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ハピネス
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ハピネスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 21~29 2/2ページ
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最初から主人公に共感が持てず、全く感情移入できませんでした。 私が男だからかと思いましたが、他の方々のレビューをみても同じ感じですね。 主人公の描写もかっちりしてなくてどんな人にしたかったのか分からない。 ますますこの方がそれなりの知名度があるのが不思議に思いました。 | ||||
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舞台設定の隣の区のタワマン住まいです。 年齢が近い子供がおり専業主婦ということも同じ。 土地勘があるので読んでいて面白い所もあったのですが、同程度の規模のマンションの住人としてありえないと感じる場面が所々… 登場人物も薄っぺらく住人でこんな人いないよ?!と思ったり。 いや、いるのかもしれませんが少なくとも私は会ったことないですね。 レビューを読んで「VERY」に連載されていたと知りました。 よくも悪くもあの雑誌を愛読し信じやすい人が好むお話しなのでしょうか。 桐野ファンとしては物足りない1冊でした。 | ||||
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ママ友の世界の小説ということで、購入してみました。 でも、こういう結末って、現実にはあまりないのではないかな・・と思ってしまい、 共感もできませんでしたし、スカッとすることもできませんでした。 気に入った本は何度も読みますが、この本は読み直したいとは思いませんでした。 新聞で紹介されていた高評価の本が、自分に合わないことのほうが多いという勉強になりました。 | ||||
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メタボラ、アウトなど、社会の底辺で生きる人間の過酷な人生を、えぐりだしたばかりの内臓ように鮮烈に私の目の前にぶちまけてくれた作品を書いたあなたがこんなくだらない本を書くなんて。 舞台設定からして江東区のベイエリアの高層マンション。こんなエリアで多少高層階に住もうが、賃貸に住もうが、地元の居酒屋の嫁だろうが、その差がなんぼのほどのもんじゃい!夫の給料が多少良かろうが、子供をお受験させようが、いつもブランド品を身につけておめかししているママだろうが、そんなもの勝ち組でもセレブでも、エスタブリッシュでもなんでもない!!たかが普通の庶民の間のみみっちい誤差だ!!登場するママたちのなんとも似たり寄ったりのどうでもいいような悩みにとらわれるくだらなさ。 あえていえばいわゆるママ友の世界に限らないが、世間が狭ければ狭いほどわずかな違いが大きな格差と錯覚され、そこに滑稽ともいえる悲劇が生まれるという普遍的な現象をテーマにして生々しくあぶりだしてくれていたら面白い小説になったろうが、凡庸で見栄っ張りな主婦が、子供を保育園に預けて働きだすことをもってしてママ友の格差社会から脱出して成長してゆくかのようなお話ではあまりにもスケールが小さく興醒めである。自分より経済的にも豊かに見えるママ友の夫を、ざまあみろとばかりに寝とるママも登場するが、これまたしみったれた悲しいほど凡庸なお話。 桐野さん、あなたの天賦の筆力はこんな小説を書くためにあるのではない。 | ||||
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舞台となった湾岸タワマンに住んでますが、ある意味、面白く読ませていただきました。 まず冒頭の「保育園なんか考えたこともない」という文章で「あー、ズレちゃってんな」って印象ですが、ちゃんと現地取材したんですかねぇ?ただ、イメージだけで書いてません?湾岸地区の保育園の待機児童数、ご存知ですか? そんな出だしだったため、あまりにも現実感覚がなく、乾いた笑いって感じ。 こういう身近な話題って、「あー!あるある!」っていう共感が得られるか否かでその後の話にぐーっと入り込めるかどうかが決まると思うんです。舞台が自分に近すぎたせいか、あまりにステレオタイプをそのまま鵜呑みにした「湾岸タワマンママ」のイメージ像に辟易して話全体が色あせちゃいました。これは作家さんのっていうより、編集さんの落ち度でしょうね。 物語のあらすじ自体は、現代版の金妻って感じで、あまり目新しいネタも驚きもなく、主に主人公の内面的な揺れと成長を描くものです。主題となる主人公の機微だとか、成長ポイントはそれなりに面白かったので、もう少し緻密に舞台設定を考えていたら、物語に入り込めて、主人公と共に一喜一憂できたかも。 この作者さん自体は嫌いじゃないんですが、これが初見の本だったら次からは読まないでしょう。 主人公が周りの人の印象を洋服メインで語っているのは掲載雑誌がファッション誌だからかな。例えば、ただ「茶色のブーツ」って言えばいいのに、わざわざ「UGGのチェスナット」って言い換えている、ような点。この雑誌も私には合わないわwと認識した次第です。 「湾岸タワマンママ」のステレオタイプから外れた湾岸タワマンママには「ねーよww」の連続で、究極のファンタジーとして笑いながら楽しく読ませていただきました。 | ||||
