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(短編集)
その日のまえに
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その日のまえにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.34pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全309件 161~180 9/16ページ
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死は誰もが迎えるもの。 わかっていてもいざ自分がその時が目の前に迫っていたら、一体何ができるのか。泣いて喚いて終わってしまうかもしれない。でも、この小説に出てくる人たちのように自分が生きてきた意味や誰のために生きるのかを見つめていきたい。その日のあと、の和美さんの最後の手紙に鳥肌が立ち、そして泣いた... | ||||
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以前に読んだ本でしたが、内容を忘れていたので思い出しながら読みました。 | ||||
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普段フィクションは読まないのですが、とても楽しめました。 電車で読むのにちょうどいい感じの構成ですが、涙ぐまないように、要注意。 | ||||
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通勤電車の中で、涙で目の前が滲んでいました。 自分もそのような年齢になったということもありますが、 いろいろな出来事を自分と重ねて胸がギュッと締め付けられました。 最後に、ひとまとまりになる感覚もよかったです。 | ||||
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短編なので読みやすかったです 待ち時間にちょうど良かったです。 | ||||
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私は44歳。13年前に母を末期ガンで亡くしました。いま二人の子供と妻の4人家族で毎日を生きています。この本の登場人物とものすごく共通する部分が多く、まるで自分のことのように感情移入してしまいました。周りの人に優しくなれる1冊でした。 | ||||
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「その日」って何の日だろうと思いつつ本を購入しました。それぞれの人の最後の日に向かういろいろなエピソードは、私の心に迫りました。最後は一気に読みました。心に響く物語でした。 | ||||
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読み終わってレビューを書くのは習慣なのだけど、さて何を主題にして書こうと思った時に一番最初に頭に浮かんだフレーズが「選んではいけない『その日』」というものだった。 今現在地球の人口は約60億だという。 本作のタイトルにある「その日」というのはそれと同じ、いやそれ以上あるといっていい。 それを「考えること」が大事だと山本美代子は言っていたが、中にはそんなことを考えられないほど過酷な状況の人も数多くいる。 そういった意味で、多くの日本人は幸せといえるだろう。 それは置いておいて、「その日」には様々なケースがある。 苦しまずに静かに迎えることもあれば、事故や災害など、十人十色、同じものはないといっていい。 どれになっても、それを迎える人は受け入れなくてはいけない。 ただ一つ、選んではいけない「その日」がある。 それは、誰に告げず、断りもせず、自分自身で「その日」を決めることだ。 それを決行する人には悩むことも、苦労することはないだろう。 だが残された人はどうだろう。 すんなりと受け入れることができるだろうか、そんなことはないだろう。 きっと、いつまでも苦悩し後悔を続けるのではないだろうか。 だから、この「その日」だけは絶対に選んではいけない。 だが、頭では分かっていても本当に追い込まれた時、人間は何をするのか分からない。 そんな人には是非、本作を読んでもらいたい。 きっと踏みとどまるだろうし、違う方法がないかを考えるだろう。 | ||||
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ひこうき雲 朝日のあたる家 潮騒 ヒア・カムズ・ザ・サン その日のまえに その日 その日のあとで の7編。 それぞれ短編で、完結するが、つながりあっている。 人に勧められて読んだのだが、楽しめた。 重松清はなかなかうまい。 | ||||
