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(短編集)

その日のまえに



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【この小説が収録されている参考書籍】
その日のまえに (文春文庫)

その日のまえにの評価: 4.34/5点 レビュー 309件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.34pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全309件 301~309 16/16ページ
No.9:
(5pt)

逝く側送る側の心の持ち方

最も近い存在を失う時の、逝く側の心の持ち方、送る側の準備のあり方を、考えさせられます。友を送る小学生、遭難した息子を送る母、友を送る友、母を送る息子、母を送る夫と息子たち、そして、夫と息子たちに送られる母、それぞれの視点で、何をどう伝えていけばよいのか、深い悔恨と諦念とが交錯します。山田太一「異人たちとの夏」、東野圭吾「秘密」をはじめ、亡き者への強い思いを描いた作品は数ありますが、送り送られる過程を描き切った数少ない傑作だと思います。泣けるかと問われれば、「鉄道員(ぽっぽや)」と並ぶ、トップ2に入る泣ける作品です。
その日のまえに (文春文庫)Amazon書評・レビュー:その日のまえに (文春文庫)より
4167669072
No.8:
(4pt)

答えは無いのだが…

「なぜ人を殺してはいけないのか」に対する情緒的な回答なら、自分の娘にも話せる。個人的なHPにも50枚ほどの文章を載せ、何度かお褒めの言葉も戴いている。しかしながら、「人の死をどう受け止めるか」、特に「身近な人間の理不尽な死をどう受け入れるか」に対する答えは、おそらく用意できない。いや、今までも無意識のうちに考えることを避けてきたのかもしれない。15年ほど前、70を超える齢であったが、父が胃癌で死んだ。肺から脳まで転移し、次第に呼びかけに対する応答も鈍くなっていった。逝く間際の数時間、目は開いていても見えてはいなかったのだろう。生後9ヶ月になる我が長女の顔を、輪郭を確かめるようにゆっくりとなでていた。そして、それが自らの意志で触れた最後のものになった。今でもそのことには感謝しているし、誇りにも思っている。しかしながら、父の死の意味を咀嚼できたのかと問われたら、肯定はできない。自分が為したことといえば、当初は慟哭と悔恨の情に苛まれることだけだったし、その後の15年も、ただ風化を待っていただけだったのだから。だが、この作品ははっきりと答えを出してはいないものの、少なくとも永遠の命題に向かい合おうとしている。さらには、「風化を待つことは悪いことではない」と教えてくれているような気もする。肉親の死の15年後にこの本に出会って、ほんのわずかだが肩の荷が軽くなった……などと書いたら、いくらなんでも重松氏の文章に感化され過ぎ、と笑われるだろうか…。
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No.7:
(5pt)

さよならの前に、そして、この世に在るうちに

ご存知、実力派の重松清さんが描く、家族愛、人間愛、親子愛、家庭愛の物語。
この人間愛の本質を感じられる、あなたはすでに本質を感じ取る感性を究めている。
愛する人との別れは、誰にも訪れる、きっと本書が、その時あなたを救うだろう
読み応え十分の名作である
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4167669072
No.6:
(1pt)

泣けなかったヨ・・

期待して読みましたが泣けませんでした・・。
だから期待はずれでした。
残念・・・。
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4167669072
No.5:
(5pt)

人が避けては通れない事・・

人の死や別れは、ドラマや物語でかっこよく描かれている事がたびたびありますが、この本はちょっと違います。少なくとも、私の周りにおきた人の死・・父の死や友の死のその時のかっこよくはない、「その時」に似ていました。こんな時にどーよっと思うような発想や準備、非常識だけどこれが現実。あの大切な人を失った時の事がよみがえって、悲しくもあり、私だけじゃない!という気持ちになりました。最後までの物語の流れにも、うなずいてしまいました。タオルを持って・・・。
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4167669072
No.4:
(4pt)

その日

生きることの尊さと同時に生きることの悲しさを描いたものです。
今までの短編でもここにつながる仕掛けがあり、大変入り込みやすい世界でした。
重松氏独特の喉に突っかかるモノもありますが、命と家族を描いたものでは逸脱のでき。
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No.3:
(5pt)

初重松清

初めて重松清作品を読みました。
『死』をテーマに短編が続いて、「うーん、ちょっとヘヴィーかも」
と思いましたが、途中でこのヘヴィーさに立ち向かわなければいけない。
と1日半で完読。
最後はしゃくりあげて泣きましたよ。
外で読むのはやめた方がいいです。
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4167669072
No.2:
(2pt)

別に感動はしなかった・・・

感動するらしいので期待して読んでみましたが
まったく泣けず・・・。
テーマは泣きを誘うには十分な題材ではありましたが。
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4167669072
No.1:
(5pt)

日々是好日

またヤラレマシタ、重松ワールド深すぎます。現代作家で家族モノを書かせたら右に出る者いないんじゃないかな?
新書のコーナーで本の帯に見入って迷わず即買いでした。重松さんの著作は大抵読んでいますが、これはちと涙を流してしまいましたよ。「その日のまえに~その日~その日のあとで」、に繋がるここまでの構成が素晴らしい。前出の短編集の味がここで遺憾無く発揮されております。是非自分で読んでいい涙を流してください。
生きることの尊さ、生まれてから現在生きていることの素晴らしさを深く深く感じさせられました。読み手にそれぞれの感じ方がありますが、この本は間違いないです。下手くそなレビューですいません、この本を読んだ者として何か発信しないと気が済みませんでした。明日からの生き方変わりますよ?
その日のまえに (文春文庫)Amazon書評・レビュー:その日のまえに (文春文庫)より
4167669072

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