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○○○○○○○○殺人事件
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○○○○○○○○殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全77件 41~60 3/4ページ
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以前、新書版を目にした時にタイトルが目をひいたのですが、 カバー絵とタイトルから、 〇〇とは音声で言うピーや映像のモザイク的な事を想像し、 エロ系の事件小説と思い手にしなかったのですが、 〇〇とはまさかのタイトル当てでした。 中盤までは特に意外性のない推理小説でしたが、 第一印象は完全に間違っていたわけでなく、 最後に下の要素が詰まっていました。 まあ、それを抜きにしても面白くなかったです。 | ||||
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ノベルス版に、事件が追加されパワーアップしています。 何度読んでもこの真相には驚きしかありません。 3つの内容について記述された「あとがき」と 作品性に富む麻耶雄嵩さんの解説も読みごたえがありました。 | ||||
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ノベルス版で挙がっていた疑問点を解消してきているな、と感じました。 Amazonレビューに書かれていたような点も、かなり補足説明がされています。 作者はもしや、レビューを全て読んでいるのでは……。 「自分のレビューが加筆修正に生かされたのでは」と思える人もいるかもしれません。作者の真意は分かりませんが。 相変わらずのトンデモ展開ですが、ノベルス版既読の人にも新たな発見を与えてくれる点は嬉しく思います。 | ||||
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なんだこれ、クソつまらん。 本格ミステリのなれのはて。こういうところに行き着くのかという感慨はある。 「全部読んだけどクソだったよ。(略)確かに「孤島ミステリの最終形」だ。最も終わっているという意味で。」p301と作者は書いているが、この点はまさに自己言及的なメタミステリだ。 よく映像化不可能な作品という言い方はあるが、本作は映倫的に無理だろう。AVとしても冗長すぎる。 ‥‥‥ 以下、ネタバレなのでご注意を。 まずタイトル当てについて。 「頭隠して」は内容とあっているが、「尻隠さず」のほうは尻どころか全身を隠していないわけだから、ふさわしくない。 でも章題に使われている諺も的が外れた使い方をしているから、お利口な作者はタイトルの諺もあえて本意からズラしたということなのか。 猫とクーラーボックスについて 猫を釣り用のクーラーボックスに入れ氷を重しにして閉じこめたという。氷が解け、くぼみに溜まった水が蒸発するまでというのだから炎天下とはいえかなりの時間だ。猫は窒息してしまわないか。そもそも猫はかなり力があるから、相当大きな氷でないと蓋を押し開けてしまう。作者は氷を「大きな直方体の氷」としか書いていない。どのくらいの大きさの氷が何度で何分かかって解け、蒸発するのにどれだけ時間がかかるか調べてないから何センチと書けなかったのだろう。その大きな氷をどうやって作ったのか。釣りに行くのにそんなものを作る必要があったのか。また、猫がクーラーボックスから出るとき、蓋を押し開けてその隙間から這い出ることはあっても、人間のように蓋を完全に開くことはない。そもそも(またか)、猫は蓋が開くようになるまで何回もチャレンジするとも思えない。 包茎手術について ヌーディストで、顔とペニス(片や包茎)を除けば瓜ふたつだったという。幼児の裸なら見分けがつかないかもしれないが、50近いオッさんの裸体が同じだとは到底思えない。一晩で包茎手術をして成りすましをしたというが、露出したばかりの亀×の色と何年も露出しているそれとは色が違う。作者は手術法にはこだわるのに、この点はふれていない。(ただ、被害者は「三年前から剥けていた」p263という記述がふいにあり、意味不明。手術をしたという記述を読み落としたか。)そもそも犯人はこの事件を計画する前からヌーディストだったのだから、事前に手術しなかったのか。 本作では、凶器である15センチのアイスピックをハードケースに入れて直腸や腟に入れたという推理も繰り広げられている(p198,285)。17-8センチになろうというものを入れる?麻薬を運ぶのに使われることはあるが、固いものは無理だろう。 デジカメを監視カメラ代わりに設置したというが、どれだけ容量が大きいカードなのか。午前午後と通しで録画している。p251 | ||||
