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know
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knowの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全75件 1~20 1/4ページ
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話はまあまあ面白いのだが主人公はヒーロ的で設定などはなにからなにまで説明してくれるという、読者の想像力などはまったく必要のないラノベです。ゲーム的ではあるが文学性はまったくないと思う。読者に知力を期待しないという姿勢は一貫している。 | ||||
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「知る」という概念自体が変化した未来 知識として知らなくても数秒で情報を入手できる社会で人類の限界の向う側を見れた 読後感に浸る楽しみもある作品 | ||||
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として、大いに楽しませてもらいました。 あれだけのバックグラウンドを揃えて(例え与太であったにしても)この物語りを紡いでくれた作者に感謝、です。 | ||||
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"一人の人間が持ち得るものはそんなに多くない。だからみんなでやるんだ。そうして世界を埋めるんだ"2013年発刊の本書は電子葉の移植義務化により調べる=知るが同義語になった未来京都を舞台にした4日間の逃避行、輪廻転生SF。 個人的に、日本人作家のSF作品が読みたくなったので手にとりました。 さて、そんな本書は莫大な情報が溢れかえった近未来。対策として現実のイーロン・マスク設立のニューラリンクによる脳埋め込みデバイスよろしく、天才研究者、道終・常イチ(みちお・じょういち)の開発した『電子葉』の移植手術が義務化された結果、人々はスマホを持たなくても頭で思い浮かべただけで"何でも知ることができる"ようになった一方、情報へのアクセス権限などの階級化がより進んだ社会を舞台に、道終・常イチの最後の教え子、京都に住む御野・連レル(おの・つれる)は暗号を解いたことで、超常的な力、量子葉を持つ少女、道終・知ル(みちお・しる)と出会い、4日間保護することになるのですが。 著者作だと、ユニークな作品が多数収録された短編集『野崎まど劇場』のイメージがあるのですが。設定は割と奇抜で複雑な割にストーリー展開自体は【美少女を連れての逃避行】とオーソドックスでわかりやすいために、とても読みやすく。また私自身が縁のある【京都各所が舞台】ということで楽しくラストまで読み終えることが出来ました。 また、タイトル通りに『知る』をテーマにした本書自体は近未来SFですが。何でもWEBのサーチエンジンで"ググったり"また、まとめ動画や人気ユーチューバ−の解説を"試聴して"【知ったかぶりをしてしまいがちな】現代社会を風刺しているような印象もあって、本書の主人公たちではありませんが『知る』ために【自らの意志で行動する】大切さ。も伝わってきたように思いました。 情報過多な社会に色々と考えている方や、京都を舞台にした近未来SFを探す人にオススメ。 | ||||
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ただのヤリチン。胸糞悪い。 | ||||
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読みやすくて面白いです。初めて読んだ野崎まどさんの作品です。書店で長い間、平積みされていたので、買ってしまいました。思った以上に面白く、メディアワークス社のシリーズに手を染めてしまいました。SF好きの人で野崎まどを読んでいない人は、自分と同じこの作品、もしくはHelllo worldあたりから始めるのが良いのではないかと思います。メディアワークス社の「2」までの作品はあまりSF感がないので注意です。 本作品で一つ違和感あったのは主人公の女の子はクラス10以上で良いんじゃないですかね?ノイマン型コンピュータと量子型コンピュータを同じ土俵にしてもと思いました。 | ||||
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超情報化された2081年の日本・京都が舞台。 比較的軽いタッチな文体で書かれており、表現を理解することが可能な範囲内のSF作品。 内容としては”炎の剣が輪を描いて回る時”を求めていく物語、かな。 | ||||
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高密度の情報量での対話から,情報,情報技術,コミュニケーション,つながりなどを考える際に,ヒントを得られる,気がする作品です. 「死」が近づいた時に再読したいです. | ||||
