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ホルモー六景
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ホルモー六景の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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もし過去の人間と手紙のやりとりが出来たら、どんな感じがするのでしょう。映画や小説では、よく有りがちな話なのですが、ここでは主人公が過去に遡って出現したり、相手が現代に蘇ったりすることはありません。ただひたすら、手紙の遣り取りをするだけです。 大学生の珠美の相手は、実は戦国時代に生きる若者なべ丸なのです。 「はじめてみてをならい候にて ふみかきあしく候ど そもじさまもまさなかり候 」 「ともしくあらむはせちなることに候ひぬべし されば仕ふるはよきことに候」 必死に相手の意図を汲み取ろうとする、おたま(珠実)。日々日常のことを淡々と伝える「なべ丸」。その日常の遣り取りが、相手の深い思いにつながっていきます。 全く想像もつかない「まさか」、「それはないだろう」と荒唐無稽な話なのに、ほんのりと二人の思いのやりとりが心に沁みます。正に万城目ワールドです。 ◇ 本作は、六景の名の如く前作「鴨川ホルモー」のサブストーリー6編による短編集です。上の秀作が6編集まっていたら、間違いなく5つ☆なのですが、続編のため、前作を補足する説明的な話もあり、前半の100頁は万城目さんらしくない散漫な作品。 残念ながら、全体では☆☆☆★です。 それでも「鴨川ホルモー」や「鹿男あをによし」、傑作「とっぴんぱらりの風太郎」と楽しませてもらった私としては、最後の話だけで許してしまいます。楽しかったです!ファンなら読まなければ…。 | ||||
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「鴨川ホルモー」はゲーム自体の面白さが分からないまま終わった感じで余り楽しめなかったが、本書は「青春モノ」という感じで楽しく読んだ。 有栖川有栖氏の「解説」を読んで、「そうか、鴨川ホルモーの時は、自分は『ホラ』に乗れなかったんだ」と認識した。 | ||||
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前作「鴨川ホルモー」の続編と思って読みましたが、そうではなく、言わばスピンオフの短編集です。確かに面白くはありましたが、 前作のパワフルな展開を想像すると一寸した違和感がありそうです。最後の作品は。一寸他の作家の作品で見慣れた(見飽きた) パターンだったので、星を減らしました。これがなければ星四つでした。 | ||||
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傑作だった鴨川ホルモーの続編ではなく、番外編という感じ。6つの短編からなっていた。鴨川ホルモーの斬新さと笑いにインパクトがあっただけに、期待が高かったけど、読後感はまあまあといったところ。おそらく、鴨川ホルモー読後にすぐ読めばもっと面白かったのだろうが、だいぶ時間が経っていたので、色々忘れてしまっていた。 内容的には人物関係をうまく描いていて悪くはなかったと思う。最後の長持ちの~ が一番よかった。時代小説的なにおいの片鱗が見えて、ほろりとした。この妙な競技の歴史に迫るような続編があれば面白いな~。 | ||||
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前作が面白かったんで、ポチっとしてみましたが、正直ランクダウン。こっちにいくなら、もう一回続編的なもので世界観を確立してからきてほしかったなぁ。 | ||||
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名作「鴨川ホルモー」からのスピンアウト小説。 短編は書き慣れないのか、最初の作品はちょっと消化不良。 しかし、作を追うごとに次第に完成度と面白さを増していくところが万城 目氏の実力なのだろう。このヒト本当に才能があるよなあ。 子供じゃないんだけど大人でもない、真面目で一生懸命なんだけど生活は かかっていないお気楽さはある、という学生生活の雰囲気を醸し出すのが 実に上手であり、私も20年前の学生時代をふと思い出してしまった。 個人的には「もっちゃん」「丸の内サミット」「長持の恋」が好きだった。 特に「長持」は、時空を越えたホルモーの世界観とも上手に繋がってはる ばるとした気持ちになると同時に実に、しみじみと切ないストーリーでも あり泣けた。 最後のセリフが良い。 「鴨川ホルモー」を読んで、いいなと思った人は必読です。 | ||||
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★3.5個 『鴨川ホルモー』の中で秘密のままだったエピソードの謎が解けて面白い。 ただし純粋に6つの短編小説として鑑賞した場合には、 必ずしもあまり質が高いできばえとはいえないので、 『鴨川ホルモー』マニア限定でおすすめ。 『鴨川ホルモー』をまだ読んでいない方は、まずそちらを読むことをおすすめします。 | ||||
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カバーのイラストをみて>なんか稚拙で嫌ぁな予感はしましたが... なんで『ホルモー』なんでしょうかねぇ。 そりゃぁタイトルが「ホルモー六景」なので、どこが悪いんだと言われれば 期待しすぎた言いがかりといえば言いがかりなのですが... すべての短編が『ホルモー』から起草して、やっつけ仕事に後付けしちゃった感がどうしても否めません。 野生時代にバラで掲載されてた六編の集合体と見なせばこれで合格点なのかなぁ。 確かに前作読んでれば番外編ということでそれなりに面白くも読めるんですが。 「ホルモー」のタイトルがバカ売れしちゃって「鹿おとこ〜」もドラマ化されるし 書かなきゃいけない状態だったことは解りますが、 せっかく面白い構想つかんでるのだから(梶井基次郎編、信長の長持ち編、桂先生のキャラなどなど) ここは切り売り我慢して単独一冊つくれるまで膨らませて欲しかった。 このまま一発屋(二発か)で終わって欲しくない進化期待してあえて☆三つ。 | ||||
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