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宵山万華鏡
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宵山万華鏡の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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京都祇園祭宵山の一日を綴る連作短編集。 第二話三話は笑えます。他は奇々怪々の不思議な心地よい物語。(ホラーではない) これを読んだら『聖なる怠け者の冒険』を読んでください。それがベストのように思えます | ||||
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幻想的な雰囲気を期待してました。読後の感想としてはいたってフツーという感じです。話の繋がりもイマイチ中途半端。有頂天家族で森見作品のファンになり、独特の世界観にも抵抗はありませんが、本作はあまり好きにはなれませんでした。 | ||||
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この作者の作品は10冊近く読んでいる。今作も部分的に面白かったり、ハマりそうになる感じになるんだけど結局ギリギリで読むのが面倒臭くなってきてハマれない。僕にとって森見登美彦とはそういう作家のようだ。似たような感じでも万城目学は大好物なんだけどなあ。 | ||||
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筆者得意のパラレルな章立てで、個々の物語が全体の大きなストーリーに組み込まれる構成になっています。 他の作品に比べると各章のリンケージが一点に集約しないのが難点かな。 ただ、祇園祭の宵山という特殊な日に注目して、その雰囲気が見事に描写されているのがいい。 私は京都人なので面白く読みましたが、宵山を体験したことのない読者にはどうなのかは分かりません。 | ||||
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些か陳腐ではあるが宵山に合わせて読了。 キャンパス狂想曲とも言える『夜は短し歩けよ乙女』と HPLのクトゥルフ神話的京の闇を描いた『きつねのはなし』が出遭った様な話。 著者の持ち味を全投入した作品という見方もできるが、光と闇は決して混じり合わないと言うのが個人的感想。 不思議な雰囲気を醸し出す作品に仕上がってはいるが、上記二作の存在感には到底及ばない。 まあ、これは学生時代を京都で過ごし、宵山に自分なりの幻想を抱いている者の思い入れかも知れないが。 宵山で始まり送り火で終わる、四度しか回り来ぬ都の夏は忘れ得ぬ想い出。 | ||||
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色々な視点から語られる宵山の祭りは不思議な世界でした。 読んでいる間、私はずっとジブリの千と千尋の神隠しみたいな絵を頭に描いていて、登場人物が浮かんだり、幻想的な感じはまさにジブリみたいだなーって。 馬鹿なことを企むシーンも笑えましたが、自分の心情がそれほど揺さぶられなかったので凡作として残りました。ミステリーとかどんでん返しが好きな人には向かない平坦な物語でした。 | ||||
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森見登美彦さんの作品は、出たらとりあえず買って読んでいます。 今回も京都を舞台にした物語。 いままで森見さんの作品を追っかけていた人なら思わずにやりと笑ってしまう仕掛けがいっぱいです。 あれ?この人知ってる。この話聞いたことある。などなど。 でもこの作品については、少しノリが悪かったような気がします。 『夜は短し・・・』の軽妙さがなかったような。 なので今回は星三つとさせていただきました。 もっとじっくり読み込んでみたら、評価が変わるかもしれませんが。 とりあえず第一印象で。 | ||||
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京都祇園祭宵山の夜を舞台に 摩訶不思議な話が展開する。 これぞ森見ワールド、と言いたいところだけど、 個人的には 『きつねのはなし』に通じるところがあって ちょっと苦手な作品になってしまった。 森見さんの妄想爆発という作品に比べると なんていうか、不思議さだけが先走りしている作品で、 何となく居心地の悪さだけが残ってしまった。 さーーーっと読むにはちょっと読みにくい、作品でした。 | ||||
