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ホルモー六景



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【この小説が収録されている参考書籍】
ホルモー六景
ホルモー六景 (角川文庫)

ホルモー六景の評価: 4.47/5点 レビュー 99件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.47pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全99件 81~99 5/5ページ
No.19:
(5pt)

『鴨川ホルモー』の空白を埋める6つの恋の物語

鴨川ホルモーの続編です。この作品だけを読んでも面白いかもしれませんが、是非『鴨川ホルモー』を読んでから読まれることをオススメします。

・最強と言われていた京産大玄武組がなぜ、9人しかいない京大青龍会に敗れてしまったのか??

・おとなしそうな凡ちゃんこと楠木ふみがなぜ安部に告白したのか??

・突然振られた芦屋の元カノはどんな気持ちでいるのか??

・ホルモーの卒業生たちはどうなっているのか??

・高村と立命館白虎隊の会長(隊長?)とどのようにして付き合うようになったのか??

原作を読んでいてもっと詳しく知りたくなったこれらのことが6つの短編で語られており、ホルモーの世界観にどっぷりとつかることが出来、またこのホルモーの世界をもっと知りたいと思うようになると思います!

個人的には芦屋の元カノの話の続編を期待します!!
ホルモー六景 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ホルモー六景 (角川文庫)より
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No.18:
(4pt)

背景の描き込みが秀逸!のサイドストーリー

著者のデビュー作「鴨川ホルモー」の登場人物にまつわる六篇のオムニバス短編集です。史実や映画をモチーフとし,想像力を使って登場人物や背景に丹念に練りこむ。この人の作品には,時代小説を読むような組み立ての面白さを感じますね。

中でも秀逸なのは「もっちゃん」かなあ。途中のある描写から,時代設定の先入観がくつがえされ,そこから明らかになる,今に名を残す文学青年とホルモーの意外な関係・・・なかなかいいっす。

ホルモーの何たるかはこの作品内でも語られているけど,物語の独自の世界観(笑)を楽しむには,「鴨川」を先に読むことを強くオススメ。同時進行的にこんなサイドストーリーがあったのか,と声をあげながら読み進められることでしょう。
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No.17:
(5pt)

涙が・・・

『鴨川ホルモー』の続編と思い込み読み始めましたが、ホルモーに関わる人々の恋の物語でした。前編をはじめ、色々なところに伏線が張られていて、「やられたな〜、そういうことか〜」という感じ。作者の頭の中を覗いてみたくなりました。『長持ちの恋』を読んだ後は胸がいっぱいになり涙が出たほど。読後ものすごく余韻が残る作品だと思います。
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No.16:
(5pt)

あとひく。。。

『鴨川ホルモー』を読んだ後というのが大前提ですが、おもしろかったですね。続編というのではなく、鴨川とほぼ同じ時間軸でちらちらと裏話が語られる感じが少しもどかしくて楽しい。何かと森見さんと比較されがちですが、私は洗練されきってない、少し不器用な万城目さんの文章好きです。
お気に入りは『もっちゃん』。べろべろばぁの店長の若い頃のお話かとも思いましたが、実家の酒屋をついでずっと京都で居酒屋をやっているという店長と、京都を去って地元の製糸会社に就職したという安倍氏はどうも別人?『もっちゃん』の生没年を考えても店長の学生時代とは30年位は開きがあるし。何にしろ『檸檬』が書かれた背景に本当にあった話なのでは?と思ってしまうような青臭くて、ほろっとさせられるお話でした。
新作も読んでみたいし、『ホルモー』の長編の続編もぜひ書いてほしいです。(惰性でダラダラは嫌ですが)
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No.15:
(5pt)

ホルモーの世界観が良い

一作目の『鴨川ホルモー』が半端ではなく面白かったので、続編(サイドストーリー)も大変期待して読んだ。結果、その期待は裏切ることなく読み終わることが出来た。どの景も面白かったが、とりわけ気に入ったのが『もっちゃん』である。『鴨川ホルモー』で主人公の名前が過去の登場人物と一致しているのは蛇足だとレビューで評したが、こんなところで持ち出されるとは意外だった。ちゃんと理由があったのね。もっちゃんが誰であるかは読んでからのお楽しみである。学園生活に得体の知れないサークルがあるっていうのは不確かだけど、一様な社会とは異なる文化があるようで、憧れを持ってしまうのである。
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No.14:
(4pt)

