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○○○○○○○○殺人事件
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○○○○○○○○殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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孤島に集った人々、そこで発生した殺人事件、犯人は?方法は?そして動機は?本作品は、クローズドサークルものの本格ミステリ…というかバカミス…というかパロディ…。 主人公の唐突なキャラ変、死体のない密室、タイトルの伏字など、他に類を見ない謎解きを楽しめはする。 探偵役は、これまた一風変わった(?)経歴の持ち主。伏字の意味はラストに判明するだが、思わず苦笑いしてしまうだろう。振り返って読み直し、なるほどとはなるけれど、真剣に読んではいけないかもしれない。 ◯◯刑事、◯◯探偵数あれど、今回の◯◯探偵は衝撃的。なんとシリーズ化とな!【メフィスト賞】 | ||||
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意外性はあったが、犯人もトリックも想定内で作者も解答編の前にネタバラシをしてしまっている。 交通事故で顔しか損傷しなかったり、似た体型がマスクしただけで成りすませたり、無人のクルーザーをエンジンかけっぱなしで下船したりと現実味のない設定が多い。 | ||||
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事件・推理そのものは(作中で著者自身のツッコミが入る通り) 極めてオーソドックスな展開ですが、終盤でトンデモもない大仕掛けが 判明しあっけにとられます。 ただ、その「仕掛け」が説明されたところで事件の構図が変化するわけでも 使い古された陳腐なトリックが輝き出すわけでもないのが残念でした。 なお、目玉(?)のタイトル当てに関しては「ことわざ」「慣用句」「故事成語」「四字熟語」 などが混同されていて範囲が広すぎるので考える気にもならず、 練習問題を兼ねた「挿話」や巻末の答えを見てもピンときませんでした(笑)。 | ||||
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主人公のオタク描写が気持ち悪すぎて無理と思ったが、 読んでいくうちに、そう書いた理由がわかった気がした。 このトリックにはやっぱり文句をつけられない。終わり方もよかった。 | ||||
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"今回諸君に取り組んでいただくのは、犯人当てでも、トリック当てでも、動機当てでもなく、タイトル当てである。◯の数は伏せられている言葉の字数に対応する"2014年発刊の本書はメフィスト賞受賞作にて、孤島での事件から『タイトル当てに挑戦する』前代未聞の本格ミステリ。 個人的にはミステリ好きにすすめられ、また『すべてがFになる』の第一回受賞から続いているメフィストの受賞作として興味を持って手にとりました。 さて、そんな本書は語り手の公務員の沖も参加する"人跡未踏の山奥や海岸への冒険記をアップしている"アウトドア"ブログの常連たちによる孤島での【開放感溢れる夏休みオフ会】にて、メンバーの2人が失踪、続いて殺人事件が起きてしまうのですが。 最初に印象的だったのは、孤島に上陸するや、『南国モード発動。俺参上』と称してテンションが上がり、語り口調も僕から俺へと饒舌に変化する沖の勢い溢れる文章でしょうか。ユーモアさを感じるだけでなく、伏線にもちゃんとなっていて面白かったです。 また、沖がミステリマニアとして序盤から色々と他のミステリでのよくある仕掛けなどの解説をしてくれるので、てっきり本書の探偵役かと思いきや、今でも主人公のシリーズが続いている【意外な人物がデビュー作として】名推理であっさり解説してくれるのも驚きました。(しかし、この『タイトル当て』に成功した人がいるのですね。こっちもびっくり) 夏らしい開放感溢れる本格ミステリを読みたい人へ、また新しいことに挑戦した意欲作が好きな人にもオススメ。 | ||||
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一番の肝となるトリックは賛否両論でしょうが、個人的には微妙でした。 というのも、そのトリックとなる伏線がほとんど表記されていなかった事です。 読者への挑戦を謳うのなら、それ相応にもう少し書いておくべきでは・・・。 主人公が変化した時の痛々しさには慣れませんでしたが、理由を知れば納得ですね。 他のトリックは、あるあるトリック+αといった感じでしたが、αの部分で関心しました。 文章が読みやすく会話も面白いためスラスラ読めたのですが、 肝心のトリックが個人的には上記の通りなので星3つです。 | ||||
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犯人当て・タイトル当てともに叙述トリックものなので、 本来は全編をじっくり楽しく読むことを意図して書かれていると思いますし、 難しすぎず適度にばかばかしく、でも「あ~!」となれる楽しい読み物だったのですが ほぼ全編が主人公の一人称で進むのに、 当の主人公が周囲全方位に上から目線で過剰に狭い主観でしかモノを見ないため、 その視線に寄り添って物語を読むという行為が単純に苦痛です。 そのため、叙述トリックものでは本来楽しいはずの地の文読みがつらかったです。 調べたところ、作者の方は88年生まれということで、 この年代が中高生のころ流行ったラノベ主人公臭が爆発していますので、 苦手な方は避けたほうが無難です。 (具体的には卑屈と自意識過剰と上から目線が混在の中二病キャラクターです) でもメフィスト賞だから承知の上で読むべきでしたかね?笑 ちなみに、主人公のキャラクター設定は一応叙述トリックの一端を担ってはいるので、 こういうキャラクターが大丈夫な方はじっくりと読むと核心部分がいち早く推理できるかと思います。 タイトル当てはわりと容易ですが、 そこはちょっとほのぼのできましたので、★3つです | ||||
