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宵山万華鏡
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宵山万華鏡の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全78件 21~40 2/4ページ
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2009年に出た単行本の文庫化。 6編からなる短編集で、それぞれの物語は何となくつながりがあるような、ないような。 幻想的であり、かつとぼけた味わいがあり、いかにも森見さんらしい一冊だ。 ロマンスもちょっとだけ仕込まれている。 京都ネタ、京大ネタも健在。 | ||||
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森見ワールドには、偶然読んだ「夜は短し恋せよ乙女」に魅せられ、「有頂天家族」で完全にはまりました。まあ、バックグラウンドには、京都で生まれ育ち街を闊歩し、また舞台に出てくる市内中心部の町家に暮らしていた祖父母の家に時々遊びに行った経験があることも関連しますが・・。 さて、本作品は3日前に読み終えたのですが、いまだに余韻が残り、滅多にレビューは書かない私が書く気になった、おすすめ作品です。 文体に森見さんらしさが出ているのは「夜は・・」>「有頂天」>>「宵山」でしょうか。宵山万華鏡は、ふと「普通の作家」(=森見さんが普通じゃない?)が書いているような気にもなります。ある意味、バランスの取れた作品で傑作だと思います。森見作品は好きなのですが、個人的には「太陽の塔」や「四畳半神話体系」などはちょっとしんどかった。しんどかった理由は、汚い男の下宿なんかはあまり想像したくない。それより本作品に出てくるような祭りの情景を思い浮かべる読書の方がはるかに精神衛生上よろしい。想像の世界くらいきれいなものを見たい。 ストーリーとしては、私は情景が思い浮かぶのですが、そんなものなくても、おけいこごとをしていた子供時代や、おじいちゃんにかわいがられたような懐かしい記憶がよみがえり、ちょっと切なくなるシーンもあります。 京都の地名や祇園祭の鉾の位置関係まで頭に入れる必要はありませんが、題名にもある「宵山」のあの殺人的雑踏とスケールの大きなホコ天は一度経験された方が本作品には入りやすいかもしれません。今年の宵山はまた違った楽しみ方ができそうです。 | ||||
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この作者の作品は10冊近く読んでいる。今作も部分的に面白かったり、ハマりそうになる感じになるんだけど結局ギリギリで読むのが面倒臭くなってきてハマれない。僕にとって森見登美彦とはそういう作家のようだ。似たような感じでも万城目学は大好物なんだけどなあ。 | ||||
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子供心に描いた森見先生の作品も, “情”があって素敵です。 表紙は勿論, 何から何まで 『おもちゃ箱』の様な可愛らしい物語なので, とっても楽しく読めました(*'∀`*)。。 | ||||
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森見さんの作品の中では「きつねのはなし」と、この「宵山万華鏡」がトップ2で好きです。ファンタジックで話と話の数珠つなぎが巧みで、読んでいる時に脳内につぎつぎ映像が浮かんできます。 | ||||
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筆者得意のパラレルな章立てで、個々の物語が全体の大きなストーリーに組み込まれる構成になっています。 他の作品に比べると各章のリンケージが一点に集約しないのが難点かな。 ただ、祇園祭の宵山という特殊な日に注目して、その雰囲気が見事に描写されているのがいい。 私は京都人なので面白く読みましたが、宵山を体験したことのない読者にはどうなのかは分かりません。 | ||||
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きつねのはなしにも通ずる暗さといつもの阿呆なお祭り騒ぎが渾然とした作品だと感じました。 舞台は祇園祭ですが、夜店の並ぶ明るい道と一本外れた暗い路地を思い浮かべれば、地方の夏祭りの情景に置き換えられると思います。舞台が祇園祭なだけで、日常と非日常の交差するファンタジーとして読めば場所がどこであるかは問題ではないでしょう。 これから多くの傑作を書かれるであろう作者ですが、代表作の一つとして語り継がれる作品になると感じています。 なお、これは作品についてではありませんが、iOS デバイスでのダウンロードができません。しかたがないので、iTunes で購入しました。残念でした。 | ||||