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○○○○○○○○殺人事件という、タイトルの前半が、伏せ字になった本作品は、2014年に第50回メフィスト賞を受賞した、著者のデビュー作。 タイトルの伏せ字部分は何か、という新趣向で評判になっていたので、読んでみることにしました。 冒頭、いきなり読者への挑戦状が掲げられていて、タイトルを当てることができるか、投げかけられます。 そして、本編がスタート。 主人公は、沖健太郎という区役所職員。 視点人物である彼は、秘境好きのフリーライターの成瀬のブログで、同じ趣味の6人と知り合った。 このうちの2人である黒沼夫妻が、小笠原諸島にある孤島に住んでいて、夏になると、そこでオフ会を開くようになって、今回が4回目。 沖は、オフ会メンバーのひとりである女子大学院生・渚に恋心を抱いているが、告白できずにいる。 しかも、今回は、フリーライターの成瀬が、上木らいちという18歳の美少女を同伴して参加。 今までと違うオフ会となる中、孤島に到着した彼らを待ち受けていたのは、謎の失踪と殺人事件だった…。 本作品の大きな特徴は、昔風に言えば、ユーモアミステリーとなっていることでしょう。 それも、大人向けの。 つまり、エロい描写がかなりの頻度で出てくる。 殺人事件というグロさより、エロさの方が勝っている作風です。 この部分、重厚な作品好みの方は、敬遠してしまうかもしれません。 でも、孤島というクローズドサークルでの殺人事件や、密室の謎、論理的に導かれる真犯人、と言った、本格ものに必要な要素はひととおり盛り込まれているので、作風に違和感がなければ、楽しむことのできる作品だと思います。 もちろん、思いがけないところに、伏線が張られているのも、嬉しい部分です。 それにしても、肝心のタイトル当ての真相ですが、何とも人を食った結末でした。 確かにこの物語全体のある仕掛けを表しているのですが、その仕掛け自体が、人を食ったものなので…。 本作品、珍作か、傑作か、一度その目で確かめてみることをオススメします。 | ||||
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内容はいいんだけど、なぜかkindle版は表紙が付いていない ライブラリだと表示されるのに、いざ読もうとすると本文ではカバーイラストの表示なし 何故? 着け忘れた? ミスなのか? いや、こんな単純ミスをするわけがない 何か意図が有るのか? 表紙はKとDの文字の間にKODANSHAの文字列が表示されるだけ こんな手抜き表紙はおかし過ぎる 金を払ってるのにこんな手抜きな表紙が有る訳ない 何故だ? 本文の謎よりも気になってしまう 謎だ | ||||
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ここまで突き抜けるとは、作者のバカさと下ネタのくだらなさに圧倒されました(褒め言葉)。ちょっと異常です。 一度読むと、「あれ?ここはどこに繋がってたのか?」と二度目が読みたくなりました。 正直万人にオススメできる内容ではありませんが、「ミステリーじゃない」「文章が稚拙」などと肩肘張らずに読んでみてください。オチで絶対に笑えることうけあいです。 | ||||
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これ、どんでん返しはトリック絡みではなく、舞台設定と状況説明がどんでん返しだけなんじゃね? でも、まあ面白かった。 | ||||
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バカミスと思って油断していると、足元すくわれますぞ。 丁寧な伏線と緻密なプロットが、コメディタッチのこの作品をしっかりと支えている。 タイトル当てという無謀なる挑戦に賛辞を送りたい。(まあ、トリックをわかっても、タイトルを当てるのは物理的に難しいでしょうが) | ||||
