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弥勒の掌
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弥勒の掌の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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殺戮にいたる病を読んで好きになりました この作者の作品は大変読みやすいですね 本作も凄く怖かったです | ||||
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事件解決役が、そうなるのかと ニヤニヤしてしまった オチにいたる、話しの構成がズルいけど、 勝手に、そう言うルールでしょ?って思っている自分が悪いのです だいたい、 殺人事件があったら最後は悪と戦うに決まっている そんな決めつけも悪いのです 決めつけは良くない そんな話しです | ||||
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我孫子武丸さんの文章が読みやすくて大好きです。 現実にありそうな恐さが良かったです。 | ||||
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新興宗教を題材にしたミステリーには、他に「慟哭」がありますが、ミステリーとしてもストーリーとしても、こちらの方が数段上だと感じた。描写に過不足がなく、展開にも不自然さや無理が感じられない。ただし読後感はいいとは言えないかも、、、、。 | ||||
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予想してた展開を見事に裏切られました!あらすじなどは見ないで読み始めるのが好きなので、奇妙な目次も先が読みたくなり一気読みにつながりました。 | ||||
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クズな2人の主人公の不快な話でしたが結末をどうつけるのかという点では強引でしたし、後日譚でもあれば主人公側にとって末路は良くないだろうなとは思いますが別の意味で新興宗教と現代技術の結びつきの怖さみたいなものは描かれているなと思いました。そういう意味で興味深かったので後味は悪いながらも評価は4としました。今はまともな宗教と認知されているものの中にも多かれ少なかれこういう騙しみたいなことは行われてきたんだろうなと思います。そこには信者のためを思っての独善的な醜悪な方便もあったかもしれませんね。それでなくてもどんなに教祖が善人でもどんな宗教にも悪い信者も幹部も入ってくるのは避けられませんからね。 | ||||
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我孫子さんの本は好きでよく読みます。 こちらも楽しく読めました。 | ||||
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裏表紙で驚愕の結末が待ちうけますと銘打ってあるので、我孫子氏としては名作「殺戮にいたる病」以来の衝撃オチのある作品だと思い読んだが、最初に思ったような叙述系ではなかったのがやや意外だったが、要するに本作は叙述系でのオチではなく、ちゃんと話の展開で驚愕のオチを志向した意欲作だと言える。 正直オチは煽り過ぎの感があり、最初からオチが凄いのだろうと思って読むとやや肩透かしである。ミステリー的なオチというよりバッドエンディング系の皮肉の効いたブラック系オチ。このオチありきの話の構成なので、小説としての重厚さには欠けるきらいがあるが、最後まで結末めがけてストレートに盛り上げていく手腕はさすが。トリックのネタ的には初期の「0の殺人」を発展させたような感じだ。 殺戮にいたる病ほどの衝撃はないが、最後まで楽しめる秀作である。 | ||||
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本格の雄、我孫子武丸が放つ本格捜査小説、というふれこみだ。 同じ時期に起きた2つの事件にかかわる捜査の過程が、それぞれの関係者の主観視点を行き来しながら、すこしずつ平行しながらこまごまと書き込まれていく話は、確かに捜査小説といってよさそうである。過去の事件を引きずり続けている一教師にからむ事件と、なにやら怪しい行動が目立つはみ出し刑事にからむ事件とが、読み進むにつれ交錯してゆき、さらにうさんくさい宗教法人が徐々に前面に出てきて、、、と、まぁ、近年のミステリの王道ともいえる進め方だ。 しかし、このストーリ展開で進んでいるものが最終的にこのような結末に落ち込むとは、これは絶対に予想不能だ。(我孫子氏おそるべし。) 読者がひっかかるポイントというか伏線は大きく2つあると思うが、あまりにさりげないのだ。最後まで来てから、まいったな、という感じ。信じていたものがガラガラ崩れ落ちる、と。 ・・・なのですが、だまされかたが余りにもストレートなので、逆に爽快ですらある。説明に矛盾もなく、最後の最後に話はチャンチャンと収まる。 面白い作品です。 | ||||
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いったん詠み始めると、ラストがどうなるのか知りたい一心で、一気読み。 教師と、刑事の視点で、交互に話が進んで行くが、 いかにも怪しげな新興宗教の支部に二人が乗り込んでいくあたりから、 どっぷりと小説世界に入り込んでいた。意外な結末が待っていた。 宗教団体の会員カードがICチップ入り、という箇所が妙にツボにはまって 笑った。 | ||||
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ページ数にしておよそ300。数時間で読みきれる分量。 その短さもあって一気に読んだ後、「しまった」と思った。 勢いがつけばつくほど、物語の進行にのみ注意が向きやすいのは、車などの運転と同じだ。細部に注意がいかなくなってくる。このページ数は、単純な仕掛けなのに気づかせないようにするという狙いもあったのではないかと思われる。 もっとも、話が魅力的かといえばそんなことはなく、個人的な思い出も相まって、読んでいる途中からもう陰鬱な気分。結末ですっきりする人も少ないだろう。 その構成の綺麗さに敬意を表したい。 一番すっきりしないのは、表紙かな…(弥勒菩薩の手の形と違う) | ||||
