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(短編集)
家に棲むもの
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家に棲むものの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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全体的に小品が多い印象の短編集ですが、その中では「肉」が白眉といえるでしょう。 名物キャラクターのすっとぼけたマッドサイエンティスト、丸鋸遁吉が初登場し、彼ならではの素っ頓狂な発明品の数々が披露されます。「人道」的な遺伝子組み替えの家畜たちが面白く、グロテクスでありながらも実にユーモラスです。 ハードSFと見せかけてソフトSMで終わるオチには大爆笑。 「お祖父ちゃんの絵」は雰囲気(だけ)が和やかな導入から入り、お祖母ちゃんの狂気に寒気の感じられる怪作で、こちらもおすすめです。 | ||||
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題名の話は分かりにくいが、肉と食生は作者らしいおもしろさがあった | ||||
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家に棲むもの…を購入してびっくりしたこと短編小説だったこと。怖い小説をもっと楽しみたい。 | ||||
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きもちわるい(褒め言葉) ホラー短編集ですがどちらかといえばグロ小説が好きな方に好まれる作風だと思います。 臓物や汚物の描写に力を注いでいるのが読んでいてわかるというか、いやー、気持ち悪い。 短編集なので玉石混淆、ものすごく面白かった短編もあれば「ええっこれで終わり?」とありきたり且つ肩透かしな短編どちらも収録されています。 しかし総合的に見れば大変質の高いホラー小説でした。 お気に入りは表題作の「家に棲むもの」。 予想が外れに外れ、ラストに痺れました。 いやー、そんな終わり方にする?しばらく忘れられない話になりそうです。 | ||||
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8篇の短編集。 短編という枠の中で、描こうとしている物が明瞭だ。 つまり、まわりくどくない、ストレートな構成が光る。 猟奇的表現にばかり重点を置いてはいない。 物語の組み立てが巧みだ。 「食性」「肉」などは、タイトルがそのまま内容だと言える。 表題作の「家に棲むもの」は、なかなかの恐怖感を伴い、 結末も意外だ。その他の作品も、非常に質が高い。 著者の最高傑作の一つである事は間違い無い。 | ||||
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いやあ、レベルが高い高い。人をひきつけるグロテスクな文体と、最後に待ち構えるどんでん返しと悪意。 読むものを恐怖をどん底に陥れる傑作。本当にこの人の作品は眩暈がしてきそうな傑作ばっかり。 | ||||
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この作品集が出た半年後にもう1冊「目を擦る女」が出ており、こちらのほうが(特にSF系読者の)評価は高いようです。確かに収録作品個々の「平均点」は「擦る女」の方が高いようですし、SF系のプライズにノミネートされた作品もあります(「予め決定されている明日」)。筆者も「未公開実験」のラストに予想しながらもついのけぞってしまったクチです。が。 この作品集に所収の「お祖父ちゃんの絵」の壮絶なまでの仕掛けとインパクトにそれは雲散霧消してしまいました。この1作の展開の見事さだけでも読むに値する作品集といえます。現在のところ作者の最高傑作といっても過言ではないでしょう。 「擦る女」ほどの論理的思考や科学知識は必要としません。むしろ、「肉食は殺生だ」「家族でない誰かの存在を家に感じる」「今の記憶と子供のころの記憶は繋がっているのか」といったわかりやすい視点から発生する感覚的な恐怖が、この作品集には溢れています。でも、十分、しかも納得が行くほど怖いのです。「ホラー作家」としての作者の神髄が出ている作品集です。前掲「擦る女」とあわせての一読をおすすめします(世界観が繋がっている作品があります)。 | ||||
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「玩具修理者」や「人獣細工」のような、恐怖がつのるオチを期待して読んだのですが、残念ながら今回は少し物足りませんでした。特に「食性」と「肉」では半分読んだところでオチが判ってしまい(これもファンなればこそ・・・)、けっこう怖い話なのに恐怖が半減してしまいました。でもやっぱり小林泰三の作品は怖くて面白い。特に京都弁が出てくるのが憎い! 個人的には、オチが怖くはないが表題作と、あちこちに推理の手がかりがばらまいてある「五人目の告白」がお勧めです。 | ||||
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短編集。 「食性」がおもしろかった。 また、「肉」も良かった。 ファンなら即買い。 | ||||
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