唯一の橋を渡らないといけない。 マリアを連れ戻しに、英都大学推理研のメンバーが夏森村へ行き、木更村への潜入を試みるくだりが好きだ。 橋が落ちて、木更村の江神とマリア、夏森村のアリス達が、それぞれ事件に遭遇する。 犯人、動機ともに読みごたえがありました。やっぱり江神さんがいいですね。 アリスとマリアの距離感がいい。マリアがアリスの書いた「犯罪心理学者の出てくる小説」を読ませてもらった時の夢を見たが、これが学生アリスが作家アリスの話を書いているという事なんですね。 | ||||
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これが有栖川氏の代表作という印象を持っておりました。なので読んでおこうと。 調べたらシリーズ的には3作目らしいですが、気にしない。 ほぼ隔絶された村の、唯一の橋が落ちて孤立し、さらにはその中にある 鍾乳洞の奥まったとこで発生するという、多重密室とも言えるシチュエーション。 これだけでもうお腹がいっぱいです~~。 まぁ長くて大変でしたが、だいたい始終楽しめました。 ケチをつけるとするならば、ラストの真犯人との対決シーンかな。 なんか、消去法でしぶしぶ認めさせたような印象がイマイチで・・・ ぐうの音も出ない証拠をつきつけて、陥落させて欲しかったかも。 ”オリエント急行”みたいな追い詰め方が理想かなぁ。 | ||||
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初めての有栖川有栖作品 非常に読みやすくて3時間ぐらいで読了しました トリック自体はありふれた物でしたが 楽しく読めました 途中で読者への挑戦がありましたが すぐに解ったので(犯人、トリック) 勝ったという高揚感に浸れました トリックが簡単という事で星4つとさせていただきます | ||||
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状況に対してハラハラしながら、最後は意外な犯人にたどり着くあたり、江神シリーズの醍醐味満載でした。 | ||||
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有栖川氏の初期の代表作で大長編の本格ミステリーもの。二つの場所で同時に殺人が起こり、それぞれの場所で謎解きが展開し、最後は一本に収斂する凝ったプロットは読み応えがある。読者への挑戦状を入れた構成のため、論理や伏線を重視した作風のため、やや長い割りに派手さがない地味な作品とも言えるが、文庫本で700ページ弱のボリュームを一気に読ませる力技はさすがである。個人的にはこの時期の長編としてはマジックミラーとかの方が好みではあるのだが。 | ||||
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この舞台状況で、このトリックを使うかとびっくりしました。フーダニットものだと聞いていたので、ロジックに重きが置かれてて、トリックはたいしたことあるまいと思っていたのですが、良い意味で裏切られました。今のところ学生アリスシリーズはこれしか読んでないのですが(火村英生シリーズは5〜6冊)、今まで読んだ有栖川有栖の作品では一番面白いと思いました。 | ||||
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有栖川作品の長編には必ず間延びな空間があります。これを有栖川流の様式美ととらえられるかが、有栖川作品を蔵書とできるか、長すぎる作品と感じるかの別れ道と思います。プログレッシヴ・ロックに似てると思います。この作品は新本格と言われる中でも十角館、時計館に並ぶ傑作。 しかし残念ながら有栖川先生の最高傑作です。 | ||||
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分厚い本ですが、結構サクサク読み進められました。中々面白いストーリーや設定、学生達のユーモラスな会話や表現などは著者に感謝です。 しかし、本格推理として読むと少々物足りません。有栖川有栖さんということで、期待が大きい部分も当然ありましたが、タイトルや本文中で述べている「悪魔」を連想させるようなトリックや動機、人物像もなく、謎解きも見事な推理小説を読んだときのような、頭の中の霧が晴れたような爽快感もなかったです。 本格推理としてではなく、事件を絡ませた娯楽小説ぐらいの感覚で読めば、推理の方も楽しめるかと思います。 | ||||
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我が国の推理小説を代表する名作の一つです。 内容についてこれ以上何かをいう必要はありません。是非読んでください。 文庫で惜しいのは、単行本のカバーにあったマリア嬢の絵がなくなってしまったことですね。作品から受けるイメージ通りだったのになぁ。江神探偵シリーズに共通した雰囲気を持たせようとしているのもわかりますし、なにげに上手く本編の真相を反映してもいるのですが… (たったそれだけで一点引くのかもまえは) | ||||
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もちろん本書は発売からかなりの年数がたっていますが、 いままで読む機会がなく(本屋でなかなか見つけられなかった)、 ようやく最近になって読むことができました。 多くの方が絶賛されるだけあって、謎解きは緻密ですし、 3回の読者への挑戦もかなり楽しめます。 思わず付箋を貼りながら「読者への挑戦」より前を読み返してしまいました。 本格好きの方は満足できるのではないでしょうか。 | ||||
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もちろん本書は発売からかなりの年数がたっていますが、 いままで読む機会がなく(本屋でなかなか見つけられなかった)、 ようやく最近になって読むことができました。 多くの方が絶賛されるだけあって、謎解きは緻密ですし、 3回の読者への挑戦もかなり楽しめます。 思わず付箋を貼りながら「読者への挑戦」より前を読み返してしまいました。 本格好きの方は満足できるのではないでしょうか。 | ||||
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タイトルが印象的な作品。 作者の最高傑作であると言われているがなるほど頷ける。 道程が断絶された二つの村で同時に起こる殺人事件という設定も魅力的であり、 読者への挑戦状が3つ用意されている為、 長編であるが比較的中だるみする事無く読む事が出来る。 作品の題名や設定から、トリックはアレであると言う事は想像しやすいが、 この作品は其処から更に一歩進んでいる。 ロジック重視の作者にしては割とひらめきが必要な部類であるが、 作中に必要な情報はすべてそろっている。 之から本書を読む方は、是非解答編に行く前に一度立ち止まって、 主人公、江神二郎と共に二つの村に巣食う悪魔に挑んでほしい。 | ||||
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タイトルが印象的な作品。作者の最高傑作であると言われているがなるほど頷ける。道程が断絶された二つの村で同時に起こる殺人事件という設定も魅力的であり、読者への挑戦状が3つ用意されている為、長編であるが比較的中だるみする事無く読む事が出来る。作品の題名や設定から、トリックはアレであると言う事は想像しやすいが、この作品は其処から更に一歩進んでいる。ロジック重視の作者にしては割とひらめきが必要な部類であるが、作中に必要な情報はすべてそろっている。之から本書を読む方は、是非解答編に行く前に一度立ち止まって、主人公、江神二郎と共に二つの村に巣食う悪魔に挑んでほしい。 | ||||
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