やっぱりホルモーですね。

本作では「鴨川ホルモー」のときより文章が洗練されていて、複線の張り方や話運びがずいぶん上手くなっている。

「鹿男あをによし」がドラマ化され注目の作家であるが残念ながらこの原作はお勧めしない。話を置きに言ってる感が強くしかも話が単調だ。

やはり、 この作者はホルモーネタがあっている。

短編集の最終話「長持の恋」は特に好きな話だ。

まずは「鴨川ホルモー」を読んで欲しい。そしてすぐに「ホルモー六景」を読めばきっとホルモーの世界にはまれるはず。

え? ホルモーって?

読めばわかります。言葉では説明出来ないんですよこれが。

でもきっと本を読んだ後は、ホルモーって叫びたくなるはず。
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No.13:
(5pt)

鴨川のスピンオフ?作品

鴨川ホルモーを読んだら、すぐにこれを読む。
鴨川ホルモーでちょっと気になってた裏側が、全部明らかになる、って感じです。
ちなみに、私のお気に入りはローマ風の休日。
あと、鹿男で出てきた「狐のは」が出てくる?
スピンオフって微妙な気がしたんですが、面白かったです。
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No.12:
(3pt)

言いがかりですが。。。

カバーのイラストをみて>なんか稚拙で嫌ぁな予感はしましたが...

なんで『ホルモー』なんでしょうかねぇ。
そりゃぁタイトルが「ホルモー六景」なので、どこが悪いんだと言われれば
期待しすぎた言いがかりといえば言いがかりなのですが...
すべての短編が『ホルモー』から起草して、やっつけ仕事に後付けしちゃった感がどうしても否めません。

野生時代にバラで掲載されてた六編の集合体と見なせばこれで合格点なのかなぁ。
確かに前作読んでれば番外編ということでそれなりに面白くも読めるんですが。
「ホルモー」のタイトルがバカ売れしちゃって「鹿おとこ〜」もドラマ化されるし
書かなきゃいけない状態だったことは解りますが、
せっかく面白い構想つかんでるのだから(梶井基次郎編、信長の長持ち編、桂先生のキャラなどなど)
ここは切り売り我慢して単独一冊つくれるまで膨らませて欲しかった。
このまま一発屋(二発か)で終わって欲しくない進化期待してあえて☆三つ。
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No.11:
(5pt)

ばかばかしい設定がいつしか切ない恋物語に

前作に散りばめられていた冗談めいた設定のくだらなさを丸ごと活かしつつ、ほろりと泣けるラブストーリーに仕立て直す技量はすばらしい。私の一番のお気に入りは「もっちゃん」。お話に出てくる二条通と寺町通の角にある「八百屋」は今でも実在するんだけれど、現在は果物専門店になっているんですよね。なんで設定を変えたのだろうと思いつつ、読み進めると...。じつにお見事な仕掛けでした。

そういや「長持の恋」で細川さんがアルバイトしている「孤のは」って、「鹿男あをによし」にも登場する料亭でしたよね。こういうところも嫌いじゃないです。
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No.10:
(4pt)

★4.5だ。

まず、この本を買う前に当然、鴨川ホルモーをじっくり読まなきゃいけないのは
言うまでも無い。読んでいない人は読んではいけない。

この本は鴨川ホルモー外伝だからだ。

全6話。
ホルモーの話は著者の言うとおり、10%くらいにして、もっと恋愛ドラマっぽく。
書かれてます。(京都の町が舞台です。)
そうそう、高校時代から一皮向けはじめた…恋みたいなのが。

「こーゆー気持ちってやっぱり誰しもあるんだよなぁ」って。
のがフンダンに。

真面目な高校生活おくってしまって、不完全燃焼に終わった。
今思えば、もっと楽しい高校生活おくりたかったなぁ(恋愛で)
と、今更ながら思った人はきっと★★★★★でしょう。