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55歳の男性です。 「ママ友」の世界がどういうものなのかを少しでも知りたくて読んでみました。 なにせ未知の分野の話なので、どこまでが現実的でどこからが非現実的なのか はっきりとはわかりません。 ただ、主人公の身勝手さには常に苛立ちを覚えながら読むことになりました。 これだけ忍耐力が無い女性を1人称にする手法は、 ある意味新しいのかもしれませんが、必ずしも成功しているとは思えません。 最後にある読者サービスの「いぶママ」エピソードも、 あまり功を奏しているとは言えないんじゃないでしょうか。 まぁいずれにしろ、こういう次元の低いテーマを描く作品である以上 誰を主人公にしても一流の小説に仕上げるのは難しいのかもしれませんね。 ママ友については若干知ることができました。 しかしながら、それ以上に自分たちと若年層の感性の違い、大袈裟に言えば 精神的な隔絶を感じる(あるいは隔絶があると誤解する)ことになるので、 大人を自認する世代は読まない方がいい作品のような気がします。 少なくとも、読んでも楽しむことはできないでしょう。 | ||||
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タイトルそのままです。 内容はあらすじにある通りで、深くは書きませんが、 まるで○山○佳さんが書いたような小説といえばわかりやすいか。 なので、あらすじにあるような衝撃の告白とか衝撃の結末とか、そんなものはありません。 その辺のマンションとか公園付近にありそうな、ママグループのたわいも無いお話。 「桐野夏生」に惹かれて読んだ読者(特に男性)は、 遊びに行く約束に置いてきぼりをくらったような、そんな寂しい感想を持ちました。 | ||||
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全く共感出来ませんでした。 美雨ママは人の旦那を寝取った報いは無く、いぶパパは不倫の償いをせず、主人公は怠惰で見栄を張った生活をしていたことの償いをしていません。 主人公が本来おとなしい性格の男にDVを働かすようにまで追い詰めたことへの総括もなく、いぶママは根本的に罪は無いのに一番不幸になっています。 VERY読者層のコンプレックスの発散の為の物語じゃないでしょうか。 著名な作家だし読んでみましたが、2ちゃんねるを読んでるような浅はかさを感じました。 これが狙いなら商魂逞しいと言う評価は出来るとおもいます。 | ||||
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OUTを読んでからの大ファンで、グロテスク、残虐記、ダーク・・・と貪るように読んできました。 過去の作品には、色々な状況下で、だらしないダメ人間には救いなく、足掻こうとする人間には自力で足掻いただけの結果が与えられる(それは必ずしも良い結果とは限らない)といったような、冷静な目線での平等さがあったと思います。 まさしく因果応報というか、ご都合主義のない展開が面白く、そこに共感が生まれ、そしてそこが桐野先生の作品の面白いところであったと私は思うのですが、「アイムソーリー、ママ」以降の作品は以前の面白さがまったくといっていいほど無くなったように思います。 本作も同様、正直言ってつまらないし、納得のできない中途半端な作品です。 主人公はなんでも人任せ、人のせいにする被害妄想の見栄張り女ですが、それがまともに職を見つけて働くまでの心境の経緯がすっぱ抜けているせいで結局どんな人間だったのか、失敗したくないという以外に何を思い、どうなりたくて何がしたかったのか全くわからない。当然主人公としての魅力もなければ共感もない。なんで最後いきなり普通の人っぽくなっちゃってんの?という感じ。 そしてなぜ人一倍努力してきたであろういぶママが、最後に堕ちないといけなかったのかもさっぱり理解不能。 もう以前のように、寝食忘れて読みふけてしまうような面白い作品は、桐野先生からは生まれないのかと思うとさみしさでいっぱいです。 | ||||
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