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ビッチマグネット
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ビッチマグネットの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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村上龍が第百四十二回芥川賞の選評にて、この作品を「物語そのものがつまらない」と評したのを思い出したが、そのとおり、この作品はつまらない。つまらない物語の中に、何か切実な世界観があるのかと思いきや、それも無し。ただ現代人の色恋沙汰を(多少独自の文体を使って、戯画化しているかもしれないが、)淡々と書くだけ。読ませる力に任せて、最後までちょっと思弁的なだけの、凡庸な女性の少女時代を書いただけである。 始めてこの作者の作品を読んだ私からすると、あれ、舞城王太郎って聞いた話と全然違ってつまらんぞ、とも思ってしまうが、往年の舞城ファンに言わせれば「舞城王太郎、次はコテコテ(?)の青春小説書いたのか」と、それはそれで話題にはなるのだろう。しかし、作品に於いて作者は如何なる読者にも常に平等でなくてはならないと思う。 この作品には「物語」という言葉が多用されているが、もしかすると何も起こらない(または起こせない)人間に「物語」はあるのかという現代人の不安を、わざと作品自体をつまらなくさせることで、作者は暗示したのではないか。この推論が断言できない理由は、やはり私が舞城王太郎作品を読むのが、これが初めてだからということか。つまり舞城王太郎の作品を読んでいる人間にはかなりお勧めできるかもしれない。 と、個人的には、最後に主人公が書いた「骨」という作品を舞城王太郎自身の言葉でちゃんと読みたかった。書いてくれないかな。 | ||||
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私がよく読む小説のひとつは、芥川賞受賞作。今回は芥川賞受賞者なし、ということだったので、候補作を読むことにした。著者の小説を読むのは初めて。読んで一番感じたのは、これが芥川賞候補の小説なのか?ということ。私のように、芥川賞(候補)を期待して読むと期待外れになると思う。一応、最後まで読んだが、読むのが非常に苦痛だった。 | ||||
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