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knowの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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話はまあまあ面白いのだが主人公はヒーロ的で設定などはなにからなにまで説明してくれるという、読者の想像力などはまったく必要のないラノベです。ゲーム的ではあるが文学性はまったくないと思う。読者に知力を期待しないという姿勢は一貫している。 | ||||
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僕が野崎さんの作品を知ったのは、アニメーションとして放映された『正解する̚カド』だったのですが、 ほぼ同じ読後感(視聴感)です。今後、僕たちが直面する情報社会のオルタナティブとしてはあり得る 世界だと思います。なぜなら、身体への直接接続をするかは別として、メディア/情報技術の発展は、 基本的には自分の論理的/数的処理を外部化していくという歴史だからです。 その意味で設定は美味いです。ただ、上がり方がそれで良いのかというのは疑問です。『正解するカド』 は明らかに、設定を論理的に帰結させようとしているのであれば失敗だったと思うのですが、そこまでは おかしくないし、それまで挟んできたエピソード自体は伏線として回収されているのですが、「知る/know」 の根源への到達の仕方としては、いささか疑問が残る部分もあります。最近は『バビロン』も物議を醸している ようですが、全般的に幕の下ろし方は丁寧とまではいえず、いつも通りという印象です。 SFとしては、いわゆる名作と言われているものの方が、読後感としては充実するかな。少しライトな日本語SF としても、長谷敏司さんなんかの方が僕は好みでした。 | ||||
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第1章は、設定説明も兼ねた理系寄りの内容。 初っ端のヤリ捨て御免を含め、女とクスリで私生活だらしない主人公の人間性がなんか嫌w 人類は0~6のクラスに分けられ、クラスによって電子葉の能力制限や情報のオープン具合など、そのレベルの差がカーストになっていて、高級官僚や有力家による癒着・既得権益等で情報ヒエラルキーが形成されるのは、どんな近未来になっても人間社会である以上は、世の常なのか……。 とはいえ、世界観からして「これぞSF」といった感じで知的興奮に引っ張られました。 物語は一章終盤、行方不明だった恩師との再会と衝撃的な別れとともに動き出す。 電子葉のスペックを遙かに超える情報処理能力を持つ「量子葉」を実装した「クラス9」の少女・道終知ルを連れて、神護寺、京都御所、進々堂といった京都の特別な場所を巡る旅は淡々と進む。 仏教や日本神話なども取り込んだ哲学的アプローチに加え「知る」ということがどういうことか、文中で語られる考察には、とても深遠なメッセージ性を感じました。 そのいっぽうで「クラス*」の素月と機密情報課による夜襲をはじめ、特殊部隊による待ち伏せと火力にモノを言わせた強硬手段など、少々現実離れした展開が出てきてビックリ。 しかも、それらを難なく一蹴する知ルの力はもはや超能力の閾。 戦闘シーンは読みやすく、すらすらと頭に入ってきたし、量子葉のオーバースペックぶりの描写が見事。 色彩豊かなイメージで抽象的な説明は、存外想像しやすく読みやすい。 けれども、序盤が丁寧なストーリー展開だっただけに、ド派手な動きを盛り込んだ戦闘パートは現実味に欠けるかも。情報処理による未来予測だけでああも計算通りに身体を動かせるものなのか……。話を盛ってる感じがして熱くなれなかった。 旅は終えた二人は「約束の日」を迎え、究極の「知」の探究は特異点を超え、遂には事象の地平線の彼方にまで到達し、少女は世界を変える……。正直、この辺もピンとこないけども、エピローグの、全てが集約された最後の1行は秀逸だったし、作品のテーマからして「know」というタイトルも、これしかない感がしてピッタリだと思う。 しかし14歳の中学生を手に掛けるとは……けしからん。 先生は自殺する必要あったのか?とか、御野と知ルが以前一度だけ会ったことがあるというのも謎だし、細かいアラもあるけども、読み応えがあるSFでした。 にしても三縞副審議官、ストーリーとは何の関係もないのに、最後まで食い下がってくるw | ||||
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この作品の謳い文句である「世界が変わる」というのは 「死後の世界がどんなものかわかるようになって人類が死を覚悟できるようになった」 ということで、要するに明確に死後の世界があるという設定のようです。 (死がどのようなものかを伝えることができるということは死後の知覚があるということでそれはもはや既存の「死」という概念とは別物でしょう) それまでは一応全て科学で説明しているのに最後の最後でなぜファンタジーに走ってしまったのか・・・。 ファンタジーそのものを否定するつもりはないのですが、話の殆どが一応科学として構成されているにも関わらず一部だけ色合いの違うものを置かれると科学としての一貫性を期待した者としてはがっかりしてしまいます。 そもそもヒロインは現世の全てを知ったわけでもないのになぜそこをすっ飛ばして死後の世界を求めたのでしょうか。 全てを知りたいというのならまずは手近なところから初めてはどうかと。 | ||||