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僕が野崎さんの作品を知ったのは、アニメーションとして放映された『正解する̚カド』だったのですが、 ほぼ同じ読後感(視聴感)です。今後、僕たちが直面する情報社会のオルタナティブとしてはあり得る 世界だと思います。なぜなら、身体への直接接続をするかは別として、メディア/情報技術の発展は、 基本的には自分の論理的/数的処理を外部化していくという歴史だからです。 その意味で設定は美味いです。ただ、上がり方がそれで良いのかというのは疑問です。『正解するカド』 は明らかに、設定を論理的に帰結させようとしているのであれば失敗だったと思うのですが、そこまでは おかしくないし、それまで挟んできたエピソード自体は伏線として回収されているのですが、「知る/know」 の根源への到達の仕方としては、いささか疑問が残る部分もあります。最近は『バビロン』も物議を醸している ようですが、全般的に幕の下ろし方は丁寧とまではいえず、いつも通りという印象です。 SFとしては、いわゆる名作と言われているものの方が、読後感としては充実するかな。少しライトな日本語SF としても、長谷敏司さんなんかの方が僕は好みでした。 | ||||
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第1章は、設定説明も兼ねた理系寄りの内容。 初っ端のヤリ捨て御免を含め、女とクスリで私生活だらしない主人公の人間性がなんか嫌w 人類は0~6のクラスに分けられ、クラスによって電子葉の能力制限や情報のオープン具合など、そのレベルの差がカーストになっていて、高級官僚や有力家による癒着・既得権益等で情報ヒエラルキーが形成されるのは、どんな近未来になっても人間社会である以上は、世の常なのか……。 とはいえ、世界観からして「これぞSF」といった感じで知的興奮に引っ張られました。 物語は一章終盤、行方不明だった恩師との再会と衝撃的な別れとともに動き出す。 電子葉のスペックを遙かに超える情報処理能力を持つ「量子葉」を実装した「クラス9」の少女・道終知ルを連れて、神護寺、京都御所、進々堂といった京都の特別な場所を巡る旅は淡々と進む。 仏教や日本神話なども取り込んだ哲学的アプローチに加え「知る」ということがどういうことか、文中で語られる考察には、とても深遠なメッセージ性を感じました。 そのいっぽうで「クラス*」の素月と機密情報課による夜襲をはじめ、特殊部隊による待ち伏せと火力にモノを言わせた強硬手段など、少々現実離れした展開が出てきてビックリ。 しかも、それらを難なく一蹴する知ルの力はもはや超能力の閾。 戦闘シーンは読みやすく、すらすらと頭に入ってきたし、量子葉のオーバースペックぶりの描写が見事。 色彩豊かなイメージで抽象的な説明は、存外想像しやすく読みやすい。 けれども、序盤が丁寧なストーリー展開だっただけに、ド派手な動きを盛り込んだ戦闘パートは現実味に欠けるかも。情報処理による未来予測だけでああも計算通りに身体を動かせるものなのか……。話を盛ってる感じがして熱くなれなかった。 旅は終えた二人は「約束の日」を迎え、究極の「知」の探究は特異点を超え、遂には事象の地平線の彼方にまで到達し、少女は世界を変える……。正直、この辺もピンとこないけども、エピローグの、全てが集約された最後の1行は秀逸だったし、作品のテーマからして「know」というタイトルも、これしかない感がしてピッタリだと思う。 しかし14歳の中学生を手に掛けるとは……けしからん。 先生は自殺する必要あったのか?とか、御野と知ルが以前一度だけ会ったことがあるというのも謎だし、細かいアラもあるけども、読み応えがあるSFでした。 にしても三縞副審議官、ストーリーとは何の関係もないのに、最後まで食い下がってくるw | ||||
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すごく気に入りました。エンターテイメント性もあるし、僕は引き込まれました。ラストを批判する方もいますが、僕はいんじゃないかと思います。悲しかったり、裏切ったりするのが全てではないと思うし。違う作品も読んでみます。 | ||||
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世に出てしばらくたったが今更ながらレビュー。 この作品の良さは、何と言っても宗教×サイバーパンクの親和性・かっこよさを見事に書ききっているところ。 展開や場面のムリヤリ感(特にダンス、秘密部隊が名乗っちゃう、最後主人公2人が唐突に…etc.)は確かに否めないが、 うまく伏線が収められており、この伏線で出てくる仏教や神話のエピソードと情報化社会のサイバーパンク感がマッチして センスオブワンダー(うまく定義できないワクワク感)を感じる良作。 SFを読み慣れた諸氏にとっては技術的説明がもの足りないと感じるかもしれないが、ライトに楽しむには十分。 この作者の作品には初めて触れたが、他にも読んでみたいと思った。 | ||||
