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(短編集)
七色の毒 刑事犬養隼人
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七色の毒 刑事犬養隼人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 21~37 2/2ページ
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刑事犬養隼人シリーズの2作目、短編集です。 作品タイトル通り、7つのエピソードが収録されています。 中山さんのウリである、大どんでん返しと言えるほどの仕掛けはありませんでしたが、 一作目とはテイストが変わって、個人的にはこちらの方が楽しめました。 東野圭吾さんの加賀シリーズの短編版にすごい似てるかなと思いました。 | ||||
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…が、印象が「どんでん返し」というより、「こねくり回し」だった 好み的に「どんでん返し」にはキレが欲しい。 スパッと切りこんだ感じの反転じゃなくて、ぐちゃぐちゃにこねまわしたトコからゆっくり成形して何か取り出しましたよ、という読感だった 単純に個人の感覚的なトコの感想です 全般に楽しく読みました | ||||
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刑事犬養隼人シリーズおもしろかったです シリーズ全部読もうと思います | ||||
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7つに色分けされた7編の短編集。 途中で結末がある程度分かる作品もあったけど、「まさか」と驚く 鋭い落ち(結末)の作品も多く、かつての「ハマの大魔神・佐々木」の フォークボール(バッターは、打とうとしてバットを振ったらボールが 消えたように感じて空振りしたらしい)を見たようだった。 | ||||
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落ちが面白いですね 中山七里さんタの作品も読んでみたくなりました | ||||
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刑事、犬養隼人が謎解きをする7つの事件。それぞれに、赤、黒、白、青、緑、黄色、紫という色がタイトルについている。最初の「赤い水」と「紫の献花」は、連作。どれも、犯人だと思われる人物がいるが、一捻りして予想外の顛末に繋げている。うん、なかなか面白かった。 | ||||
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これも十分楽しめました。 私はこの作家さんはお気に入りで、どの本もそこそこ当たりだと思っています。 | ||||
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色にまつわる七つの事件に挑む犬養隼人刑事の短編集。 どの短編集も一筋縄では終わらず、新たな真相が出てくると同時に、さらにどんでん返しがあって最後まで楽しめた。特に、証拠がない殺人教唆を見事な推理で見破って追い詰める様子が好きだった。 個人的には「黒いハト」と「緑園の主」が好きだった。 「黒いハト」は、イジメにより自殺した中学生の話。自殺の最後の一押しには驚愕の事実が隠されていた。 「緑園の主」は、ホームレスへの暴行・放火事件と、中学生の毒殺という複数の事件が入り組んだ話。二つの事件がどうつながるのか、登場人物たちの表と裏の顔が明らかになっていく。 | ||||
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どれもこれもおもしろかった! こんなにも夢中で読んだ短編集は久々。 どの作品も長編を読んだのと同じくらいの充実感があった。 (同じ作者の別の長編作より、ずっとおもしろかった) 自分のなかでは短編集としては歴代1位の作品だろう。 いや、その他の長編を合わせても五本の指には入りそう。 何度でも読み返しては堪能したくなる1冊です。 (でも人によっては、そうでもないことに若干衝撃…) ただ一点だけ申し上げたい。 明らかに俳優のあの人をやり玉にあげたあの作品。 これは頂けない。作品としては確かに面白いとは思う。ある程度。 でも、これはフィクションだとしても、ちょっと、いかがなものかと思う。 読んでて不愉快になりましたね。作者の意地悪さに。 中山さんの作品は、ゴシップを売り物にするようなマスコミを 悪者に仕立て上げるものが多い気がするのだが、 「おいちょっと待て!あんたもやってること同じじゃん!」 と思ってしまいました。 しかも小説という形だから言い逃れできそうなところがタチ悪い。 イジメしてるみたいで、カコ悪いよ。 中山七里って柔和な顔してるけど、実は底意地の悪い人なのかな…。 なんて思ったり。 でも、とてもおもしろい短編集だったので、少しおまけして星は五つです。 | ||||
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どんでん返しの短編集。しかしそれほど驚くほどのものはなく、中山七里作品としては、やや期待はずれ。主人公が持つ表情から相手の心理状態を察するという能力がプロットのなかで生かしきれていない。ただし例外は『黄色いリボン』。性同一性障害という現代的なテーマを掲げつつ、その背後に忍ばせた別の社会問題を露呈させる秀作。事件から解決へのプロットではなく、不安定な視点(子供の日常と記憶)に立ちつつ、その原因であった隠れた事件へ導く手法は驚愕するばかり。ホラー的な雰囲気で語られる一人小説だが、最後にオチが取ってつけたようで残念。できれば最後の一行がホラー的幕切れであればと思うのは、私だけだろうか? | ||||