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父親の訃報は、子どもたちと『ミッキーマウス・マーチ』に合わせて、ポンポンを振り回している時に聞きました。あまりに突然で目まぐるしくて、喪主になった私は、見送りの日の挨拶で何を言ったのかさえ、全く覚えていません。 体調の変化を知らせる母親の電話から三日後に、密かに病院に呼ばれ、主治医の余命宣告を受けました。それから半年。毎日色んな事を考えてたはずなんだけど、浮かんだ言葉は端から消えていきました。やがて来る見送りの日のために、精一杯の思いで紡いだ、二度目の喪主の言葉さえも、今ではうろ覚えです。 連作短編集です。 ・ひこうき雲 ・朝日のあたる家 ・潮騒 ・ヒア・カムズ・ザ・サン ・その日のまえに ・その日 ・その日のあとで 誰にでも『その日』はいつか訪れて、『その日』を迎えた者なら分かる思いが綴られていました。 『その日』の連作の前に置かれた短編の題名には、ある共通項があって、それらが『その日』とリンクする仕掛けがさり気なく施してありました。 本に涙する自分も悪くないなと、思えるようになりました。 | ||||
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本書は、「ひこうき雲」「朝日のあたる家」「潮騒」「ヒア・カムズ・ザ ・サン」「その日のまえに」「その日」「その日のあとで」の7編の短編 を収録されていて、それぞれが独立した体裁になっていますが、「ひこう き雲」から「ヒア・カムズ・ザ・サン」までの4編が、最後の3編につな がっていく体裁をとっています。また、いずれの作品も、生と死をテーマ にしたものになっています。 著者の作品は、これまで何冊か読み、その度に感動や感銘をえてきました が、本書はその中でも出色の出来といっていいのではないでしょうか。特 に、「その日のまえに」「その日」「その日のあとで」の一連の作品は、 涙なしには読めませんでした。 人の命は、かくもはかなく、しかしそのための心の準備は難しく、残され る家族や友人たちに与える影響も大きい。本書を読んで、改めてこの事実 を、心に染み入るものとして捉えることができました。 生と死―どんな生物でも必ず直面するこのテーマは、書くのが非常に難し いのではないのでしょうか。変にドラマ仕立てにすればかえって軽くなる し、シリアスに書きすぎても、それはそれで本当のメッセージが伝わりに くくなったりする。この、扱いづらく難解なこのテーマを、これほどまで に正面から、多くのメッセージを込めながら書き上げてしまう著者に、今 回も敬意を表さざるを得ません。これまでの重松作品よりも繊細な描写や 例示が増えた気がするのは、私だけでしょうか? なお本書は、『別冊文藝春秋』に2004年から2005年にかけて発表し、単行 本として刊行されたものを、2008年に文庫化したものです。 | ||||
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連作短編集。泣ける。以下の七編が収められている。 - ひこうき雲 - 朝日のあたる家 - 潮騒 - ヒア・カムズ・ザ・サン - その日のまえに - その日 - その日のあとで 全て、人の生と死がテーマになっている。「文庫版あとがき」によると、「その日のまえに」「その日」をまず発表し、恩人の死を境にして予定していたより微妙にトーンを変えて「その日のあとで」を書き、さらに単行本にするときにも元々は独立した短編集にする予定だったものを全面的に作り直して連作短編集という形にしたという。 最初は1日で一気に読む予定だったが、自分にはそれは無理だとすぐに悟った。「潮騒」には、特にやられた。見事に涙腺タンクが崩壊して、半日くらい立ち直れなかった(苦笑)。後半の3編も良かったし、考え続けることが答えなのかもしれない、というのも心に残った。 | ||||
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本書はもともとは独立した短編を全面的に作り直し,個々の作品が「その日のまえに」「その日」「その日のあとに」へと繋がっていく形になっています。従って短編集ではありますが,前から順番に読むことをお奨めします。 本書に収録された短編の中での私の一番のお気に入りは「ヒア・カムズ・ザ・サン」。 ビートルズ後期の作品で,ジョージハリソンの優しい歌声が心地よい名曲「Here comes the sun」 なぜ,この作品のタイトルが「ヒア・カムズ・ザ・サン」なのかは後半明らかになりますが,それが分かると本当に良いタイトルだなと思います。 幼くして父親を事故で失い,母一人子一人でも元気に育った高校一年生の息子トシの視点で物語りは進行します。 遅くまで仕事をして帰ってきた母親がぽろりとこぼした「お母さん今度胃カメラのもうかと思ってるんだけど」の言葉。 そして最近母親がはまっているというストリートミュージシャンの話。 友人からはストリートミュージシャンの前で涙を流しながら聞いているおばちゃんがいるとの話を聞いた息子トシは,いてもたってもいられない。 「走れ,俺。チャリとばせ,俺」 軽快な文章でかかれた作品ですが,それだけに息子と母親の愛情が強く感じられ,もっとも心を揺さぶられる作品となりました。 | ||||
