■スポンサードリンク


(短編集)

江戸川乱歩傑作選



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

江戸川乱歩傑作選の評価: 4.60/5点 レビュー 101件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.60pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全95件 81~95 5/5ページ
No.15:
(5pt)

乱歩の代表作

これは、乱歩の初期の代表作を集めたものです。あの有名な『二銭銅貨』も入っています。そして、僕のお勧め作品は、名探偵明智小五郎が初めて出てきた『D坂の殺人事件』です。
僕としては、この作品の続編『江戸川乱歩傑作選2』や『明智小五郎傑作選』なんていうのも出版してほしいです。
江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)より
4101149011
No.14:
(5pt)

素晴らしき作品たち

「心理試験」「芋虫」が特に素晴らしかった。
「芋虫」は、描写のグロテスクさにワクワクさせられ、読み進めるうちに、不完全な須永中尉が可愛らしくさえ思えてくる。
この短篇集は、探偵小説を含んでいるけれど、結末が分かった後でまた読み返してもちゃんと面白い。
江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)より
4101149011
No.13:
(5pt)

衝撃

「芋虫」が一番好きです。

唯グロテスクなだけの作品だと思われがちだが、真に誰かを愛する心が

描かれている美しい作品だと思う。

個人的に「鏡地獄」の方がグロテスクだと感じた。
江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)より
4101149011
No.12:
(5pt)

素晴らしい

もう相当古いが、今読んでもとても面白い。
 屋根裏の散歩者は期待ほどではなかったが、赤い部屋や鏡、人間椅子などは紛れもない傑作です。
 幻想的、不気味、作品の端々に人間の怪しい心理が垣間見れる傑作ぞろい。
 本当に素晴らしいです。
江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)より
4101149011
No.11:
(4pt)

衝撃

高校一年生の頃だったか、
テレビドラマ化された明智小五郎を見て江戸川乱歩に興味を持ち、
ちょうど江戸川コナンも活躍し始めた頃だったので、
手始めにと思いこの本を読み出したのですが、
予想に反した作風に驚きでした。私が見たというそれは陣内孝則が小五郎役で、
明治大正のレトロな雰囲気を強調したコミカルなドラマだったので、
まさかこんなグロテスクなストーリーだと思っておらず、
下校中のバスの中で読んでいて、ついつい吐き気をもよおして、
本を閉じてしまったのを覚えています。(←ダサい)
特に私は芋虫がキましたね。オエッて。ですが、独特の中毒性のある文章が魅力的なのは否めないですね。
ホラー映画なんか大嫌いな私ですが、
読み終わったあとは妙に爽やかな気分でした。ただ、初めて江戸川乱歩を読む人は、
何の抗体もなく読み出しては、
面白い話も気持ち悪いだけになってしまうかも知れないので、
イモ虫料理を食べるくらいの覚悟は必要ですよ、と。
江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)より
4101149011
No.10:
(4pt)

江戸川乱歩初心者は前から順に読むべし。

「二銭銅貨」 : 処女作。随分強引な推理だなと思ったらどんでん返し。
「二癈人」 : 夢遊病かぁ。自分じゃ分かんないもんね。
「D坂の殺人事件」 : 大正時代っすなぁ<どんな感想だ。
「心理試験」 : こーいう話、好き。
「赤い部屋」 : 一番好きな話だった。最後が爽やかでいいじゃん(苦笑)。
「屋根裏の散歩者」 : なんかなー。うーん。うーん。
「人間椅子」 : うえー、いやだー。なんでこんな状況考えつくかなー。
「鏡地獄」 : うーん、これはちょっと良さが分からなかった。
「芋虫」 : うへぇ(>_<)  推理小説は「一度読んだら終わり」な所があるけど、この本の推理小説は違う。文学っぽいって言うか、謎解きがメインなのじゃなくて、文章を味わう楽しさがあるというか。謎解き自体も複雑じゃなく、気軽に読める。 初めて江戸川乱歩を読むのなら、この本を前から順に読んだ方がいいなー。後ろに行くに従って、推理小説色が薄まり、怪奇趣味(って言うのかなぁ?)に入っていく様が見てとれる。
江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)より
4101149011
No.9:
(4pt)

ポーと比較して

おそらくポーなどの海外小説ファンなら「二銭銅貨」を「黄金虫」の換骨奪胎と思われるかもしれませんが、南無阿弥陀仏の謎解きは個性的なものを感じられるだろうと思います。また江戸川乱歩の新しい試みはなんといっても心理試験などの精神分析学を扱った作品だと思います。トマス・ハリスの「羊たちの沈黙」と比べればかなりスケールは小さいですがそれでも大正時代の作品では珍しいのではないでしょうか、現代に入っても人気が落ちないのはそのようなモダン的な部分が評価されているのだと思います。
江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)より
4101149011
No.8:
(5pt)

耽美的恐怖 江戸川乱歩巧すぎ!