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著者は、『ペンギン・ハイウェイ』で日本SF大賞を受賞した森見登美彦。 (2012/6/30 第1刷) 「俺」は祇園祭に出かけ、“宵山法度違反”を犯し、捕えられてしまう。 「宵山様」とは何なのか…?男は目が覚めると、また宵山の朝…。 祇園を舞台に繰り広げられるファンタジックな森見ワールド連作短編集。 森見登美彦作品は本書で5冊目になるが、冒頭からびっくりした。 独特の語り口調を使わず、“普通”の言葉で綴られる“奇作”(個人的に)。 そんな中にも森見独特のシックでファンタジックな世界観が現れる。 ファンタジーなのに、その光景がまざまざと浮かび上がってくるような情景描写には、現を忘れてうっとりと読み進めてしまった。 中でも『宵山回廊』は森見得意の“ループもの”で自分もお気に入りだ。 ───「俺はこの一日から出ることはないから、ちゃんと話しておこうと思ったんだ。おまえには明日は来るが、俺には明日が来ない。俺はあの子と一緒に宵山にとどまるんだ。それでいいと思っている」(p.162) | ||||
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図書館でハードカバー版を読み、文庫版が出たとの事で購入。 残念なのが表紙! ハードカバーは裏表紙も折り返し部分にも、さやかさんの美麗なイラストがあったのに、文庫版ではバッサリカットo(T△T)o 装丁の都合上仕方の無い事かもしれないのですが残念です・・・ 内容は「お祭り」という非日常を舞台にしたオムニバス。 私もお祭りに行くと「異次元に迷い込んだ」という不思議な感覚に捉われる事があるので、共感して読めました。 | ||||
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情景の想像がしやすく、読み進みやすい。 妙な人徳や言葉遊び、面白いです。 | ||||
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レビューを書くにあたり、まず断っておくことが二つある。 一つ目は、私がこの作者の作品を読むのは初めてのため、作風などの認識が全くないということ。 二つ目は、私は祇園祭が目と鼻の先にある地域で育ったため、祇園祭や出てくる通り名などを実感的に認識しているということ。 そのため、他の方々とは全く違った見解があるかも知れない。 様々なものが幻想的に現れては消えていく、まさに万華鏡のような世界。 私はこの世界に上手く入り込めず、一歩退いた所から眺めているような感覚に陥った。 私にとって現実的なものが遥か遠くの別世界にある。 幻想世界と言うなら、不思議でフワフワとした言い表せない気分を味わったのは確かだ。 しかし、常に何かしらの違和感があり、それはいい気分というわけではなかった。 基本的に標準語表記で進んでいく会話の中に、急に思い出したかのように出てくる関西弁(舞妓は別として)。 意図的なのか私の認識違いなのかはわからないが、この言葉の違いは私を現実に引き戻す種となった。 さらに、作中に散りばめられた様々な和風の『もの』たち。 幻想な空間を作り出す京都・祇園祭・和といったイメージにピッタリなのだろう。 それは宵山劇場の話からもうかがえる。 しかし、それらの『もの』たちは私にとってあまりに現実的すぎた。 現実的であるが故に、幻想として昇華され本質から逸脱したものについて行けなかった。 勝手に暴走したイメージだけが並べ立てられていた。 たとえて言うなら、近年キャバクラや祭の衣装として出てきた花魁風和服だ。 本来のものをまともに知らずにそれだけ見れば(あるいは全くの別物として見れば)いいのかも知れないが、本来のものを深く知っているほど冷ややかな目で見てしまう。 幻想世界に素直に浸りきれなかったのは、この作品にとって致命的だろう。 それぞれの話の繋がり方は巧妙で素晴らしいと思う。 しかし、感心したのはそれだけだった。 初読のインパクトや不思議感で支えられているため、読み返して面白いというものではない。 じっくり読み込むものでもない。 特に私のような現実的観点を持つ人には合わないと思う。 | ||||
