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眼球堂の殺人 ~The Book~
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眼球堂の殺人 ~The Book~の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 21~40 2/3ページ
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クローズドサークルミステリです。 建物の図面が随所に使われており、図面を見ながら考えるのが楽しいミステリです。 物理トリックがとても秀逸だと思いました。 いくつか物理トリックがありますが、そのうちの一つは簡単だけれども、 もう一つを自力で見つけるのはセンスがいりますね。難しいです。 答えが判明したときは、「あ~、ここにあったか・・・」と図面の中にありながら気づけなかった悔しさがありました。 しかもそれで終わりではありません。物理トリックを解明して「ハイ、終わり」とならないので、 2度美味しいミステリに仕上がってると思います。 理系ミステリっぽく紹介されてますが、文系の人が読んでも全く問題ありません。 どちらかというと、理論における哲学的側面の蘊蓄が出てくるので、むしろ文系向きと思いました。 トリックがモロに理系だ、というわけではありませんので発想のセンスが良ければ中学生でも解明できると思います。 ただし、通読したあとにまた読み返したくなる要素がそんなに無いのがマイナス点ですね。 まあ著者のデビュー作だし、その辺はしょうがないですね。 ということで星一つマイナスですが、良作ミステリには間違いなし。 追記 ミステリ小説を読みなれている人は、余計なことをせずにさっさと本文を読み始めてください(笑) | ||||
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ここまでアンフェアな状況下での「読者への挑戦状」的な提示は前代未聞www ここまで後出しジャンケンだと笑えるし、バカミス以外の何者でも無い。 意図的かどうかは分かりかねるが中途半端にルビ無しの読みづらい漢字が多いのは、はっきり言ってストレス。 尚且つ、この作者の時制はどんなシチュエーションでも「漸く」の一言で片付けられてしまう語彙力の無さ。一作品で10回以上出て来ると思う。関連事項として「翻す」、「顰める」も多様する傾向があり、これは次作にも言える。 また、登場人物の肩書きをプロットを活かしきれておらず、その肩書きに沿うような人物像を誰一人として描写仕切れていない。 何はともあれ、ジャケットの建築物のデザインと作品中の建築物のデザインが一致していないのがそもそも詐欺。 | ||||
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周木氏のメフィスト省受賞作でデビュー作となる長編ミステリーである。 近年の受賞作としてはいわゆる90年代初頭の新本格系のテイスト直系の作風で、クローズドサークル内の連続殺人に奇抜な眼球をモチーフにした館ものとしての要素も盛り込んでいる。 まあ最初の館の構造トリックは図面を見たら本格好きにはすぐ分かってしまうだろうが、その後のトリックはそれなりに効果を上げている。 エピローグまで懐かしいコテコテの新本格風味である。 今更こんな20年前の作家がやっていたようなことをやることに対しての批判もあるだろうが、敢えてこの王道のパターンを追及していると評価したい。 稚拙なところもあるが、新本格の館ものとしては標準以上の出来である。 | ||||
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少し、いやかなり難しい内容でした。(というか理解できてない)トリックとしてはそんなに特別ではないし、ふーんてな感じだけど、建物の特徴が大きく影響しているので建築マニアには嬉しいです。 謎解きが終わった後、え?と思って読み返してみたが、ちょっと会話が納得いかないかな。 | ||||
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今まで、綾辻行人の館シリーズや、有栖川有栖のアリスシリーズなど、新本格派やそれに連なる作品ばかり選んで読んできましたが、先日たまたま本屋で見つけ、いわゆるクローズドサークルものが大好きな自分としては非常に興味をそそられ、これは買わざるを得ないと思い早速購入しました。 結論としては、非常に面白かったです。初めの辺りでの十和田と藍子の会話が少し冗長だったので多少不安だったのですが、読んでみるとことのほか面白く、読み終えた後は心地よい余韻に浸ることができました。わずかですが叙述トリックも用いられており、そういう点も私好みで良かったです。 また、最近は、クローズドサークルものなのに建物の見取り図などを載せずに、建物の位置関係や部屋の構造を地の文だけで伝えようとしては読者を混乱させ、結果として大失敗してしまうような、文章力において「自信過剰なんじゃない?」