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塗仏の宴 宴の支度/宴の始末
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【この小説が収録されている参考書籍】
	
	塗仏の宴 宴の支度/宴の始末の評価:
	
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
		※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
		未読の方はご注意ください
	
	全69件 21~40 2/4ページ
	
	
	
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| 京極先生の小説中でも抜群の長さを誇る小説です。 私は旅行の電車の中でチマチマ読みました。 他の小説と同じで、大風呂敷を敷いておいて、よく最後にまとめられるものだと思いました。  | ||||
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| 京極先生の小説中でも抜群の長さを誇る小説です。 私は旅行の電車の中でチマチマ読みました。 他の小説と同じで、大風呂敷を敷いておいて、よく最後にまとめられるものだと思いました。  | ||||
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| 京極先生の小説中でも抜群の長さを誇る小説です。 私は旅行の電車の中でチマチマ読みました。 他の小説と同じで、大風呂敷を敷いておいて、よく最後にまとめられるものだと思いました。  | ||||
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| どんでん返しのどんでん返し。本当にこんなことがあるとしたら恐ろしい。 京極夏彦ワールド全開です。 映画化されないかなぁ。それもシリーズで。 配役は、難しいけど。  | ||||
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| 短編短編に分かれているような形で物語が進んでいきます。これからお読みになる方へのアドバイスといってはなんですが…最初のほうの関口目線での語りが抽象的で脈絡がなく分かりづらいとは思いますが、この上巻の一番最後まで読んでやっと理解できるようになっておりますので、うんうん頭を悩ませず普通に読み進めてみてください。 | ||||
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| 小難しい感じがまた癖になる作品が多いと、読んでいる妻は申していました | ||||
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| 妻へのプレゼントで購入。 内容にどっぷりはまっている様子です(^ω^)良かった。  | ||||
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| この作品を読み終えて一番考えたことは「やっぱり世界って終わりに向かってるのかな」ということである。 クライマックスからラストにかかる部分を読んでいて一番思っていたことも「やっぱり世界って終わりに向かてるのかな」ということである。 読み始めのうちはまさかそんなことを思うなんてまったく思わなかった。前作、前々作に続き膨大な知識に裏打ちされた博識な作品だと思っていたくらいだった。ただし、だからと言ってそれが今まで読んだこのシリーズの全作品が読んでみて面白かった理由でもないだろうとは思っていた。何かしら強烈なインパクトと共にこのシリーズに魅了されていたのだがその理由はよくわからなかったというのが本当のところだった。 それでこの作品「塗仏の宴・宴の始末」を読んでみてその理由が何であるのか少しわかった気がした。それが「やっぱり世界って終わりに向かってるのかな」という感想に現れているのかなとも思った。この作品及びこのシリーズの他の作品を読むと「世界の終り」ということを感じずにはいられないのである。 多分、この作品に引き付けられる人の多くが日常生活においてもなんとなくそんなことを直観として持っているのではないかと思う。 人間関係が希薄になり社会は解体されている。政治権力は暴走し戦争を引き起こす。経済活動は行き過ぎて働く人が過労死や過労自殺に陥り、格差などの問題も深刻になり富める国の貧困問題が深刻になっていっている。「世も末だな〜 」と思うことは多くてため息ばかり出る。そんな人たちがこの作品を読むならたいていは「世も末だな〜 」という自分の感想が自分一人のものではなく他者と共有されうるものであるという予感を持つのだろうと思う。もしかしたらそれがこの作品の魅力であるのかもしれないと思った。 それはそうとして、この物語は家族の物語でもあると思った。 始めからからクライマックスにかけてそれはわからないのだが、最後にこの物語が家族をテーマにしていることが明かされていると思う。 「塗仏の宴・宴の支度」において登場する複数の集団(新興宗教らしいものや自己啓発セミナーらしきものなど)が「塗仏の宴・宴の始末」のラストにおいてその主催者が実はバラバラになった一つの家族の成員だったことがわかる。 ここにおいて家族というものが世間一般で言われているような愛情に満ちた穏やかな共同体などではなく家族同士がギスギスとしていがみ合うある意味緊張感にあふれた集団であることが描かれている。 その結果、家族はバラバラとなって悲劇を産むというのがこの物語の明かされたタネであるようだが、これにはたいへん驚かされた。 家族というものの問題を様々な現象、特に宗教現象と結び付けてここまで壮大な物語へと発展させた筆者の筆力というか創作能力には脱帽するしかなかった。 そういう意味でたいへん興味深く面白い作品であると思った。  | ||||
