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さよならの空
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さよならの空の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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ホラーものが多い直木賞作家・朱川湊人にしては珍しい近未来SF。と言っても本格的なSFではないので、広義のファンタジーですね。 オゾン層が破壊され、世界各地でオゾンホールが確認されるようになる。そこで、国連とある科学者が新発明の薬品を散布したところ、オゾンの破壊は防げても思わぬ副作用が・・・というお話。 おもしろい設定で、それなりの切迫感もあったのだけれど、やはり朱川さんにはホラーを書いてほしい私です。こういうお話もたまにはいいですけどね。 決定的な欠点は、準主人公のハッカー青年の心の動きがまるで描かれていないこと。これでしょう、この物語の核は! そこを無視してなんの小説かと、私は思うのであります。 | ||||
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朱川さんの作品を読むのはこれで4作目だ。今までの短編集とは違い本作品は長編で、舞台も今より少し未来であり、SFちっくな始まりだったので、結構期待して読み始めた。 朱川さんの短編は、つらい過去を背負った人が思いがけない経験に遭遇して癒されるというテーマが結構多く、その経験の描き方が実に鮮やかで気に入っているが、本作品もその部類に入る。夕焼けが消えるというシチュエーションは面白いし最後の場面は結構感動したが、長編の本作品では登場人物や物語の背景の掘り下げ具合に若干の物足りなさを感じた。次回作に更なる期待です。 | ||||
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これを読む以前に一冊でも朱川作品を読んだことのある人には、 期待はずれかもしれません。 朱川さんお得意の昭和の懐かしい香りのするホラーとは違い、 SFテイストのおとぎ話とでもいうのでしょうか・・・? 「夕焼けがなくなってしまう」なんて最高に面白そうなテーマを用意しておきながら、 こういうテイストのストーリーに仕上げるなんて なんだか朱川さんらしくないような気がします。 要は夕焼けを失うことではなく、 愛する人を失うことの悲しみの方を主に書きたかったのでしょうが、 特別な思い入れはなくても、夕焼けというものは 誰の心の中にも「美しいもの」として位置づけされているはず。 それを失う心の空虚感や空しさもきれいに描いて欲しかったです。 | ||||
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この小説の設定は凄く面白いものだったと思います。 オゾン層による壊滅的危機、それを救うための化学物質の発明とそれの散布…、それによる副作用。その副作用の設定が凄く面白いものだと思って購入したのですが…。 夕焼けを失うことのが、人類にどんな影響を及ぼすのか。 そこをもっと掘り下げて欲しかったです。私達が今まで当然のように享受していた夕焼けの価値を改めて考えさせられるような内容を期待していたのですが…。人間関係は、何だかおざなりで中途半端でしたし…。 駄作とは言いませんが、期待外れであったことは否めないですね。 | ||||
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