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(短編集)

七色の毒 刑事犬養隼人



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【この小説が収録されている参考書籍】
七色の毒 (単行本)
七色の毒 刑事犬養隼人 (角川文庫)

七色の毒 刑事犬養隼人の評価: 4.08/5点 レビュー 37件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.08pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全28件 21~28 2/2ページ
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No.8:
(4pt)

好きな作家さんですから

これも十分楽しめました。 私はこの作家さんはお気に入りで、どの本もそこそこ当たりだと思っています。
七色の毒 刑事犬養隼人 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:七色の毒 刑事犬養隼人 (角川文庫)より
4041020468
No.7:
(4pt)

どの短編集も一筋縄では終わらず、どんでん返しがあって最後まで楽しめた

色にまつわる七つの事件に挑む犬養隼人刑事の短編集。

どの短編集も一筋縄では終わらず、新たな真相が出てくると同時に、さらにどんでん返しがあって最後まで楽しめた。特に、証拠がない殺人教唆を見事な推理で見破って追い詰める様子が好きだった。

個人的には「黒いハト」と「緑園の主」が好きだった。

「黒いハト」は、イジメにより自殺した中学生の話。自殺の最後の一押しには驚愕の事実が隠されていた。

「緑園の主」は、ホームレスへの暴行・放火事件と、中学生の毒殺という複数の事件が入り組んだ話。二つの事件がどうつながるのか、登場人物たちの表と裏の顔が明らかになっていく。
七色の毒 刑事犬養隼人 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:七色の毒 刑事犬養隼人 (角川文庫)より
4041020468
No.6:
(5pt)

どんでん返しの波状攻撃

どれもこれもおもしろかった!
こんなにも夢中で読んだ短編集は久々。
どの作品も長編を読んだのと同じくらいの充実感があった。
(同じ作者の別の長編作より、ずっとおもしろかった)
自分のなかでは短編集としては歴代1位の作品だろう。
いや、その他の長編を合わせても五本の指には入りそう。
何度でも読み返しては堪能したくなる1冊です。
(でも人によっては、そうでもないことに若干衝撃…)

ただ一点だけ申し上げたい。
明らかに俳優のあの人をやり玉にあげたあの作品。
これは頂けない。作品としては確かに面白いとは思う。ある程度。
でも、これはフィクションだとしても、ちょっと、いかがなものかと思う。
読んでて不愉快になりましたね。作者の意地悪さに。

中山さんの作品は、ゴシップを売り物にするようなマスコミを
悪者に仕立て上げるものが多い気がするのだが、
「おいちょっと待て!あんたもやってること同じじゃん!」
と思ってしまいました。

しかも小説という形だから言い逃れできそうなところがタチ悪い。
イジメしてるみたいで、カコ悪いよ。
中山七里って柔和な顔してるけど、実は底意地の悪い人なのかな…。
なんて思ったり。

でも、とてもおもしろい短編集だったので、少しおまけして星は五つです。
七色の毒 (単行本)Amazon書評・レビュー:七色の毒 (単行本)より
4041104955
No.5:
(4pt)

なかなか

面白かった。あえてドンデン返しばかりを狙った作品ばかりだが、見事にダマされた。『次代の東野圭吾』との期待も高い様だが、最後までそつなく手を抜かず、かつシンプルに終わりに持って行く才能は、もはやある意味超えているのでは? これからがますます楽しみな作者である。
七色の毒 (単行本)Amazon書評・レビュー:七色の毒 (単行本)より
4041104955
No.4:
(5pt)

どんでん返しばかりのミステリー短編集

中山氏による最後で今までの流れを一転させるどんでん返しを全て炸裂させるという意欲的なミステリー短編集となっている。
前半のエピソードは実際の事件をネタにしていると思われ、特に水嶋ヒロを明らかに意識した作品などは非常に面白い展開である。
刑法で裁けぬ真犯人という斬新なモチーフで統一されており、パターンは同一なのに料理の仕方が秀逸なため、いずれの短編も一気に読める。
お勧めできる作品である。
七色の毒 (単行本)Amazon書評・レビュー:七色の毒 (単行本)より
4041104955
No.3:
(4pt)