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| 作品はシリーズ含め大好きです。本編には文句ないです。 毎度毎度、先が知りたくて立ち止まりたくなくてぐいぐい読み進めてしまいます。 ノベライズ版を所持しておりますが、キンドル購入にあたり再読。 電子版で小説を読むのはこれが初めて。 本編ではなくてキンドル版について。 「章を読み終わるまで」の時間の目安なんですけど「章」じゃなくてこの「(1)全て読み終わるまで」の時間なんですね。 知りたいのは「章」なのに。 電子化するときにどうにかこうにかなったりしないのかな。  | ||||
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| この宴の支度では京極堂による妖怪の解説が多くて、それに関連して事件が起きていくので一気に読み耽りました。京極堂シリーズでは珍しく二冊で完結するので宴の始末を読みましょう。 | ||||
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| 宴の支度を読んで始末を読んだ感想は、忘れられていた因縁なども姿を現してくるのでそれらを繋げることでこの物語は、一つになったのでなかなか面白いものであると思いました。塗仏の宴の二冊はなかなか量が多いですが、ぜひ読んでみてください。 | ||||
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| 京極道シリーズは読めば読むほど病みつきになる。 膨大な薀蓄や講釈は、理解出来たときの快感と消化不良だったときのモヤモヤと、私には二パターンがあるが、それがまた病み付きになる。 このシリーズはどれだけ読んでも飽きることはないだろう。  | ||||
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| とりあえず、これだけの長さを読ませる筆力には☆四つ付けたい。 だが、膨大なキャストを出したはいいが、最終的にひとつに収束することはなく、 後味の悪いラスト。締め切りに追われていたなどの理由で、致し方なかったのだろうか。  | ||||
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| 登場人物が多すぎで、誰が誰といるのか理解するのが、結構しんどかった^^; で、登場人物の何人かは「実は本名が○○」という展開で、ますます混乱・・・ でも、話自体は勢いがあって、面白かったです。 特に、榎木津さんと木場さんのやり取りは最高!!この話の中の二人のやり取りはすごく好きです。 榎木津さんと、京極堂さんのやり取りも、信頼関係が感じられてすごく良かった。 どうでも良いことですが、榎木津さんが、鳥口さんを「トリちゃん」と呼ぶのが非常にツボでした(なぜだろう)。 最後は、ちょっと消化不良な終わり方でしたが、内容は良かったと思います。 好きな小説の一つになりました。  | ||||
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| 短編集のようだが、れっきとした長編。 本書が前編であり、「宴の始末」が後編というわけである。 後編は普通の長編の体裁だが、本書が短編集の体裁なのにはわけがある。 それぞれが独立した話、ということは、著者のミステリなのだから、ありえない。 だから、それぞれの話は、最終的にどこかで繋がる。 その繋がりの伏線は、もちろん各ストーリーに記述されている。 だから、それを分かりにくくするための、作話上の必然というか仕掛けなのだ。 詳しいことはネタばれになるので言えないが、後編を読んだら納得する。 バラバラのものが実は、ということだけ云っておこう。 スケールが大きくなりすぎた分、妙な宗教団体やらが登場するのが、私的には興ざめなのだが。 それと、レギュラー・キャラがどう活躍するのかが、なかなか見えにくいこともマイナスかな。  | ||||
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| 「塗仏〜」の後編。 前編は短編集仕様だったが、後編はまったくの長編である。 ただし、話はあっちへこっちへと飛んでいくので、どういう収束になるのか、なかなか予想がつき難い。 まあ、最終的にはあそこにみんなが集まって、という展開になるのは前編から分かっていることなのだが、さて、レギュラーキャラクターたちがいつそこに向かって行動を開始するのかといったら、本書の後半部分に至ってようやく、という次第である。 つまり、前半部分は、あいかわらずの妖怪談義と、周辺人物たちをめぐるエピソードということになる。 もちろん、中禅寺敦子も木場修もレギュラーキャラクターではあるが。 さて、面白かったかといえば、まあね、と答えるしかない。 相変わらず犯罪には宗教団体が絡むし、記憶やら思想やらの脳科学というか心理学的なものがプロットの重要な部分を占めている。 あちこちを引っ張り回されて、その結末がこれかい、という感想もないわけではない。 しかし本シリーズは、なぜだか読みたくなる魅力がある。 そして、読んでいる間は、間違いなく作品世界に没入してしまうことになる。 読み始める前の躊躇いなど、どこ吹く風、といった感じである。 本作では静岡県韮山が舞台なのだが、本シリーズでは逗子、鎌倉、箱根など、東京から西の地域が舞台となることがほとんどである。 いや、千葉があったか。 まあ、首都圏といえるが。 このあたり、著者に何か意図があるのかどうかは分からないが、シリーズが続いて行けば、明らかになることもあるのかもしれない。 ただし、「邪魅の雫」以降、刊行されていないのが気がかりではある。 そして、本書を読み終えたときの達成感は、格別である。 そのためだけに、著者の本シリーズを読むということも、ないわけではない。 シリーズキャラクターとの再会というのも、本シリーズを読む楽しみのひとつでもある。 でも、どんどんと深刻化が進行しているキャラクターもいたりで、そこらも心配ではある。  | ||||