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ミステリー小説を読む際、私は犯人当てやトリックを推理するよりも ストーリー性や人間の心理を読む事に重きを置いています。 そして読み終えた後、作者にしてやられたと思わされる事が何気に好きです。 殺戮にいたる病で、衝撃を受けましたが、この本も同じような衝撃を受けました。 人間の心理描写が見事に描かれており、読み終わった後、 久々にちょっと放心してしまいました。 イニシエーションラブや、殺戮にいたる病が好きな方は是非読んでもらいたいです。 | ||||
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我孫子作品が好きで気軽に読みはじめたのですが、途中から「あれ?」て思ってしまいました。「これ・・ページ数、足りなくね?^^;」それほどの短さなのです。しかし物語は変わらぬペースで進み、「え?!え?!大丈夫かこれ?!大丈夫?!大丈夫?!?!」と妙に焦ってしまいます。・・・ついに残り十数ページ。「もうダメだー><終われねーッ><!!」 と思った途端、 スコーンスコーンスコーンって決められて『バン!!』て終わりました。あとがきにもありましたが、え?!て結末なのに 何故か読んだあと爽快な気分が漂うのです。。タバコ一本吸い、じんわりニヤリとさせて頂きました。いやぁ、面白かったー^^短くて負担にならない作品なので、気楽に購入して楽しめる一本です。 | ||||
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綾辻行人、有栖川有栖らをはじめとする新本格第1世代作家の一人、我孫子武丸が自身の最高傑作といわれる『殺戮にいたる病』からなんと13年ぶりに書き下ろした実力作である。 ある日突然失踪した妻を捜し求めて、新興宗教団体≪救いの御手≫の存在を知った高校教師。 妻を殺され復讐を誓いながらも、汚職の嫌疑をかけられ、本庁人事監察から内部取調べを受けるベテラン刑事。やがて二人の行動は≪救いの御手≫の本部で交わって、事件は思わぬ展開を見せる。 刑事の妻の殺害は、果たして≪救いの御手≫の手によるものか。そもそも彼らの正体は? 折原一の諸作品を彷彿とさせる、アンフェアーぎりぎりの巧みな叙述の目眩ましは、衝撃のサプライズに収束してゆく。よほど注意して読み進んでも、まずだまされることうけあいだ。 また昨今の分厚い大作ブームの中、本書は、だまされながらも“謎”を楽しんで一気に読みきるパズラーという点では手頃な長さだった。 ちなみに本書は、文藝春秋のミステリー叢書「本格ミステリ・マスターズ」レーベルの一冊として発表された作品の文庫化であり、原書房発行の探偵小説研究会編「本格ミステリ・ベスト10」で’05年第3位、「このミステリーがすごい!」では’05年国内編第19位にランクインしている。 | ||||
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殺戮にいたる病を読んだことがないせいか、すっかり騙されました。 騙された、でも面白かった! 最後まで読んで、思わずまた前のほうを捲ってしまいました。 | ||||
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僕はゲームソフトの「かまいたちの夜」以来の我孫子ファンで、全ての我孫子作品を読んでいるが、本書は「殺戮にいたる病」に匹敵する我孫子氏の代表作となるだろう。 僕は「速水兄弟シリーズ」や「人形シリーズ」のようにユーモアのある作品も好きだが、本書や「殺戮にいたる病」のようなダークで沈鬱な世界観の作品の方が好きだ。 そちらのタッチの方が、より我孫子氏の才能が発揮されているような気がする。 本書もまた「殺戮にいたる病」同様に救いようのない沈鬱な話だ。 そして、最後には大どんでん返しが待っている。 よく練りこまれたトリックにはいつも驚嘆させられる。 「殺戮にいたる病」を気に入った人は、是非本書も読んでみて欲しい。 | ||||
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ただの警察ものとは違います。宗教研究(?)が趣味の私としては、こういう宗教絡みのミステリはたまりません。二つの事件があるときから絡み合います。宗教団体に潜入した高校教師が、だんだんと宗教に取り込まれていきます。しかし刑事の活躍もあって、宗教団体の化けの皮をはがすところまでくるのですが・・・。結末がなんとも良いです。かなりひねってあります。こういう結末も、ありかなと。本格ミステリを望む方は、肩透かしを食らうかもしれません。でも、こういうの大好きです。 | ||||
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綾辻行人、有栖川有栖らをはじめとする新本格第1世代作家の一人、我孫子武丸が自身の最高傑作といわれる『殺戮にいたる病』からなんと13年ぶりに書き下ろした実力作である。 ある日突然失踪した妻を捜し求めて、新興宗教団体≪救いの御手≫の存在を知った高校教師。妻を殺され復讐を誓いながらも、汚職の嫌疑をかけられ、本庁人事監察から内部取調べを受けるベテラン刑事。やがて二人の行動は≪救いの御手≫の本部で交わって、事件は思わぬ展開を見せる。 刑事の妻の殺害は、果たして≪救いの御手≫の手によるものか。そもそも彼らの正体は? 折原一の諸作品を彷彿とさせる、アンフェアーぎりぎりの巧みな叙述の目眩ましは、衝撃のサプライズに収束してゆく。よほど注意して読み進んでも、まずだまされること請け合いだ。 また昨今の分厚い大作ブームの中、265ページという量は、だまされながらも“謎”を楽しんで一気に読みきるパズラーという点では手頃な長さだった。 本書は、文藝春秋のミステリー叢書「本格ミステリ・マスターズ」レーベルの1冊であり、原書房発行の探偵小説研究会編「本格ミステリ・ベスト10」で’05年第3位、「このミステリーがすごい!」では’05年国内編第19位にランクインしている。 | ||||
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いろいろなブログで、好き嫌いが分かれる本だけど、自分は好きという感想が多かったのでちょと期待して購入。 我孫子武丸の文章に狂気があり、それが僕などにはへきへきしてしまう部分があるのですが、弥勒の掌はそんなことはなく、素直な叙述系として読むことができました。そして平凡な設定をここまで読ませる内容にするのはすごい。 たぶん、他の人が書いたら、前後の事象を含めてもっと書き込んでいくので厚くなるのでしょうが、この人は短い、端的、必要最小限。叙述トリックを完遂させるがための文というのが少ない。装丁は本格重厚、中身は短編という感じ。 | ||||
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