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本格ミステリ(なのでしょうか・・・?)はあまり読まないんですが、トリックを楽しめながら読めました。 ただ、トリックのなかに「ビデ」が出てくるのですが、女性としては納得いかない使われ方で・・・(笑) そんな、全女性がトイレのたびにビデは使わないよ!?とツッコミたくなったのは私だけでしょうか(笑) 男性作家だし仕方ないのかなぁ?とは思いました。 ただ、ラストはまんまと騙されましたし、二度読みしたくなったのでデビュー作としてはすばらしいと思います。 | ||||
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まぁ、してもいいんだけど、映像にした時点で、犯人が絞り込めてしまうので。 ”絶海の孤島”である必要性が明かされた瞬間、「やられた!」と思いました。 何というか、設定における叙述トリックですかね?我々の常識を逆手に取る的な。 キーマンのらいちは、探偵としても犯罪者としても、一流になれそうな資質をもっていやがる。 身体も張れるし(笑)。 その後の作品でも出てくるようなら、ちょっと読んでみたいかな~と思ってましたが、 他の方のレビューによると、他にも登場作品があるらしい。ちょっと調べてみよう。 タイトルの謎解きは、別にどうでもいいかな。 これが最初から提示されていたとしても、”あの設定”に結び付けられるとは思えない。 | ||||
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雑誌のレビューで買ったんだけど、とても推理小説とは思えない。先が読めるのだ。一回読んだら二度と読まないだろうなぁ。 | ||||
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オススメ(賞賛)してる帯の書店員は、書店員の肩書きを使って 今後コメントするなと思う。読まない(人を選ぶ)理由の山を越えて、 それでも惹かれる人は読んだらいいと思うレベルの異色作。 大枠でみればバカミスであり、ツッコミ所満載なのだが、 ひっくるめると、語り口や内容やオチ、すべてに”ひょうきん”という印象が強く、 おバカでおちゃらけた様子は、どこか憎めず。作品として良い悪いと断言できないのだが、 ミステリとしてみれば、ミステリの皮をかぶったジョーク作で下劣なので、 ただのミステリ好きは、ネタバレでぐぐって問題なし。 | ||||
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ミステリとしては物足りないが、著者の品性下劣な笑いの感性はけっこうキてる。 好き嫌いはあるだろうが、おおいに笑かしてもらった。 しかもその下拙さがミステリのプロットと密に関連して、無駄にバカをやっている わけではない。 解決編に至ったのち、はじめて重要な情報を開示するというアンフェアな面もみられるが、 ことがことだけに笑って見逃したくもなる。 注目すべきは、上木らいちの探偵法である。意外とデリケートで抜かりがない。 彼女の推理はもとより、いくつかの綿密かつ周到な予防線・確認がのちに開花し、 ロジックの形成と裏付けに寄与している。 この"先手の処理"が彼女の探偵活動の魅力ではないだろうか。 タイトル当てはクロスワードパズル程度のお遊びにしかなっていないが、 思わずふきだしてしまった。 ただ妙に生真面目な場面がところどころ入り混じっており、うんざりさせられた。 どうせならハレンチとバカ一本で勝負してもらいたかった。 | ||||
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・・・なんて言ったら穴二つは使わなかったでしょ・・・という突っ込みが作者からきそうだが・・・内容的には犯人の前にふたりの敵が立ちはだかるのだから、当たらずとも遠からずだと思うがな・・・ この例えは本当は「ふたつ」にしたいところを「二つ」にして字数を8に合わせてみたが、本作でも正解となることわざは漢字とひらがなの書き方次第では字数は変わってしまうので、字数を設定するなら迷いのないものにしてほしかったところだ。 ・・・というか字数の設定そのものが無意味な気がする・・・。 もっとも、それ以前に最後に明かされる本当のタイトルというのが明かされてなるほど納得・・・というものではないのは最大に痛い。そもそも解答が小説のタイトルとしてつまらない・・・ここで解答のタイトルを明かして、そのタイトルで出版された本を誰が読みたいと思うだろうか? 答えがわかって読みたくなるようなものでなければ、タイトル当てのお遊びとしては成功しているとは思えない。 作品のキモとなるトリックも作者は叙述トリックではないことをほのめかしながら、主人公の一人称の主観で描いて、その場にいた主人公たちなら誰でもわかるようなことを読者には意図的に伏せていたのだから、結局、叙述トリックだろ・・・? | ||||
