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セル



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【この小説が収録されている参考書籍】
セル〈上〉 (新潮文庫)
セル 下巻 (新潮文庫 キ 3-57)

セルの評価: 3.97/5点 レビュー 32件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.97pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全32件 21~32 2/2ページ
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No.12:
(5pt)

デジタルバイオハザード

スティーブンキングの本職が今あなたの手にっ!
今や誰もが持つモバイルが原因の
人間のぞんび化がはじまる主人公は無事に子供と再会できるのか?
出だしから誰も置いて行くことの無い猛スピードな展開
彼らしい書き口ですね
停まることなく読んじゃいますので
時間のあるときに表紙をめくってください

スタンドバイミー
で少年達の淡い青春を描き

ショーシャンクの空に
で狡猾でモダンな脱出劇を

日本人の持つ彼のイメージを変えてくれる作品ですがこれが彼の本業
読んでみてください
セル〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:セル〈上〉 (新潮文庫)より
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No.11:
(5pt)

デヂタルバイオハザード

スティーブンキングの本職が今あなたの手にっ!
今や誰もが持つモバイルが原因の
人間のぞんび化がはじまる主人公は無事に子供と再会できるのか?
出だしから誰も置いて行くことの無い猛スピードな展開
彼らしい書き口ですね
停まることなく読んじゃいますので
時間のあるときに表紙をめくってください

スタンドバイミー
で少年達の淡い青春を描き

ショーシャンクの空に
で狡猾でモダンな脱出劇を

日本人の持つ彼のイメージを変えてくれる作品ですがこれが彼の本業
読んでみてください
セル 下巻 (新潮文庫 キ 3-57)Amazon書評・レビュー:セル 下巻 (新潮文庫 キ 3-57)より
410219360X
No.10:
(4pt)

ド迫力…の後は?

最近では映画「アイ・アム・レジェンド」などがそうだが、
人類社会が崩壊し、生き残った人びとが苦闘する物語は、
古今東西に山のようにある。
キング自身にも『ザ・スタンド』があるが、
本書の冒頭の終末描写の迫力は、そのどれも及ばないほどの迫力だ。
ここだけでも読む価値充分。
そのぶん、脱出の旅が始まり、都会を離れてからの展開は少々物足りないし、
ラストにも不満が残る。
もうちょっとちゃんと説明が欲しいと思うが、いかが?
セル〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:セル〈上〉 (新潮文庫)より
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No.9:
(5pt)

ネタバレあるので未読の方はスルーして下さい

個人的なass-u-meですが、緊急発信番号911番(日本の119番か110番?)にかけたとたんにアホになってしまう場面で、キングは911番と9月11日をダブらせているかな?と思いました。
つまり、「9.11テロはアメリカの自作自演である」として被害者の遺族400家族がブッシュらを訴えているというのに、テロ以来いっさいの思考を停止して見ざる聞かざるで済まそうとする現実の人たちの方が携帯人より余程怖い、とキングは感じているのではないかと。
そう仮定すると、最初のパニック場面で助けを求めて911番にかけ、携帯狂人になり破壊活動に走った人も多いだろうと連想できるし、それは9.11テロに怒り狂ってイラク攻撃を支持した人々を思わせます。
最後の結末が尻切れトンボなのは、「読んだ後に少しでも自分で考えてほしい」というキングのメッセージと受け止めました。
すなわち、しょーもないプログラムの言いなりになって思考停止や破壊活動に至る携帯人のようにジョニー(または全ての子供たち)をしたいのか?
それとも愛らしく人間らしい、元のジョニーのように育てたいのか?
それはオレたち大人の行動にかかっているんだぜ、とキングは言いたいのではと思いました。
また、ハーバードのスウェットを着た携帯人が初めて登場する場面では吹き出してしまいました。
アメリカで最も優秀な大学の一つと言われるハーバード大学への、キングの痛烈な皮肉と感じたからです。
アメリカの政・官・財の要人にハーバード卒が少なくないだろうことは想像がつくし、その成果としてのアメリカの現状を見れば、ハーバードのお里も知れています。
2005年1月、ハーバードの学長が公の場で大変幼稚な女性蔑視発言をしたのをニュースで読んでいたので、携帯人の親玉がハーバード卒なのも至極納得が行きました。
セル 下巻 (新潮文庫 キ 3-57)Amazon書評・レビュー:セル 下巻 (新潮文庫 キ 3-57)より
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No.8:
(4pt)

脳みそがリセット

スティーヴン・キングにしては、読みやすいほうかな?