この江戸川乱歩の短編集は、日常に潜む不可思議な怖さや、人間が持つ残酷なまでの欲望が描かれていて、いかにも恐怖小説という描写はないのに、ゾっとします。
読んでいるうちに、暗くて湿った土蔵の中にいるような怪しいようなそれでいて、そのままとどまりたいような、そんな気持ちになったあなたは立派な乱歩マニアです。実際、作者の江戸川乱歩は、夜中に土蔵で小説を書いたりしていたそうです。
個人的には今読んでも斬新な「鏡地獄」や谷崎潤一郎的な耽美な色香が感じられる「芋虫」がオススメです。
江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)より
4101149011
No.7:
(5pt)

背筋が凍る傑作ミステリー

私は今までこのテの小説を敬遠していましたが、そんな自分を
心から恥じるとともに、感動と賞賛を送りたいと思いました。何がすごいかって言うと、やっぱり怖い!犯罪に興味を持った変体趣向の男がある日人を殺してしまうと
いう、日常から暗転していく非日常を描く「屋根裏の散歩者」
が特に私のお気に入りで、宿という当たり前の、その中にある屋根裏という場所に潜む。そこから下を覗き込むという行為は、
上界から下界を覗く神にでもなったようです。やがてその思い
上がりから、感性が歪んでいく、という人間特有の暗部を上
手くかけている部分が、お気に入りの理由です。・・でもそこを
推理する明智さんの方が怖いような・・・。
江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)より
4101149011
No.6:
(5pt)

今の人に読んで欲しい

若い方で江戸川乱歩の名をご存知の人って少ないのじゃないでしょうか。騙されたと思ってこの傑作選を読んでみてください。今の出版業界はしょせん使い捨て文学によって支えられています。文学のおもしろさの神髄を味わおうと思ったら、こうした作品に多く目を通したほうがよほどためになります。中身のない流行ばかり追ってるとバカになりますよ、余談ながら。
江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)より
4101149011
No.5:
(5pt)

乱歩道の始まり

■収録作品
 二銭銅貨
 二癈人
 D坂の殺人事件
 心理試験
 赤い部屋
 屋根裏の散歩者
 人間椅子
 鏡地獄
 芋虫傑作選だけあって,乱歩らしい作品を収めた一冊です。乱歩が得意とする各ジャンルの作品をいいとこ取りしたような本なので,乱歩を読んだことがないという方は,まずこの本をご参考に。「鏡地獄」が好きなら,次は「虫」がオススメだ,とか。
「人間椅子」なら,「人でなしの恋」がいい,とか。
「芋虫」がいいなら,「淫獣」も好きなんじゃ,とか。
いろいろ思ってしまいます。
ここから,乱歩道に入ってください。僕のお気に入りは「鏡地獄」。
江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)より
4101149011
No.4:
(4pt)

ゾクっとする

子供の頃、明智小五郎シリーズを読み漁っていたけど、歳をとるにつれて離れていった私。久しぶりに・・・と手にとってみたら、不思議な不気味さに圧倒されました。特にお気に入りなのが『人間椅子』。最初から惹きつける文句と、「もしかして・・・」と思わせるストーリー展開。がっちりと私のハートを掴んでしまいました。
江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)より
4101149011
No.3:
(5pt)

まさに傑作選と呼ぶにふさわしい内容。

「あの泥棒が羨ましい」という書き出しから始まるデビュー作「二銭銅貨」をはじめ、甲乙付け難い傑作短編が収められている。一度、この本を手に取ると次のページをめくりたくなる衝動に駆られる。ただの探偵推理小説という枠にとどまらない大傑作短編集である。
江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)より
4101149011
No.2:
(5pt)

傑作の名に恥じない出来です。

傑作選とはまさにこういう本のことを言うのです。この作品が発表されて半世紀近くが経つにも関わらず、ほとんど古さを感じさせません。江戸川乱歩の作品の素晴らしさは、人間心理を奥底まで見つめて、言葉ではなかなか説明できない心理の奥底までを洗練された文章で表現していることです。また、どの作品も何か内側から訴えかけてきて、心にズシンと響く迫力があります。どれも甲乙つけがたいのですが特に印象に残ったのは『鏡地獄』という話で、この話を読んで、想像できないこと、こそがいちばん恐ろしいものなのだと思いました。
江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)より
4101149011
No.1:
(5pt)

赤いビロード

有名では有りますが、実際に氏の作品を読んだことのない人も意外に多いのではないでしょうか。そんな人に非常にオススメの一冊。「D坂の殺人事件」にややメリハリがないものの、収められた短編の数々はピリッとした名作ばかりで普段読書の習慣がない人にも勧められるものです。芸術的な怪奇短編集であり、妖しく、奇妙な世界は本当に心を惹きつけます。目次のタイトルを見て、たったの一編にも読む衝動を起こさないことがあるだろうか!?私も作品に接する以前は「推理小説か何かでしょ?」と思っていましたが、手に取るなり、まさにむさぼり読んでしまいました。もしかしたら、その後の読書のきっかけになってしまうような一冊かも。
江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)より
4101149011

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!