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帯の惹句に「全てが伏線でした」とか「必ず騙される」とか絶賛されてるし、確かに「タイトル当て」ミステリーなんて初めてなので、期待して読みましたが…。正直、期待はずれでした。わざわざ売りにしている「タイトル当て」に何の意味があったのか、読後も意味が分かりません。別にそこまで笑えるオチでもないし、「タイトル当て」という「設定」そのものが内容やトリックと何も関わっていない(てっきり、このタイトル自体が何かのミスディレクションやメタレベルのトリックなんだろうと思っていた)。 メインストーリーの殺人事件の真相も著者本人が作中で突っ込んでいるように、非常にありがちなものだし、いくらなんでもこのまま終わるわけはないだろうと思ってラストまで読んでも、どんでん返しは何もないまま。作中で探偵役になる人物も何者だったのか、どうしてあんなに優秀で人脈も広いのに「あんなコト」をして稼いでいるのか等、最後まで分からないまま。 細かい伏線などはちゃんと処理もされているし、謎解きに大きな瑕疵がある訳ではないけど、「タイトル当て」というインパクトで売ろうという魂胆に乗って過度な期待をしてしまうと肩透かしを食いますので、ご注意を。 | ||||
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事件にもトリックにもがっかり。 使い古されたパターンの上っ面をほんの少しいじっただけで、なんの面白みもなかった。 タイトルで奇をてらっているだけ、という感じ。 | ||||
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かなり最後になって重大な仕掛けが露わとなり、それまで読みながらイメージしていた世界が一変する。またそれまで今一つ何を言っているのかわからなかった部分の意味が了解できる。 「そっそれは卑怯だぜ!」 と思わず作者に言いたくもなるほど、この仕掛けは絶妙。それと、不必要なほど猥褻だった表現にさえ、事件全容の解決に必要な部分であったことにも脱帽。 とても残念なことは、これ、絶対映画化できないんです。なぜかは最後まで読んだ人間しかわからない。 | ||||
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第50回の節目となるメフィスト賞受賞作。最近はラノベっぽいものばかりだったが、久しぶりの初期の頃の六枚のとんかつやコズミックやJの神話のあのゲテモノメフィスト賞の頃を継承するミステリー作品である。 タイトル当てという奇抜な趣向だが、これはあくまでおまけに過ぎない。最後の一文で解答が書かれているが、解答編の途中でタイトルはほぼ全員分かるだろう。 本書のメインは純粋にフーダニットなのだが、犯人解明に至る論理的ロジックはさほど優れたものではない。よくあるパターンである。 しかし後半のある一文の記述により今までの世界観がガラっと崩壊する、葉桜の季節に君を想うということに匹敵するような叙述トリック(になるのか・・)は衝撃を通り越して脱力の極みである。 また犯人特定の決めてがミステリー史上類を見ない下品さである。 要するにバカミスで一発ネタ系だが、インパクトだけはある。 過去にも一発ネタ系で後が続くかと思われて、ブレイクした作家もメフィスト賞には多いので化けるか期待したいところである。 | ||||
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六とんの方がシンプルにバカらしさを追求してるだけ面白いです。 メフィストは雑誌自体が薄くなっていることもそうですが,全体的にメフィスト賞受賞作が面白くなくなっているように思います。 勿論個人の主観ではありますが,わざわざ面白くない受賞作を出すくらいであれば面白い連載作の早期単行本化に取り組ん だ方が良いのでは,と思わざるを得ません。 タイトル当ても多少ミステリを読む人で一般人並の教養があれば当てるのはそれほど難しくありません,当たったからどうということもありませんが。 | ||||
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