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(短編集)
七色の毒 刑事犬養隼人
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七色の毒 刑事犬養隼人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 1~20 1/2ページ
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一話につき四十頁ほどの短篇が七つ、収められています。いずれの話も、普段は胸の中に秘めている人間の黒い悪意から起きた事件を描いたもので、読み味は良くありません。でも、するすると読めてしまうので、ちょっとした空き時間に読むにはちょうどいい短編集かと思います。 「赤い水」「黒いハト」「白い原稿」「青い魚」「緑園の主」「黄色いリボン」「紫の供花」の、タイトルに色をあしらった七つの短篇。 警視庁捜査一課の刑事・犬養隼人(いぬかい はやと)が、すべての話に絡みます。また、どれかは言いませんが、ある話と別の話が繋がっています。 七篇のなかでは、「青い魚」と「黄色いリボン」の話が面白かったですね。 「青い魚」は、最後のワン・ストロークのひねりが決まったところ、印象に残りました。「黄色いリボン」は、主人公の少年が思い惑う夢想(妄想?)にSF的な妙味があり、そこが良かったです。 | ||||
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全くバラバラの事件と思いきや、やがて一つの線になる。巧妙なストーリー。 どれも一冊の小説に成りうるストーリー展開で、真相にも毒がたっぷり。犯罪に至る感情の掘り下げが見事です。 | ||||
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7話中2話で生命保険がキーになっていますが、その「受取人指定」について重大な錯誤があります。 生命保険の受取人は、原則として配偶者と2親等以内の血族しか指定できません。保険金目的の殺人などのトラブルを避けるためです。婚約者を指定する場合は保険会社との面談が必要で、その際に戸籍や生活実態(同居し生計を共にしているかなど)を調査されます。実家の家族構成も調べられますから「兄と称する人物が、実は…」などというのはバレてしまいます。また嘘をついて加入できたとしても、婚姻届が受理されるまでは免責になりますし、支払いの前に再度詳細に調査され、発覚した場合は支払われません(詐欺として訴えられるでしょう)。 また赤の他人はさらに厳しいチェックがあり、本人にも知らされますから「知らない間に受取人になっていた」というのはあり得ません。 作者は、保険金の受取人が、遺産相続人のように自由に指定できると勘違いされているのではないでしょうか? | ||||
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シリーズの2作目は、連作短編集でした。 今回は医療だけでなく、様々な社会問題を扱っています。 | ||||
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中山七里さんの小説(本の表題は前から目にしていたけど)を今回初めて読み、これが3冊目です。どれも皆面白く遠分退屈しないで済みそうです。有難う御座います❗ | ||||
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面白かった! | ||||
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犯罪の実証と細やかな捜査の裏付けから犯人を追い詰めて行く‼️ 最後に犯人以外の動機もあり、読み進めていくと驚きます。是非一読して、犬飼ワールドを楽しんでください | ||||
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切り裂きジャックの告白も良かったけど、短編もそれはそれで良かった。護られなかった者たちへで初めて中山作品を読み、岬洋介シリーズ、御子柴礼司シリーズと駆け足で読み進み、刑事犬養隼人シリーズに突入したこの頃。久しぶりにはまった作家です。 東野圭吾よりハマったかも。 主役たちがまるで違う色なのに、それぞれとても興味深い! 次が楽しみです。 | ||||
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古本とは思えないくらいでした。 | ||||
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短編7編それぞれにおもしろくなくもないのだが、7編とも単調で、飽きてくる、2編を残して、読むのを放棄 | ||||
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短篇でさくさくと事件が解決されていく様は読んでいて爽快。 ミステリとしての伏線やトリックらしいものは乏しいが、その分人間の内面に焦点が絞られているようで満足。 サクッと読みたい人にお薦め。 | ||||
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全部の作品に、そうひっくり返るの?という落ちがあって、とても面白かったです。 | ||||
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主人公は非の打ち所がないものとおもってましたが見事に裏切られました。いい意味で、男性の嘘は見抜けても女性は駄目で愛すべき犬飼刑事です | ||||
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好きな作家さんの作品です。 あまり市場に残っていないようで、読むことが出来て良かったです。 また。利用させて頂きます。 | ||||
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所詮、人は言葉の奴隷に過ぎない。 だから、ものの言い方ひとつで、他人をポジティブにもネガティブにも、如何様にも操れる。 感情の赴くままに、怒りに任せしゃべってしまう愚かさよ。 自ら学ぼうとしない者は、痛い目にあっても、他人に責任転嫁して、何度も同じ過ちを犯す。 『賢い者は、他人の失敗に学ぶ。 愚かな者は、自分の失敗にも学ぼうとしない。』 (ベンジャミン・フランク リン ) | ||||
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う~ん、この著者の本は6冊目だけど、すごい人ですね。プロットの面白さと人間描写はなかなか両立しないようで、プロットはうまいけど人間が描けていない作家は多い。でも、本書は短篇集なのに、プロットも人間描写も卓越している。おまけに、冒頭の『赤い水』の登場人物が最後の『紫の供花』に出てきて、単なる色をテーマにした連作と思っていたら、それだけではなかった。 中山さんの小説、面白いだけでなく、人間味もある。犯罪を描きながら、最後に「救い」がある。「救い」といっても、単なるお涙頂戴ではない。人間は悪と善という単純な図式で割り切れない、という人間観なのでしょう。著者自身が優しい人なのだろう。 なお、解説者も書いているけど、この作品集には「ツイスト」がある。ヒネリのきいた短篇(ショートショート)の名手ヘンリー・スレッサーを思い出しました。 | ||||
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中山七里がこんなに面白い小説を書くとは知らなかった。「さよならドビュッシー」なんて馬鹿にしていたけれどね。七つの色一つ一つに関係する事件が七つ、それを犬養隼人刑事が解決する。どれも必ずどんでん返しがあって、薄っぺらい話で終わっていない。人の心を操るというところにポイントがあるかな。初めの話と最後の話がつながっているのも、まとまりを出していていい。それにしても「無駄に男前」と言われる犬養刑事の人物像がなかなか味がある。 | ||||
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『 シリーズ第2弾。 身近に潜む人間の悪意を毒に例え、七つの色に分けられた短編を収録。 〝切り裂きジャックの告白〟を読んで感じたのですが、中山先生はただ事件解決だけでなく現実社会に存在する問題にもメスを鋭く入れ込むためとても勉強になる。 今回も汚染物質や学校のイジメ、保険金殺人やホームレスへの暴力などが内容に含まれ、そこに垂らされる悪意の毒、衝撃的なオチが最高。 特にイジメを必死に隠蔽しようとする教師陣が滑稽過ぎた。』 | ||||
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短編なので、どんでん返しの結末が予想できてしまうが、楽しく読めた。 | ||||
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刑事犬養 の推理が冴え渡るミステリー短編集。一話一話にドラマがあり、冒頭からラストに至る一つのストーリー展開は秀逸。 純粋ミステリーとして十分に楽しめる作品。文句なしの星五つ。 | ||||
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