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恋愛中毒
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恋愛中毒の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全203件 21~40 2/11ページ
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よかったです | ||||
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学生時代から大ファンで全作読んできました。 訃報を聞き、また読み返していますが、今読んでも褪せない素敵な作品です。 | ||||
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最後まで読んだけど、読むのがしんどい私小説?でした。 ホラーなら良かった。 | ||||
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面白かった。 展開や内容や色々なものがちょうど良く混ざってる。 この方の他の本も読んでみたいと思う | ||||
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半分ほど読んだ時には主人公のメンヘラぶりと流されやすさにイライラしてましたが、一応最後まで読もうと何とか最後まで読み進めました。 主人公に全く共感できる所がなく、自分で状況を変えようともせずうじうじして周りに当たったり排除したりするところには最後まで不快感しかありませんでした。 | ||||
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普通に見える日常の世界の皮を一枚めくったら出て来る怖さ、と言う感じ。異常な感じがジワジワと「あるかも」という範囲を押し拡げるような感じで迫ってきて、正常との差が紙一重なんだな、と思える。人間は誰しも完璧ではなく、それぞれにトラウマやら、歪みやら、発達障害や精神傾向を抱えて生きているとは思いますが、超えてはならない一線はやはり存在してます。一線を超えたら他者だけでなく自分を甚だしく損なうということが身に沁みました。 | ||||
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30代の男ですが、引き込まれる物語で一気に読んでしまいました。為末さんの諦める力に紹介されていて気になったのが読み始めたきっかけです。 恐らく誰でも原因がわからない心の闇のような、原因不明の毒のようなものを認識していると思います。意識しないで生きていられる人もいると思います。わたしはその毒の正体がこの小説を読んで少しわかった気がします。読み終えたとき(正確にはエンディングに近づくにつれて)不思議な心の軽さのようなものを感じました。けっこうぎりぎりまで、バッドエンディングなのかな?という展開で進むのではらはらしていました。このはらはらしている感情も、主役である女性に幸せになってほしいな。そしてこの女性が抱えている闇や毒が苦悩の元が、自分にも似たものがあるから自分も救いたいなみたいな感覚感情が湧いていました。 少しエヴァのシンジ君にも通じる人の毒にも似ているかもしれません。私はこの著者のファンになりました。日常生活、無味無臭で意味を感じようが人を苦しめようが自分が苦しんでいても、周りもまた変わっていきます。自分に正直でありながら人を意識的に無意識にでも、傷つけて一番自分が苦しんでいるこの主人公に、優しさが残っていて、その優しさを与えてくれた人が近づいたり離れたりする様子は、私たちの日常でも平気で起きていると思います。得体のしれない自分のなかにある毒の正体を少しでも知るきっかけがこの小説にはあると思います。 | ||||
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久しぶりに再読しました。夢中になって読めたした。ごく普通のどこにでもいるような主人公の設定がいいですね。水無月さんの人間らしい心情に共感できます。 | ||||
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展開にスピード感があり、日常なのか非日常なのか分からなくなる。登場人物も普通のような、でもしっかり魅力のある人達で、読んでいてやめられなくなった。 | ||||
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本日、山本文緒さんが亡くなっていたことを知りました。ご冥福をお祈りいたします。 この小説「恋愛中毒」は山本文緒さんの代表作です。 | ||||
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ずっと怖い まったく自分とは 関係がナイ話とは 思えないところが また怖いところ | ||||
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同じ女性として共感する部分がありました。 繰り返してしまう性。 | ||||
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タイトルから敬遠していたが、この機会に読んでみた。 ごてごての恋愛小説とは一線を画す、ミステリー的な要素もありとても面白かった。 妙齢の一般的な女性が、なんの因果か著名作家と接点をもち愛人のような関係を結んでいく。 なぜか、この作家に草刈正雄をイメージして読み進めていたが、実際はどうなのだろうか。 とドラマ版の配役をみてみたら、鹿賀丈史とのこと。 当たらずとも遠からずである。 徐々に普通の女性と思っていた主人公が、なんか怖いぞと感じさせられるところが、絶妙で一気読みしてしまった。 少し古い作品だが、今読んでも色褪せない。 情愛の心というのは平安時代くらいから変わらないのかもしれない。 | ||||