としか思えないような作家がたまにいますが、この本の著者である周木氏は、建築の図面から物語が膨らんだと言っている通り非常に丁寧な見取り図をのせてくれており、それを見ながらトリックを考えるという、クローズドサークルものならではの楽しみも味わうことができました。 ただ、これは自分がまだミステリーに浸って間もなく作品の幅を知らないだけなのかもしれないのですが、少し惜しいを思った点があります。それは、藍子の心理描写についてです。以下ネタバレするので注意です。 この話は基本的に藍子の視点から語られ進んでいくのですが、実はこの藍子、作品に名前が出てくるある登場人物と同一人物であることが分かり、事件に大きく関与していたことが最後に分かりました。恥ずかしながらそれに気付けず、だからこその気持ちいいアハ体験をすることができたのですが、だとするとです。彼女は最初から、この後眼球堂で起こることや、他の登場人物話している小難しい専門的会話の内容、建物の構造など、すべてを理解していたということになります。となると、さんざん地の文で、あたかも初めて見たかのような彼女の心理描写をのせたり、専門家同士の会話の内容が分からない的なことを思っていたり、唐突な事件発生に気分が悪くなったりしているといったような描き方は、「正直どうなの?」と思ってしまいます。 たとえば、非常に巧妙に「初めて見たとも、実は知っていたともとれるような書き方」をしているのであれば、まあそれは素晴らしいと思います。というか、そんなことができてるなら相当レベルが高いです。ですが、その館の初心者で、事件において(読者の分身としての役割通り)メンバーの中では最も一般的な反応をしておきながら、実は黒幕の一人で、最後の方にある「犯人である藍子の本心がことさら抑制されている」といった一文で帳尻を合わせてしまおうとするのは、正直雑というか、極端に言うと不公平な気がします。 ただ、そういう手法がごく普通で、過去他の作品でも当たり前のように使われており、自分が知らないだけという可能性もあります。そうであれば、ただ自分が無知なだけなのですが、そうでないなら、ちょっと残念だなとは思います。 もっとも、それ以外は非常に面白かったので、★は4つとさせていただき、レビューを終えたいと思います。 あと、もし今後のシリーズが楽しみで、次の作品の双孔堂の建物の形や展開の一部(というほどでもないわずかな片鱗ですが)をネタバレされたくないと思っている方がいらっしゃるなら、本著の最後にある解説は読まないことをお勧めします。さらっとネタバレされて正直がっかりしましたから。解説はその作品の解説だけしてればいいんです。余計なことはしないでください千街晶之さん。 | ||||
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デビュー作がついに文庫に!! 私はこの作家さんの作品が大好きなので嬉しいです。 細かく改稿がなされていて、ノベルス版と読み比べるのが楽しい。 初めて、あとがきを書いていらっしゃいます。 クールで端正な文章をお楽しみ頂けます。 | ||||
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作者がミステリ道のどこを歩んできたのか、よく分かる。 面白いのは保障します。 | ||||
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主人公が数学者で、ちょっと難しいとは思ったんですが、文章が抜群に上手く、スルスルと読み進められました。 専門的な話題は難解なのですが、それは物語を装飾する要素として楽しめるので、カッコイイからありだと思います。 十和田さんのキャラは、一部の女性にはたまらないデザインなので、「スーツ・白衣・眼鏡・天才・奇人」好きにはお勧めです。 | ||||
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読書家でないにもかかわらず、京極堂みたいに数学(あるいはそれ以外)のウンチクを傾ける十和田。 その他の先生方も事件と無関係に専門知識を披瀝し、明らかに京極さんの影響を受けているものと思われる。 スケールの大きな物理トリックが要となっているが、それ自体はともかく、主題が建築(綾辻さんの影響だろう)、 数学者を探偵役にもってきただけあって、"対称性"がウリとなり、事件と直結しているのがおもしろい。 "眼球堂"という建築物、眼球堂のロケーション、眼球の機能を、そのまま伏線としている周木さんの企みもニクい。 閉じた伏線とでも呼ぶべきか。 ラストは、ある程度、予想できるものの、幕切れがすがすがしい。 ただ、テキストにもあるとおり、建築学は物理学が密接に絡んでくるので、南部先生のあっけない銃殺は、 もったいないと思った。 | ||||