★−0.5にしたのは、短編小説なんだよね。
うーん。面白いんだけど、似た感じの話が6話ならんでるみたいな。
確かに面白いんだけど。
我々の共感を呼ぶ話から、もう少し進化して欲しい気がします♪
次作の大阪を舞台にした話に期待してます。
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No.9:
(4pt)

「使い手」の数だけ物語がある

著者の前々作『鴨川ホルモー』のスピンオフ作品集。

前作でちょくちょく触れられてはいたものの、話の本筋と離れていたので触れ
られることが無かった、「凡ちゃん」のアルバイト先であるイタリアン・レストラン
での出来事や、今は無き「同志社大学黄竜陣」の面影に触れ、少しだけ「ホルモー」
に近付いた芦屋の元彼女と、屈強な身体つきに似合わず元彼女と現彼女である
早良京子との間で優柔不断に揺れる自分勝手な芦屋。丸の内で合コンという形で
邂逅したかつての「オニ」の使い手の話。男に縁の無かった京都産業大学玄武組の
女子学生二人のホルモーでの決闘。教習所に通い始めた高村と、バイト先の料理
旅館にある長持を介して400年の時を越えて「手紙」を交わす立命館大学白虎隊
新会長の女子学生細川(通称:おたま)についてといった、時間軸としては居酒屋
「べろべろばあ」の主人の若き日の出来事の話を除けばストーリーは
『鴨川ホルモー』本編とほぼ同じ時間軸で流れる、『一方その頃…』的な話で
あるので、強く前作を読まれることをお勧めする。先に『鴨川ホルモー』を
読んでいなければ何の話か分からなくなってしまうかと思われますので。
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No.8:
(5pt)

お見事!

前作以上に面白かった。一話一話がうまくつながりを持って、興味深い。
この作者の文章は、軽やかに読みやすく、そして、人物の描き方がこまやかだ。だから、ホルモーなんて、突拍子もない話を書いていても、なんだかしっくりきてしまう。
今回の、ホルモー番外編、どのストーリーも魅力的だった。さりげなく、「鹿男」で出てきた料理旅館もでてきたりして、(あ、知ってる。)なんて思えて嬉しくなるのだ。
それぞれのキャラクターの裏話、というか日常を垣間見られて楽しかったし、時を越えて、いろいろな人物が、からみあって、絶妙な展開。万城目さんおみごと!!
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No.7:
(5pt)

ホルモーをしていない日の表情

前作を読んでから読むことをお勧めする。今度は恋の物語だ。それも6話の短編集。
単なる続編集ではない。手変え品替え、著者はとても器用に、物語を紡ぐ。どのヒロインも魅力的で、笑わされたと思ったら、不意をつかられてほろりとする。この緩急が見事だ。
ホルモーの歴史は連綿と続く。近い過去や遠い過去から受け継がれてきた歴史もあれば、途絶えてしまった歴史もある。一緒に失われた京都の歴史として、丸善と檸檬とが出てきたことが嬉しい。
京都を離れ、知られざる遠い地のホルモーもある。第5の大学の参戦といい、東京のオニといい、読み終えて、謎が残るばかり。続きはどーなる? 続きを書いてくれぇ!と叫びたくなった。
次はがっつり長編で読みたいものだ。再び、走り回るオニ達とともに。
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No.6:
(4pt)

独特の世界観は健在!

『鴨川ホルモー』の主人公:安部が高村へ訪ねる・・・
「大学でのサークルを説明しろといわれたら?」「京大・立命館・京産大・龍谷大の第五百代メンバーを構成員として,ホルモーの対抗戦をしている・・・って、説明できる?」世間と隔たりのある彼等にも,メンバーの数だけ物語があるのである・・・

同作者『鴨川ホルモー』の6つの短編からなる前作の続編というか,サイドストーリー的な短編集。ホルモーに直接触れているわけではないが,適当な距離を置きつつ,やはり独特の世界を楽しませてくれるのは今回の作品も他に漏れないものであると感じる。ただし,善作を呼んでいなければ,おもしろさは半分。また,前作のようなホルモーを期待しすぎても,この話は物足りないのではないかと感じた。私的にはどの短編も魅力的な作品集であった。
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No.5:
(5pt)

