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悪いものが、来ませんように
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悪いものが、来ませんようにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全52件 1~20 1/3ページ
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ミステリーというより母子愛の物語だと思った。 共依存とも捉えられる関係ではあるが、コミュニケーション下手に加え互いの夫の無関心が、二人の絆を余計に強めたのではと推測した。 少し触れていたが、沙英は負い目を感じる必要は全くなかったわけで、最悪の結果となったことが悔やまれる。 母の愛情は、どこまでも深いと実感させられた作品だった。 | ||||
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完璧に騙されました。読んでいる途中からなんかおかしいな?と感じた違和感が終盤で全てが明かされひっくり返されます。芦沢さんの作品は毎回仕掛けがありますが、毎回騙されます。 本当に見事な作家さんです。 | ||||
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心理描写や女性特有の感情表現が生々しく 「わかるー!」と何度も頷きたくなる反面、 不器用な生き方しかできない主人公2人の行動には終始イライラしてしまいました(笑) 読んでいて所々、違和感を感じると思いますが その違和感を楽しんでほしい作品です。 | ||||
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作品を通して感じるテーマは、<歪な親子関係>だろうか。意志決定が弱く、30歳を過ぎても一人立ち出来ない紗英。周囲とうまく関係が築けず、夫やボランティア先からの孤立に悩む奈津子。こういう女性は意外に多く、いや、男性にも多いのだ。それは社会問題というよりは、やはり個人の資質の問題なのだろう。 | ||||
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登場人物の関係性が徐々に分かってくるのが快感。母として女として『分かるー!』と言いたくなるようなちょっとしたエピソード。男性作家が巧妙に書いてくれていてアッパレ | ||||
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これが普通・基準・皆んながそうだからそう、そういう話題が作中にも出てきて でもそれは作中だけでなくて、読んでいる側にも現実にも当てはまるんだと思わされます。 事件に関してはところどころにヒントがあって、TVドラマでも観るような内容を想像してしまい、結果を聞いてもそれはそうだよね、って感じでした。 他、生きている一瞬ではどうにもならない感情や、それぞれの感情の違いや、他人からの見え方の違いなど、正論では片付かない心情などが細かに表現されていて読みがいはありました。 | ||||
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「最後まで読んだらもう一度読み返したくなる」というような惹句があれば、記述において何らかの「仕掛け」が施されているのだなと推測できる。そしてそのような前提をもって読み進めるならば、おそらくは「紗英」と「奈津子」の関係が文中で示されているような単純なものではないことにも気付くだろうし、ならばそこに隠されている関係がどのような性質のものであるか、ということも実は見当を付けやすい。だから「見事に騙された!」とはならない。それゆえ本書の柱になるのは記述における仕掛けではない。むしろ全貌が明らかになったその後の「二人の心情」にある。あるいは心情の食い違いや読み間違いこそが本書の個性なのだ。芦沢作品の中でもこれだけは読みづらさがあって、なかなか作品世界に入り込めなかったのは仕掛けがあるゆえの記述の不自然さに由来するのだろうか。 | ||||
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読者の思い込みが作者の想定範囲内なんでしょうね。歌野昌午さん思い出しました | ||||
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叙述トリックを成立させる為の設定に対して、若干の無理を感じざるを得ない作品 序盤から少しづつ登場人物の続柄、関係性などに気付くように書かれています 読後にはマスコミや世間の加害者家族に対する処罰感情やバッシング行動について考えさせられたり、子供が欲しくてもできない方々に対する社会的な配慮の必要性を感じました (ネタバレ含む) たった一人に真実を知られないための工作だったという点はミステリーとしても物語としても秀逸でした | ||||
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こうしたトリックが最近では当たり前のようになってきましたね。親子間の精神的虐待、依存性と言うテーマについて考えさせられる作品。 | ||||
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とにかく、上手い仕掛けでした。さまざまな人の感情から入り、最後にやっと真実がわかります。さまざまな人の感情がすごくわかりやすく、巧みに描かれていて、あっという間に世界に引き込まれてしまいます。私も母との関係は大変だったので、主人公紗英の気持ちがよくわかりました。苦しみながら生きているのは、自分だけじゃないんだな、と励まされました。母との関係に悩む女性に、特に読んでいただきたいです。この作品は、罪の余白に続いて2作品目でしたが、他の作品も、さらに読みたくなりました。 | ||||
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面白い | ||||
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登場人物の関係が途中で暴露されてきて、少し混乱しながら読み進める違和感の後での、ああやはりこうだよなと納得する。。 | ||||
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途中までは完全に作者の術中にハマってました。 芦沢さん特有の違和感でなんとなく関係性が読めてきますが個人的に「なんで??」と思ったとこの描写が甘かったとこをもう少し丁寧に書けたと思えたのが減点。 | ||||
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一気に読みました いろんな関係者の証言という手法がより実際の事件記録を読んでいるようで、生々しさが禍々しさに惹きつけられました。 最後のどんでん返しの1ページに、深い愛情が詰まっている1冊です。 | ||||
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騙された。 見破ってやる!と息巻いて読んでそれでも騙される感覚がたまらない。親友…なのか?とか、え?その行動になる?など、違和感は随所に見えるので、メモしながら読み進めるが、正体は掴めない。 真相が明らかになったときに、やられた!と思うとともに、発言の真意を確認するためにもう一度読みたくなる。 最後の数ページで、奈津子と紗英の関係についての感じ方を作者の思う方向に誘導されていたことに気付かされる。 イヤミスと評価する人もいると思うが、個人的には後味は悪くなかった。欲をいえば、真相が明らかになるシーンにもう少しカタルシスが欲しかったとは思うが。 2人の生き方をどう理解すればいいのか、レビューを描いている今も消化しきれていない。 読書の醍醐味を味わえました。 | ||||
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良い意味で2回裏切られた。 ラストシーンはグッときた。 良い作家さんに出会えました。 他の作品も読みたい。 | ||||
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この小説は、小説だから成り立つ話。読み進めると随所に違和感を覚える。その正体は最後にわかるのだが、この作者が本を初めてだった私がやっと理解したのは、解説を読んだときでした。その気になったらもう一度読んでみようかな。 | ||||
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子供が欲しいけどなかなかできず「母親になれない」紗英と、紗英を幼い頃から知る「母親代わり」の奈津子のふたりの共依存関係を描くヒューマンサスペンス。 二人のやりとりは、ふたり目線で描かれると普通なのですが、周りの人の視点でも描かれ、そのときに二人の依存度、異常性がわかります。 そして事件が起きてふたりの関係にとある真実が暴かれます。 ラストのどんでん返しは見事ですが、しっかり読んでいればその違和感に気づきどんでん返しを読めます。僕はサラッと読んだので見逃してた… イヤミス好きな方にはオススメ。芦沢央さんは他の本も面白いです。 | ||||
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息を止めている感じ。いや、本当に止めていたかも。最初から最後までずっと不穏。呼吸できないけど面白かった。 | ||||
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