でも、スティーヴン・キングでびゅには、つらいかも(笑

携帯電話で脳みそがリセットされちゃう話です。

結構えぐい描写がたくさんあります。

普通は死なないヒロインが死にます。

時間がたっぷりあるときに、じっくりと読みたい本ですね。
セル〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:セル〈上〉 (新潮文庫)より
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No.7:
(4pt)

オヤジ×2+少女

久方ぶりに読んだスティーブン・キング作品です。
最後に読んだのは「不眠症」なのでほぼ10年ぶり。
書店で立ち読み、冒頭のモブシーンで完全に引き込まれました。
むさいオヤジ2人+少女という組み合わせも良いですね。

ストーリーは可もなく不可もないという印象です。
期待通りとも言えます。
ゾンビが主役と思いきや、やはり今回も
怖いのは人間でした。
むしろゾンビが秩序を司っていましたね。
滑稽さと怖さが同居する秩序。
再起動中の画はちょっと笑ってしまいました。
しかし、登場人物の一人を殺した人間への仕打ちは見事です。

ストーリー面で星4つでした。
セル〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:セル〈上〉 (新潮文庫)より
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No.6:
(4pt)

エンディングに疑問があるけれど・・・、一気に読めたし・・・、やっぱり甘くなる・・・

上巻で状況設定を一気にやってしまったので、下巻では人物や心理状態の描写に割く余裕が出て話に深みが生まれ、
ストーリーも予想しないような方向に展開するので、最後まで一気に読めてしまった。

“誰が”“何のために”の説明が結局ないことは、上巻の巻頭で謝辞を捧げた2人の作風から考えれば、異論は無い。
また、結末が明るいのか暗いのかが明確でないのも気にはならない。
大好きな初期傑作中篇「霧」と読後感が似てなくもないし・・・。

ただ、最後の最後の展開には納得がいかないんだなぁ。
突然「ペットセマタリー」のような方向に持っていかれて、テーマが一転してパーソナルなものになってしまったように感じたことと、
さらに“句読点”なのか“ピリオド”なのか釈然としない結末に、プッツリ切られてしまった印象を拭えないこと、が主な理由。
(旅路のルート説明の中でミクマク族の話題が出てきて、懐かしいとは思ったが・・・)

・・・でも、最初から主人公クレイは妻と息子の安否を気遣っていて、それがすべての行動のエネルギー源だったから、
その点では落とすところに落とした、と言えなくも無い。

ということで、長年の“あばたもえくぼファン”としては、
久しぶりにとんでもない非日常空間につかの間連れていってくれたキングへの感謝の気持ちに寄り切られ、
甘い採点になってしまいました。上巻とあわせて、★9個(10個満点)。
・・・甘いなぁ・・・。
セル 下巻 (新潮文庫 キ 3-57)Amazon書評・レビュー:セル 下巻 (新潮文庫 キ 3-57)より
410219360X
No.5:
(3pt)

特攻野郎・携帯人

携帯パルスの影響で携帯人になったラゲディ・マンとその仲間達。
複雑な神経ネットを持った人間が、群体を形成して並列コンピュータよろしく
高度な処理を行えるようになり、より高次の存在へと進化しようとしてみたら、
空だって飛んでみせらぁ(笑)
ってな感じで、ぶっ飛んだ下巻ですが、元気少女・アリス萌えを期待してたら
エラいことになってしまった。
セル 下巻 (新潮文庫 キ 3-57)Amazon書評・レビュー:セル 下巻 (新潮文庫 キ 3-57)より
410219360X
No.4:
(5pt)