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重松小説の最高傑作。 それぞれの主人公たちの別れが綴られている。 涙なくしては読めない。 | ||||
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死が題材の作品で改めて生きること考えさせられる一冊。 死に近づいていく患者の心境、 それを見送ることしかできない周囲の人々の心境、 既に旅立った人を思い出す人々。 死が題材であるにしては、 「暗い」、「重い」といった感じは思ったより少なく、 また、感動があるので、読みやすい。 短編集のように構成されているが、 スターシステムが用いられていて、 楽しく読めるところもある。 死に直面されいてる状況の方には、 お勧めできなませんのご注意願いたい。 | ||||
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レビューで評価が良かったので、読んでみました。 構成がとてもよく、最後の最後に泣かせるという感じでした。 印象深かったのは、妻が夫に残した手紙の一言。 言えそうで言えない一言。 時間を、家族を、仲間を・・大切に日々生きて行きたいと 感じさせてくれた一冊でした。 | ||||
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短編集なのでそれぞれが独立しているが、「その日のまえに」の章で 少しずつだけ、それぞれがリンクしていたので少し驚いた。 「死」というテーマで、向き合う人々をテーマに、生きる事とは何かを それぞれの立場で考えている本である。それが章ごとに、主人公の立場 が本人であったり、単なるクラスメートであったり家族であったり の違いによって、ストーリーをつくりだしている。 ただ、やはりなんといっても本のタイトルになっている「その日のまえに」 から「その日のあとで」が、一番深く心に残った。 しばらく、読後の余韻で全身が脱力してしまった。 気持ち的には、最初は知らなかったので、ほんとは「その日のまえに」 でとめていてくれれば良かった、とも思った。 そうすれば、和美のその後も読み手の自由に決められたのに。 ただ、読んだ後になってみれば、その日と、その日のあとがあったらこそ、 生と死、家族、最愛の人との別れ、を目の前の実感さながらに感情移入 させながら、読めたのかもしれません。 久しぶりに、本で泣いてしまいました。それも読んでいた電車の中で。 まずいと思ったが、読むのを止められなかった。 これから読むかどうか悩んでいる人がいらしたら、是非お薦めいたします。 | ||||
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某・大手塾の中学生の模擬試験に出ていました。 そこで一部を読んで、じわっと涙が… これは全部読まねば!と、購入。 夫婦の教科書なのかもしれない。 | ||||
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一言で言うなら、きつかった。怖かった。 私はまだ、自分の大切な人の死に直面したことがなく、 自分自身の死に対しても真剣に考えたことがない。 もちろん、漠然とした不安はあっても、今はまだ 全く現実感がない。 でもこの作品を読んだ後、いつか必ず、絶対に、自分にも 起こるなんだと再認識させられた。 両親の死、配偶者の死、友達の死、自分の死。 「その日」はいつか必ず、訪れる。 いつもは見て見ぬふりをしていることを、考えないようにしていることを、 静かにまっすぐ突きつけられて、すごくきつかった。 正直涙や感動というより、いつか絶対に訪れる「その日」が、 怖くて怖くて仕方なくなった。 でもだからこそ、読んだ後は自分の大切な人たちを 今よりもっと大切にしようと思える。今を悔いなく生きたいと思える。 そういう作品でした。 | ||||
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昨年亡くなった父のことを思い出し、読みながら自然に涙が出ました。 「その日」はきっと訪れる。だからこそ、毎日を大切にしようと勇気づけられました。 | ||||
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