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弥勒の掌
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弥勒の掌の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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浮気が原因で冷戦状態にある男性教師の妻が失踪、新興宗教が関係しているらしい。他方、ある刑事の妻が殺害され、彼は犯人を暴こうと、教師を巻き込んで、非正規捜査を始める。確かに、新興宗教は実在し、どうやらそれが刑事の妻を殺したようだ。更に男性教師の妻も殺された。しかも二人ともラブホテルで屍体が発見されている。 という筋のミステリで途中まではわくわくしたが、「このことは積極的に嘘は書いていません」的な記述トリックがメインで、食傷気味だ。そして最後のオチは「わざわざいらないかな」というものだった。 | ||||
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どうだ!このオチすごいだろ!と言いたいんだろうけど、終始ぬる〜いミステリー小説だった。 こんな施設使い邦題なら教団の会員になってもよさそうだなぁ、と。そこだけがやけに面白かった。 | ||||
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読み終われば、救いの無い物語だった。 妻の突然の失踪に途方に暮れる高校教師の辻と、妻を殺害された汚職刑事の蛯原は事件に謎の宗教団体が関与していることを知るが… なかなか事件の核心に迫らぬ、イライラするようなストーリー展開に、気付けばページも残り僅か。もっと違う、驚愕の展開を予想したのだが… | ||||
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最後のまとまり感は納得です。情報化の波をうまくつかみ、それを小説に仕上げた点はみごとです。 が、殺人の動機が弱い。といいますか、ことの弾みのような理由で殺してしまうのか、と腑に落ちない。 ラストに結びつけるため無理矢理殺人を犯させたのだろうと邪推してしまう。現実感が薄い。 ただし、登場人物間の皮肉なすれ違いや、宗教団体の裏側など、ニヤリとさせられる結末であったので、 ☆三つ。 | ||||
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これが叙述トリックといわれると、えっ?と思ってしまう。 折原一なんかとはまったく違うような気がするのは、私だけだろうか。 最終章の前までは結構おもしろく読めたが、最終章で一気にさめてしまった。 なんかご都合主義のような気がしてならない。 なんだか昔読んだショートショートを思い出した。 | ||||
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我孫子武丸の本を読むのは初めて。あっと驚く結末ということなので読んでみた。あっと驚く系だとアガサ・クリスティーとか国産ミステリーでも何でも色々ありますが…。 小生の中が今までで一番驚いたのは筒井康隆のロートレック荘事件かな。解決編が最後に袋綴じで入ってましたね。うーんそれ以上うまく触れられないな…。何トリック系かのヒントすら書けないし。 本作は宗教団体と刑事がテーマ。なので超絶SF系とか心霊ネタとかかな?とか、レトリックに鍵が…とかシックス・センスを途中で解明してやるとばかりにかなり穿ちながら読んだのですが…。結末はしっかりとしたミステリーだがあっと驚く結末だった。これは予想出来なかった。 同著者の他の本も読みたくなった。 | ||||
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帯に「本作には壮大な仕掛けがある」とワザワザ断り書きがある。何故このような事を明示するのか本当に理解に苦しむ。物語は、教え子との浮気が原因で疎遠になっていた妻に失踪された高校教師の辻の視点と、妻をラブホテルで殺害された汚職刑事の蛯原の視点とで書かれた章が交互に繰り返されるという構成になっている。そして、二人は協力関係になり、"弥勒像"をキッカケに「救いの御手」という宗教団体の関与を疑い、真相に迫ろうとするのだが...。 上述の通り、ワザワザ「仕掛け」と断っているからには、バリンジャー「消された時間」風のものだと予想したが、「当たらずと言えども遠からず」だった。「帯」の指示に従って、「**」に注意していたら、冒頭で狙いが分かってしまった。せっかくコンパクトなサスペンスに纏まっているのに、「帯」のお蔭で興醒めな結果に終ってしまった。作者のせいと言うよりは、出版社のせいだろう。作者はこの「帯」に納得したのだろうか ? そうではないと思うが...。また、新興宗教団体についてはもっと深く描き込んだ方が、作品に厚みと不気味さを増すと言う意味で良かったと思う。 | ||||
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書店でよく平積みされていてずっと気になっていた本書。 教師、警察官の二人がそれぞれ自分の妻に起こった事件の謎を追っていきます。 二人とも素性に後ろめたい過去を持っており、ミステリ慣れしてる人は「これは一筋縄にはいかない」と身構えてしまうような設定。 2つの事件の背後に新興宗教の影が見え隠れしたとき、2つの事件の謎が収束に一気に動き出します。衝撃のラストには確かに騙されましたが、トリックとしては最近この手のミステリーを読みあさっていたせいか、それほどのカタルシスはありませんでした。それでもラストのシーンの読後感はオビの煽り通り強烈なものがあり、さらっとした描写が逆に不気味な読後感をもたらしてくれます。 尺も短く、ジェットコースター的なサスペンスを味わいたい方にはオススメです。 個人的はもう少し最後まで新興宗教の胡散臭い空気を最後まで徹底して演出してほしかったかな。いや十分怖かったですが。 | ||||
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最後なかなかのどんでん返しがありました。 ただ、最後ずいぶんあっさりだったので短編小説を読んだような読後感でした。 もっとこの教団のことを深く掘り下げて描いてほしかったなあと。 話をすすめる2人の人物像は、最初はなかなか感情移入できない 「魅力のない人だなあ、もっと魅力的にしてよー」と思いながら読み進めていましたが トータルで考えるとなかなか良い人物設定ですね。 | ||||
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話の構成(教師編と刑事編が交互に進む)とボリューム(短っ!!) から私には珍しく一気読みしてしましました。 冒頭の妻の失踪あるいは殺害の謎、そしてその結末には十分驚かされましたし 読後感は概ね満足なものでした。 ではなぜ星3つかというと、私のミステリに求めるカタルシスに達していない からという、それだけの身勝手な理由です。 そのライトな味わいが満腹感を生まないと言うか、腹八分目というか……。 でも他の作家が書かれたこの題材この構成の某作で激しく鬱になったことを思えば この結末は嫌いじゃないです。面白かったです。 | ||||
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失踪した妻の行方を追う高校教師。妻を何者かに殺害された悪徳刑事。二人の目の前に現れたのは「救いの御手」なる宗教団体。 確か、著者の作品は初めてです。 ハードボイルドなタッチで物語は進んでいきます。しかし、私にしては珍しく、落ちが読めてしまいました。某コミックとそのドラマ化作品のおかげですね。 | ||||
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「殺戮〜」を読んで、ポカーンとしたところだったのに、 今度はちょっと意気込んで読んだのに、まただまされてしまいました。 と言っても、今回はちょっと「いやいや・・・そりゃないんじゃない?」と 思ってしまうところもありましたが(笑)だって・・・ねぇ・・・ 殺人の理由が納得いかないです。 でも最後はきれいにまとまっているので、 漫画やゲーム的なノリですね。。 「犯罪者にも理由がある」という切ないラストをお望みの方には、やや残念かも。 | ||||
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我孫子作品は好きで殺戮〜にはほんと衝撃を受けたが 本作は殺戮の劣化2番煎じという感じ まずオチを思いついてそこから文章を肉付けしたという印象を受ける トリックも「頭の体操」レベルだし かまいたちの夜3も評判よくないみたいだし そろそろ才能枯渇してきたのかなぁ | ||||
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