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| 著者の作品は長い。 しかし、その長さを意識させない面白さがある。 本作も、問題編ともいえる「宴の支度」は、まるで短編集のような出で立ちであり、その各編は中途半端なかたちで放り出されて終わる。 しかし、そこは著者の作品であり、‘長編’であるから、各編はどこかで密に繋がっているはずである。 それがどこかを探りながら、漫然と作品世界を漂うことになる。 その基本線は最初の「のっぺらぼう」に明示されているので、それが分かれば微妙な繋がりの影は、見えてくるはずである。 著者の他の作品でも同様だが、作中の特に前半部分では、いったい何が起こっていて、どういう状況にあるのかが理解し難い場合が多い。 しかし、本作はスタイルが短編仕立てになっているため、そのあたりは比較的分かり易いものになっている。 だから、なにが謎なのか、なにが不可思議なのかが早い段階で分かる分、特に登場人物の会話の中にある様々な糸口も分かり易い。 それはまた、作品世界に嵌りこみ易いということに繋がり、だからこそ作品の持つ魅力、面白さを堪能することができる、ということになる。 今のところ、本シリーズでは最長作品ということらしい。 長ければ良いというものではないが、本作はこの長さがぜひとも必要であり、その長さをだれることなく読み切ることができる。 傑作である。  | ||||
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| 著者の作品は長い。 しかし、その長さを意識させない面白さがある。 本作も、問題編ともいえる「宴の支度」は、まるで短編集のような出で立ちであり、その各編は中途半端なかたちで放り出されて終わる。 しかし、そこは著者の作品であり、‘長編’であるから、各編はどこかで密に繋がっているはずである。 それがどこかを探りながら、漫然と作品世界を漂うことになる。 その基本線は最初の「のっぺらぼう」に明示されているので、それが分かれば微妙な繋がりの影は、見えてくるはずである。 著者の他の作品でも同様だが、作中の特に前半部分では、いったい何が起こっていて、どういう状況にあるのかが理解し難い場合が多い。 しかし、本作はスタイルが短編仕立てになっているため、そのあたりは比較的分かり易いものになっている。 だから、なにが謎なのか、なにが不可思議なのかが早い段階で分かる分、特に登場人物の会話の中にある様々な糸口も分かり易い。 それはまた、作品世界に嵌りこみ易いということに繋がり、だからこそ作品の持つ魅力、面白さを堪能することができる、ということになる。 今のところ、本シリーズでは最長作品ということらしい。 長ければ良いというものではないが、本作はこの長さがぜひとも必要であり、その長さをだれることなく読み切ることができる。 傑作である。  | ||||
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| 出るわ、出るわ、妖怪づくしです。上下2巻に収められた今作品は京極作品の中では最長です。なのでクライマックス、中禅寺の憑き物落としにたどりつくまで相当の分量を読まなければなりません。宴の支度は、短編で区切られていて、読みやすいです。ただ、登場人物と物語、他の登場人物との相関関係は複雑で、ミステリを解こうと想像を膨らませるにはそれ相応の集中力を必要とします。私は宴の始末編の中禅寺にすべてまかせて淡々と読みました。相変わらずところどころにちりばめられた妖怪談義に関心させられます。彼らの妖怪談義によって妖怪がただの現象に解体させられるとき、逆に、そこに不思議なものを感じます。 「世の中に不思議なものは何もない」−中禅寺の言葉に誘われて、不思議な百鬼夜行の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。  | ||||
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| 出るわ、出るわ、妖怪づくしです。上下2巻に収められた今作品は京極作品の中では最長です。なのでクライマックス、中禅寺の憑き物落としにたどりつくまで相当の分量を読まなければなりません。宴の支度は、短編で区切られていて、読みやすいです。ただ、登場人物と物語、他の登場人物との相関関係は複雑で、ミステリを解こうと想像を膨らませるにはそれ相応の集中力を必要とします。私は宴の始末編の中禅寺にすべてまかせて淡々と読みました。相変わらずところどころにちりばめられた妖怪談義に関心させられます。彼らの妖怪談義によって妖怪がただの現象に解体させられるとき、逆に、そこに不思議なものを感じます。 「世の中に不思議なものは何もない」−中禅寺の言葉に誘われて、不思議な百鬼夜行の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。  | ||||
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