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小説『すばる』において07年から08年に掛けて掲載されていた作品の書籍化です. 宵山での一夜に起きていたいくつかのできごと,人たちをおおよそ三つに切り取り, それぞれ表裏のような視点から描くことで,全部で6編の連作短編集となっています. 物語はすべて一話完結ですが,実際にはこの表裏の二つで一つのようになっていて, 著者おなじみの若さや勢い任せのバカバカしさや,中には静かでゾッとするものまで, 単純な『表』と『裏』の関係とは違う,不思議に絡み合う二つ物語に引きつけられます. また一話の『裏』を最後に持ってくる構成も,作品全体がキレイに締まってよい演出です. ほかにも,ある編の主人公が別の編では視点が違うためにただの通行人になるなど, 同じ一夜での物語だけに,人や場所がどこかで少しずつ繋がっているのがおもしろく, あれやこれやと気づいたときは,ニンマリとしながらページをめくり返してしまいます. ほかにも著者の別作品からのリンクも織り込まれ,ファンにはそちらも楽しみどころです. キラキラで賑やかなカバーや表紙も,作品だけでなく祭の華やかさがよく表れています. | ||||
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森見さんの作品をたくさん読んでいる人ほど楽しめる要素の多い作品。 キラッキラした表紙はすべてを物語っています。 妖しく、面白く、森見登美彦らしい。表紙を見ただけで楽しい気分になれます(カバーもはずしてみてくださいね) 京都のお祭り「祇園祭宵山」を舞台にした連作短編集。 あるお話は幻想的で、またあるお話はちょっと怖くて、でもバカバカしいお話もあり、このお祭りのいろんな姿を見せてくれる。 “万華鏡”とはうまくいったもので、本当に万華鏡をのぞいているようにくるくるといろんな角度からこのお祭りの一夜を映し出しています。 お祭りって夜店が並んで、賑やかなお神輿や踊りの行列が練り歩き、ワイワイと楽しいイメージを浮かべがちだけど、 本来「まつり」とは神を祀ること、またはその儀式のことです。 その厳粛で歴史を感じさせる重みをこの作品は汚すことなく、 逆に京都という土地の持つ魅力と森見作品の古めかしい雰囲気がそれを十分に活かしています。 うーん、でも私が森見ワールドに慣れちゃったのでしょうか・・・。 森見さんの本って読み終わった後もその不思議な世界から抜け出せないことが多かったのだけど今回のはそれが少ない。 胸キュンもなければ、大笑いもない。 独特の世界観は素晴らしいのだけれど、小説としての面白味はこれまでの作品に比べると薄いかも。 | ||||
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京都祇園祭の宵山の日に関連した6編からなる短編集。いつもはあらすじをここに書くのだがなかなかあらすじをどう書こうか思いつかない。という感じはこの作者のいつもの作品に通じる独特な不思議な世界観に包まれた物語である。宵山にちなんだそれぞれの短編が見事な連作となりつながり万華鏡の様にお互いに影響を与えている短編であるということであろう。面白いのだが今までの作品と比較すると何だか物足りない感じがある。ただし,反面独特のとっつくにくさはなくなった感じがある・・・ | ||||
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「太陽の塔」はアマチュア文学としては面白かった。「きつねのはなし」は、文章は上手いが中身というかストーリーが無かった。「走れ」は買って損した。表題作のドタバタ以外は文章もストーリーもひどすぎる。今時この程度なら本好きの人間だったら書けるよ。「夜は短し」は、ストーリーも面白かった。「四畳半」も同じく良かった。「有頂天」もいい感じだった。この路線かなと思った。ところが、「美女と竹林」はスカだった。太陽の塔のようなドタバタを書こうとしていると思われるがネタ切れだ。「恋文」はやや立ちなおったっかという感じ。 そして、この最新作だけれどこれまでのを何とかつぎはぎしているようにしか思えないのだ。本当に残念だけれど。全然万華鏡世界でもなんでもない。文体もこれまでの中では最悪。上っ面だけ「怖いぞー」「不思議だぞー」とか言ってるだけの話。「きつねのはなし」よりひどい。救いようがない。何とか新境地を開いて欲しいと思うのだけれど、もはや書き捨ての境地に達したのかな。 新婚さんでお金が必要なのだろうと思われるが、乱発ではないでしょうか。いい加減これくらいにしておいた方がいいと思う。元京大生の図書館職員なんていいじゃない。それで十分なんじゃないかな。欲張りはやめようね。 | ||||
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これぞ森見ワールド! だが。うーん…。面白いが心が満たされない…。 表題作である「宵山万華鏡」は何故か裏切られた感が…。きつねにつままれた感じ。 しかし、「宵山金魚」、「宵山劇場」は森見氏らしい阿呆で愉快な展開を満喫出来た。 森見登美彦氏の作品を第一子から読んでいる人は読むべし。 | ||||
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宵山の夜に交錯して起こる不思議の数々。 この不思議な感覚は京都が舞台でなければ絶対に成立しない気がする。 著者の作品はいくつか読んだことがありますが 京都という町の魅力を活かすのが本当にうまいな〜と感心します。 ですが今回の作品は正直、なんかコワイ。 読み終わったあとの幸福感とか青臭さ、著者独特の言い回しはないです。 ファンは読んでもいいと思います。カバーがかわいいし。 でも人に薦めるなら初期作品のがいいです。 | ||||
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