ギャグとみせてカウンターの胸キュン

ホルモーをめぐる六話のオムニバスである。第一話の小ホルモーで、その内容を描写しているので、本作だけでも問題はない。といっても、前作を読んでおくと、何倍も楽しめる。
 「べろぺろばあ」店長の安倍氏が京大生だったころのことや懐中時計の由来、芦屋の三角関係や楠木が凡ちゃん頭に別れを告げるに至った胸キュンエピソードなどが語られる。高村のチョンマゲまで、一発ギャグではなく400年越しの恋に昇華されてしまうのだあ!
 「鴨川…」が、恋愛を調味料に使ったギャグ小説だったのに対し、本作はホルモーという大仕掛けのギャグをスパイスにした恋愛小説である。
 それにしても万城目さん、男の恋を描くときはギャグに走るのに、「同志社大学黄竜陣」といい「長持の恋」といい、女性を視点人物にして恋心を描くと、しっとり哀感にじむ格調高い表現になるのはなぜ?おっと「もっちゃん」があったか。
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No.4:
(4pt)

ホルモーを取り巻く世界

前作で奇妙で不可思議なホルモーの世界を作り上げた著者が、
本作ではその奇妙で不可思議に登場する人々の不可思議で面白い「ライフ」を描き出す。

ホルモーの裏歴史(?)ともいえるような作品もあれば、
現代に生きながらホルモーに携わることになった人々の日常に触れている作品もある。

多様な世界が繰り広げられ、それがまたおかしい。
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No.3:
(5pt)

期待は裏切ってないよね。

期待しすぎると痛い目に合います・・・。

とはいっても面白くないわけではないのでご安心を。

どちらかというとホルモー番外編、もしくはサイドストーリー。

前作『鴨川ホルモー』に登場した面々が、恋に猛る。
そう、これはホルモー譚というより『恋話』なのだ。

ホルモーは第1景に出てくる
鴨川(小)ホルモーくらいか。
だからホルモーを期待しすぎると
肩透かしを食らいます。
で、鴨川(小)ホルモーも規模が小さすぎるので
高揚感は・・・なし。

だから、面白くない・・・わけではない。

それぞれの話が独立しているようで
微妙にリンクしながら(当たり前だけど)
芦屋の元カノが出てきたり、
(もしかして4大学以外にもホルモーをやるだいがくがでてくるのか!?)
凡ちゃんは高校生に思いを寄せられたり、
高村は相変わらずちょんまげだったり、
実は関東地方の大学でもホルモーやってたり、
時を越えた恋愛物語があったり、

非常に忙しいわけですが、
全体的には
『鴨川ホルモー』とは別にして考えて読めば
これも良い!!

と言わざるをえませんな。
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No.2:
(4pt)

『鴨川ホルモー』の登場人物達の恋の物語番外編

鴨川ホルモーの続編です。でも、続編というよりも番外編って感じだったかな。『鴨川ホルモー』の登場人物達のその後だったり現状が、恋絡みで時にせつなく、又笑いありで綴られています。短編六話形式でまとめられています。マキメならではの空想の世界ですが…。これが苦になることなくさらりと楽しめました♪今回は、オニの出番があんまりなかったので続編ではゾクゾクと登場させて欲しいと今後に期待します。
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No.1:
(5pt)

エピソードのつながりがよい

『鴨川ホルモー』を読んでおけば断然楽しめる。
『鴨川ホルモー』のエピソードとのつながりや、この本の中での各章のつながりがなかなか憎い。
第三景「もっちゃん」、第六景「長持の恋」は特に秀逸と感じた。
「もっちゃん」は、巧みなからくり装置の中に迷い込んだような、時空の旅。
「長持の恋」はちょっとほろりとくる。
「もっちゃん」で謎のまま終わった小ネタの真相が、他の章で暗示されているのも面白い。
ホルモー六景 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ホルモー六景 (角川文庫)より
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