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メフィスト賞で数学者と冠がつけば、当然、読者は、お、第二のもりひろしか(しかも専門は建築などとうやうやしく書いてある!)。その期待を胸に最初の数ページをうやうやしくめくる、読者はたぶんこう思うだろう「なるほど、そうだね、もりひろしほど若くないもんね、でも、がんばってるなぁ」だって、応援したいからだ。それから、読者は頑張って最後まで読み切る、そうしてあなたはそう思うだろう「ふざけるな!」と。おれも思った「ふざけるな!」と。くだらなく、諧謔でも衒学でもなく続く、よくわからない表層的な「専門性ぶったおしゃべり」。さまざまな専門家ぶりをたとえば西尾維新のように天才にするのならばかばかしいが、あくまで自分の脳みその中にとどめるその手腕、さらには、殺人の手法、予想がつくくだらない犯人、いやぁ、絶望的にひどい。僕の読書量的推察からは、たぶん、筆者は、綾辻+森+(京極)=おれすごい、みたいなところをねらったんじゃないかと思うんだけど、安心してほしい、そのとおりだから。うん、あなたはすごいから。いやぁ、びっくりした。ほんとに、すごいね、まじで。 | ||||
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途中で「犯人を当ててください」という形式を採用しているものの、そこに辿り着くまでの不要部分が長い、長すぎる。でも「ここたぶん読まなくていいな」って直感的に分かるあたりは親切なのかも、ということで☆二つ。 他の方もおっしゃってる通り、トリックは他で使われています。 ネタバレになったら申し訳ないですが特にゲームの「かま○た○の夜2」をやった事のある方にはおススメしません。 | ||||
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何人も人が殺されて、助けが来ない建物に閉じ込められているのに「頬を膨らませ」「ため息をついて」「目を三角にして」「苦笑しながら」行動をする女がいるのがおぞましい。さらに別作家の『体育館の殺人』でもあった、「はんほほひははらんほほひはお」「ちゃんと食べてから喋ってください」という読むからにおぞましいやりとりはライトノベル作家の間で流行っているのだろうか? メイントリックだが、まさかアレではないよな、まさか…だってアレを使ったトリックは知っているだけでも前例が四作品あるし…と読み進めると、終盤「山の上に○○があるんですよ」というセリフが。決定打か!と思うも、気の利いたジョークの一種だろうと言い聞かせ、謎解き部分を読む。……アレを使ったトリックでした。作者がアレを使った作品を知らないという可能性はまあ、薄いながらもあるが、編集部はなぜ「そのトリックならとっくの昔に色んな作品で使われてますよ」と指摘しなかったのか?おぞましい。 『新人の作品、めちゃくちゃ未熟で面白くない』確率が、変動して、98%から99.7%にハネ上がりました。もう二度と新人の作品は読まない。 | ||||
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『眼球堂の殺人 ~The Book~』は、周木律が2013年に発表した第47回メフィスト賞受賞作だ。 最近のメフィスト賞受賞作だと、北夏輝『恋都の狐さん』が恋愛小説、高田大介『図書館の魔女』がファンタジー、近本洋一『愛の徴(しるし) 天国の方角』がSFと、いずれもミステリ要素が低いようで食指はそそられなかった。 そんな中、本作は天祢涼『キョウカンカク』以来の本格ミステリ要素の強い作品だと思われ手にとった。 あらすじを書くと、天才建築家が設計した奇矯な建物に各界の天才たちが招かれ、閉鎖状況となった建物で起こる連続殺人事件を探偵役が解くという典型的なクローズド・サークルものである。 『謎解きはディナーのあとで』や『ビブリア古書堂の事件手帖』のヒット以降、二匹目のドジョウを狙ったようなユーモア・ミステリやライトノベル+日常の謎の作品が増えている。1990年前後の新本格初期にたくさん書かれたクローズド・サークルものの新作は少なく(近年だと米澤穂信『インシテミル』、古野まほろ『群衆リドル』ぐらいか)、そういった作品を愛するひとりとしては、それだけで楽しく読めた。 しかし、他のレビュアーも指摘しているように、綾辻行人「館シリーズ」や森博嗣「S&Mシリーズ」の影響が色濃いのも確かで、「二番煎じ」や「劣化コピー」と言われても仕方がない。そんな中、作者のオリジナリティが強く感じられるのは、数学に関する蘊蓄だ。数学が苦手なので上滑りしてしまうというレビューも見かけたが、個人的には作者が好きで書いているのがわかり好ましく感じた。 決して傑作ではないが、今現在書き手が少ないジャンルであり、その愛好者であれば手にとってみるのもいいだろう。 | ||||
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森博嗣などに変わる新たな作家になるかもしれませんね。 ミステリーは沢山読むけれど、ネタバレはしませんが面白かったです。 | ||||