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『恋愛中毒』(山本文緒著、角川文庫)では、32歳の女性が自らの過去から現在に至るまでの恋愛経験を、いや、恋愛経験というよりも性愛体験と呼ぶべきものを縷々、綿々と語り続けます。これほど、性愛への意識が日常生活のほとんどを占めてしまうというのは、私には、驚きです。普通ならば、このような話が際限なく続くと、途中で本を投げ出すところだが、この後どうなるのだろうかという好奇心に唆されて、一気に読み終えてしまいました。 水無月美雨(みなづき・みう)は、大学の同期生との結婚、離婚を経験後、50歳が近い有名小説家の愛人、それも、本妻、愛人1号、2号、3号に続く愛人4号に収まります。愛人1号にのし上がろうと策略を弄する一方で、かつての夫への思いは断ち切れていません。 「俺を見るな、と彼(=別れた夫)は言った。夫は顔をそらしたまま確かにそう言った。水無月といると見張られているような気がしてたまらないと。もう俺のことを見ないでくれと。どうすればよかったのだろう。そして、これからどうしていけばいいのだろう。先生(=愛人関係の小説家)は過去にもしもを持ち込むなと言った。けれど私は後ろを振り返らずにはいられない。どういうふうに人を愛すればうまくいくのか私には分からなかった。常にベストをつくしてきたつもりだった。なのに何故、私はこんなうらぶれた店で安いウィスキーなんかを飲んでいなくちゃならないのだろう。鳴らない携帯(=小説家からの)を見つめ、入ってくるはずのない人(=別れた夫)を待って」。 「ある日突然、夫が私に冷たくなった。夫が言うには、突然ではなく、長い時間をかけてだんだんと私に対する愛情がすり減っていったということだったが、私にはどうしてもそれが突然の出来事に感じられて仕方なかった。夫がある日、笑わなくなった。私の目を見なくなった。話しかけても返事をしなくなった。食事を外で済ませてきて、帰ってきたらすぐテレビも見ずに布団に入って眠ってしまうようになった。休みの日は黙ってどこかへ出掛けてしまうか、家にいてもまるでバリアでも張るかのように本ばかり読んで、話しかけても必要最低限の返事しかしなくなった。私はそれだけのことでパニックに陥った。何しろ身に覚えがなかったからだ。小さな喧嘩はいくつかあっても、そこまで拒絶されるような大喧嘩をした覚えはなかった。何をきっかけに夫がシャッターを閉めてしまったのか分からなかった。もちろん本人に尋ねてみたが『別に』という冷たい返事が返ってくるだけだった。それでも半年ぐらいは我慢した。気分の移り変わりの激しい神経質な人だから、原因は分からずとも、放っておけばそのうちまた機嫌がよくなるだろうと自分に言い聞かせた。けれど同じ家に住んでいる限り、どうしても毎日夫の不機嫌な顔を見なければならない。もともと無口な人だったが、さらにもっと口をきかなくなった。そんな夫と同じ屋根の下にいるのが苦痛でたまらなかった。どうしたら以前の穏やかな暮らしに戻れるのか、その方法がいくら考えても分からなかった。結婚生活も長くなると、お互い必要以上は口なんかきかなくなって家庭内離婚状態になると本や雑誌で読んで知ってはいたが、よく世間の人達はこんな不穏な雰囲気の中で平気で暮らしているなと私は改めて驚いた。気が狂いそうだった。いや、狂いそうではなく私はその時既に狂いはじめていたに違いない。どうにも我慢できなくて、かといって泣きわめいて夫の態度を責めたらもっと事態が悪くなりそうで、何とか冷静になろうと、私は一晩だけ家をあけることを思いついた。入籍してから六年余り、一晩たりとも夫のそばを離れたことがなかったので、それは一大決心だった」。 「先生のまわりの女を全て首尾よく追い払ったつもりでいたが、それは馬鹿な私の思い込みだったのだろう。・・・何もかも無駄だったような気がして、私は大きな無力感に箸を置いた」。 最後の最後に至って、美雨自身の口から驚くべき事実が語られます。 山本文緒の本は今回初めて手にしたのだが、山本作品をもっともっと読みたくなりました。 | ||||
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引き込まれてしまい,停まりませんでした。 | ||||
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評価の低いレビューの多くに「共感できなかった」とありますが、共感して読むものじゃないでしょw 主要人物たちがヤベェ奴らだらけで、主観で語られる女主人公は相対的に正当に見えてしまいますが、 一番ヤベェやつですw だからこれは主人公の主観でありながら、自分は客観して読む必要がある。 傲慢の域に達した卑屈さを持つ女。 金持ちの愛人になっておきながら過去の男に無言電話をかけているあたり、 結局は自己中心性の愛情しかない。 どうしようもない女がどうしようもない環境に放り込まれ、どうしようもない結果になった。 | ||||
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すいすい読みやすかった。 ありがちな展開ではある。 しかしわからないのは最終盤。 対象人物が再び現れたところ。 中毒症状なのはひょっとして? | ||||
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こんなに劇的な人生経験はないのに、主人公の陰鬱さ、鬱屈さにああ自分もこうだったなとついつい思わされてしまいます。自分自身を俯瞰して見る能力があるのに、一方で制御することのできない描写がほどよくリアルで共感めいたものを覚えます。私のような理屈っぽい人間にはちょうどよい文体でした。 | ||||
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奈々は結局どうなったのだろう 人生の中で最も重要なキャストはやはり異性なんだろうか | ||||
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内面にジクジク傷をつける様な、恐ろしい本。 でも読み続けて、最後の顛末がとても気持ちの悪いほど人間らしかった。 プロの作家は恐ろしい。 | ||||
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