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作者お得意の腐れ大学生が暴れる章もあるものの、基本はホラー調というかSFっぽいストーリーを中心とした連作小説です。個人的には、第一章と最終章で描かれる幼い姉妹がそれぞれの視線からみた宵山の出来事がなんだかグッと来てとても好きです。本作の章はそれぞれ別々の主人公からみた同じ宵山の夜の出来事なんだけど、それぞれが微妙に絡み合ってるような違うような不思議な構成です。「四畳半神話大系」や「夜は短し歩けよ乙女」のような作品を期待していると多少肩透かしを食らうけど、とても面白くて少し寂しい物語です。 | ||||
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多彩な森見ワールドが展開されます。「きつねのはなし」を連想させる不思議な話と、いつもの学生ものがうまく繋がっていて面白い。タイトルの通り、宵山(祇園祭)を舞台に万華鏡のように色鮮やかに変化する作品です。 | ||||
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妖しくて切なくて、愛しくて、でも可笑しい。1日だけの日常と非日常の、表裏一体の世界を描いたお話です。 幼い頃、お祭りって楽しいけど、 どこか怖くて、夜も暮れると早く帰りたくて仕方なかった。。。 そんな思い出が蘇りました。 個人的に、乙川さんにお会いしてみたくて仕方ありません! あの騒動は楽し過ぎました☆ つい、この中に有頂天家族の狸たちも居るんじゃ?と 本の世界をキョロキョロ(*>艸<) そして、あの小説を久しぶりに読み返したくなったり☆ あるページを読んだ瞬間、鳥肌がぶわわっと立ちました。 その怖さと感動が忘れられません。 正に夏にピッタリのお話です。 今まで怖くて手を出せずにいた 『きつねのはなし』も読んでみよう♪ | ||||
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1話目を読んだ時には、正直失敗かな?と思いました。 ちょっと不気味で暗すぎるかも…と。 しかし、通して読むと怪談あり、いつもの馬鹿騒ぎあり、そして最終話では全てが渾然一体となってなんとも色鮮やかな心地よい世界を作っています。 森見ワールドを甘く見ていた…と、改めて感嘆したのでした。 | ||||
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森見氏の最高傑作です。まだ一度も森見氏の作品を読んだことがなかった人、あるいは今まで読んでいたけれど、しばらくその作品から遠ざかっていた人には、絶対読んで欲しい本です。 全6話の短編から成っていますが、2話ずつが対をなしています。 謎の赤い浴衣の女の子たちが現れる『宵山姉妹』と宵山様の正体が描かれる『宵山万華鏡』。読む者を異世界へと導く『宵山金魚』とその壮大で無意味なプロジェクトの舞台裏を描く『宵山劇場』。毎日宵山の日を繰り返すという共通点を持つ、怪しくも切ない『宵山回廊』と父親の死の謎に迫る『宵山迷宮』。 対を成すそれぞれの話しは同じ時間と空間を描きながらも、その視点を変えていて、飽きさせません。たとえば宵山見物の最中にはぐれてしまった姉妹を描く『宵山姉妹』と『宵山万華鏡』は、前者が妹を、後者が姉を語り手として据えているところに、作者の非凡な才能が読み取れます。 そして全6話を通して現れるのが、赤い浴衣の女の子たち。この謎に包まれた女の子たちに思いを巡らせながら読んでいると、自分も宵山の喧噪の中に紛れ込んだような錯覚に陥ります。 暑い夏の夜、イチオシの作品です。 | ||||
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祇園祭宵山の夜、赤い浴衣を着た女の子をキーにして展開する、不思議なお話6編。 暴走するイマジネーションに彩られた、まさに万華鏡の様なお話です。 宵山の路地を金魚の様にひらひらと抜けている、赤い浴衣を着た女の子達。 宵山様とは?超金魚とは?阿呆を騙す?宵山で行方不明となった子供は?祇園祭司令部とは? 現実と幻想が交錯する、宵山の一夜。 最後には、全ての謎が説明つく(と、思う)のだが、謎解きに重きが有る訳でも無く。 むしろ、それが謎なのかどうかも曖昧で。別に謎がそのままでも問題無い様な。。。 この万華鏡の中で幻視を楽しむのが、とても心地よい。 読書って楽しいな、そんな特別な時間を約束します! | ||||
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些か陳腐ではあるが宵山に合わせて読了。 キャンパス狂想曲とも言える『夜は短し歩けよ乙女』と HPLのクトゥルフ神話的京の闇を描いた『きつねのはなし』が出遭った様な話。 著者の持ち味を全投入した作品という見方もできるが、光と闇は決して混じり合わないと言うのが個人的感想。 不思議な雰囲気を醸し出す作品に仕上がってはいるが、上記二作の存在感には到底及ばない。 まあ、これは学生時代を京都で過ごし、宵山に自分なりの幻想を抱いている者の思い入れかも知れないが。 宵山で始まり送り火で終わる、四度しか回り来ぬ都の夏は忘れ得ぬ想い出。 | ||||
