■スポンサードリンク


眼球堂の殺人 ~The Book~



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

眼球堂の殺人 ~The Book~の評価: 3.28/5点 レビュー 43件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.28pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全43件 41~43 3/3ページ
<<123
No.3:
(3pt)

王道・・・なのか!?

森博嗣、西尾維新などのデビュー作を髣髴とさせるミステリです。

ペダンティックな語り、変てこな建物、個性の強いキャラ、頭のさえる主人公・・・
そして終盤で明かされる大胆なトリック!!

ここまでつまってれば、ミステリファンはおなかいっぱいですよワーイ。

でもねー会話の拙さというか、衒学的なセリフの部分がぎこちなくてちょっと気になるんだなー
肝心要のトリックはおもしろいのにもったいない

シリーズ化するようなので、今後に期待です。
眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス)より
406182872X
No.2:
(3pt)

最後の後日談が評価の分かれ目

山奥,奇妙な建物,孤立,遮断された通信回線,殺されていく参加者,生まれる疑心暗鬼….
このほか,集められた才能に読者への挑戦状と,著者のコメントを借りるならば古式ゆかしき,
意地悪な言い方をすれば,ちょっと目新しさには乏しい,『第47回メフィスト賞』の受賞作です.

これらの舞台,題材らを生かした仕掛けは,それ自体は序盤で予想ができてしまうのですが,
事件の真相やトリックまでを読み切るのは難しく,解決パートでは素直に驚かされるとともに,
かなりの『トンデモ』でありながら,つじつまが合っていく様子は気持ちの良いものがあります.
こうしてみれば,オーソドックスな話運びと奇抜な仕掛け,ほどよいバランスなのかもしれません.

しかし,エピローグ後のさらなる『後日談』については,いささか引っ掛かりを覚えるところで,
残された疑問の一掃はしてくれるものの,あれこれと詰め込み過ぎで,さすにがお腹がいっぱいに.
やり取りが急に小芝居じみ,舞台裏を語るのも,それまでの雰囲気を台無しにしてしまったような….

また,探偵役である主人公をはじめ,天才たちが交わす会話,比喩,地の文まで専門性が高く,
己の知識不足はあるにせよ,それにしても難しく感じられ,ついていけない部分があるのも確か.
『ザ・ブック』の扱いも含め,全体に関わってくるため,知識がないと全ては楽しめないでしょう.

なお,巻末には早くも続刊の告知(13年06月)があり,次も奇妙な建物が舞台となるとのこと.
本作でだいぶ『出してきた』ようにも映りましたので,さらなる『引き出し』に注目したいです.
眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス)より
406182872X
No.1:
(5pt)

メフィスト直系

47回メフィスト賞の本書。

設定や構成から、森博嗣や綾辻行人、西尾維新など、人気ノベルス作家の影響が垣間見えますが、模倣にはならずに、ちゃんと昇華されてます。クオリティ高いですよ

読み慣れてる人ならトリックと結末はなんとなく予想つきますが、それで面白さが損なわれることはないです。
新本格好きは是非とも手にとってみてほしい一作。
文章も端正で読みやすいです。

あと、図面でトリックがネタバレになるから、ぱらぱらめくるのはやめてね!
ってところも古き良き本格っぽくてよい。
星5つなり!
眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス)より
406182872X

スポンサードリンク

  



<<123
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!