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面白かった。あえてドンデン返しばかりを狙った作品ばかりだが、見事にダマされた。『次代の東野圭吾』との期待も高い様だが、最後までそつなく手を抜かず、かつシンプルに終わりに持って行く才能は、もはやある意味超えているのでは? これからがますます楽しみな作者である。 | ||||
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どんでん返しをウリにしているんですが、第1話で作者の捻り方が分かってしまうと第2話目からはほぼオチが予測できてしまいます。 そういう意味ではどんでん返しはあまり強調しない方がいいかもしれません。 よく知られたネタをモチーフにしていて興味は魅かれますが、動機はあまりにも軽くて殺人ゲームの印象はのがれません。 とは言いながらさすがに今どきの売れっ子らしく読みやすさは抜群で、仕事の合間に読むにはいいかもしれません。 | ||||
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中山氏による最後で今までの流れを一転させるどんでん返しを全て炸裂させるという意欲的なミステリー短編集となっている。 前半のエピソードは実際の事件をネタにしていると思われ、特に水嶋ヒロを明らかに意識した作品などは非常に面白い展開である。 刑法で裁けぬ真犯人という斬新なモチーフで統一されており、パターンは同一なのに料理の仕方が秀逸なため、いずれの短編も一気に読める。 お勧めできる作品である。 | ||||
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自分で手を下さずに、人に害をなす というテーマのもとに、書かれた短篇集のようで、 これだけのバリエーションを見せるのは凄いと思った。 人の悪意を、それぞれの色の毒に例えているが、 これらの悪意は「法で裁けない」。 しかし確実に周囲を蝕み、最終的には殺人すら起こさせる。 現実的な題材を多く用いていることもあり、 この世界に対する恐怖を植え付けられるかのような、 そんな作品だった。 | ||||
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最初に言っておくと帯の「間違いなく、私の最高傑作です!」というのは 絶対本人はそんなこと言っていないと思うし、この程度で作者に満足してもらっては 困るというのが、ファンとしてまずは本音である。 ということで本作だが、あまりにどんでん返しにこだわりすぎていて相当に好き嫌いが分かれる作品だと思うし、 正直なところ作品の出来にも相当ムラがあると思う。 一作ごとに感想を述べると、 <赤い水>これはまあソツなくまとめた好編だと思うが、一点難を言えば真の動機の原因となった 事件の掘り下げ方が甘すぎるのでは?と思う(この点はネタバレになるので、コメント欄に記したい) <黒いハト>この作品は最も納得がいかなかった一篇。現実の事件を材料にした作品だが、 なんの脈絡もなくいかにもとってつけたようなエンディングには脱力必至。後味も最悪。 <白い原稿>これも誰が見てもわかる実在の人物をモデルにした話。作者自身も実際に 憤懣やるかたなかった、ということだけははっきりわかるが、ここまでやっていいのかwwww 本人及びその家族が読んでもさすがに絶句するレベルだろう。その辺を面白がる人もいると思うが ミステリとしては可も不可もなし。 <青い魚>これもミステリとしてはなあ・・・主人公の行動も唐突すぎるし、犯罪計画としてもアラアラって感じ。 <緑園の主>これはミステリとしては悪くなかった。なんとなく無理っぽい話だったが最後まで読むと納得できる。 <黄色いリボン>これも多少無理はあるが「なるほど」と膝を打つ好編。 <紫の献花>「赤い水」の後日談で、本作のみ書き下ろし。全体の締めくくりとしては悪くない。 ということで全体としては悪くないが、無理やりどんでん返しに持っていきすぎ、と感じる人もいるだろうし これこそ中山七里!と絶賛する人もいるだろう。 ただ、「白い原稿」のここまであからさまな作者の「悪意」というのは自分のこれまでの読書人生でもあまりなかった 体験で、これを読むだけでもちょっとした話題つくりにはなるのではないか。 点数的には3と4の間くらいだが、その点を考慮して星4つにしておこう。 | ||||
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かなり面白かったです。 短編集ですが、どれもこれも「人間の嫌〜な悪意や欲望、 黒い本質、がベースとなったどんでん返しで終る」という 形式になっていて、そこが非常に好みでした。 (最終話だけは少し違いますが) 欲を言えば、本当に短い短編ばかりなんで 「どうなるんだ???」とドキドキする間も なく、あれこれと推理する間もなく、すぐにどんでん返しが きちゃうところですかね。 もう少しじっくりと経過を堪能した上で、トドメとして嫌〜な どんでん返しで驚かせて欲しかったです。 どれも面白いんで、せめて中編くらいの長さで味わいたかった ですね。 やっぱり、中山さんはこういう路線がいい! 星四つです。 | ||||
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小技が効いていて楽しませる短編集。 うち一篇は、はっきりとモデルがわかるようになっていて、ああ、結構話題になったあの事件は、結局業界ではそういう風に収まっていたのかと納得。 (もちろんフィクションであって、モデル氏は殺されてはないわけだし、たぶん酒びたりにもなってないだろうけど) そういうゴシップ性が目立ってしまうのは、全体にやはり迫力不足なのだろうか。 | ||||
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