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微少コンピュータ「情報材」が道路や建造物、山林の一部にまで遍在して周囲の状況を知覚し、人間の脳には「電子葉」と呼ばれる端末が移植されている「超情報化社会」を舞台に、情報庁高官である主人公が、かつての恩師の影を追ううちに謎の少女に出会い、奇妙な冒険に巻き込まれていく物語。 まあ、ある種のボーイミーツガールであると言えなくもないです(ボーイというには歳くってるけど)。 未来社会の描写や、少女「知ル」が障害と対峙する場面の緊迫感など非常に面白く、一気に読むことができました。 読者の想像に委ねつつ、投げっぱなしにはしないラストも私は好きです。 難点を挙げるとすれば、冒頭、主人公が女の子をヤリ捨てする場面から始まる(相手は水商売の女性とかではなく、「京都の町が育んだ奥ゆかしく楚々とした女性」を、職業上の特権をこっそり濫用して口説き落とし、一夜を共にした、という状況)ので、読者として主人公への好感度がマイナスから始まることでしょうか。 それって、言動が下品じゃないだけで、途中で出てくるヒロインを脱がせようとする悪役とあまり違わないのでは……。 あとまあ、無限の計算力があればあらゆることが予測可能になる、という「ラプラスの悪魔」の発想は、前世紀に否定されています。 まして本作のように、計算力が無限でなく、予測する対象に情報材が含まれていないのであればなおさらですから、一部のシーンはSFとしては詰めが甘いと思います。 そんなわけで、本作を「来たるべき未来社会の課題を描いた作品!」とか持ち上げるのはちょっと難しいと思いますが、娯楽作品として読む分には良いのではないでしょうか。 | ||||
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SF名作の一つに数えられるアーサー・C・クラークの『幼年期の終り』と似たテーマを扱っていると感じました いろんな人物の「もっと知りたいんです」という言葉で終わる節が多いことからも読み取れるように 知性にとって「知ることは生きること」だという重厚な命題に真摯に向き合った作品です それが軽快で引き込まれる物語とともに語られているのがこの作品のすごいところ 単なるライトノベルのつもりで読み始めましたがとんでもない作品でした | ||||
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とても美味しい料理を提供するお店があったとするじゃない? そこのシェフは素晴らしい調理技術で、新鮮な素材を調理してくれんだ。 そういうお店って素敵だよね。 でも、提供する6つのメニューをそれぞれ10分かけて説明するんだ。「このポワレに使用した平目は島根県から直送された極上品なんです。ちなみにソースは〜」って具合に。 それってちょっとうんざりしちゃうんだよね。 話を聞いている間に料理は冷めちゃうし、自分の舌で感じた感覚じゃなくて、先に耳で聞いたうんちくが第一印象になっちゃうじゃない。 きっとこの本の作者は素晴らしい作者なんだけれど、古典的SF小説と比べると用語とか概念とかが些か説明的かもしれないね。 | ||||
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アシモフやフィリップkディックといったいわゆるSF小説という作品群は読みにくいことが多い。 その分、設定などがガチガチに固められていて、読んでいて想像の幅が広がる。数回読んでも楽しめる。 この作品はSFであるものの大変読みやすいなと感じました。 内容も薄くはならず、濃く、設定的なちょいと難しいSF要素はあるものの楽しめる。 京都の街並みを想像しやすい文章だし登場人物も魅力的。 ラノベっぽいけどそれだけではくくれない魅力がありました。 この手のジャンルも進化していくのだなとうかがえました。 | ||||
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良くも悪くもオタク的だし、(質の低い)アニメ的。キャラクターのネーミングや造形についても、作者のよくわからない〝自分のセンスへの自信〟というか、自慰的。異世界であったり、何百年、何千年先の設定ならばともかく、現実社会からの延長線上にある、近い将来の世界を描くには、非常に邪魔。 基本的に能力的にも容姿の面でもハイスペックなキャラクターばかりで、鍵となるのは14歳の美少女。終盤の展開も正直気持ち悪い。作者が蓄えている世界観の浅さが目に付く上、性的嗜好までも漂ってくるような作品でした。 近年、ライトノベルから本格的なハードSFへ移行したり、書き分ける方も多くなっている印象ですが、これは論外。 | ||||
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AIが人類を滅ぼす的なSFではなく、「こんな未来ならいいのになぁ」と思わせる小説です。古都、京都が舞台なのもストーリーを引き立てる事に役立っているのかもしれません。爽やか系ファンタジーSFが好みな方にお薦めです。 | ||||
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野崎まど劇場を見た後なのでただただびっくり。ライトノベル作家だと思ったらこんなにしっかりした文章を書かれるのかと感心しました。 内容は途中で禁書のイカレキャラみたいなのが出て来たり物理的に無理だろうとかいうところもありますが、文章の読みやすさと大枠ができていることでカバーされています。 最後の一文がとても好きです。こんな世界になったらいいのになぁと思う、綺麗なお話でした。 | ||||
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最初は主人公の性格鼻につくな、と思いながら読んでいましたが、途中から急に読む勢いが加速。最後まで読みきりました。 確かにあとから考えると「?」となることや、ちょっとご都合主義な展開や、やたら癖が強いあのキャラはどこいったんだ?あれで終わりか?とか思いました。 ですがそれを置いても、読む勢いが止まらず。十分楽しめました。 | ||||
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