人間の本質

冒頭にコンラート・ローレンツ先生からの引用があり、携帯人が群体として活動することで
見かけ上、一つの生命体として機能していると言う設定を登場人物に語らせていることが、
なんだか今風のゾンビものって感じで、良いです。
タランティーノの「フロム・ダスク・ティル・ドーン」で、生存者達がブレストして
解決策を模索しているシーンが好きだったので。
携帯人化のメカニズムが、ちょっと強引な感じがするけど、それはそれで楽しめます。

今から下巻を読みます。
セル〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:セル〈上〉 (新潮文庫)より
4102193596
No.3:
(5pt)

旅の仲間

いつもながらキングはうまい、としかいいようがありません。
携帯狂人に対抗するために集まる少数の仲間は皆、個性的・魅力的です。悪役は文句なしに気味悪く恐ろしいし。
これは映画化が決まっているそうですが、小説でも、これだけスプラッタなのに、映像にするとどうなるんでしょう…。楽しみなような、怖いような。
セル〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:セル〈上〉 (新潮文庫)より
4102193596
No.2:
(5pt)

これはレビューを書かざるを得ない!

『携帯電話によって人間がゾンビになってしまう話』
 なんてことを聞くと、どうしても年末年始に新宿や渋谷で「終末の日は近い」とか「悪の電磁波から身を守るためにはイエスの教えを守ろう」とかいう看板を持って街頭に立っていた怪しげな人たちを思い出してしまう。
 そんな与太話を信じるのは学研ムーの熱心な読者である僕か、それに類する陰謀が大好きなパラノイアに取憑かれた一部の人たちだけである。
 だがそんな脳味噌がいい感じに沸騰した人たちの話も、あら不思議!キングの手に掛かれば一級のホラー小説に!
 スティーヴン・キング教の信者にして、世界が崩壊する小説が三度の飯より好きな僕にとって
1、キングの小説であること
2、世界崩壊を描いたものであること
という二つの条件がそろっただけで、それはポーカーでいうロイヤルストレートフラッシュであり、麻雀でいう国士無双であることは疑いようもないのである。
 それに加えてゾンビ!まぁゾンビというよりも、ダニー・ボイル監督の映画『28日後』のそれに近いかもしれない。だがそんな些細なことはどうでもいい。
 キング!ゾンビ!世界崩壊!
そんな小説が翻訳され出版されると聞いた瞬間、僕がメスの周りを走り回っただけでイッてしまうオスウサギのように身悶えたことは言うまでもないだろう。

 何よりこの本はキング作品の中でもかなり読みやすい部類に入る。もし僕がキング教の宣教師だったなら、今まではキングの小説を初めて読む人には『ミザリー』『霧(スケルトンクルー収録)』『ファイアースターター』『呪われた町』あたりを勧めていたであろう。
 だがいまは違う。いまなら、各家庭をまわってインターホンごしにこう言うだろう。
「携帯電話によって人間がゾンビになってしまう話に興味はありませんか?」と。
セル〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:セル〈上〉 (新潮文庫)より
4102193596
No.1:
(5pt)

もちろん、あなたも携帯電話を使っていますよね?

たまたま「バイオハザードUC」(Wii)を遊んでいるときに本書を読んだので、その世界観に異様にスムースに没入することができた。ある日、ある時間以降に携帯電話を利用した全ての人たちに異変が起こってしまう。人間性を失い、暴力性がいや増す。まさにゾンビだ。物語の前半は、たまたま携帯電話を持っていなかった主人公が、激しい混乱に陥りながらも、とりあえずの安全を確保するまでが、キングらしく丹念に描写されている。全貌のようなものがおぼろげになる後半よりもぐいぐい読ませる。「ザ・スタンド」(文春文庫)よりも崩壊した世界のシチュエーションを楽しめた。小刻みに章が変わりテンポが良い。また主人公の視点に固定されたままプロットが進んでいくので読みやすい。キングならではの脂ぎった文体もシェイプアップされた感じなので、キングビギナーの人にもお薦めしやすいと思う。
セル〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:セル〈上〉 (新潮文庫)より
4102193596

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