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脳に量子コンピューター(?)を埋め込んだ情報万能少女が最終的に何を知ろうとするのか。 という、問いかけもSF設定も全ておいておいて 14歳とエデンの園行為にふけってしまう連レルの描写が全てである。 作者には不要だと思いながらも敢えてベア子様のこの言葉を送りたい。 "このロリコンめ!"。、と。 | ||||
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世界観が面白い。 電子葉や情報素子などのアイデアはよく、世界観の説明も良くて物語の導入は素晴らしい。 物語の作り方は俗に言う"俺つええ"系。 特殊なのは主人公ではなくヒロインが"俺つええ"してるくらい。 それの説明が浅く、"なんか凄い"くらいしか伝わってこないのが惜しい。 ソードアートオンラインとか好きな人は好きな小説だと思う。 アニメ化すると人気でそう。 | ||||
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読み終わった直後はかなり良いものを読んだと思い、ついつい4点を付けてしまいましたが、思い直して3点に キャラクターはそこそこ、ストーリーの大筋は上々、言葉遊びなんかもあっておもしろい文章だと感じます。 読後感もさわやかでライトに読む分には申し分ないかと 気になった点はいくつか 何度も現れる単語や、何度も説明をされる事象がいくつか、何のために存在するのか説明が全くなされていません。 後はペースでしょうか、少し展開が急ぎすぎていると感じました。 もう少し話を持ってもよかったのではないでしょうか。 せっかくの魅力的なキャラクターも出番が無くては輝けませんし あっさりしたものが好みの方には良いかも知れませんが、私としてはちょっともったいないなーという感じでした。 | ||||
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物語としては、先の展開を楽しみにドキドキしながら読みました。 主人公の男性が、後腐れのない関係を続けてきたというプロローグ情報が最初のマイナス点です。それに、未来の物語とはいえ、14歳相手にやっていいのか? という疑問が……。 少女が最後に到達した「知」は凄いものだと思います。でも知っている「知」はあくまで「知識」であって、「経験知」ではない(最後の「知」は「経験知」ですが、そうではない方が圧倒的に多い)。自分がそれを体験してどう思うのかは「知」らない。何かと相対した時に対象と自分がどう反応しあうのかを「知」ることはない。「経験知」があって「生きる」ことは深まってゆくと思うので、「経験知」が考慮されていないことが気になって、☆を減らしました。 | ||||
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世界観、設定はとても素晴らしい、読んでてワクワクします。 買って損はしないとは思う・・・けど。 しかし、話の作りやラストにいくつか疑問があります。 ・設定や状況的に、情報量・質が優劣を決めるような感じだったのに、 最終的には脳に設置されたCPUの能力が優劣の全てだった。 情報量・質の重要さが伝わってこない。量子コンピューターの凄さだけが際立っていた。 ・ヒロインの少女と主人公との心のやり取りや一緒にすごす時間が少なすぎで、 他の説明や人物とのやりとりの量が多すぎる。 そのためヒロインに思い入れを感じない。 ・最後の部分が、ぼかされており、読者が想像するようになっているが、 一見格好いいエンディングではあるけど、ここはキッチリ書ききって、 読後スキっとするようにして欲しかった。 カッコいいかもしれないけど、作家として卑怯な終わり方だと思う。 他にも細かい部分で?があるけど、最近のSF作家のレベルってこんなの? 心の描写や丁寧な情報量は、一部のラノベ作家の方が上って気がする。 以下、作家には無関係の話 どうにも、最近の小説は読んでて圧倒される事が少なく、アレ?って思うことが多い。 どうなってんの? | ||||
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ハリウッド映画もびっくりの、超電脳世界と呼べる近未来。 あったら怖いけどあってもおかしくないと思える超・情報格差。 漢字にカタカナルビが多用されますが、それでも映像が瞬時に 浮かび上がる筆致がすごい。アニメにしても映えるでしょう。 いくら弾道が分かっていてもさすがに何万発もの銃弾は よけきれないだろうとか、14歳・知ルとのラブシーンは まずくないのかとか、エピローグの落とし方はありなのかとか、 ??? な部分も多いものの、新しい世界観は存分に 堪能できました。 | ||||
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