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とても面白い。短編が6つ。だが、それぞれが密接に繋がっている。 特に最初の宵山姉妹は、背筋がゾクッとしました。宵山姉妹と宵山万華鏡は明らかに繋がりがあり、宵山金魚と劇場が、回廊と迷宮がそれぞれ同じストーリーで違う立場から見たものだけれど、各お話がどこかで、繋がっている・・・? 以下は、短篇にでてくる気になる言葉や単語。ネタバレになる可能性はありますので、気になる方は読まないでください。 「宵山姉妹」 彼女(妹)=主人公 姉 洲崎バレイ教室・・・洲崎先生(母親よりの祖母に近い年齢) たくさんの提灯が輝く路地を描いた絵で、路地の奥には赤い浴衣を着た小さな女の子が一人いる絵 助手の岬先生 黒主山 妖怪のような赤くてぶくぶくとした魚 麦わら帽子をかぶった女の人 カマキリ 林檎飴(赤い) 小さな風呂敷包みを持って、自動販売機の隣でぼんやりしている柳さん 母に連れられていった画廊で働いている男性 螳螂山 頭をつるつるに剃り上げた大坊主 赤い布切れに見えたのは金魚 真っ赤な浴衣を着た女の子 金魚鉾 「宵山金魚」 藤田=主人公 乙川(高校同級生)・・・超金魚 奥州斎川孫太郎虫 駒形提灯 世紀亭 洲崎先生 杵塚会長 お地蔵さん 宵山を見た男 鞍馬 天狗水・・・谷間で沸き出す空飛ぶ水 祇園祭司令部・・・保存会 赤い浴衣を着た女の子たち 金太郎 祇園祭司令部と区別警務隊 猫狸、信楽焼 祇園囃子 般若心経 白塗りの大坊主 金魚鉾 宵山様 「宵山劇場」 小長井=主人公(大道具) 丸尾 鯉山 乙川 偽祇園祭 加茂茄子に似たコンビニの店長(小長井のバイト先) 螳螂山 山田川敦子(演出家の女性) 岬さん(バレイの先生、コンビニのお客さん) 藤田氏 粽(ちまき) 高薮さん(白塗りの丸坊主) 布袋、達磨、招き猫、風鈴、鯉のぼり、風車、提灯、茣蓙、行燈。 杵塚商会 金魚玉 舞妓、羽子板 流し素麺 雛人形、五月人形、万華鏡、樫の机、青磁の皿、古いランプ、扇、 偏屈王 女の子が高薮さんにぶつかった→宵山姉妹の妹? 世紀亭 「金魚が大きくなると鯉になると思っていた」 「宵山回廊」 千鶴=主人公 洲崎先生 赤い風船 理髪店と喫茶店 柳画廊の柳さん 河野啓一・叔父(千鶴の叔父で画家) 従姉 函谷鉾(かんこぼこ)保存会 祇園囃子 「姉妹は笑いながら彼女のかたわらをすり抜けていった」「私たちもあんな風だったのだ」 ベビーカステラ 万華鏡(金魚が描かれた)宵山 鯉山 叔父は露店で万華鏡を買う 叔父の娘の京子 赤いものが 浴衣を着た女の子たち 金魚の鰭 「宵山迷宮」 私(柳伸一郎)=主人公 母 蔵 杵塚商会 露店 宵山 河野先生 黒主山 有馬、炭酸煎餅 一人娘が失踪したのは15年前の宵山の夜 お父さんが亡くなって一年 中年の男女 千鶴さん 乙川 水晶玉 髪をひっつめた二人の女の子が手をつないで駆けていくのが見えた 中年の男女 赤い金魚 既視感 緋鯉 風船(中に作り物の金魚) 新町通でお坊さん 赤い浴衣を着た女の子たちが 赤っぽい光 金魚の死骸 父 子ども 画廊 従姉 「同じ宵山に不思議なことが幾つも起こっているとすれば、根は一つ」 鞍馬 幻聴 祇園囃子 堂々巡り 人ならざる者の持ち物 赤い風船 投影式の万華鏡 世界の外側にある玉 自動販売機 「宵山万華鏡」 彼女(姉)=主人公 妹 洲崎先生 宵山 カマキリ 露店 柳さん 自動販売機 手を離しては駄目 蟷螂山町 赤い浴衣の女の子たち 金魚 風船 茶色のビルの前でお坊さん 大坊主 狸谷 宵山様 理髪店 孫太郎虫 舞妓 鯉 鞍馬 天狗水 ドロップ 如意棒 羽子板 流し素麺みたい 風車 竹林 布袋さま 雛人形 信楽焼の狸 達磨 金魚鉾 天体望遠鏡 骨董屋 万華鏡 商会 宵山様の万華鏡 宵山様は金魚のような赤い浴衣を来ていた 天狗鉾 宵山は終わらない みんなで一人、一人でみんな 水 水晶玉が転げ落ちる | ||||
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私は「夜は短し〜」みたいなふざけて真面目な文章を読みたくて森見さんの作品を購入しており、 幻想文学とかは全く解さないので(津原泰水は好きだけど)、 文章が普通で笑い所の無いこの作品集は正直残念でした。 読みやすくはあったけど、特に何も残らなかった…。 まあずっと「夜は〜」の作風も無理かもしれないですね。 あれも文章がものすごく素敵だった割に物語は退屈だったし。 「新釈・走れメロス」とかは凄く面白かったんだけどなあ。文章は森見節で物語もきちんとあって。 | ||||
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