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平成も25年を過ぎた今、このようなスタイルのミステリを世に問う意味は?というのが正直なところだ。 たしかに、間違いなく本格ミステリに分類されるし、いわゆる理系ミステリ方面の作品ともいえるかもしれない。 しかし、このキャラクター設定やトリックに、著者のミステリ作家としての資質をどう見いだせば良いのだろうか、と考えてしまう。 すなわち、すべてに既視感がある、という作品なのだ。 典型的なクローズド・サークルものであり、それは私も嫌いではない。 限定された登場人物でフーダニットのストーリーが進行するのも、悪くはない。 しかしである。 謎の解明で展開されるロジックと、謎の元となる物理トリックには、目を覆ってしまう。 しかも、主人公のキャラ設定は、どうしてもあのテレビドラマに被って見える。 これは、本作の価値を大きく損ねるものだ。 というように、辛口の評価ではあるが、著者の本格ミステリに対する姿勢は評価したい。 たしかに、今、この風合いのミステリを書く作家はいない。 ただし、著者には、いない理由をもうちょっと理解してもらいたい。 つまり、この手の作風が、今、どのくらい要求されているのかということである。 | ||||
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第47回メフィスト賞受賞作。 メフィスト賞らしいちょっと癖のある本格。奇妙な建築物とそこに集まった天才たち、とこれらの要素を見ていくと、本人が影響を受けた、として挙げている森博嗣や綾辻行人の作品に通じるものがちらほらと見られる。その点、非常にもったいないと感じてしまう。メフィスト賞というと、独特の世界、強烈な個性といった一癖も二癖もある作品が多い印象を受けるが、その「癖」の部分がやや弱い、というかどこかで見たことのある「癖」に思えてしまう。伏線の回収んしかただとか、森博嗣、あるいは綾辻行人の流派の作品として非常にきれいにまとまった作品ではあると思うが、それ以上とはいいづらい。次作以降、どこまで逸脱できるか、期待したい。 | ||||
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本格ミステリで見取り図が付いていればそれだけでわくわくしてしまう、という人は読まなきゃ損だと思います。 すらすら読める文章だけど所々「ん?」とひっかかる場所があるなと思ったら最後に皆解決してくれて快哉を叫びました。 探偵役の変人数学者以外の人物の描写がとても薄いことや動機は二の次な感じ、 そして倫理的な疑問が残ることを合わせて☆1つマイナスにしました。 でも、何より読み終わった後いつまでも眼球堂の世界から現実に戻れなかった感覚こそ、この作品が楽しかった証拠です。 | ||||
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良くも悪くも本格ものです。 内容的には面白く読む事はできましたが、天才が天才としての能力を発揮していない様な気がします。それは続編で徐々に頭角を表すのかもしれないので現時点での感想としては保留です。折角魅力的な人物設定なのですからその人物たちに多いに動いて欲しいです。 夏の新刊を楽しみにしてます。 | ||||
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過去のメフィスト作品や講談社の本格と言われる作品の二番煎じ的な作品。ほぼ目新しさもないし典型的な登場人物、トリックを成立させるためだけの様々なご都合主義的な設定。このジャンルが好きでない人には馬鹿馬鹿しい物語です。あと、天才を扱っていながら凡人のような振る舞いしか描けていないのも違和感がありました。 とは言えこの手の作品が好きな人はそれなりに楽しめます、展開がある程度分かっているのに毎週水戸黄門を見るようなもんです。他人から馬鹿馬鹿しいといわれようが見たい(読みたい)んです! それらを踏まえてもいくつか文句言いたいこともありますがデビュー作だしこのジャンルの新作が今のところ多いわけではないから許容範囲で十分楽しめました(個人的に)。 それでも痛いかなと思うのは価格が高めなこと。最低でも千円以下にしてもらいたかった。それなら★三つにしました。 | ||||
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最近のメフィスト賞受賞作の中では、頭ひとつ抜きん出ていたかなという印象。 「不可能犯罪」が好きな本格マニアなら、ふつうに楽しめるはずです。 ただ、序盤〜中盤はいい感じだったのですが、解決に向かうにつれてだんだん微妙に。 どうしてもトリックの「いまいち感」は拭えません。 (ネタバレになるので詳しくは書けませんが) 細かい突っ込みどころを残しすぎなのと、 仕掛けの必然性があまり感じられなかったのと。 トリック以外の点においては、良と可の中間といったところでしょうか。 厳しいことを言うと、薀蓄の中途半端さが気になりました。 「理系っぽさ」を着飾っているだけのように感じられて、理系読者としては正直物足りなかったです。 (まあ森博嗣と比べてしまうと、大抵のものは色褪せてしまうのですが) 全体的に(デビュー時の歌野晶午を彷彿とさせる)荒削りな作品だったので、次回作に期待します。 | ||||
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