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面白いです。 それだけで十分です。余計なことは考えず、作者の仕掛けたトリックを考えながら読んでください。 わかったときは、「おいっ」と思わずツッコみたくなると思います。そんなことかよ、と。 孤島での殺人、ですけども、孤島に閉じ込められた、というような感じ、雰囲気はとくにありません。 島に行くまでが思いのほか長く、島についたら事件が起き、そして呆気なく解決されます。 くだらない、といえばそれまでですけども、暇を埋めるのに読むのならこの小説は、丁度いいジャンクフードだと思います。 | ||||
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ここまでくだらないと感心! 気楽に読むなら悪くない。 | ||||
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作者は京都大学のミステリー研究会の出身で、20代での受賞だという。恐いもの知らずの若さと 勢いで書き殴ったような作品だ。絶海の孤島とコテージが舞台だから、CC(クローズド・サークル) ものと言って良いし、犯人当ては極めて論理的に行われるから、一応、「本格推理」ではある。 が、トリックのためのトリック作り、そのためのエロシーンのオンパレードというのは、ちょっと どうか? 勢いとノリで書いているので、その割りにはあまりエロさがないのが救いではあるが。 「どうだ、ちゃんとした論理で犯人を当てただろう。ハイ終わり」という感じで、特にカタルシスも 感動もない。つまり、小手先で遊んだパズラーとも言える。 なお、私が読んだ文庫版は若干改良されているものらしい。その冒頭に読者への挑戦状があり、 ◯◯◯◯◯◯◯◯は諺(ことわざ)が入る、それを当てるのが最終目的だ、みたいなことが書か れているが、最後に明かされた諺は、どう考えてもこの作品にピッタリとは言えない。無論、当て ることが出来た人はほとんどいないだろう。それをもってして「ハードルが高い」と豪語するのは ちょっと違うと思う。ならば、◯を8個も重ねて発音しにくくするより、ちゃんとしたタイトルを 付けた方が良かったと思う。が、そのタイトルも注目を集める作戦のひとつなのかも知れない。 それでも、軽いタッチとノリの良さで読ませてしまうので、読んでみて損はない作品だと思う。 | ||||
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文章はいわゆるギャルゲー主人公風の語りだが、読ませる楽しさはある。 しかし、エロ描写抜きでも何とか成立した物語ではないかと思う。 | ||||
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本格ミステリ(なのでしょうか・・・?)はあまり読まないんですが、トリックを楽しめながら読めました。 ただ、トリックのなかに「ビデ」が出てくるのですが、女性としては納得いかない使われ方で・・・(笑) そんな、全女性がトイレのたびにビデは使わないよ!?とツッコミたくなったのは私だけでしょうか(笑) 男性作家だし仕方ないのかなぁ?とは思いました。 ただ、ラストはまんまと騙されましたし、二度読みしたくなったのでデビュー作としてはすばらしいと思います。 | ||||
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「なぜその人物が犯人なのか」という犯人限定の論理や、犯人を追い詰める証拠の在処が読者の意表をつくものになっていて、読者は解決編で何度も「ハッ」としたり「ギョッ」としたりすることになる。すべてを解決編に至る前に見抜ける読者はまずいないと思う。伏線も丁寧に張られており、真相を知ってから読み返すと何でもない描写が初め読んだ時とはまったく別の印象になるのが楽しい。 本作の意外性を生み出しているアイデアを人によっては馬鹿馬鹿しいと感じるかもしれない。しかし普通ならジョークで終わるレベルの思いつきを大きな破綻なく長編に仕立てあげた手腕は見事なものだと思うし、冒頭に置いた読者への挑戦や幕間で作者や読者と思しきメタレベルの語り手が語るという演出(重要な手がかりがそこで与えられるので創作上の必要性によって置かれたものでもある)も若いミステリマニアが書いた本らしくて個人的には好感を持つ。 以下、読んで見ようという人への注意点を三点ほど挙げる。 まず題名当てという趣向に過度に期待しないこと。そのフレーズがあまりにも事件の内容をうまく言い表し過ぎているので、殺人事件の真相が解明された時点で予想がついてしまい、最後の一行でタイトルが明かされるという野心的試みは不発になる可能性が高い。 二番目。作中人物が「やります、解決編。」と宣言することからも明らかなように、本作は典型的な「犯人当て」である。読者は作者の企みを見破って事件の真相を当てようとし、作者は読者の予想を超えた論理と解決で迎え撃つ。そういう知恵比べに興味が持てないなら、あなたはきっと退屈する。 三番目。主人公の思考や言動が過度に子供っぽいと感じられる箇所があるが、そこで投げ出したりせず最後まで読んで欲しい。 以上を踏まえた上で、それでも最後はミステリらしくあっと驚けるミステリを読みたいという人にはおすすめできる。 | ||||
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伏線もちゃんと張り巡らせてあり、トリックが解けるか否かは別として、かなりフェアに謎が展開されており、久しぶりに全うな作品を読んだという感想である。 しかし、この作品に限らず、最近のメフィストはどうにも、ライトノベル寄りになっている気がする。 まあ、この文章は敢えてやっているかもしれないのですが、どうにもそれに馴染めず、本来であれば、スラスラ読むことが出来るのでしょうが、自分は些か間を開けて読んだ。 後、事件が起きる迄が長い。確かに、本土を離れて島に着くまでの経路を兎に角ちゃんと描きたいという作者の気持ちもあるのかもしれないが、事件が発生してから解決に至るまでが短く、些か急ぎ足な感じになってしまっており、ミステリーとしては星3つが関の山。 もう少し、じっくり、事件解決に至るまでのプロセスを描いて欲しかった。 後、2014年4月1日から、今まで枚数制限の無かったメフィスト賞に制限が設けられ――確か、40×40の用紙85〜180枚――今後、更に一発ネタみたいな作品が増えると予想されます。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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