粒の揃ったテーマ短篇集

自分で手を下さずに、人に害をなす

というテーマのもとに、書かれた短篇集のようで、
これだけのバリエーションを見せるのは凄いと思った。

人の悪意を、それぞれの色の毒に例えているが、
これらの悪意は「法で裁けない」。
しかし確実に周囲を蝕み、最終的には殺人すら起こさせる。
現実的な題材を多く用いていることもあり、
この世界に対する恐怖を植え付けられるかのような、
そんな作品だった。
七色の毒 (単行本)Amazon書評・レビュー:七色の毒 (単行本)より
4041104955
No.2:
(4pt)

どんでん返しに淫した作品

最初に言っておくと帯の「間違いなく、私の最高傑作です!」というのは
絶対本人はそんなこと言っていないと思うし、この程度で作者に満足してもらっては
困るというのが、ファンとしてまずは本音である。

ということで本作だが、あまりにどんでん返しにこだわりすぎていて相当に好き嫌いが分かれる作品だと思うし、
正直なところ作品の出来にも相当ムラがあると思う。
一作ごとに感想を述べると、
<赤い水>これはまあソツなくまとめた好編だと思うが、一点難を言えば真の動機の原因となった
事件の掘り下げ方が甘すぎるのでは?と思う(この点はネタバレになるので、コメント欄に記したい)
<黒いハト>この作品は最も納得がいかなかった一篇。現実の事件を材料にした作品だが、
なんの脈絡もなくいかにもとってつけたようなエンディングには脱力必至。後味も最悪。
<白い原稿>これも誰が見てもわかる実在の人物をモデルにした話。作者自身も実際に
憤懣やるかたなかった、ということだけははっきりわかるが、ここまでやっていいのかwwww
本人及びその家族が読んでもさすがに絶句するレベルだろう。その辺を面白がる人もいると思うが
ミステリとしては可も不可もなし。
<青い魚>これもミステリとしてはなあ・・・主人公の行動も唐突すぎるし、犯罪計画としてもアラアラって感じ。
<緑園の主>これはミステリとしては悪くなかった。なんとなく無理っぽい話だったが最後まで読むと納得できる。
<黄色いリボン>これも多少無理はあるが「なるほど」と膝を打つ好編。
<紫の献花>「赤い水」の後日談で、本作のみ書き下ろし。全体の締めくくりとしては悪くない。

ということで全体としては悪くないが、無理やりどんでん返しに持っていきすぎ、と感じる人もいるだろうし
これこそ中山七里!と絶賛する人もいるだろう。
ただ、「白い原稿」のここまであからさまな作者の「悪意」というのは自分のこれまでの読書人生でもあまりなかった
体験で、これを読むだけでもちょっとした話題つくりにはなるのではないか。
点数的には3と4の間くらいだが、その点を考慮して星4つにしておこう。
七色の毒 (単行本)Amazon書評・レビュー:七色の毒 (単行本)より
4041104955
No.1:
(4pt)

「嫌〜などんでん返し」ばかりの短編集

かなり面白かったです。
短編集ですが、どれもこれも「人間の嫌〜な悪意や欲望、
黒い本質、がベースとなったどんでん返しで終る」という
形式になっていて、そこが非常に好みでした。
(最終話だけは少し違いますが)

欲を言えば、本当に短い短編ばかりなんで
「どうなるんだ???」とドキドキする間も
なく、あれこれと推理する間もなく、すぐにどんでん返しが
きちゃうところですかね。
もう少しじっくりと経過を堪能した上で、トドメとして嫌〜な
どんでん返しで驚かせて欲しかったです。
どれも面白いんで、せめて中編くらいの長さで味わいたかった
ですね。

やっぱり、中山さんはこういう路線がいい!
星四つです。
七色の毒 (単行本)Amazon書評・レビュー:七色の毒 (単行本)より
4041104955

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