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妃は船を沈める
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妃は船を沈めるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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どうも私は火村シリーズの作品には(江神シリーズの作品に比べ)評が辛くなりがちなのだが、本書についてはレビュータイトルどおりイマイチに思う。 読みやすいが、物語としての起伏が(江神シリーズに比べ)乏しく面白みに欠ける。ジェイコブの「猿の手」の引用は面白かったが、しかしこれは文字通り引用で、本書そのものの面白みではない。 前半の「猿の左手」は、メイントリックはまずまず満足できるもの。しかし、それを火村が看破するのがジェイコブの「猿の手」の解釈談義からというのは、かなりこじつけくさい。 後半の「残酷な揺り籠」については、巻末解説でも述べられているとおり、誰が犯人かについての興味は乏しい。犯行はどのようにして行われたか、そして火村がそれをどのように推理するかが焦点となるが、結論はイマイチ。 火村の推理(犯人はなぜ窓ガラスを割ったか)は唯一無二の解釈というほどのものではなく、他にもこじつけようと思えば何とでも出来そうなものだが(それこそ地震で割れたとか)、にも関わらず犯人がそれで降参するというのも何だかなぁ。 作者がまえがきで本書の執筆の経緯をいろいろ書き並べており、結構気に入っているようだが、単に自己満足なだけではないかと思う。 | ||||
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2008年に出た単行本の新書版化。 「猿の左手」と「残酷な揺り籠」の2本の中篇ミステリが収められている。同じキャラクターが登場し、「はしがき」や「幕間」を書き加えることで、一本の長編のようにも読めるようになっている。 「猿の左手」はジェイコブズの怪談「猿の手」を下敷きにしたもの。テーマや切り口はおもしろいが、肝心のトリックはパッとしない。 「残酷な揺り籠」もなんだかなあ。 | ||||
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結論から言うと有栖川有栖のファンであれば、買っても後悔はしないと思います。 火村准教授とアリスが出てくるシリーズで、内容も読みやすいですし、トリックそれなりにアッと思わせます。 猿の手の話も十分怖さを醸し出していて(僕が原作の「猿の手」を読んでないのが残念でしたが)、有栖川作品のお約 束シリーズとして安心して一気に読み進める事ができました。 ただ、過去の長編のような純粋なトリックや動機付けに対する奥深さがイマイチ感じられない点が少々残念であり、 この作品を有栖川作品の最初に読もうと思ってる方には薦められません。過去の有栖川作品を読んでからどうぞ。 という事で星3つとさせていただきました。 | ||||
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結論から言うと有栖川有栖のファンであれば、買っても後悔はしないと思います。 火村准教授とアリスが出てくるシリーズで、内容も読みやすいですし、トリックそれなりにアッと思わせます。 猿の手の話も十分怖さを醸し出していて(僕が原作の「猿の手」を読んでないのが残念でしたが)、有栖川作品のお約 束シリーズとして安心して一気に読み進める事ができました。 ただ、過去の長編のような純粋なトリックや動機付けに対する奥深さがイマイチ感じられない点が少々残念であり、 この作品を有栖川作品の最初に読もうと思ってる方には薦められません。過去の有栖川作品を読んでからどうぞ。 という事で星3つとさせていただきました。 | ||||
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途中までは楽しめましたが、結末はちょっと納得いかない感じでした。 トリック(作中のと作品自体の両方)もありがちでしたし。 ヒロイン(?)に好感が持てるかどうかで読後の印象が変わってくるかと思われます。 あと、無理やりくっつけて1本の長編とするより、 素直に2本の中編として出した方がよかったと思います。 | ||||
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途中までは楽しめましたが、結末はちょっと納得いかない感じでした。 トリック(作中のと作品自体の両方)もありがちでしたし。 ヒロイン(?)に好感が持てるかどうかで読後の印象が変わってくるかと思われます。 あと、無理やりくっつけて1本の長編とするより、 素直に2本の中編として出した方がよかったと思います。 | ||||
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